おはようございます(^^)
猫髭様、奥深く滋味あふれる「力借す」論をありがとうございました。迷うことなく堂々と仔馬句の賛を入れることが出来ます♪我らがお茶人にもプリントして渡しておきたいと思います。
今日は、倉敷の茶房にて納め句座。ランチは、厚揚げのチーズ焼き・カリフラワーのアンチョビ炒め・ほうれん草のおひたし・手づくり蒟蒻のおかか煮・紅白膾・根菜のスープ。91歳の長老様が弱っておられるので、句会のあと、この根菜スープを持ってお見舞いに。やっとのことで布団から出てこられた。今回は病院へは行かず、自然に任せたいとのこと。
気が向くと店主がこさえてくれる↓ウインナ珈琲。お吟の大好物であります。
スープ皿買ひ風花の街戻る 山田弘子
馬の仔に母馬が目で力借す 木附沢麦青
辞書では「力借す」も「力貸す」もどちらも使われているので(『新明解国語辞典』)間違いではありません。ただ、パソコンでは「かす」で引くと「貸す」しか出て来ないし、「かりる」で引くと「借りる」しか出て来ませんので、かすのは賃貸、借りるは借金、というのが現代の世相なのでしょう。この句は第二句集『南部牛追唄』の句ですが、東奥日報社『木附沢麦青句集』からの引用では、「馬の仔に母馬が目で力貸す」となっているので、これはタイポでしょう。
立春の山が山押す陸奥の国
山の影山にしたがひ冬に入る
といった大野林火直伝の掴み方は「力借す」の母馬が仔馬へ情を寄せる直接さを表わしているように思われます。白川静の『字統』では「貸」は「施すなり」「予ふるなり」とあって「施与の義なり」としているので字統的にはふさわしいと思いますが、力を一方的にもらっている、見守られている姿は、平衡障害を患っているわたくしには「力借す」の生命力の素朴さを感じます。
ラスカルさん、ありがとう。「大型俳句検索」には、「借す」「貸す」両方ありますね。仔馬の句では、これがダントツでいいので、ぜひこれを俳画にしたいです。
で、図書館にて模写遊び。我らがお茶人が、ほんわかとした草原の絵がほしいというので、まずは一枚。いつもは荒目の水彩画紙に描いているので、色がのりやすいんだけれど、色紙はつるっとしているので、色がのらなくて、首が凝った(笑)。
ローソンにゐて初雪となりにけり 涼野海音
小筆遊びの後、いつものメンバーで下津井港へ。魚屋の奥の店で、鯛と冬野菜のせいろ蒸しで腹ごしらえ。
来春には、我らがお茶人が亭主をつとめる茶会がある。すでにお茶人は陶芸家の白石正子さんから、待合に飾る陶の馬二頭をプレゼントされている。お吟は、色紙軸にしたためる仔馬の句を物色中。川崎展宏・金子兜太監修『鳥獣虫魚歳時記』朝日新聞社から選んでもらう。<馬の仔に母馬が目で力借す ・木附沢麦青>これがいいと意見が一致したが、、、
猫髭様、「力借す」はまずいですよね。「力貸す」と勝手に直してもいいものかしら?
蒸籠が道にはみだす年の市 品川鈴子
倉敷の茶房にてクリスマス会。ふだん着が和服の強者さんは、さりげなくて楽しいコーディネート。赤と緑のクリスマスカラーの矢絣のウールに、黒の半巾帯を割り角出しに結んで。帯はリバーシブルなので、華やかな七宝柄がちらりと見える。帯留は聖樹のガラス細工。半衿のサンタ柄の刺繍がこまやか♪
山歩きのお好きな方なので、いろいろ情報を仕入れさせてもらった。なんと、美人の強者さんは、地下足袋に紺絣の野良着のようなものを纏って山歩きされるのだ(笑)。
クリスマスゆき交ひて船相照らす 加藤楸邨
