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🔶お知らせ・・ロケット掲示板とRara掲示板は同時運営しております

このロケット掲示板の『葵新吾"大好き大川橋蔵ファン広場”掲示板PARTⅡ』と
Rara掲示板『大好き大川橋蔵ファン広場PARTⅡ掲示板』【 https://rara.jp/fanhiroba/ 】は同時進行で運営中です。
使い勝手からどちらも一長一短はありますので、できる限りは同時並行で行くようにしてまいります。
どちらを見ても大丈夫なように管理者が責任をもって投稿記事は双方に分かるように掲載していきます。

🟨この掲示板は無料版の掲示板にしましたので、広告が入りますので見ずらくなってしまいました。ご容赦ください。

編集・削除(編集済: 2023年04月07日 07:42)

振返って・・・こんな投稿もしたのだなあ

✱星に込めて✱ #2018.7.7

日本の気候がおかしいね。いたるところで川の氾濫、土砂崩れ。
特別警報は15時で各地解除されましたが、またまだ油断はできません。お気をつけください。来週は台風が沖縄に近づいてきます。

関東地方は曇り空、恐らく今夜の天の川は見ることが出来ないでしょう。
それでも、私のまわりで天に暮らしている人達との再会を、心にある天の川を渡り、再会したいと思っています。その中に、勿論橋蔵さまもいらっしゃいます。
橋蔵さまも見ていらっしゃいますよ。

👆(画像の上をクリックすると画面の違うところで見ることが出来ます)

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振返って・・・こんな投稿もしたのだなあ

✱赤い影法師のトリックから少し✱ #2018.6.9

「赤い影法師」は忍者映画ですから、撮影トリック少しでも分かると面白いかもしれません。あの時代の映画としては凄いとか、なるほどとか。
下記にネタバレをちょっと書いておきますので、今度作品を見るとき研究してみてください。
ラスト、富士山のもとでの立ち合いだったら雄大でよかったと思いますが、天候と時間の問題、立回りに適していないと怪我のもとになりますし難しいでしょう。部分的には現地で撮っていたところもあったようですが、構成するのに難しかったのかな。後で画像載せられたらと思います。

「赤い影法師」私としては手放しで”好きな映画”とは言えませんので、最初から最後まで研究はしていません。ブログに書く日までは真剣には見ないかもしれません。
でも、ここは・・と思う好きなところが数か所ありますので、その場面のイメージは鮮明です。
橋蔵さまの変化も見せている作品なので、そういう意味では飽きることはありません。
法下師姿の橋蔵さま素敵です。そしてサイコロ手品を使っての遊び人若影として映像は見せて行く、ここで着ている着物も面白い。忍者の装いと着流し姿と、・・・そして、忍術映画ですから、橋蔵さまも小さい時からやって見たかった・・楽しかったでしょう。
忍者映画ですから、トリックがふんだんに使われています。

橋蔵さまが高いところに飛んだりするところは、櫓のようなものを組み、そこに上がってポーズをとって、後で合成するというのはもうお分かりだと思います。

それと同じことで法下師が江戸の盛り場で見せる手品・・・上手くできていますね。
細かく切った紙が→蝶となる・・・作り物の蝶を絹糸で吊るしたものと、オーバーラップという二重写しという方法を撮っています。あなたは絹糸が見えるかな?
紐が立ってしまう→棒になる→蛇になる。紐が立つのは、中に針金を入れている、その紐が棒になるところは、橋蔵さまが針金が入った真直ぐの紐を持ったままカメラをストップして棒に持ち替え、再びカメラを回すストップモーションを使っています。
蛇になるのも、ストップモーションと目の錯覚を考慮しての撮影になります。
ですから、本物の蛇は、地面で動いている時だけで、橋蔵さまが手にしている蛇は本物ではありません・・小道具さんが苦心してつくった作り物です。本物に見えるでしょう!!・・・この作り物の蛇を本物に見せるため、橋蔵さまが手を小刻みに動かして本物の蛇が動いているように見せているのです。

この部分だけでも、撮影の具合が見えてくると面白いものです。

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✱橋蔵さま、生誕89周年✱ #2018.4.9

今年は桜の花がとても早く咲き、木々の若葉が芽吹いてきています。
今日は橋蔵さまの生誕日・・・橋蔵さまは、そよ風と戯れ何をしていらっしゃるかなあ。

ファンの皆様からの温かい思いを込めて、私の方からは橋蔵さまにお花のプレゼントをいたします。
皆様それぞれの思いがおありでしょうから、お好きな色の花にしてあげてくださいね。

“美しき大川橋蔵”私の想い出のほうでは、橋蔵さまが手作りのケーキで、私達を待っていてくださいます。どうぞ、いらしてください。  

👆(画像の上をクリックすると画面の違うところで見ることが出来ます)

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✱久しぶりに「大江戸の侠児」✱ #2018.4.6

昨日は、久しぶりに放送で「大江戸の侠児」を見ました。
「大江戸の侠児」は1932年に千恵蔵プロダクションが山上伊太郎の原作、脚本を片岡千恵蔵さん主演で作った「時代の嬌児」のリメイク作品になります、戦前の巨匠といわれた山上伊太郎の原作を、加藤秦監督が整理しなおして脚本を仕上げたものになります。内容は今の人からみたら古典的ですが、その古典的な劇作法をもってこの作品の良さが表れてきていると言えるのだろうと思います。
チンピラの次郎吉と彼に関わる人達の間に、思いがけないことにより良しと思ってのことが悪い感情を持たせてしまい、それが悲劇になってしまう。そして、この作品にはよけいな人物設定、よけいな描写がありません。
カメラも長くまわして、じっくりと描写している場面が多々あります。
見ていてもわかります、普通より長いところがあります。俳優さんも大変だったでしょう・・・どこで「カット」という声がかかるか分からないのですから、その感情のを持続して演技をできないといけません。香川京子さん、多々良純さんという共演者を得て、橋蔵さまもその点素晴らしいものです。

次郎吉を中心に人間模様と人生の悲しみ喜びを描いていってます。 吉太郎を大名の馬に轢き殺され、その時約束してくれたお中老にも裏切られ、その怒りから大名屋敷の御金蔵を奪い取る盗賊となった次郎吉の悲しみを追い、義賊とか英雄との次郎吉ではなく、悲しみと痛みを表現しています。
デッチリ権、文字春、おたかを救うためにやくざを殺し凶状持ちになった次郎吉が、少しの間でもとおたかの願いをきき二人で仲良く行く先に幸せはないと分かるのですけれども・・・湿っぽくもならず、暗くもなっていません。要所要所に、笑いがあるし、ユーモアがあり、大衆娯楽時代劇なのです。

橋蔵さまも初めの方ではチンピラで徹底した汚れ役で興味を持ちファイトを燃やしていたそうです。監督はこの作品では橋蔵さまが役柄そのものに生きているという映画にしたということです。

何回見ても心に残るところは、伊豆屋の店でのところです。落語や講談で有名な「蜆売り」のところです。
この有名な場面に、デッチリ権と再会するという場面を入れて・・・伊豆屋の店内での次郎吉が好きだなあ。女将と船頭の竹と今評判の鼠小僧の話を聞いて内心喜んでいる次郎吉、デッチリ権と思いもかけない再会を喜び我を忘れて喜びを出す次郎吉、文字春、おたかを案ずる次郎吉、そして、蜆売りの少年に亡くなった吉太郎を重ね合わせ優しく接する次郎吉、だが、その少年の姉が鼠小僧にもらった小判から大変なことになったことを聞いてよかれとしたことが・・と悔いる次郎吉、とその場面は歌舞伎を観ているように動きが美しく、表情も表には出せない抑えての橋蔵さまの演ずる次郎吉に感動します。

👆(画像の上をクリックすると画面の違うところで見ることが出来ます)

引用して返信編集・削除(編集済: 2022年04月18日 20:10)

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✱「任侠東海道」のときの訪問記✱ #2018.4.2

一昨日の夜から昨日一日は、ブログと掲示板の画像変更とブログのフリーページの画像掲載に時間をつぶしました。ごちゃごちゃになっているものを整理するのは大変なことです。苦労すると掲載止めようとも思ったりしますが、これをやりながら自分自身も橋蔵さまを良くも悪くも再確認していけることですし、できるところまでは頑張るつもりです。
ブログのフリーページ掲載画像も一括ではできないので、ちょこちょこ追加していきますが、こちらのコーナーも時々覗いていただければうれしい・・橋蔵さまが色々な表情をみせて待っていますよ。そのうち、私が好きな橋蔵さまの画像をコーナーに載せたいと思っています。

※・・・では、橋蔵さまに少しの時間を頂いて・・・
(いつものように私なりに解釈、要約して載せています)

🐦セットでの撮影が遅れ五時半開始になって
橋蔵さまがメーキャップはそのままで、サンダルで部屋から出てきた時、見学ファンが見つけて写真を撮り出し・・、橋蔵さまは急いで演技課の方へ入って行きました。
部屋に戻ってきますと、早速台本を広げてセリフの勉強です。
「降りて来い」突然橋蔵さまの大きな声、「おれは増川仙右衛門だ」
✐(このセリフは掲載した画像の上段の場面になりますね)
セリフの勉強中に時間を少し頂きお話を伺ったときのこと。
チャーミングな瞳で笑いかける橋蔵さまは本当にお茶目さん。
「後援会は今何人いるの?」・・・一万一千人くらいです。
「もうそんなに。ファンは有難いですね」と何度も繰り返されていました。
そして、橋蔵さまはこう続けました。
「本当は一年に二回位、東京、大阪闘で何か演らなきゃいけないのに、撮影が忙しくてなかなか東京へも帰れないし、・・でも、忙しいのは有難いことですよ。会社で使ってくれなくなったらおしまいですもの。この間久しぶりに銀座を歩きながら考えたんだけど、一つの映画が終わって東京へ帰った時は、一切仕事を忘れ頭の転換をしてから、改めて次の仕事にかかる様にしたいと思うんですよ」橋蔵さまは真剣な表情でおっしゃいます。
✐(でも、東京に帰ってくれば、京都にいる橋蔵さまが、東京へ帰って来たら何をしているのかと、雑誌の取材、東京の東映撮影所にも顔を出したりと、違った仕事がぎっしりと詰まっていたと思います。それに今のように交通の便はよくありませんから、京都と東京の行き来に時間を費やしますもの。実質東京にいてご自分の自由になる時間は数時間だったでしょうね)

🐦名古屋で踊られた「保名」は「きれいでした」といいますと、
「そう、保名は歌舞伎時代にも踊ったことがなかったし、初めてなので暇があれば、もっと良くお稽古したかったんだけれど・・・でも、また機会があったら是非おどりたいな」と、橋蔵さまは舞台を思い出すように言ったということです。
✐(私ものちに舞台を見ていますが、橋蔵さまの女形のメーキャップは美しく、舞う姿も溜息が出てしまう美しさですよ)
「任侠東海道」の撮影時間、橋蔵さまは「じゃまたね」と急ぎ足で衣装部屋へ。

🐦そのあと、撮影が始まるセットでは
寺津間之助の土間が組まれています。その片隅でライト除けのサングラスをかけた橋蔵さまが大友柳太朗さん達と演技の研究をしているようです。
小政はじめ数人の子分達が手、足、腕等に包帯を巻いてもらっています。着物を泥だらけに汚している子分もあります。皆疲れ切った表情、大政、仙右衛門を先頭にやっとのことで間之助のところに引き上げてくるシーンです。 (画像の下段の場面になりますね)
松田監督が細かい演技の注意を与え、「さあ、テスト始めましょう」の声でスタート。土間に入った途端、次郎長にいきなり怒鳴られるます。皆がなんのことで怒られるのかわからず立止まるところでカットになりました。
橋蔵さまもおっしゃっているように慎重な松田監督ですので、テスト4回、本番2回でやっとOKが出たようです。その日は夜間撮影になったようです。

どうですか、ほんの1カットのところですが、撮影は大変ですね。当時は、スタジオに見学者がいっぱい。近隣の人は足しげく通っていたのでしょうね。京都からずーっと離れた田舎暮らしの私には、考えられない光景です。

👆(画像の上をクリックすると画面の違うところで見ることが出来ます)

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✱二本掛持ちの橋蔵さまにインタビュー✱ #2018.3.29

桜満開の便りが各地から聞こえてきます。
最近のソメイヨシの花の色が薄くなってきているように思えます。空の色も以前とは違いますからそれもあるのでしょう。郊外へ行かないとですから、ライトアップされたほうが印象に残ります。

今日は、ブログの方で「花吹雪鉄火纒」と「任侠東海道」の作品が終りました。そこで、後援会誌から、ちょうど二本の作品に掛持ちで入っていた時に、橋蔵さまと撮影合間の10分間対談というのを見つけましたので、その時の橋蔵さまを感じてもらえればと思い掲載いたします。橋蔵さまも後援会の皆様へのメッセージなので、リラックスしています。(いつもの通り、私なりの解釈と思いを入れてまとめていますので、その点ご了承ください)

◇今撮影に入っているお仕事は何?
◆現在「任侠東海道」と「花吹雪鉄火纒」の二本に出演していますが、今のところA・B班に分かれて「任侠東海道」を撮っています

◇大分出来上がったの?
◆いいえ、何しろ松田先生ですので、中々慎重で一カット撮るのに倍ぐらい時間がかかりますね

◇橋蔵さまの役柄は?
◆僕の役は増川の仙右衛門でね、僕の叔父が悪い奴に殺されてね、それでね清水一家と共に仇討するんですよ、前半は割に活躍するよ

◇「花吹雪鉄火纒」では、まず始めに入墨をいれますね。いかがですか?
◆ええ、入墨を見せるシーンを撮るときは、三時間前に撮影所に入ります。朝は特に眠いから辛いですね
✐(朝早いのは苦手な橋蔵さまでしたから、普通スタジオ入り9時だとすると6時入り・・・すると、起きるのは??・・私でも辛いで~す)

◇どのようにしていれるのですか?
◆何しろ裸にならなくちゃいけないでしょ。へやを閉めて火鉢をおいて暖かくしてから、パッと裸になるんですよ。(笑)
先ずね、コールドでふいて、その上に眉墨で絵をかいて、粉白粉でたたいて、最後に白粉をガーゼでたたくと黒く書いたところが青く出るんですよ
✐(なるほど、大変な作業ですね、描く方も大変ですが、描かれている方も同じ姿勢でおとなしくしていなければいけませんから、辛いものがありますね)

◇今度で纒物も二本目になりますが、前のと比べていかがですか?
◆前のは(大江戸喧嘩纒のことですよ)田舎出の侍が火消しになったのですが、今度のは直参の旗本で江戸っ子でしょう、ちょうど僕みたいにね(笑)・・だからとてもいいですね
✐(育ちがよくて江戸っ子で、よい男で・・・地のままでいけますよ僕は・・と言いたかったのかな?橋蔵さま・・その通りですけれど)

◇立回りも、
◆何しろ江戸っ子ですから威勢がいいでしょう、裸で立回りをするんですよ。
 あのね、マネージャーとも話して笑ったんだけれど、寒くなると裸で立回りをしたり、滝にうたれる作品をやらされて、夏だと覆面かなんかしちゃってさ、全く皮肉だよね(笑)なるべくあったかいうちにやってくれるといいんだけれどなあ・・
✐(封切時期を考えただけでもそれは無理な話ですし、そうはうまくはいきません・・昔の俳優さんはホントに体を張ってのお仕事ですしたから大変、特に東映の撮影本数は半端じゃなかったもの。健康でないと出来なかったですね)

◇スチールに、洗濯や雑巾がけをしているところがありましたが、やって見ていかがです?
◆初めてやりましたね、女性の苦労を一寸味わったかな(笑)
✐(私、洗濯物を干している時の顔が可愛くて仕方がないわ。雑巾がけなんかどうして上手いものでしたよ、女の人より上手いわ)

◇二本掛持ちで出演して、特に苦労したということは?
◆今の場合、やくざと鳶で、だいたい役が似てるでしょう、だから、気分転換に骨が折れませんね

◇「花吹雪鉄火纒」の相手役は?
◆ はじめ中村雅子さんでしたがだめで、中原ひとみさんになりました

(ここで、松田組B班○○ステージで撮影開始のアナウンスが流れて来たそうで終りになってしまったようです・・)
✋(いってらっしゃい・・忙しい橋蔵さま・・ファンとして感謝感謝です)

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✱仙太郎のようなやくざは橋蔵さまの良さが引きたつ✱ #2018.3.26

明日は今月最後の放送になる「大勝負」があります。
「大勝負」はやくざが十手を持ち好き勝手なことをする関八州のご正道を正すため、やくざの喧嘩、代官と勘定奉行、隠密、蜜偵とがうごめくという、ストーリー的には重く深刻な面があるように思えるのですが、蛸十郎と仙太郎に”もぐら”と”らっきょう”というあだ名をつけ、対立する二組のやくざの用心棒にそれぞれが付き、旅役者の女座長市村花之丞が隠密として双方のやくざの親分を操ると言う、ドタバタ的なものがこの作品を面白くしている感じがしてきます。この映画は大川橋蔵主演の映画でしょう。
ここでの高千穂ひづるさんはいいですね。こういう感じで橋蔵さまともう少し共演して欲しかった。「任侠清水港」では橋蔵さまが若く見えすぎしっくりこなかったし、「新吾番外勝負」も高千穂さんが、非常に年上に見えて橋蔵さまが恋する相手としては役柄的に好きになれないところがありましたが、「大勝負」では、蛸十郎と仙太郎、そして二組のやくざの親分を手玉に取るという、このストーリーの要として、とてもいい感じに見えます。
この作品で橋蔵さまは、侍の家に育ったのだが訳あってやくざに身を落しているという役で、ニヒルさも見られますが、私は、仙太郎のとぼけた表情、やくざになりきれていないやさしさが覗く表情、そして満面笑みの表情が好きです。(橋蔵さまお顔が少しふくよかに見える時とすっきり見える時とがこの「大勝負」と次の「主水之介三番勝負」でありますね。)
集団時代劇ではあるが、「大勝負」はどちらかと言えば明るく描かれているので救われはします。

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✱「斬ったのか?」の問に返事をする場面にしびれます✱ #2017.11.4

昨日の夜は「任侠東海道」をリアルタイムでテレビ鑑賞いたしました。
この作品は「任侠清水港」に続いてのお正月オールスター映画、東映ならではのこれでもかというような長ドスでの立回りシーンは圧巻です。ただ、入り乱れての早い動きなので、誰が誰だかわからないところもありますから、立回りを楽しむというところでしょう。
橋蔵さまの場合、オールスターの時は、意外と立回りシーンの良さが少ないので印象が薄くなってしまっているように思われます。
その立回りの時のことを橋蔵さまがこのように話しておりました。
「荒神山のセットの立回りはすごかった。あんな大立回りはいままでなかったなあ」

橋蔵さまは前回「任侠清水港」での追分の三五郎といい「任侠東海道」の増川の仙右衛門といい、二枚目のいい男を演じています。
錦之助さんは「任侠清水港」では森の石松、「任侠東海道」では桶屋の鬼吉で、こちらも同じような役柄になっています。
この作品は、増川の仙右衛門の叔父を殺された敵討ちをするために、沼津の三人組を追って行くなか、清水一家に楯突く安濃徳たちに立ち向かい、荒神山での縄張り争いに巻き込まれ鉄砲に倒れた吉良の仁吉が描かれています。

私は、橋蔵さまの出演場面で好きなところは、叔父を殺した三人組と叔父の後妻のおしまがぐるではないかということで、住処を見つけ、おしまを斬ろうとしたが・・叔父の位牌があるのを見て・・。おしまから離すために、大瀬の半五郎と法印の大五郎がかっぽれを踊りながら辛い様子で、仙右衛門がおしまを斬って来るのを待っている・・・二人のところにやって来た仙右衛門が「斬ったのか」という半五郎の問に、「いや、斬らなかった」と言うのを、無言で首をゆっくり振るところです。ここのところの橋蔵さまの演技は、”ほろっと”させられます。赤穂浪士の別れの場の手の動きと同じです。橋蔵さまだから出せる演技です。
その場面が画像上の2枚でみられます。千代之介さんと加賀さんはここのところの演技に関して細かい打合せ中ですね(下の画像)、橋蔵さまは・・??
ご想像におまかせいたします。

そう言えば、このとき橋蔵さまは、ご自分があとで「勢揃い東海道」で吉良の仁吉をやるとは思っても見なかったでしょうね。「勢揃い東海道」の立回りは素晴らしかった。

👆(画像の上をクリックすると画面の違うところで見ることが出来ます)

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✱しつこく「炎の城」・・当時の批評✱ #2017.8.2

映画館でご覧になっていたのですか。小さい時、憧れている橋蔵さまが、ずーっと正気と狂気を復讐という執念に取りつかた顔での98分を見ているのは辛いものがありますね。

📌私は、昨晩もう一度しつこく当時の「炎の城」を研究いたしました。
「海賊八幡船と「炎の城」は橋蔵さまの異色作として、批評が多く出ていました。
そんなもの関係ないわというのもよし、どんなところが批評されているのか、愛する橋蔵さまの作品を見て自分もここはこんな風に思ったとするのもよし・・・人それぞれですが。
私の場合、なるほど、大人になって大人の目で見た時、やはり同じことを感ずると思うところはありました。

📰当時の各新聞での評論でも、正気なのに狂人のふりをするのは難しいこと。その役に取り組んだということは橋蔵さまはよくやったが、やり過ぎというようなことを書いています。2新聞からのものを掲載します。

♧ 『カラを破った橋蔵―やや物足りない炎の城』という見出しは朝日新聞
農民の不満を背景にお家騒動を描こうという訳だが、肝心な農民騒動が画面の中で浮き上がってしまったのが物足りない。意外な事件の説明は成功と言えるだろう。かつての忠臣の遺族を訪ね、師景の暴虐ぶりを聞く回想方法はテンポがよく事情をしることができる。
ただ、ちょっと気になったのは橋蔵の顔色がやや力強い色彩になりすぎていることだ。長い航海の果てだから日焼けもしているだろうが、もう少し”旅のやつれ”と言ったものが表現されてもよかったのではないだろうか。茶系統の色が強すぎて、逞しさが強調され過ぎたように思う。
つぎに、橋蔵の狂人ぶり。正気の人間が狂気を装うのは実に難しい。狂人になり斬るのではなく狂気を装って最後は正気に返るのだから、役柄としては実に難しいものだ。
観客たちは黙って息をひそめ橋蔵の”狂人”ぶりに見いっていた。橋蔵としては勢一杯の熱演だったろう。
しかし、画面を見ていた若い女性から「あの橋蔵ちょっといやらしい」とささやきあっているのが耳に入った。女性たちにとっては、橋蔵はあくまでも橋蔵らしく甘い雰囲気で演じてもらいたいところなのかもしれない。芸術性と娯楽性の兼ね合いが難しいところである。
農民たちと正人をもっと密着させて描いたら師景の野心もくっきり浮き彫りされただろう。師景の罠にかかった正人がめった斬りにあい、さらに致命的な矢傷を負いながら、死に物狂いで戦うところは、橋蔵はうまい立回りを見せるが、間延びしたラストでいただけない。
正人が母を見て悩む姿や雪野に気持ちを打ち明けられないくだりなど、橋蔵はいささか無理をし、オーバーな演技。しかし、いままで美剣士などに扮し、その甘さと適度な色気を買われていた橋蔵ととっては、そのカラを破った意欲的な作品で精いっぱいに取り組んでいるところは悪くない。

♧ 東京新聞も、セットも登場人物も充実したスペクタルものだが、王見正人の復讐にのみ専念し、気違いを装うシーンに力が入り過ぎ、雪野との哀歓が描き足りないのがさみしい。暴動寸前にまで追い込まれている農民への政との協力も描かれていないなど、脚本にも不備な点があるし、吉弥もいたずらに怒号するばかりで芸がない。橋蔵の熱演も空回りしている感じで、もう一つ迫力にかける。
さすが、大河内と黒川は年期のの入った芸を見せている。時代劇初出演の三田の好演が最大の収穫といえよう。
加藤監督としては、演出プラン通りにやったのであろうが。

📖 別所直樹さん雑誌で上記新聞の批評から、
「炎の城」は確かに佳作であった。各批評に見られるような不備な点は勿論あるが、農民一揆、恋、復讐、凄絶の殺陣など、盛りだくさんのスペクタル映画である。
加藤演出は、それを余り力まずに描いて効果をあげている。
橋蔵が少し力み過ぎたという評もあるが、やはり世界の古典劇としての”ハムレット”が頭にあったからであろう。無理もないと、思える。だが、この作品のような意欲作に、これからも大いに取り組んでほしい。
1時間37分観客たちは十と息をこらして見ていた。そして飽きさせない。まっ正面から取り組んだ演出ぶりだが、それでいて東映らしい娯楽映画として一応成功をおさめている。橋蔵にとっては大きな収穫の一つであろう。

◇ ある人の大川橋蔵の研究と題してから抜粋『外柔内剛の”根性』
「炎の城」がクランクして間もなく、橋蔵の部屋に行くと、この映画のラストシーンについての論争?になってしまった。父を謀殺した悪人とはいえ、肉親のおじを斬り許嫁も死なせてしまうのだから、正人はラストで死ぬのが自然じゃないか・・これが彼の論理である。
八住利雄のシナリオは封建の暴政は破れ、新しい国造りのチャンピオンとして正人は生き残ることになっているのだが、この”生か死か”をめぐって橋蔵は随分頑張ったようである。結果は、シナリオどおりにと落ち着いたが、こうした役の解釈における問題をなおざりにしなかった橋蔵の態度に”根性”の片鱗を見たような気がしてうれしかった。
あのデリカシー(優美)な外貌のどこに、こんな執拗な力が秘められているのか、外柔内剛のサンプルみたいな俳優だなと、思った。
橋蔵の聡明さは、定評のあるところ。「炎の城」のような赤毛劇をそのままの観念的ダイアロオグ(頭の中だけで考える対話)も、橋蔵が語るとさして不自然でないと言うのも、彼の持っているニュアンスが大変知性的であることによっている。もっとも、にせ気違いの件は、この聡明さがマイナス?して大きな誤算を犯しているのだが、この辺に今後の橋蔵の重要な課題がありそうだ。
他動的な問題としては、彼の聡明さ(演技計算)を、頭から粉々にしてしまうような、巨匠にぶつかるということも、俳優として飛躍するためには、必要なことではないだろうか。
様式のドラマ・・・歌舞伎から出発した橋蔵には、やはり役の解釈にも、”型”から入っていくような修正がのこっている。(私の意見・・このことは、ずっと皆さんから言われていたことですが・・橋蔵さまとしての良さはこれがあったからだとも言えるのですよね)
こうした点を克服して、「30年スター大川橋蔵」に待望することが大きい、と締めくくっています。

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✱ラスト橋蔵さまの穏やかな顔が救い✱ #2017.7.31

大型の台風 が向きを変え、日本に向ってやってくるようです。

7月最後の東映チャンネル橋蔵さま放送作品は「炎の城」でした。
リアルタイムで4回見ましたが、見終った後、頭の中が混乱?状態になってしまいます。
領地の民衆の一揆と復讐劇が重くのしかかってくるのと、正人の正気と狂気とのお付き合いで、苦しいものがありました。暫く?はこの作品からは遠ざかると思います。
同じ時撮影の「海賊八幡船」と続いての異色作品「炎の城」、橋蔵さまもこういう役も・・と期待を持って制作したものですから、ファンとして受け入れは出来ます。
当時「海賊八幡船」もファンの間でも男っぽく見せるための化粧がどうのと賛否両論でしたが、私はこちらは娯楽としての要素が多いし、橋蔵さまのニヒルさもあり大好きです。
「炎の城」の目のラインは「八幡船」と同じような化粧でしたね。ただ、雑誌で見ていると作品のように汚くはないのです。ということは、作品自体が暗く撮っているので、衣装ももどちらかというと派手さがあり特注で良いものを着ているのですが、それを押し殺し、橋蔵さまも目立たなくするような群衆的時代劇作品でした。
つまらないでは、つまりませんので・・・・・ クライマックスに、外へ出てきた正人に数十本の矢が飛んできますね。(右上の画像)
小道具さんの苦心の特殊撮影でした。
橋蔵さまの身体に直角にピアノ線をはり、その線に矢を通して数メートル離れたところから矢を射るのです。矢はピアノ線にそって狙いどおりに、橋蔵さまの胸にぐさりと突き刺さるのです。あっ、それでは橋蔵さまが怪我してしまう。そのため、橋蔵さまの身体には、ちゃんとショック止めがついているので、どんな矢が突き刺さっても大丈夫ということでした。それにしても、失敗ということもありますからね。何事もなく無事終えてよかったです。

敵は討ったが正人は怪我もしているし、天守閣に取り残され、炎上する城が長々と映しだされ、これで正人と可哀想に死んでしまったのだ、と当時映画を見ていた人はそう思ったでしょう。ところが、暫くすると、焼け跡が映りそこに助けられた正人の姿があった時は、ホッとしたでしょう。そして、橋蔵さまのあの表情が見られてうれしかったでしょう。
やっと橋蔵さまだと思うところは、城から助けられ待っていた民衆に向かえられるところで、あの優しく穏やかになった表情が見られたことは、よかったよかった。(左上と下の画像)

👆(画像の上をクリックすると画面の違うところで見ることが出来ます)

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