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ご感想ありがとうございました。
どうも困惑させてしまった感じのほうが強いようで恐縮です。
今回投稿の物は一旦置いておいたほうが良さそうです。もう少し考えて投稿しないと駄目みたいです。
この度も丁寧な評を頂き、ありがとうございました。世代によって感じ方が違う、ということがとても興味深かったです。自分としては長めの詩だと思うのですが、最後まで読んで頂けて良かったホッとしております。
アドバイスはとても参考になります。引き続きよろしくお願いします。
島様、この度は「いや、なんでもないよ」に感想をいただきましてありがとうございました。
ご指摘にあったように、気に入ったフレーズだったので、もう一回使っちゃおうかなと思ってしまいました。
フレーズを引き立たせるために一回にとどめておく、次はこれも意識して作ってみたいと思います。
またよろしくお願い致します。
ありがとうございました。
三浦様、「摩耗」への評をしていただきありがとうございました。
佳作との評価ありがとうございます。嬉しいです。
意味不明だとバッサリ切られるかも…と思いながら投稿したので、こんなに丁寧で温かい評をいただけると思わず、とても感謝しております。
またよろしくお願い致します。
ありがとうございました。
この度は私の詩の「あなたの記憶は」に丁寧な評をいただき、ありがとうございます。
秀作との評をいただき、たいへん嬉しく思います。
今回もまた、前提となるところが抜けていました。まだまだ考えが足りないようです。
タイトルを詩の着地点に置くこと、
まず具象から抽象に繋げること。
たいへん勉強になりました。
今後とも宜しくお願い致します。
最低気温がかなり下がってきたので、
夜中起きてる人は風邪ひかんように、あったかくして下さいね。
電気代、ガス代上がってるけど、暖房をケチることは難しい・・・。
●朝霧綾めさん「やさしい言葉」
良いこと言うねえー
ホントは、やさしい言葉、いやな言葉って、表面なんだよね。
相手の真意が、善意か悪意か無関心か、何を元に出てきてる言葉なのか、そこを聞き分けられることが理想だよね。
そして、相手を思う気持ちで、時にキビシイ言葉も自分が言える。また相手もそれを理解できる関係が、生まれるといいね。
順番にいくと、
まず序盤の、引き出しから手紙を出して、古いほうから新しいほうまで読み、その時代ごとの自分を思い浮かべるってとこがいいし、そこ、よく書けてると思います。
そして手紙が現在の日付のものまで来て、現実は、子供の頃思ってたように、甘くはないことを知ります。
まず、ここまでの下りが良いですね。
そして、次に、手紙と会話の違い。あんなに喧嘩してても、あんなに叱られていても、手紙ではやさしい言葉しかない違いにテーマが移っていきます。
そして手紙でキビシイことを書くという難しさに話が至ります。
後ろから2連目なんですが、
「できるだろうか」の意味が、ちょっとややこしいのです。どっちの意味かわからないんです。
①
やさしい言葉を
贈ってくる人たちには
できるだろうか
相手を想う気持ちから
たとえ厳しい言葉でも
自分の言いたいことを 言えるだろうか
②
いつか
やさしくない言葉を
贈りあえるような相手が
私にもできるだろうか
私は
相手を想う気持ちから
たとえ厳しい言葉でも
自分の言いたいことを 言えるだろうか
あるいは、このどちらでもないかもしれません。まだ第③の意味があるかも。
基本的にこの連の後半て、自分ができるだろうかの能動で書いているのに、連の前半の方は受け身で書いてあるところから、ややこしいんです。そこ、丁寧に書いた方がいいです。
引っ掛かったのはそこだけですね。ラストの2連はステキだと思います。
これ、文字の性質のことを語ってる点で、詩のテーマとしても合うんですよね。そこもプラスオンの評価として、合計で名作と致しましょう。先程指摘の後ろから3連目だけ一考しておいて下さい。
うーーむ、毎回しっかり書いてきて、グッドです。そろそろバーを上げないといけないな(評価のハードルのことです)。
●江里川 丘砥さん「無常の風」
最近、身近な人が亡くなったんですね。
死はいずれ誰にもやってくるものだと、アタマではわかっているのだけど、身近な人、大切な人が亡くなると、感情は爆発する。理性、知性では押さえられないもの、哀しみの方が勝るもの、そのような方向性から描いてくれているように思いました。
水を差すようなことを言ってゴメンだけど、そんなに近しい人でもなかったのか、具体的な思い出みたいなものが出て来ないんですよね。例えば会社の同僚の一人とかで、プライベートにまで立ち入っていない仲の人とか、あるいは友達でも10年程も会ってない人となると、そこ書くことが難しいんで仕方のないとこです。
また逆に、実際に近しい人であったならば、やはり何か、具体的な思い出のような部分が欲しかったと思います。
いい詩なんですけど、読んでて、涙が出るとこまで深まらなかったなあと思うのは、たぶんそのへんのせいかなと思いました。
初連。7連の「来る」との連係を考えてるかもしれませんけど、そこは似た言葉であればそこまで考えなくていいと思うので、初連の「来る」は → 「訪れる」にしましょう。
私、2連とてもいいなあと思った。また3連の感慨のリアル、自分のポジションを考える4連もいいと思いました。
7連から8連なんですが、7連がちょっと書いてあることを考えなきゃいけない7連なので、やっぱり4行目で切ったほうがいいと思います。7連5行目の分も8連に回して、
いずれ私にも吹く風が
先にあなたに吹いた
いずれ誰にも来る時が
あなたには今日だった
それだけのこと
それだけのことなのに
とてつもない大きさに膨らんで
一瞬で全てを変えてゆく
こんな感じの方がいいかなと思います。
9連は、6行目なんですが、ここ本当は「喪失感」なんですよね。喪失感を喪失と変えてみてるんですけど、喪失は無くなっていくことなので、溢れたり、大きくなる回りの言葉と相容れないので、ちょっとマズイと思う。
前後で盛り上げてくれているので、そこはフツウに、
止めどなく溢れて
でいいと思います。
次の10連(後ろから2連目)なんですが、すみません、ここの連、私、なに書いてるのが意味わかりません。もうちょっと噛み砕いた言い方にして下さい。
終連。ラスト2行は、
いつかまた
会える日まで
こっちの方がいいかなと思う。
すみません、あちこち触ってしまって。でもあっちもこっちも、惜しいな、と思う箇所多くて、つい。
以上、一考して頂く条件で、秀作プラスとしましょう。
いま一歩、トドメとならないのは、最初に言った具体的部分のないせいかと思います。
でも、いい詩です。むしろ亡くなった人よりも、それを受けとめるあなたの在り方のほうが読みどころとなっている詩だと思う。
身近な人の死を、どう受けとめるかの示唆がある。
●水野 耕助さん「(仮)付きの人生を生きて」
お、文筆力が上がりましたね。
文体がキレイになりました。
特に1~5連はパーフェクトですね。
思考の深さと文字表現がピタリ合ってます。
また、今回、(仮)のアイデアもおもしろかったです。
秀作を。
これでいちおう出来上がってはいるので、このままでもいいのはいいんですが、
欲をいえば、中盤ですね。
「幼い頃に」の連と「取り戻すことのできぬ」の連のところ、話がちょっとアバウトで、ぼやっとしか想像のつかないものになってるんで、あと一歩踏み込むというか、もうちょっと何か具現化したものを掴める感じに書けたらベターですね。
ラストの2連は、このままでOKですので、希望は中盤です。
でも、文筆力は上がったと思います。もしかしたら、人生を歩む力も。
●hikikoさん「アルカナ」
えーーと、hikikoさんは8月参加以来、よく投稿して下さってますが、私の担当日へは初めてみたいですね。なので、初回になるので今回は感想のみとさせて頂きます。
ごめんなさい。必要なことは詩の上で表現するか、詩の上に置きにくければ、最後に注釈をつけて頂くかして、あくまで詩の上で解決して欲しいという気持ちもあって、ツイッターの方は見てませんが、
こちらの詩は、タイトルでちゃんと「アルカナ」と置いてくれているので、タロットカードの大アルカナ22枚の話をしてるんだということは辿れました。
この詩はタロットカードへの誘い、もしくはタロットカードを楽しんでいるという詩ですね。
タロットカードは、まずもってあの独特の絵柄で、人を惹き付けるものがありますし、歴史があるものなので、いにしえからの示唆のような、歴史の重みのようなものも感じさせてくれます。思うに、どれほどの長きに渡って、人を誘惑することでしょう。ある意味、不朽の名作ですね。
作品なんですが、書く時に、まずもって自分がどのポジションから書くのか、ということは定めた方がいいですね。
これ、基本的にタロットカードの利用者サイドの立場で書かれてる詩だと思うんです。「道を教えてくれる」「心に語り掛けてくれる」は、はっきり利用者サイドの言葉ですし、全体的にそちらの立場で、ワクワクの楽しみを書かれてると思う。
でも、初行は違うと思うんです。これはタロットカード側の立場で書いてる行です。「私」はタロットカードですよね? でも後ろから2行目の「私」は、利用者である「私」です。どちらも「私」で書いてるけど、両者は別物です。こういうミスは避けないといけないです。
解決策としては、1行目はタロットカードからの声ということで「 」をつけましょう。それと、2行目と3行目というのは、「タロットカード視線」から、「自分視線」に切り替わる、「切り替わりポイント」になる行として一体の行ですから、切り離しちゃダメですね。
なので、出だしは、
「あなた達に私は導かれる」
22の表と22の裏を繋ぎ合わせて
示されるものは幸か不幸か
こんな感じの方が良いと思いますというか、「切り替わりポイント」として用を成すと思います。
参考にして下さい。
hikikoさんは、まるっきりの初めてでなく、他の担当日に結構書いてくれてる人なので、ちょっと濃い目に語りました。いろんな題材に目を向ける姿勢はいいと思います。
楽しいことを見つけることが上手な人は、人生を歩む巧者だと思います。
●秋冬さん「夫婦」
あ、私、初見で、最初の方読んだ時、1~2連でもう、その疑いを感じ、8連目の「夫は/怒鳴られても/表情は優しく」の詩行のところで、ああ、奥さん認知症なんだと確信を持ちました。こういう状態の人を見た時に、一番先に何を思うかってところが、たぶん私と秋冬さんとの世代の違いなんだと思います。
こういう症状のタイプになる人、時々いるんですよねえー 何十人に一人くらいの確率かしら? よもや、このセリフが、元はダンナさんの方が言ってたセリフだとは思いもよりませんでしたけどね。
ついては、後ろから3~4連目ですが、過去形ではなく、現在形にするのもアリかと思います。
夫は
過去に
懺悔をしているのだ
言い返せないのではなくて
すべて受け入れている
ということか
案ですが。
あと11連、「セルフレジで」は、あとの方がいいと思います。先頭だと前の連の老婆に係ってるのかなと、見えてしまうので、
あんな風には
なりたくない
と思いながら
セルフレジで
マイバッグに
黙々と詰める
私はこっちの方がいいと思いますが、判断はお任せします。
気になったのは以上ですね。
テクニックが上がってますなあー まずそこに感心。
また、私と秋冬さんは年代が少し違うわけですが、年代ごとに夫婦について考えるポジションが少しずつ違っていて、そこがおもしろいなと思って読みました。
でも奥さんも、近所の認知症の家庭に意識が及んでいるし、秋冬さんも「認知症」と聞いて、ああそうかとわかる年代ではあるわけです。これがもっと若い夫婦だと、これだけの会話ではわからないわけです。
我が事ではないけど、感心もって見ている世代と言いますか、そろそろ親の介護が始まっている人もいるであろう世代の夫婦の会話って感じがしました。おもしろいですね。
またテクもそうですが、しっかり書き切ってるとこがいいし、これ150行くらいの大作で、崩れずきちんと構成も取ってきました。名作あげましょう。
●理蝶さん「いや、なんでもないよ」
ふーーん、なかなか上手ですねえー
「ごめんね」について
なぜそんなことを
言いたくなるのか
僕にもわからない
と言いながら、後ろで、それが何物なのかを探るようにアプローチするところがいいです。ここが深いとこですね。
そこなんですが、
僕の心は冷えた操縦桿を
握っている
のフレーズがすごくステキなんで、穢したくない。これ、1回だけの方が引き立ちます。
そこは、
僕の心は冷えた操縦桿を
握っている
それもとびきりきつく
夜道に怯える幼子が
親の服に縋るように
身構えているんだ
錆び付いて重い喜怒や哀楽
どのあわいに居ても
そこからすぐ抜け出せるように
こんな感じはどうですか?
気になったのはそこだけですね。ステキなフレーズがもったいないと思ったので。
あと、
思索はその突起を
みるみる伸ばし
心の内へ
外の通りへ
向かってゆく
の詩行
あまりに地に足のついた
君の話は少し退屈
の詩行も、表現上手でしたし、
君のコーヒーの話で、前と後ろを挟む構成も上手でした。
理蝶さんは、私は初めてなので、今回感想のみになりますが、この詩はマルですね。
かなり書いてらっしゃる方とお見受けしました。とても上手ですね。
余談ですが、とりあえず、相槌うって彼女の機嫌が良かったなら、それで一つ役には立ってると思いますけどね。本当はその長い名のコーヒーじゃなくて、「しゃべることが、ごちそう」なんです。彼女にとって。
●荻座利守さん「あなたの記憶は」
言うと、言葉の意味はわかるんですが、目的がぼんやりしてるんです。
誰に伝えたかったのか、あるいは話のトータルとして、何を目的にこの話が始まっているのか、そこのところをタイトルに置いた方がいいです。詩行の一文を抜いたようなタイトルではなくて。
「人」なのか「事柄」なのかは、わかりませんが、スタートとするところ、もしくは着地目標とするところを、なんら示されることなく、真ん中の思考だけを聞かされるので、読む方としては空を掴む感じになります。
だから、それを補う意味で、スタートないし着地とするところを、この詩の場合に、タイトルに置くべきですね。その意味で、この詩の欠点はタイトルだと思います。
いうと、本文だけでは空を掴んでるのに、その本文の1行をタイトルに持ってこられても、なんの解決にもなってない、という感じの現行タイトルなんです。
それと、思考部分というのは、どうしても抽象的表現になってしまう部分ですので、題材を抽象的なものに置かないことが賢明です。抽象から抽象で、全部が抽象で終わってしまいますから。むしろ題材は具象的なものの方がよく、その方が抽象と具象を繋いでくれます。要は、どこかで具象と繋ぐこと、具象とセンが繋がってることが大事なんですよ。抽象だけで全部完結してしまうのは禁物です。
なんていうか具体的なものを、思考で抽象展開する方が醍醐味なのであり、そこを荻座利守さんにも望みたいところですね。
それにしても、この詩の「あなた」って、どのくらい未来の子供に向けて言ってるんでしょうね。そこはちょっと、想像を超える遠大さでしたが。
また、楽しいことではなく、「辛い記憶と苦しみ」「涙の跡形」など、つらい方のことばかり言っているのは、なにか特定のことを指しているからなんですかね?
もしかしたら、そのあたりの理由に、この詩がテーマとしてる本当の事があるのかもしれません。そこがトータルの着地点と繋がるのなら、そこが欲しかったとこですね。
あるいは前回同様、最初の前提となるところがまた抜けてしまっているのか。
うーーん、記憶がどう伝わるものかってとこはいいんですが、この話が結局なにを目的に話しているのか。あるいは何をきっかけとしてこの話が始まったのかってとこは全く霧の中ですね。詩中の「あなた」に言いたいことがもっと具体的に何かありそうに思うんですが、そこを具象のヒントとして、詩の中にセットして欲しいわけですが。
以上、一考してみて下さい。今回は秀作にとどめます。
●かなまさん「ブルーマン」
最後の1行なんですが、
大きな口でブルーと一緒に笑う宇宙人
この1行の中で、「宇宙人」が即ちブルーマンのことですから、「~と一緒に」の「ブルー」の方は、ブルーマンのことではない。思うに、これは、「ブルーな気分と一緒に」くらいの意味ですかね? それとも、1行目にある全身がブルー色なので、笑うと青い色が笑ってるように見える、という意の「ブルー」ですかね?
ここだけちょっと意味が取りにくかったです。もうちょい工夫された方がいいかもしれません。
あとはおもしろいと思います。
要は失恋したってことでしょうけど、宇宙人に描いてるブルーマンは、実は自分の内にある感情の分身のようでもあります。宇宙レベルで奇想天外な出来事に描かれていて楽しめますが、反面で、ブルーマンへの語りかけは、自分で自分を慰めているようにも読めます。そこが良いです。そこが詩ですね。
ブルーな気分の自分の分身、ブルーマン。
おもしろい詩だと思います。かなまさんは私は初めてなので、今回感想のみになりですが、この詩はマルですね。
あと1点あります。
「一光年」は時間の尺度ではなく、距離の尺度ですから、「一度」はおかしいです。そこ、間違ってると言っておきます。
そこは、「一光年に一人の」で、いいんじゃないかなと思います。
●エイジさん「山」
うむ、努力賞ですね。エイジさんなりに一所懸命書いてるのはわかるから、秀作を。
「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし」とか、「人生は山あり谷あり」とか、こうしたものに、人生はよく喩えられます。それだけで終わるとありがちなところで終わってしまうので、そこに自分の味をどれだけ乗せられるか、なんですよね。
この詩の場合のそれは、山の次にまた山がある。どんどん山が出てくるって設定のところでしょうか。
この詩の一番残念なところは、「架空の山」感が強いとこですね。山の特徴や質感、足場の変化など、リアル感に欠けるのが、寂しいです。
言うと「架空の山」感が強いから、最初から比喩のために置いてる山だっていうのが、見え見えになってしまうんですよ。そこが残念なところです。本当の山は、山ごとに表情ってもんがありますのでね。一つ目の山だけでいいので、山の表情を捉えたものを書いて欲しかったという感じです。そこに、自分が苦心して登る様子を乗せたら、もっと前3分の2くらいが生きたものになったんじゃないかなと思います。
それと、ちょっと気になったのが、
最後は死という名の
越えられない山に
僕は突き当るのだ
それがいつなのか
足元で確かめながら
これって、確かめられるものなんですかね? フツウはぼんやりと先の方にあるって感じのものだと思うんですが、もしエイジさんの場合に、確かめるような何か特別な事があるなら、そここそ書いた方がいいですね。
●viciousさん「月食」
viciousさんは私は初めてなので、今回感想のみになりますが、
初連では女神ルーナの、神話的な神秘性。対して3連の「追いかけても歩幅は合わない」天体としての「月」と地上の「人間」との憧れる関係性。
その2つのイマジネーションを重ねるところが、私は一番良かったです。
私はこの詩、その2つの重ねに徹してもらった方が良かったかな、と思いました。
4連、5連は、また別のものを持ってきた感じ。それも1~3連の流れを踏まえた続きのものではなくて、全く別のものへと、話自体が移行してしまった感じがしました。
手が届かないから良い、女神の神秘性みたいなものが、4連、5連ではすっかり死んでますからね。別の話に変わってしまった感じです。
逆にもし4連、5連を書きたいのだったら、初連はいらないでしょうね。両者は共存できない感じです。どっちかにしてもらった方がいいと思います。
いずれにせよ、1つの限られたサイズの詩に、あれもこれもと盛りだくさんに押し込みすぎの感なので、そこを整理してもらったら良い詩になると思います。
あ、でも、私はこの詩の1連、3連は好きだったですよ。ある程度書かれてる人なのか、文体自体も悪くないです。
●妻咲邦香さん「ベテラン」
私の家も古いので、こまごまと修理しないといけないことが時々起こります。これくらいのことと思うのだけど、できないことあったり、できたとしても仕上げりが汚かったりで、おれって不器用だなあーと思うこと、しばしばです。ベテランになっても不器用は直りませんな。
と、初連は共感しつつ読み。2連の「景色こそがベテランだ」の言葉も然りですね。
また2連、
枯れ草を焼いて、灰を畑に鋤き込む
まだ足りないが今日はここまでだ
これはなかなか慣れた人にしかできない事をしてるな、と。サラリと書いてるけど、これ書ける人は少ないなと思いました。案外とここ、ベテランのワザに思うけど。
3連、「考えることはおいてはベテランだ」、もとても良くて、どっちかというと、「来客」のために使わないで、終連のキメに持ってきてもいいようなセリフだなと思いました。
1~3連はグッドなんです。
で、よくわからんのが4連で、4連のなにが「欺いて」るんだろうというのがわからない。
1~3連はね、基本的に「ベテラン=自分」でしゃべってるんですよ。ただ景色には勝てないということで、2連のそこだけは「ベテラン」を景色に譲ってるんですが、特に断りがない限りにおいては、「ベテラン=自分」でずっとしゃべってるんですよ。
で、その流れでもって、4連のベテランを「=自分」と読んでしまうと、「自分(作者)が4連でいま何を欺いたのかしら?」となって、わけわからなくなるのです。
おそらく4連の「ベテラン」は、なんの断りもなかったけど、自分ではなく、「蛙」の方に行ってるんでしょうね。作者は「蛙=ベテラン」のつもりで書いてるんでしょう。
そこはホントは、基本ポジションの「自分」から主語移動があるので、ちょっとひとこと入れるべきなんですよね。
冬眠前の蛙が一際高く鳴いている
最後の一鳴きか
どうせ明日も鳴くだろうことはわかっている
やつはベテランだ
ベテランは欺くことにかけては天才なのだ
やつらの目を見るといい
(以下、略)
こんなふうに、「ベテラン」の意が、(私から)「蛙」の方に主語チェンジしたのを1回、見せた方が、断然親切ですよ。
一考してみて下さい。
それと、
友との便りも途切れがちで
は、それ1行だけ浮いてるから、いらない感じがするけどなあ。
どうしても入れたければ、「──で」で続けないて、2行目まで持っていって、2行目に終止形で、その話は終わらせた方がいいと思います。つまるところ、それ、どこにも繋がってないから。
この詩、「ベテラン」という言葉で、人生の在り方や、人生に長じることに思いが至っているわけですが、自然に学ぶところが多くて、そこが良かったところです。秀作を。
―― 夢しかない中で窒息してしまいそうな時に ――
流れる十月の空気だけが止まった陽の中で
恋人の甘えのように絡みつく
蒼ざめた身体を両手で抱きしめ
内に潜む震えに身を摺り寄せる
秋にしてはやけに暖かな風が
死に絶えた夏の亡骸を弄ぶ
夏の忘れ物のようなこの風が
私達の間をすり抜ける
迷路の中で行く先を見失い
子猫のようにただ泣いていた
それでも、胸には夏の陽が潜み
良く分からない想いをただ吐き出していた
そして、いつも教室の開け放たれたドアの向こうを、見続けていた
夢の向こう側にあるものを、見続けていた
この度は私の詩の「張りぼての牛」に丁寧な評をいただき、ありがとうございます。
佳作との評をいただき、たいへん嬉しく思います。
造られたものがすぐに陳腐化し、あるいは意図的に、計画的に陳腐化されて、次々と新しいものに買い換えられてゆく。そうしないと経済が回らない、そんな世の中をみ見て、この詩を書きました。
そのようなシステムのもとでは、いずれは、ものを造る造り手もまた消耗して、次々と取り換えられてしまうのではないかとも思います。
そんな社会にならないことを願っています。
今後とも宜しくお願い致します。
都合により、お先に失礼致します。
1 cofumiさん 「鏡」 10/21
鏡というのも詩になりますよねー。鏡を見ることは自分を見ることなので、ひとつのバロメーターになるでしょう。いい発想です。これは鏡の独白という形を取った、(詩の上での)今の自己周辺です。擬人化という点では、ありがちな範疇ですが、これ、おもしろいと思います。他の読み手さん用に書くと「君=自分」 「僕=鏡」。ここまで書いて来て思い出したんだけど、自分のことを「私」と書かず、全て「あなた」で押し通した小説がありました。感覚としてはそれに近い。プラス、ここでは鏡が介在しているのが、その小説より興味深いのです。この人は今意気消沈しているようですが、鏡はいい時も知っている。だからこそ「不幸じゃなくて幸せを味わっている」「幸せの味は甘さも酸っぱさも辛さもある」という主旨の励ましと言えるのでしょう。いい鏡をお持ちです。この詩は終連が一番良いです。「歯が好き」「歯を見せてくれ」は、すなわち「笑顔を見せてくれ」の励ましでしょう。もしかするとこの詩は終連のためにあるのかもしれない。(ガンバレ、俺)みたいな詩でしょう。
読んでいて、どんな鏡かが割と気になりました。ずっと昔からあるようだし、洗面所にあるようなものか、行動も見ているようなので、姿見のような大きな物か?などです。もうひとつ印象深いのは、”鏡と一生付き合う”女性でなく、この詩は男性である点、けっこう肝かもしれない。佳作を。
アフターアワーズ。
この詩で歯が出て来るのはおもしろいです。大昔「芸能人は歯がいのち!」ってCMがあったけど、なるほど、顔のパーツで眼の次に大事なのは案外、歯かもしれない。僕自身は、鏡は、とんと見ませんねえ。
2 妻咲邦香さん 「ダメージジーンズ」 10/21
わかる部分から書きます。「好きだと言うよ」以降です。ここは明らかに相手のいることですね。ここは額面通りに読んで行っていいでしょう。終連は、ここだけは反語的心情があるように思われます。
逆の心理が隠されているような。
日本語「いかした=憎い、特に仲の良い友人=悪友」 英語「凄くいい=BAD」 みたいな―。
問題はその前なんです。 まず「ダメージジーンズ」をイメージしてみます。
「長年はき古してくたびれたもの、擦り切れたり傷ついたり穴が空いたり」
でも手放せない。逆にそれが愛着になったり、自分の履歴になったり、積極的にお洒落の要素になる場合がジーンズにはあって、けっこう若者はそういうのを楽しんでる。それを自分の持つ何かとダブルイメージしているのではないか?わずかにそんな推測は成り立ちそうですが、よくはわかりません。以前だと何がしかの手掛かりがあるんですが、今回は見つからない。心地よいわからなさとも違う気がします。従って評価はパスさせてください。
3 麻月更紗さん 「秋の嵐」 10/22
少女趣味的なことを書いてしまうと、夜を込めて降った雨があがった早朝、その匂いのようなものが僕は好きなんです(昔、資生堂のCMにそんな雰囲気のものがあって、それ以来かもしれない)。この初連によって、僕の好みは満たされたような気がしています。「物干し竿に水滴」―このデティールが、またいいじゃありませんか。嵐が過ぎ去ったのを境にめっきり秋めいた、というのはけっこう世間でも感知されるのですが、この詩は文によって、それを感じさせてくれます。この詩を少し深読みするならば、台風が置き去って行ったもの、連れ去っていったもの、といったところでしょうか。
きれいで静かな詩なんですが、僕自身はちょっと物足りなさも感じたわけです。前述「物干し~」云々のようなアイテムが後半にもうひとつくらいあってもいい気がするし、終連の気分も軽く掘り下げてもいいかも。そんなわけで、佳作僅かに半歩前で。
4 エイジさん 「ガットギターの孤独」 10/22
佳作です。小サイズながら、その中で二人は大変良いものを共有している。それが詩文に乗って
味わい深く表現されました。いつもより一歩深いです。ぜひこのフィーリングをキープテンポしてください。端的に言うと、孤独のありようで、それはそれぞれの孤独であるわけですが、生ギターの音色で埋め合わせていく。それは癒しにも近づきそうです。ここにあるのは「弾くことによって埋める」と「聴くことによって埋める」のふたつの心の作用です。音楽の究極と言えます。それが収束としての終連でしょう。どういった音色かも、おのずと想像がつくような雰囲気です。「包むがいい(~~するがいい のパターン)―この表現、ニュアンス、いいですね。「ガットギター」という名称は久しぶりに聞いて新鮮でした。この詩の場面・表情は、ノンフィクションに近いのかもしれない。
「君」は製作者であり演奏者。
アフターアワーズ。
調べたことを書きます。ガット(GUT)はもともと羊や豚の腸から作った糸だそうです。現在は概ねナイロン弦が主流のようです。スチール絃より暖かみのある音がしますよね。この詩を読んで思い出したのはTVドキュメンタリーで小さな生ギター工房を取材したものでした。そこの主人も制作者兼演奏者でした。場所は失念。長野県だったか?あの辺りは空気澄んでるから木工楽器にはいいのかもしれない。個人趣味で言うと、ガットギターでシンプルなボサノヴァでも聴きたいですね(小野リサあたりか?)。
5 荻座利守さん 「張りぼての牛」 10/23
「取りつく島がない」とはよく使う慣用句ですが、この詩には「張りぼての牛」という取りつく島がある。
何が言いたいかというと、タイトルの牛という具体的なーあるいは形而下的な―取りつく島(対象)をはっきりと設けるのは荻座さんにおいて、やや珍しいと思ったからです。もうひとつは、タイトルにある牛のことです。実際に街中で見たのでしょうね。焼肉屋さんでもあったのかな?普通の人は「何だ、あれ、間抜けだなあ~」で通り過ぎることでしょう。その種のものを“島”にすることによって、詩上、気高いレベルの思想にまで持ち上げてしまう。ここに荻座さんの持つ詩的マジックがあるでしょう。
ここで詩と対象を仲介するのは「つくも神」。はい、これも調べました。簡単に言うと年月を経た道具に宿る精霊、とありました。この概念がこの詩の核になります。牛を起点として人と物の普遍へと迫ろうとしています。それが荻座さんにしてはショートサイズの中で行われている事に意義がある。結局、こういった概念は人が物に込めた愛情を幻想の上に具現化したもので、たとえば一流職人が入魂して造った物品など、そんな気配に溢れています。この詩はそういった風情が失われていく現在を嘆いているのか、それとも科学的にそんなものはそもそも存在しないことを思って悔やんでいるのか、おそらく両方の意味が込められているように思います。人が物を造る行為は責務、矜持、心身の消耗を伴います。いっぽう造られた物は新鮮から老朽へと歩むでしょう。そういった法則も含め、この詩は人・物の関係性や宿命をも示唆しているようです。
このサイズにして、この深み。 佳作を。
6 理蝶さん 「摩耗」 10/24
初評価ながら、現代詩的ながら、これは佳作とします。正直に書きます。初見(ナニ、これ?)と思ったのですが、読んでいくうちに引き込まれる魔力のようなものを感じました。その魔力の在り処を話したいと思います。
まずは、個々に距離感のあるフレーズ(平文では付きようのない言葉)が集合・同居して、解釈を100%伝えず、フィーリングで感じさせつつ、それなりの統一感を醸す(ここではタイトルの摩耗?)。これは、僕が考えるに現代詩の手法と思われます。音楽に喩えると、恐ろしくアクの強い演奏者が5人いて同じ譜面を合奏したとします(超プロが条件)。出て来るサウンドは、えも言えぬ音のうねりであり、ちょっと斜に構えたような不思議な統一感です。そんな感じ。特に2~4連に感じました。ここは身辺事情でしょうか。バラバラなフレーズを連れてきても、何がしかの統一を含みながらの不思議感。以降、言葉の存在が関わってきます。ここでは「こびりつく」という心情性・身体性に注目でしょう。「パブロフ」以降の連では、それぞれエンドのフレーズが強烈的、個性的。センセーショナルと言ってもいい。「夜逃げの邪魔」はもうケッサク以外の何物でもありませんよ。個々にバラバラだけど、タイトルの持つ(すり減らす)のイメージの結果としての心情。そこに危うい統一感がある。そんな風に僕は見てます。この開き直り・ふてぶてしさからユーモアさえ立ち上ってくるフィーリングも見逃せない。語り口調だから、よけい煽られるような―。おもしろかったです。
7 暗沢さん 「しのべるおりのうた」 10/24
正直に書くと、よくわかりません。おそらく原因は僕の古格表現の素養の無さにあると思っています。言葉をけっこう調べました。タイトルを漢字表記すると「忍べる折りの歌」―これで合ってますかね?
まず冒頭の2行、ここで感知されるのは、何か古典的な祭礼に用いられる面を造っているような―。
それを頼りに読んでいくことにしました。その面(?)に何か刺繡のようなものを施すかのようです。
さて、祭りらしい。しかも、この詩文から察するに相当、歴史的、土俗的、格式あるもののようです。
せっかく書かれたのですが、後はわかりません。それを造るにあたっての情景的・心情的な修飾句が多いと想像されます。ちょっと気になるのは7連の「いたっけ」と12連、それ以降最後まで散見される、ややくだけた語り口と、基調をなす古風格調ある文体が混在するのが不思議でした。
それと「ぼく」「私」「彼等」の使い分けが不明な気がします。わからないながらも、その点だけ指摘になるような気がします。冒頭の理由により、評価はパスさせてください。
アフターアワーズ。
古語の使い手として驚くばかりですが、その必然性は措くとして、古文の先生などをイメージしました。こういう分野を研究されているのでしょうね。難解漢字を使いながらも、タイトルはオールひらがななのが、ちょっとおもしろいです。
8 朝霧綾めさん 「きゅうりの詩」 10/24
以前、「詩にもっと食物を!」みたいなことを書いてみたのですが、この詩はそのリクエストに正面から応えてくれたようで、僕は嬉しく存じます。3連目まで「ふむ、ふむ」と思って読みました。そうですねえ、野菜のレギュラーメンバー。3連は事実なんですが、上2連を読むと「なぜだろう?」という気持ちは起こってくるわけです。ポイント衝いてます。思うに、和・洋・中華で脇役、漬物で主役。殆どの料理に参加できる強みが大きいんじゃないかと思うのです。この詩はきゅうりのことを真面目に考える契機にもなるでしょう。さて、これをさらに引き立てるには、例えばきゅうりの特性を掴んで、シャレとまでは行かずとも、何かウイットやユーモアがあると楽しいと思いました。それこそが「おもしろまじめ」の神髄でございます。そういう方向性もアリということで、参考までに。 佳作一歩前で。
アフターアワーズ。
ヒント的引用です。まどみちおさんの詩です。
「するめいか」
とうとう
やじるしになって
きいている
うみは
あちらですかと…
僕、この詩を読んだ時、笑いながら「まいった!畏れ入りました!」と思ったことでした。
9 さくたともみさん 「庭」 10/24
ご存じかもしれませんが、「野趣」(やしゅ)という言葉があります。女性とか若い人はあまり使わない気がしますが。試みに調べると……
「自然のおもむき。野山や田舎に漂う素朴な味わい」とあります。もちろん肯定的に使われます。
出ていた用例 「野趣に富む庭」。正にこの詩でアタリです。
初見、一読。この詩は正にこの言葉ではないか、と思ったしだいです。前作の向日葵の詩と同様、散文的雰囲気と、それに見合ったような長さのフレーズもあり、そこから醸し出されるのは、ゆっくりとした映像と時間の流れです。
実際に観た親族の庭なのでしょう。視点は屋内の窓辺あたりが推測されます。あたかも窓枠を額縁とした風景画のような構図の詩です。おそらく「無造作」という方法が、たまたま良い方向に働いた結果の庭かもしれない。そういった各種アイテムの出し方もいい。「~な庭ではなかった」としながらも、最後、晴れ晴れと「美しかった」としたのは自信さえ窺えます。ある意味「野趣」の別名でしょう。 今回、初めて評価を書きますが、余力見て佳作一歩前で。
アフターアワーズ。
何の根拠も無いのですが、今回の作とお名前「さくた」が妙に似合っている気がしました。
評のおわりに。
いや、寒い!今年はいつもより寒い気がする。暖房つけるのがいつもより早い気がする。
いまやってる「朝ドラ」、ヒコーキ系と詩系がネタ。ミウラ好きかも? では、また。