このロケット掲示板の『葵新吾"大好き大川橋蔵ファン広場”掲示板PARTⅡ』と
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どちらを見ても大丈夫なように管理者が責任をもって投稿記事は双方に分かるように掲載していきます。
🟨この掲示板は無料版の掲示板にしましたので、広告が入りますので見ずらくなってしまいました。ご容赦ください。
✱9月放送作品スケジュール✱ #2021.8.22
夕暮れになると、すずやかな虫の音が聞こえ、空に浮かぶ雲を見ても、秋がそこまでやって来ているのを感じるようになりました。まだまだ自粛の日々ですが、皆様お元気にお変りなくお過ごしでしょうか。私は、毎日同じスケジュールで、何となく時間が過ぎ去っているという感じです。
パラリンピックが始まり、雨に左右された全国高校野球は終盤を迎え、9月を迎えます。
その9月、橋蔵さんの出演作品は、東映チャンネルでの2作品の放送スケジュールは下記のようになります。先日も書きましたが、橋蔵さんと丘さとみさんの初々しい共演作品と2年ちょっとしたときのしっとりとした大人の愛を共演した作品を楽しみましょう。
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✱梅雨空の到来✱ #2021.6.23
関東は本格的な ☔梅雨といえる空になっています。そんな中、花菖蒲や蓮の花がきれいでしょう。
五輪は国民の自由は束縛しながら、各国のVIPクラスによい顔を・・・何が何でもという当初からの方向で強行するんですねえ。
競技場で酒を提供するかどうか協議をすること自体、国民を愚弄しています。
ワクチンも五輪の関係上急いでいましたが、2回目のワクチンが終えた人は騒いでいる割には少ないのです。
そんな中、私の施設でも当初の時期よりだいぶ遅れましたが、1回目の ワクチンを先週打ちました。副反応は出るものです。2回目の副反応がちょっと心配になっています。
今までも二役の作品はありましたが、「黒の盗賊」の武蔵小太郎と立花次郎の二役はどうですか。皆様は理性派の立花次郎と野生派の武蔵小太郎のどちらの橋蔵さんに魅かれますか。
時代劇制作が少なくなった1964年、正統派娯楽時代劇が飽きられ集団抗争時代劇に入ったときの作品の一つで、男性には喜ばれるであろうアクション時代劇になっています。この頃は俳優さんも現代劇のアクション・やくざ映画の分野の人たちが時代劇にも出るようになってきていました。
橋蔵さんとしても、この年代の作品では、今までとは違いじつに大胆さを要求される役柄が続いていました。今までの橋蔵さんのイメージを振り払い、次の東映が進もうとしている方向の作品で観客を呼べるかどうか・・・。
そんな1964年を過ぎ、1965年の「大勝負」の作品で東映時代劇が見られましたが、時代劇の俳優さんたちが現代劇の方にいってしまいましたので・・・。
それにしても、小次郎のメーキャップ、あそこまでして”野性味”と”悪”の面を出さなければいけなかってのでしょうか。ちょっとついていけない点もある私です。
✱あまり好まない「紅顔の密使」でも・・・✱#2021.6.15
天気が急変するという日々が続いています。あられ、ひょうも降って大へん。今日は私の住む街にも 雷雨がやって来る予報が出ていましたが、それたようで一安心。でも明日までは不安定のようです。雷の大嫌いな私には、非常に辛い時間になりますの。
17日夜放送がある「紅顔の密使」は平安の朝廷をバックに話がすすんでいくスペクタクル時代劇。文芸物は苦手?な分、スペクタクル的な時代劇を作るのが東映はすきでしたね。
加藤泰監督と橋蔵さんは「緋ざくら大名」に次いでの作品ににると思います。そのあとも4作品あり、作風は様々で橋蔵さん自身も役柄には興味を持ったに違いありません。加藤泰監督の映像方法は時代劇、現代劇に於いても素晴らしいと聞いております。なるほどと分かるところもあるのですが、どうも私には見たいという気持ちがなかなか起こらないのです。
そこで、映像としても橋蔵さんの部分としても、ここは好き!というところを見つけているのです。
「紅顔の密使」からそのうちの一つは・・・雷雨の話をしたことから、凄い落雷場面ががありました。あのシーン・・・武麿に助けられたことから、夜叉姫の心は武麿に・・・赤鷲たちに捕まった武麿を自分がやるといい、武麿に焼けた刃を突き付け、めくらにしながら廃人にしてやるといい、目をつぶしたように見せかけ助けるのだが、武麿はまさか助けられるとは思ってはいない。このシーンの武麿の表情を、こういう風に賞賛するのは変ですが、“とても美しく、魅了されてしまう”のです。また、母のいる町に入って追っ手を気にしながら四方八方に目をやりながら歩くときの一瞬の表情に、”鋭さ”を感じます。
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✱梅雨空です✱ #2021.5.20
今年の梅雨は日本列島を速足でやって来ていますね。関東地方も梅雨に入ったような、湿気の多い日がやってきました。梅雨入り頃に下の方から花が咲き始める立葵、上の方が咲き終わる頃に梅雨が明けるというので、この花を見ているのも楽しいものです。また、花が咲くと田植えの始まり」とも。そう言えば数日前に、富士北麓地域に初夏の訪れを知らせ、田植えの始まりを知らせる”農鳥”が現れたというニュースがありました。
このようないろいろな言い伝えによって季節を感じることが出来ることが少なくなってきました。田植えの時期なんて、都会化が進んで来た現在、忘れていた風景になってしまいました。
話を変えて、私は、橋蔵さんは、明るい作品の方が、役者としての力量を多分に出せていたのではと思うときもあります。要するに、橋蔵さんの几帳面な性格とは反対のところを出せる、いわば演技力として生かされるような感じを受けるのです。
二枚目で真面目な人をぶち壊しての役の方が役者としてイキイキしています。でも、ファンそれぞれですから、そこは皆様のお考えで・・・橋蔵さんの作品を楽しみましょう。
「喧嘩道中」「ふたり大名」「緋ぼたん肌」「水戸黄門」と役柄を経験して、「はやぶさ奉行」あたりから、力みのない演技がみられるようになり、顔つきも変わって来たなあと思う私です。
涙あり怒りありの中に、笑いがある楽しい作品はいいものです。
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✱良い年になりますように✱ #2021.1.1
皆さま、🎍新年おめでとうございます。
この三が日には、テレビ2時間ドラマ作品の放送があります。お正月なので本当は、爽やかな気持ちになれるような作品の放送を期待したかったのですが。
東映チャンネルには、数年前に放送した作品を出してきてくださることを期待します。
皆さまとご一緒に・・・年の初めをお祝いいたしましょう・・・今年もよろしくお願いいたします。良い年にしたいですね。
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✱ 皆さま今年も有難う✱ #2020.12.30
この一年は自粛のガマンの年でした。まだまだ終息の見えない中、いつもとちょっと違う年末年始を迎えることになりました。
ベランダ側から今、入ってきている太陽の陽ざしが眩しい空をみていると、何事もない穏やかさがあります。夕方には富士山も見えてくるでしょう。
今日明日は、私も仕事から離れちょっとひと休み。
ブログの方も”美しき大川橋蔵”私の想い出のアップも「新吾十番勝負第一部・第二部総集篇」の途中までの掲載で来年へ続くとなってしまいました。
やっと作品の内容把握は64作品の幕末の動乱まではできました。一作品紹介にどうしても力が入り細かく説明してしまうので、画像の数も多くなって、全体的に相当な分量になるため、投稿に時間がかかってしまいます。
心の軌跡?忘れえぬ人*大川橋蔵*のほうも、雑誌記事は1962年まではある程度あるので、私自身の整理のためにも載せてゆきたいと思っています。その後、近代映画の連続掲載だった「ぼくの撮影春秋記」が控えています。
若かりし頃の橋蔵さまを愉しみながら続けていきます。
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✱令和3年1月放送スケジュール✱ #2020.12.24
東京の空はどんより曇っています。部屋の中でも何となく肌寒さを感じます。
クリスマスイブ、クリスマスですね。この時期です家庭で静かに静かに ・・・楽しんで下さい。
今年も、ほんとうに残り少なくなりました。私は、あいも変わらずの同じような年末年始を迎えることになりそうです。
橋蔵さま作品、2021年(令和3年)の幕あけは、テレビ2時間ドラマが三が日となっています。初めてご覧になる方、何回も見ている方、といろいろでしょう。
やはり橋蔵さま晩年の貴重な3作品ですから、思いはそれぞれにおありと思います。
そして、「雪之丞変化」は楽しめる娯楽作品、こういう時代劇作品が生まれていた時代が、また遠く遠くなっていきます。
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✱この時期ですが・・本格東映時代劇✱ #2020.12.19
テレビの方では、時代劇専門チャンネルは今月~来年3月まで「中村錦之助劇場」で、チャンネル初の作品が毎月一本放送になります。そのうちの2月は「「新諸国物語 七つの誓い 黒水仙の巻」です。
この作品は今月東映チャンネルが放送中ですね。
同じ作品が続きますが、テレビ関係、映画関係も、現代の人々に、俳優たちのものとして残していきたいと考えているところはある意味で同じということなのかもしれません。
「赤穂浪士(196)」は、忠臣蔵ものとしては残されていく作品でしょう。橋蔵ファンの心理からいえば、この作品本当は内匠頭が何故そのようにまでなったのか、という成り行きがもう少し描かれていたら、と思うのですが、それは欲ばりかもしれません。この作品で描かれている内匠頭の場面は、歌舞伎調であるからこそ、橋蔵さまの持ち味が見事に描かれ、少ない出番でも感動を与えたのだと思います。
目の動きで心理を見せる・・・これは橋蔵さまお手のもの。渡り廊下での別れのシーンもよいですが、私は、歌舞伎調で訴えるこの場面の表情と目の動きに牽き付けられます。
多門伝八郎が「一時の乱心による所業と思うが(画像上段左)・・・」そうだろうというように促し、念を押すように目でうったえます(画像上段右)が、内匠頭は「乱心として・・」と心遣いに感謝するが、「内匠頭が吉良殿を斬った意趣が立ちませぬ(画像下段)・・・」
1959年の岡野金右衛門の橋蔵さま、若いからきれいですね。絵になります。
オールスター映画になれてきましたけれど、まだ十分でないところが見えます。お芝居的な動きがちょくちょく見えています。
1959年1月の「忠臣蔵」以降、橋蔵さまの演技力も変わってきていますね。
オールスターものに出ることは、人気のバロメーターでもありますが、俳優のスキルアップを図るのにいいことなのですね。
もう一作品、橋蔵さまの違った役柄での忠臣蔵が見たかったと思います。
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✱「赤い影法師」について②✱ #2020.11.14
(部分的に抜粋し、私なりのニュアンスと解釈で要約し掲載しております)
1962年度からは東映の封切制度が変わったときになりますので、新春のスクリーンを飾った「赤い影法師」頃までの撮影は橋蔵さまも何かと忙しかったときですが、この後は少しはじっくりと作品に取組める余裕が出来てきたと思います。
今月放送されている「赤い影法師」は、橋蔵さまのこれまでの作品のキャラクターとは違い、取組み方も違っていらっしゃったようです。
てすが、私としては柴田錬三郎さんの原作ものは、どちらかというと好きな方ではないため、今になっても「赤い影法師」はあまり受け入れられない作品になっています。しかし、橋蔵ファンの私としては、ブログの方でこの作品を紹介するまでには、ここは・・・というところ、を探したいと思っています。
そこで、この作品に取組んだ当時の橋蔵さまの抱負を拾って見ました。
なにしろ後にも先にもはじめての忍術映画なので大いに張切っています。小さい頃は、印を結んで呪文を唱えればドロンと煙りと共に消える忍術ものの主人公に憧れたものです。、幼い頃に憧れたものは何時までも心に残っているもので、映画界に入りいろいろな仕事をやっているうちに、映画のトリック技術を存分に生かした忍術映画を是非やりたいと考えていたので、「赤い影法師」で実現して、ほんとうに子供の頃にかえったような気持ちで楽しんでやっています。
といっても、忍術を見せるための筋運びの内容では僕もやる気がしませんし、ファンの皆様もばかばかしいと思われることでしょう。「赤い影法師」はストーリー自体ががっちりしたものになっている点、大いに期待をしているわけです。原作が柴田錬三郎先生のものですし、シナリオがベテランの比佐さんのものなので、この点安心して見ていただけると思っています。
正月ものとしては、いままでになかった異色作になると思いますが、立派なストーリーの一本の作品として、それだけで楽しんでいただけるものに、東映の技術を総結集した忍術場面をサービスするという形にしたいものです。
問題の忍術のトリックは、なるべく荒唐無稽なことはやらない方針らしいですが、そうかといってリアル一辺倒で押し通しても夢のないものになりますので、その点がなかなか難しいものだと思っています。
橋蔵さまが「赤い影法師」のシナリオを読んで、一番ステキだなと思ったのは、主人公若影がこれまでの忍術映画のような、単なるドロン・パッの忍術使いではないということでした。名を轟かす剣豪たちを相手に死闘を演じるだけに、立廻りの稽古も並大抵のものではなかったのですが、それ以上に、橋蔵さまが苦心したのは、愛情と復讐の板挟みに悩む若影の悲劇を、どれほど映画の観客に訴えられるか、ということだったといいます。
決して強いだけではなく、血も涙もある若き忍者の苦悩をわかっていただければ、嬉しいことはないのですが・・・とおっしゃっていました。
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✱「赤い影法師」について①✱ #2020.11.13
(部分的に抜粋し、私なりのニュアンスと解釈で要約し掲載しております)
「赤い影法師」の前に、橋蔵さまと小沢監督がご一緒した作品は「復讐侠艶録」「若さま侍捕物帖・鮮血の晴着」「新吾十番勝負・第二部」「右門捕物帖・南蛮鮫」となっています。
その小沢監督というと、お正月映画はお手のものなのですが、「赤い影法師」は本格的な時代劇だけに、単に面白いものにというわけにもいかない、といって、肩の凝るようなものにしても・・と、気楽には撮れないので難しいといっています。
橋蔵さまの役は、三代にわたる宿命を負わされた忍者という、大変デリケートにもの。原作の持っているニュアンスもある程度は出さないと、小説を読んでいるファンに失望されてしまう。そのため、橋蔵さまにもいろいろ無理な注文をつけたりしたといっています。
しかし、「橋蔵さんのイメージのなかには、明るい面と共に、沈んだ陽影というものがある。だから、それをひきだすのは、割に楽なんです」と監督はいっています。
勿論、シナリオは正月映画の基本的な狙いとしてのダイナミックな劇的展開を強調しているから、しつこいまでに母影、若影、服部半蔵の三者の人間像を描いてみるつもりだと意欲の一端を語っています。
「赤い影法師」はお正月向きの題材と単純に割り切れるものでなく、本格的な運命劇といってもよいものでしょう。それだけに監督の苦労も並大抵ではないようです。
「ちょっとドラマが重苦しすぎる、笑えるところがまずないんですからお正月映画としてお客さんにどうかな、それだけが心配です」と馬鹿に慎重です。
「橋蔵さんにしても、こうした本格的なドラマというのは、本当に久しぶりなんで、たいへん意欲を燃やしてくれています。橋蔵さんの演技の歴史にとって、画期的なものになるんじゃないですか」と小沢監督はいいます。
「しかし、煙が出てパッと消えるという、いわゆる忍術映画じゃなくて、忍者の動きをリアルに描いてゆく。リアルな動きや、立廻りの面白は、思いきり盛り込んでゆくつもりです」
そういうことから、小沢監督は、日本古武道連盟の中島正義先生に、忍者の歩き方、走り方から、基本的な手ほどきをしてもらい、これを映画的に料理するという周到さも、その狙いからに他なりません。
「だから、俳優さんもリハーサルがたいへんなんですよ。普通の立廻りと違って、ちょっとした動きにもリアリティを要求されますからね。橋蔵さんも熱心にやってくれています。あの人の稽古熱心には感心しちゃいました」
母影の小暮実千代さんも本格的な立廻りの稽古をやっていたそうで、セットでも手裏剣を握っては投げる手つきを繰り返していたそうです。
監督が、一番難しいと語ったことは、「原作はベスト・セラーとして多くの読者をもっていますから、読者の期待も裏切りたくはない。しかし、柴錬さん独特の官能描写ね。あれは、ちょっと画には出来ませんので・・・」ということでした。
そしてラスト描写について、こう語っています。
「シナリオの比佐さんの狙いは、ラストに一抹の哀愁というか、余韻を残して、後味のよしものにしたい、というーうんです。ラストにおける、三人の感情表出のために、全ての伏線が張られてきたわけなんで、私もラスト・シーンは押すだけ押したいと思っているんです」
皆様は「赤い影法師」を見て、どのように感じましたか、脚本家と監督のめざした作品のラストへ向かう行程に心響きましたでしょうか。
気持ちを新たにしてこの作品を見直すこともいいかもしれません。