おはようございます(^^)
五保子さんの濃紺の紬が仕上がりました。五保子(いほこ)さんはお吟さんと同世代ですが、五女であられるため、お姉さんは米寿、ご両親は明治生まれです。赤ん坊がよく死んでいた時代ですから、五体健やかにという願いが託されたのでしょうね。そのお父さん(お祖父さんかも知れない)の着物をご自分でほどいて洗ってみえたので、袷に仕立てました。辛子色の八掛が粋です。こういう地味なものは帯や小物でいくらでも遊べます。糸は朽ちやすいですが、絹織物は丈夫で、日本の着物の素晴らしさを再確認です。
終章をかくも明るくちるいてふ 渡部志津子
ぴのこさん、大変でしたね。でもお怪我がなかったようでほんとうによかったです。
>結局、原典を忘れて生きて会う「菊香の契り」でよろしいということですね。(*^▽^*)ゞ。
猫髭さん、丁寧な解説をありがとうございます。オチのスマートなこと♪美魔女さんもそれを分かっていて菊香にしたのかしらん?こんど聞いてみなくっちゃ。
今日は能を観てきました。我が町には、塩業で栄えた富豪のお屋敷があります。その野崎家の蔵には室町時代のものを含む能面が百近く所蔵されています。素晴らしく保存状態がよく、能楽界の一大ニュースになったらしい。五代目が語るのには「昔は塩業に加え金貸し業もしていた。岡山藩池田家が金を返せなくなったとき、もう返さなくてよいと申し出たのだけれど、それでは悪いと思ったのか、能面と狂言面を多数いただいたらしい。私も父もガサツな性格だったため、能に興味がなく蔵の中の物をそのままにしておいたのが幸いして今能楽師さんへお貸しすることができている。蔵の造りが極めて巧妙だったのは言うまでもありませんが。。。」
写真撮影は不可なので、一緒に行った和裁仲間のKをパチリ。赤茶の鮫小紋に帯の柄は打ち出の小づち。
面打のいちまい畳秋冷ゆる 山口都茂女
ぴのこさん大変でしたね。娘さんの事故の記憶に金縛りにあったようですね。お帰りなさい。
>>「菊香の契り」というものがあるんでしょうかね?
ねえよ。正しくは「菊花の約(きくくはのちぎり)」です。(*^▽^*)ゞ。
昨日は黒ソイの煮付けを新米の「あきたこまち」(富山産こしひかりの代わりに棚換えになったと聞いて激怒したが、まずまずの味)で食ったらお腹ぱんぱんで瞼が閉じてばたんQだったので仕事の合間に。
「菊花の約」は『雨月物語』の巻一の二に入っている義兄弟の契りを結んだ儒学者丈部左門(はせべさもん)と軍学者赤穴宗右衛門(あかなそうゑもん)の怪異譚です。左門は播磨の加古宿の清貧の儒学者で老母とつましく暮らしている。宗右衛門は雲州(出雲)松江の軍学者で、近江から出雲へ帰る途次に高熱を発し病んでいるところを見かねた左門が看病し快復して語り合ううちに宗右衛門の学識に感服し、宗右衛門も左門の利発さを喜び弟のように接したので、宗右衛門が五歳年上なので兄として義兄弟の契りを結び、老婆も母のように宗右衛門を遇する。しかし、宗右衛門は軍学者として仕えた富田城主塩谷掃部介(えんやかもんのすけ)を留守の間に前の城主尼子経久(あまこつねひさ)に謀反を起こされて大晦日に討たれ、宗右衛門は領主の近江の佐々木氏綱に塩谷掃部介は守護代なのだから尼子経久討つべしと進言するが氏綱は臆病な愚将だったので逆に宗右衛門を監禁したので、隙を見て逃げ出し出雲へ帰る途次に病に臥して左門の介護を受けて義兄弟となったが、出雲が気になり様子を見に帰りたいと申し出る。秋までには帰ると約束するが左門は日を定めて約束を強いる。宗右衛門は「重陽の佳節」と約束し、左門は一枝の菊花に薄酒を備えて待つと約束する。しかし尼子経久の勢力は出雲にも及び塩谷掃部介の恩を忘れて尼子になびいた従兄の赤穴丹治(あかなたんじ)に宗右衛門は監禁されてしまう。やがて九月九日を迎え、左門は菊花に酒を用意して待つが宗右衛門は来ない。月の光も山際に落ちて暗くなって戸を閉めんとするときに、闇の中から風のまにまにゆられるような人影を見れば、赤穴宗右衛門そのひとであったが、様子がおかしい。酒にも手をつけず、驚くべきことを言うではないか。宗右衛門はこれまでの経緯を話したが菊花の節句の誓いを話して播磨へ帰らんとすれど従兄の赤穴丹治はとりあわぬゆえ、「人一日に千里をゆくことあたわず。魂よく一日に千里をもゆく」のことわりを思い出してみずから刃を突き立てて死に、今夜地獄風に乗って、菊花の誓約を果たせることになったと話し、今は永き別れなり、母上によく使えて下さいと言って消える。
これが「菊花の約」です。ですから慕い合って菊の花の重陽九月九日に再会するというのは同じですが死霊の魂として会うというのが原典ですから線香の香が漂う供養の句になりますなあ。結局、原典を忘れて生きて会う「菊香の契り」でよろしいということですね。(*^▽^*)ゞ。
おはようございます😃
先日交通事故に遭いました。幸い身体のダメージはなかったのですが、精神的なダメージでしばらくご無沙汰しました。何とか立ち直れたので又よろしくお願い致します。
>学習院の院長となった乃木大将が、生徒の着物に友禅は贅沢でいけないし銘仙は固すぎていけないと憂いていたのを伊勢崎の織り元が聞きつけて研究したからだそうです。
伊勢崎のど派手な「ほぐし絣」の柄の誕生には乃木大将もからんでいたのですか。もっともカラフルなほぐし絣の銘仙を見たら乃木大将もミミさんも吃驚すると思いますよ。河口聖画伯の絵より抽象的で色も派手だから。でも、わたくしが校長だったら問題ないと(Monday nightを日本人が発音するときにそう憶える。What time is it now?は、掘った芋なんつうの?と言えばいいとか)。時節柄ハロウィンの仮想衣装にぴったり。(*^▽^*)ゞ。
あれ、お吟さん飛び越していた。
>>「菊香の契り」というものがあるんでしょうかね?
ねえよ。正しくは「菊花の約(きくくはのちぎり)」です。(*^▽^*)ゞ。
いま黒ソイを煮付けて晩飯をこれから食べるとこなので、続きは飯食い終わってからね。
今日はお煎茶の席を設けてもらいました。茶花は炉開き椿と小菊。茶菓子は干し柿。ランチは、隠元豆の胡麻和え・冬瓜と蓮根団子と平茸のお吸い物・間引きにんじんと四角豆の素揚げと、季節感満載。美魔女さんがほどいて洗ったアンティークの帯地を、名古屋帯に仕立てて差し上げていたのですが、さっそく本日締めて来てくれました。この和綴じの謡の本柄、年配の方にめっぽう好評とか。
美魔女さん、なんと今日は四句こしらえて来てくれました。
秋冷を切り裂いて高く百舌鳥の声 → 秋冷を切り裂いてゐる百舌鳥の声
美し国黄金の稲穂のきらめける → 美し国黄金の稲のきらめける
いわしさば天のわたつみ大漁ぞ → いわしさば大漁天のわたつみに
三味線の師と菊香の契り四年を経 → 三味の師と菊花の契り四年経て
とお吟さんはちょっと俳句らしく手を入れさせてもらいました。「菊香の契り」が分からなくて調べたら『雨月物語』の「菊花の契り」がヒットしたのですが、猫髭さん、「菊香の契り」というものがあるんでしょうかね?
