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こんにちは。毎日暑いですね。ピンチヒッターの藍音ななをです。
感想を書かせていただきます。
皆さん初めて作品を拝見する気持ちで書かせていただきます。どうぞ宜しくお願いいたします。
*** *** *** ***
令和の世界 6/28ご投稿分 小林大鬼さん
コロナ禍の街を、マスクをしたまま無言で流れるように歩く街の人波に無機質な風を感じ、無情な風景を見た、という風景描写ですね。
無常観は別段令和だけに存在する物ではなく大正時代でも昭和でも、そして平成時代でも有ったわけなんですが、小林さんがとりわけ令和という今のこの時代に感じているのはご自身の心の中に無機質で大きな閉塞感を感じているんでしょうか。たしかに流行り病や外国での戦争、エネルギー問題や飢饉に気候変動と、今の私たちを取り巻く話題はあまり嬉しい話ばかりではありませんね。
何か心の中に彩りや光を見出せる出来事がありますように。
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売れない歌 6/29日ご投稿分 プラネタリウムさん
「畳の臭いが」と始まって、昭和の匂いがする古風なアパートかと思いきや「ワンルーム」と来たのでイメージが継ぎ接ぎでちょっと不思議な感じ。ここは「鼻をくすぐる一室」みたいな表現がよかったかもです(うーん、というか私の概念が古いのかな)。においも「臭い」だとくさい感じがするので「匂い」の方がいい気がします。「心臓を叩いた」という表現は胸をどつかれているようで心肺蘇生のように感じてしまうので「急かすように馳せる鼓動」とかなんとか、表現を変えてみると不要な句読点も除外出来ます。全体的にちょっとした言葉の言い回しや表現でまた違った感じに変わる詩だと思います。今のままだとベタな表現が多いので、どうしても40代くらいのミュージシャンをイメージしてしまいまして。
愛する人に聞かせたい生まれたばかりの歌を、逸る気持ちで初子のように胸に抱いてる若いミュージシャンの様子が目に見えるようです。出来たてのこの曲は彼女の推し曲になるでしょうね。
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猫の衣 6/29日ご投稿分 おおたにあかりさん
あぁ、ありますね異口同音。私は予測変換でたまにやってしまうんですが、同じ音で意味が違うとまったく意味が違った内容になってしまったりして。ここでは「幾重にも」という捉え方が正しいんでしょう。たぶん。そしてさぞかし暑くて重くて辛いだろうと気の毒で心配になるおおたにさんのやさしさがいいアクセントになってると思います。
言葉に思いを巡らせて面白いとメモを取る人に話し手は上機嫌になり猫そのものになる様子もまた読み手に「あー、あるある」と思わせて読み手を少し笑顔にできる作品でした。
*** *** *** ***
自己紹介 6/29日ご投稿分 秋冬さん
秋冬さんの自己紹介‥‥‥ではないですよね、たぶん。まだお若そうですし。
年を取って認知症になるとこんな感じになっちゃいますね。介護認定の時のことを思い出します。いやー、人って忘れちゃうんですよね。反復しないと。そして刺激がないと。
だんだん頭の中が空虚になっていく人を身内でもう6人見て来てますが、その各々を思い出してしまいます。年を取れば新しいことも古いことも大事なこともそうでないことも忘れて行ってしまう。お若い方でも鬱になって心の中が空虚になって行かれる方もおいでなのですが、最近は自分の周囲が認知症の老人ばかりなので自分のフィルター越しに読んでしまいました。認知症って空虚なようでも心の中に何かしらいっぱい詰まってたりして、人の心は難しいです。黙ってぼんやりしてるようでもなかなかいろんな事考えてるみたいでですね。絡まった糸みたいに思考が絡まって、で、それを整理して口に出すところまでが面倒になって「もういいや」とそのまま黙っていたり。あぁ、いろいろ考えちゃいますね。考えながら読ませていただきました。
でも実際こんな自己紹介されたら「あらー、哲学的ですねぇ」と聞き入ってしまいそうです。
*** *** *** ***
それにしても毎日ほんとに暑いですね。
こんなに暑いのになんで九州に生まれたのか悔しくてたまらない毎日です。早く冬が来ないかな。
暑いのもさる事ながら雨が少ないので水不足も心配だったり。
みなさまもどうぞしっかり水分と塩分を補給して、できるだけ涼しくお過ごしください。
藍音ななを
三浦様 詩の評をありがとうございます。
西脇順三郎の「旅人かへらず」はもっと深遠な、永劫に続く自然とその間人間という種が進化してきて、
その過程でうっすら残っている遠い記憶について語っているのですが、少し安易に引用してしまったかなという気もしました。
ですが、僕の肉体は滅んでも、魂の一部はアメリカのキャンパスを彷徨っているのではないか、という気がして思い切って引用しました。
最近は散歩する気力も体力もなく、かといって詩的なことも生活の中で起こらず、書くべき事柄を見つけるのにとても苦労しています。しかし今後も何か絞り出しながら書いていきたいと思います。
甘め佳作ありがとうございます。今後もよろしくお願いします。
私の涙は
召喚された涙
目に見えない深い処で
つながっている
遥か彼方の
遠い過去の
忘れられた
埋もれた痛みに
呼びだされた涙
私の嘆きは
召喚する嘆き
すぐそばに遍在する
今この瞬間にも潜在する
深い憐れみと
決して見棄てぬ
慈しみに溢れた
大いなるものを
呼びだす嘆き
私の哀しみは
媒介する哀しみ
遥か彼方の
遠い過去の痛みと
今この瞬間にある
憐れみと慈しみに満ちた
大いなるものとの間を
とりもつ哀しみ
そう
この胸の哀しみも
ひとつの意味と役割を
持っていたのだ
だから
この胸がまた
冷たい愁いの鎖に
締めつけられることが
あるならば
そこに小さな光を
見出だそう
埋もれ失われていた
遥遠なる痛みを照らす
小さくも
慈悲に満ちた光を
紗野玲空さま
免許皆伝 おめでとうございます。
紗野さまの詩は、その博識、識見、格調の高さにいつも圧倒されて読んでいます。
語彙の豊富さにも憧れます。
今後ともよろしくお願いいたします。
澤 一織さま、
過去作「麦わら帽子」に言及してのお言葉がけをありがとうございます。
また精進いたします。
あさぎ様
お祝いのお言葉をありがとうございます。
綴木 黎さま
お祝いのお言葉をありがとうございます。
井嶋りゅう様
お祝いのお言葉をありがとうございます。
井嶋さまの作品を新作コーナーで読むのは、大いなる喜びでございます。
この度も、評とコメントをくださいまして、ありがとうございます。
文体が荒い部分は「何かもう少し詰められそうで詰められない」ような感覚がありました。ワンパターンになっていそうな気がして、「きっと」など、もっと違う言い回しを使いたいものの、まだまだ過渡期のようです。
書き始めから仕上げるまで数年かかることもあるのですが、かける時間が長いほうが私の場合はよく書けた作品になるのだなと、あらためて思いました。
それでも名作をいただき、嬉しかったです。
また少し時間をおいて、違う自分で直していこうと思います。
いつも丁寧に読んでいただきまして、誠にありがとうございます。
またどうぞよろしくお願い申し上げます。
すみませんが、安倍元総理の件は、
私は、MY DEAR主宰として一度書いたのと、評を終えたあとのコメントスペースの中で書いてるにとどめております。
他の方が誰か書くと、皆が気を遣うハメになりますので、他の方は、書かないで下さい。
お気持ちは大変ありがたいですが、そのお気持ちは、ここでは略して下さい。
よろしくお願い申し上げます。
この度 評を頂きありがとうございます。反省と勉強になりました。
これからも よろしくお願いします。
安部元総理に この場を借りて哀悼の意を表します。
テロで人は殺せるでしょうけど、テロで問題が解決するってことは、絶対にないのです。
あれは日本の民主主義への冒涜でした。憤りしかなかったですね。
絶対に許せないことでした。
安倍さんは、外交強かったですね。
日本の首相で、海外の首脳と対等に渡り合える初めての人でした。
時代がグローバル化してるということもあるのでしょうけど、
これから日本の首相をやる人は、外交が強い人でないと絶対ダメだなと、
認識をあらためさせてくれる人でした。
内政では賛成できないこともままあったけど、
安倍さんが偉大だったということは間違いがないです。
これほど各国から弔意を述べられる日本人はいないでしょう。
インドの反応も驚きでした。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
●ピロットさん「老舗の親父」
いや、もう、この店なら絶対うまいに決まってる!!って感じが、プンプン漂ってきますね。店主の表情も店の雰囲気も絶妙。牛タン食べたい・・・。これ、もちろん文字ですから、匂いなんかしないんですけど、読んでるとすごく、炭火で牛タンが焼ける匂いが漂ってくるんです。嗅覚が誤作動します。すばらしいですね!!
3年程前の秋、まだコロナ前でしたけど、前泊の石巻から、当時まだ途切れ途切れだった常磐線を南下して、いわき市の木村孝夫さんとこ行くのに、仙台で1時間余り乗り換えの時間待ちがあって、仙台駅で牛タンのチェーン店らしき店で食べた、牛タンランチの味が衝撃的で忘れられんです。牛タン食べたい・・・。
三浦さんが免許皆伝のお祝いコメントの中で、「紀行もの」という言い方をしてたけど、なるほど、この作見ると、名所旧跡なしでも全然OKだな、三浦さんの見解の方が正しいと認識をあらためました。そういえば、いつだったか、焼き物の街の話も、すごく良かったんだった。
おっと、これ、免許皆伝前の日付の作で、評価対象ですね。名作を。嗅覚誤作動の名作です。
そういえばブラタモリでも、一番最後に何か食ってる写真で終わる。個人詩集作る時には、その地域を語る詩の最後に(次の地域の話へと変わる間際に)、食べ物の詩で終わっておくのもアリですね。なので宮城県地域の最後に、この詩を置いてもいい。そういうポジションのものとして、この詩も代表作の列に入れておきましょう。案外とこういうヴァリエーションもあったりするのが、詩集という固まりを楽しくしてくれたりしますから。
一点だけあります。
後ろから2連目の3行目の「重たい頭」が、ちょっと意味取りにくいです。おそらくは3連にあるようなことを指しているとも言えるんですが、そこと距離があることもあって、周囲からは唐突に重たい言葉が飛び出す感じになる。それに、店に入ってくる時には重たかったかもしれないけど、その店にいる間に、そう重くもなくなってるんじゃないかなとも思う。
また、その前の「穏やかにたゆたう」に対しても「重たい頭」が反対語的になってしまっているので、違和感がある。そこ、もうちょっと軽めの表現にして下さい。
終連の「客のざわめき」とのカブリがなければ、そこ、「笑い声」にしてしまってもいいくらいだと思う。
そこだけです。よく書けてます。
●もりた りのさん「どくだみで清める」
先日、東京方面に用があって行き、たまたま時間が空いたので、初めて明治神宮に行ったのですが、あそこの森は立ち入り禁止で大事にされてて、凄くいい森ですね。参道から見ただけですけど、感動しました。早朝から開いてるんで、早朝に行くと東京とは思えない空気の良さで、気持ちいいです。でもって、参道沿いにどくだみがいっぱい咲いてました。
昔、アスファルトが少なかった時代には、どこの路傍でもよく見かけたどくだみですが、今は路傍では、すっかり見かけなくなってしまいました。他の草より劣勢なのかもしれませんね。乾燥に弱いのかもしれない。でも神社に行ったらある、というのは、誠にそのとおりだと思います。神社の森ってどこも、そこだけ唯一、植生が守られてる感じがします。
どくだみは、もともと「十薬」という、漢方薬に使われていたものですので、薬効があるのはもちろんなんですが、えーと、煎じて飲むのでも、どくだみ茶にするのでもなくて、葉っぱそのままでこすりつけですか??? あせもやニキビにいいかな。入浴剤としてもOKらしいから。
ああ、そうだ、昔は葉っぱを揉んで、傷口にあてるといいって言われたから、それですかね? にしても、寝てるあいだに首に擦り付けられるというのは、されてる方からすると、なんとなく怖くないですか? 「あなた」の方も、どくだみの効能をわかってる人なのかな? それとも地域性として、どくだみで、わりとそういうことする地域なのかしら?
私の世代は、どくだみが薬草だとわかってる世代ですから、いいんですが、どくだみのこと知らない世代が読むと、相手が寝ているあいだに何してるんだろうと、不気味にも読めてしまう詩なんです。
この詩を読ませる方向性として、「いいことをしている」と読ませたいのか、「不気味なことをしている」と読ませたいのか、読み手サイドから見ると、これ、かなりビミョーですよ。
そのあたり、ちょっと補足がいる詩のように思います。
どくだみのこと、書いてくれてたのはすごく嬉しかったけど。私、どくだみの花、わりと好きなんですよ。季節感としてはよく捉えてくれてました。
半歩前です。
●朝霧綾めさん「夏至」
この詩のおもしろさは、二日後の話ところで、学校の門を出たばかりの道路で、ごったがえす学生たちの声で、彼女の声が聞こえなかったり、自分があちこち走りまわって暑くて頭が回らなくて、言われても思い出せなかったりして、すぐには話が届かないとこですね。この、話がなかなか届かないシーンの映像が、すごくいいです。
そして、なかなか届かなかったからこその、あとでわかって、ニコッとする二人のシーンが光ります。
文体にまだ荒さはありますけど、これ、とてもいい詩だと思いますよ。
おまけの秀作にしておきましょう。無理に縮めて書かなくても、これからも伸び伸び書いたらいいと思いますよ。今回の、おもしろかったです。
えーーと、古事記ねえー、アマテラスか、クシナダか、サクヤか、そのあたりなのかな? あれ結構、登場人物多いんで、そこの特定は難しかったです・・・。
●エイジさん「ギター弾きのオーグスティンに捧げる詩」
クラシックギターとかのナイロン弦のオーグスティンですな。
公園にいるギター弾きが弾く、ナイロン弦の響きへの讃歌のようです。
1~3連のところの幻想的な表現がいいですね。曲に酔いしれてるって感じがします。1~3連は魅了されるものがあります。
終連のシメについても、まずまずいいですね。
ある空梅雨の
よく晴れた午後に
と、行分けした方がシマルと思います。
で、5連なんですが、
残りの指で他の弦を
と、
ザッ ザッ ザザッ ザザ ザザッ
のオノマトペからすると、コードを弾いてるのかな? 親指以外は一緒に動いてるようですね。まあ、こっちはわからんでもないですが・・・。
ポーンビオロンビオロン
の方は、ちょっとツライですね。
オノマトペに挑戦して下さいという課題に取り組んでくれてるところは良し、なんですが、
1~3連の美しい叙景と、
ポーンビオロンビオロン
ザッ ザッ ザザッ ザザ ザザッ
が、一致してるような気がしない。逆にいうと、この音から1~3連は到底、想像つかない。
両方のイマジネーションを合致させてほしいとこなんですけど、オノマトペに美しさが足りないので、キビシイですね。
オノマトペを試みてくれたのはいいんですが、今回のオノマトペはまあ、あまり成功してるとは言えないなって感じです。まだまだ工夫がいりそうです。
一朝一夕にはいかないものなので、そこの課題はめげずにこれからも続けて下さい。他はいいとこあったので、おまけ秀作にしておきましょう。
●鵬鵬さん内緒」
うーーん、ご本人的には、後ろの2行に意味があるのでしょうけど、読む方的には、行数も多くを取られているように、その店の大将のもっといろいろなことや、店の雰囲気の方に感心があります。また、作者がそこを隠れ家的に愛用している精神的な理由もなんだろうというところにも妙味があったわけですが、
そうした理由でしたら、あっちへ行った時に、あっちと近いところにある店だから寄ってるだけってことになるではありませんか。
そもそもその店に行くことが第一の目的ですらない。その店が醸し出す雰囲気の何かによって、酒がおいしいって話でなく、風呂上がりのビールみたいな感じで、そのタイミングで飲む酒だからおいしいって話にしか、聞こえない。
なーんか、自分の詩の妙味を、自分で潰してる気がしますよ。
それから、後ろ2行に重心があって書いてるなら、共同の場である、ここに書きに来るんじゃなくて、ご自分で自分のブログなどを開設して頂いて、そこで、ご自分の責任範囲内において書いて下さい。私ども的には、これ、注意1としておきます。
もちろん文学の域に達してる作ともなれば、話は別なんですが、この作はそんな感じのものには見えませんので。
●江里川 丘砥さん「不思議な朝」
夢って、なかなか思い通りの人が出現してくれることが難しいものなんですが、まあ・・・たしかに。とうの昔に忘れてしまったような気持ちに襲われて、なんでこんなにあったかいんだろうと思って、目覚める経験はありますね。
きっと
誰にでもある
不思議な朝だ
そうかもしれない。それ、考えたことなかったけど、きっと誰にでもあるのかもしれないと、この詩読んで、あらためて思いました。
でも残念ながら、いい夢も、ちょっと時間経つとすぐ忘れてしまって、私の場合(いまの誰だったんだ???)になり、半日もするとその感覚すら飛んでしまっているので、江里川さんは長く覚えてるなあー それだけ想いが深いのかもしれませんね。
この詩は、久々にみた「不思議な夢」をトリガーにして、江里川さんの人生も語られる感じになるのがいいですね。
私はあの頃
もっと遠くへ自由に飛んで行きたかった
から
ある日を境に飛ばなくなった私
への、人としての経過。
極めつけは、
手を離さなければと思うこともあった
だけどきっと
ずっと一緒にはいられなかったね
そのことも分かってしまうくらい
時は過ぎ
だんだんと現実社会を知り、染まってくると、
後悔することも、「あの頃の二人であれば、どのみちその先、無理であったろう」と、わかってきてしまう。
それを一概に「成長」と呼んでいいのかどうかわからないけれど、人間としての経過で、いろいろなものが見えてきてしまう自分がいる。
このあたりの人生の深さが描かれているところが、とてもいいと思います。夢を契機として、自分側のことが語られていく感じです。この詩はむしろ、こちらに感動があります。
たしかに、
きっと
誰にでもある
不思議な朝だ
と、誰にでも思い出す人がいるだろうと、いうところも真実を突いてて、一つ良いとこなんですが、
恋ごころをキーとして、自分の半生を振り返るところに、よりこの詩の重みがありました。
うむ、今回の詩も、中身がしっかりあって、いいですね。感動があります。中身は文句なしですね。
ただ、今回は、ちょっと慌てて書いたのか、内容から来るものなのか、文体の乱れがあります。接続詞や指示語が多めですし、「きっと」も集中して出てくるところがありますので、効果的に使って、省けるところは省きましょう。
客観や距離感もって書いてる時に、それらは案外出てきてしまうのだけど、そこからぐっと入り込んで、語りかけるように書くと、案外それらは省けますよ。
言葉尻のことではあるんですが、ちょっと気になるくらいに総量として多いので、全体見直してみて下さい。もうちょっとスッキリできると思います。その点だけです。
ちょっとそこの文面だけ見直しを条件に、名作としましょう。中身は良いです。
●アジ イワシさん「詩への挑戦」
いや、今の小学生は凄いですよ。スマホやタブレットなどの扱いは私も勝てません。なんていうか、私ら世代は理屈がわかってからこそ、応用がきくんですが、彼らには理屈を学ぶ時間なんて必要なし、感覚だけでスイスイ応用ができちゃいます。ガンダムだって、いきなり操縦できそうです(ニュータイプかよって思う)。
「アラエイティ」て言葉、初めて知りました。「アラ」って言葉は、無制限に使用可だったんですね。でも、アジイワシさんは、もうちょっと若い人じゃないかなと思います。詳しくないと、これ書けないですからね。
タイトル「詩への挑戦」は、たぶん詩を書かれて間がないことを言われてるんだと思いますが、書かれていること、これでOKですよ。
内容はこれでいいです。ただ、古語はやめましょう。現代文で書いて下さい。七五調の必要もないです。
これ、現代文で書いて、充分通用する中身ですから、大丈夫ですよ。次回はぜひ現代文で書いてみて下さい。
アジイワシさんは私は初回になりますので、今回感想のみとなります。
galapa(滝本政博)さん。
ピロットさん。
この度は、免許皆伝おめでとうございます!
滝本さんの詩はとても雰囲気があって、滝本さんしか書けない世界観をお持ちで、私は大好きなんです。どうやったらあの個性が出せるのかと憧れてしまいます。
ピロットさんの詩からは、とても勉強になることばかりで、感心してしまいます。最初から実力がお有りで、お上手だなと思います。
これからは、新作コーナーでご一緒ですね。
どうぞ宜しくお願いいたします。
島様
この度も評をありがとうございます
説明不足です
困らせてしまってすみません
実は私の住んでいた家の窓から、普通の住宅で馬を飼われている方の家が見えたのです
池の向こう側に
その説明が難しくて
あんな形になりました
もう一度練り直します
ありがとうございました