◆ここは「MY DEAR掲示板」です。
詩をある程度の期間書いている方、詩に意欲的に取り組みたい方、詩人に向け成長を目指す方はこの掲示板をご利用下さい。
あなたの詩をしっかりと読み、評や感想を、しっかりと書かせて頂きます。
ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。
(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
あきらめてしまう前にMY DEARに来ませんか?
MY DEARは投稿された作品全部に評をお返しします。
本来、こつこつ実力をつけてから、賞などに挑戦するのが、スジだと思いませんか?
MY DEARはあなたのこつこつを、支援するところです。)
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バナナが
バナナでなくて
何だろう
何だろう
黄色い顔して
艶やかで
人を
人間を
斜めに見ている
少し小馬鹿にしたように
鼻でふふんと笑いながら
愛嬌など微塵も見せないで
横目でちらちら
眺めている
舐めるように
人間を
人間のことを
眺めている
私を
私のことを
ながめている
ああ覚えてる
温もりが足りなくて
泣いたこと
愛情が多過ぎて
泣いたこと
ああ
あなたはバナナ
食べられるとも知らないで
美味しいことも知らないで
スマートなのをいいことに
名前の通りの風貌で
「私はバナナ」と言っている
バナナでなくて
何だというのか
バナナだろう
紛れもなく
バナナであろう
いや
バナナであって欲しいと
そう願わずにはいられないほど
あなたはバナナ
バナナ
なのだ
それ以外は考えられず
それ以外は許されない
そんな名前の
あなたは
ああ覚えてる
共に生きたこと
共に歩んだこと
覚えているよ
私のバナナ
スーパーで買い物をしていると
同年代の女性が
近寄って来て
僕の顔をじっと見る
そして
何も言わずに
歩き去って行く
誰かと
見間違いをしたようだ
思い当たることはなかったが
とりあえず笑ったので
何だか損した気分になる
誰かに見間違われることが
昔から多い
大野君でしょ?
名前を呼ばれて
いえ、違います
丁寧に否定したのに
嘘、大野君だよね?
否定を否定された
妻によれば
特徴のない
角度によってどうにでも見える顔で
話し掛けやすい雰囲気を醸し出している
僕に問題があるそうだ
どうせなら
大野君になってあげればいいのに
勇気をもって声を掛けたのに
否定されるのが私達は一番嫌なの
営業なんだから
話くらい合わせられるでしょ?
見ず知らずの見間違い話を聞いて
共感する妻は
たぶん
同じように声を掛けたことがあるに違いない
特徴のない顔に罪はないので
整形する必要はないし
話しやすい雰囲気は営業に不可欠なので
不機嫌になる必要もない
見間違えられた時
どう応じれば
正解なのか分からなくなる
もしかして? と思っても
僕は話し掛けることはないので
勇気は認めるが
どう考えても
見間違えられる側に
落ち度があるとは思えないのだが
見当違いだろうか?
朝、覚める。
手。うごめく。まどろみの中。
ふり向く。あいた戸。不穏。
下の階。ニュース。薄暗い。
ブラウン管。男性キャスター。女性キャスター。
リモコン。手を伸ばす。手がとる。
ピッ。
…………………………………。
男性の声。テレビに意見。言い続く。ひとり。
「そうだよなあ!」
「無言。」
9歳の壁。植え付けられる価値観。
女性の声。不満。「できてない」。怒る声。
言い合い。ケンカ。同意。ひっぱられる。
うでが、ちぎれる。
「痛いよ。痛い。」
声が出ない。
こえは、でない。
朝が来る。
始まらない。
させられる。
あさはきた。
男達に捕らえられた犯人は
影の薄い眼鏡の男だった
道に転がる手製の改造銃
狙撃の瞬間白煙とともに
花火のような二発の破裂音
混乱する駅前の遊説現場
撃たれた元首相は心臓が止まり
道端に倒れて病院に運ばれたまま
二度とこの世に戻らなかった
犯人の動機は悲しい境遇と運命に
翻弄された不可解な増幅された怨み
無謀な暗殺計画は男を堕天使に変えて
非情な狙撃手として標的を付け狙う
目的が達成された時に
不幸にも男は時の人となる
令和の最悪な暗殺者として刻まれる
元首相は死と引き換えに
日本の偉大な人となる
襲撃された祖父の運命をなぞるように
世界は希望を失い涙に暮れて
栄誉と感謝に包まれる
標的はまた新たに変わる
無責任な多数の声と憶測が
事件の行方を捻じ曲げる
夢への道程は見せびらかすものでなく
人生の過程は知らしめるものでなく
一時の情によって果てに届くもの
夢の頂で嬉し涙を拭えばよくて
人生の終演で生き方を決めればよくて
そこに至るまで人はみな盲目だ
もがいてあがいて苦渋を舐めても
休んで癒されて美酒を煽っても
どうしようもないほど己が存在するだけ
青二才の生き方とはかくありき
島様 詩の評をありがとうございます。
お礼遅くなりました。すみません。昨日は透析だったので、どうしても書く気になれませんでした。
オノマトペの「ポーンビオロンビオロン」の方は昭和初期の詩集に雰囲気的に似たものがあったのですが、
島様の言う美しさがない、バランスが取れてないというのも分かります。
どういうオノマトペが良くて美しいのか、僕は良くわからないのですが、
ギターでアルペジオを弾いている感じなので、シャララランとかがよかったかななどと考えております。
今後ともよろしくお願いいたします。
今はまだ この不自由な足が生えてる
特に近頃は左足が動かない
よっこらよっこら 一生懸命掛け声かけて
左足を引きずる
これが水の中ならすいすい動けるのに
どうやら私は人間になる前の魚に戻っていってるようだ
ああ、鉛のように左足が重い
その上 空気が刺さるようにまとわりついてる
ある朝目覚めると、あら右足までパンパンに腫れている
こうなると今日は一歩も歩けない
慌てた家族に病院に連れていかれる
お医者さんは、微笑んで「水が溜まってるだけですよ、このテープを
巻いて様子をみましょう」なんて優しく言ったけど
そんなテープに意味なんてない
これは私が魚に戻っている途中経過
きっと、先生も分かってる
この前 はっきり気づいたのは お風呂の中
浴室まで、ズルズルと足を引きずり
まずは右半身を浴槽によっこらしょ
次にほとんど動かない左足を浴槽の縁にかけて
なんとか左手で左足を少し持ち上げて
ジャボーン!
体全体を水が優しく包み込む
ああ!なんて自由 なんて天国
あの息苦しい空気から解放されて
両足をふうわりと水の中で浮かす
もう、このまま泳げそうなくらい
いつもの顰め面が、これ以上ないほど緩む
今は、まるで聖女の微笑み
やっぱりまずは、可哀そうな左足
いや 左の尾びれをさする
よしよし 今までたくさん歩いたね 頑張ったね
水が溜まって少し透明がかった薄赤い足は水の中で
それは本当の尾びれのようにユラユラ
あの意地悪な空気達と違って水達はビロードのように
滑らかに私の尾びれを撫でる
早く帰っておいで そんな声が聞こえる
そろそろ私の地上の生活も終わり
私は人魚姫になる
齋藤純二さま
お祝いのお言葉をありがとうございます。
これまでの投稿への批評を感謝しています。
新作紹介ではよろしくお願いします。
ご一緒できて嬉しいです。
この度は、ご丁寧にお祝いのお言葉をありがとうございました。
実は、ピロットではなく、別の名で「ブルーアワーの彼方へ」という詩を評していただいた事がございます。
希望が見えてくる素敵な作品とお褒めいただき、嬉しかったのが昨日のようです。
「新作紹介」など夢のようですが、頑張って自分の詩を書いていきたいと思います。
今後ともご指導のほど宜しくお願い申し上げます。
この度は、ご丁寧にお祝いのお言葉をありがとうございました。
免許皆伝、私が? 何故? と、心許なさでいっぱいですが、自分なりに自分の詩を紡いでいきたいと存じます。
色々ご教示いただけたら幸いです。
今後ともよろしくお願いいたします。