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🔶お知らせ・・ロケット掲示板とRara掲示板は同時運営しております

このロケット掲示板の『葵新吾"大好き大川橋蔵ファン広場”掲示板PARTⅡ』と
Rara掲示板『大好き大川橋蔵ファン広場PARTⅡ掲示板』【 https://rara.jp/fanhiroba/ 】は同時進行で運営中です。
使い勝手からどちらも一長一短はありますので、できる限りは同時並行で行くようにしてまいります。
どちらを見ても大丈夫なように管理者が責任をもって投稿記事は双方に分かるように掲載していきます。

🟨この掲示板は無料版の掲示板にしましたので、広告が入りますので見ずらくなってしまいました。ご容赦ください。

編集・削除(編集済: 2023年04月07日 07:42)

「美味かったぞー」  #2016.1.16

若君千両傘・・③ 
私の好きな場面・B
お春に教えられた道の途中であった出しゃばりの新吉と着ているものを取替、町人になり、その夜屋台そば屋で
新吉 「なんとようにあうなぁ、いきなもんや。生まれつきのやくざみたいや。それに
    引き換えてわしの似合わんこと、どうだ」(①の画像)
城太郎「いや、そうでもない」
 新吉「まだ、あかん、言葉が侍や」
城太郎「じゃ、よく似合うぜ、兄い」(➁の画像)
 新吉「へえ、おおきに」
       〈省略〉
 新吉「あかん、旦那、何べんもお聞きしますけど、何で追われてまんねん」
城太郎「・・・だまって食いな」
 新吉「あっこわ、そのまた怖い顔がしびれるほどいいね、・・・・」
城太郎「あぁっ、うまかった。新吉参るぞ」
 新吉「おぃ、また侍や」
城太郎「新吉、行くぜ」
       〈省略〉
 新吉「旦那、何処まで行きまんねん」
城太郎「足の向くまま気の向くままだ」
 新吉「わての着物は変えさせてもろうたけど、まだ口止め料もろてはいませんな。それに、
    旦那も一文無しでどないしますんねん」
城太郎「お前がいるじゃないか」
 新吉「そんなせっしょうな、下男と間違えたら困るな。あのうどん代が精いっぱいのところや」
城太郎舌をペコちゃんみたいにペロリとして(③の画像)
城太郎「美味かったぞー」
 新吉「うわぁ、そんなこと言われたら何でもしとうなるがな」
といって、新吉は大店の自分の家に連れていったが、家には入れてもらえなかった。

👆(下記URLをクリックすると画像にリンクします)
https://sugi-nami.blog.jp/archives/14693577.html

引用して返信編集・削除(未編集)

「相合傘って(^.^)』  #2016.1.16

若君千両傘・・② 
☘私の好きな場面・・A
追っての家臣たちが乗る馬が通り過ぎたのを見て、絵日傘から出て来たのは城太郎。
(この時のお春の日傘模様はさくらです)

城太郎「おかげで助かった、暇を取らせてすまなかったな。ありがとう」 (①の画像)
🐦(橋蔵さまの”ありがとう”のイントネーション大好きなの)

お春 「あら、お侍さん、また江戸へ戻るの?」
城太郎「えぇっ?だって、あれでは江戸から一歩も出られないよ」(➁の画像)
 お春「ぼんやり海を見ていたら、いきなり飛び込んでくるんですもの、びっくりし
ちぁっつたわ。うふふん、でも、相合傘っていいものねぇ」
城太郎「えぇっ?」(③の画像) 何をいっているのかと不思議そうに

👆(下記URLをクリックすると画像にリンクします)
https://sugi-nami.blog.jp/archives/14692988.html

引用して返信編集・削除(編集済: 2022年05月16日 16:47)

橋蔵さまは"しけ"が本当に似合う  #2016.1.15

若君千両傘・・①
あらすじから始めますが、大好きな作品のため載せるのに長~くなってしまいました、どうしましょう・・・

📎 (その前に) 橋蔵さまの城太郎が可愛いし、お春との絡みのセリフは現代的で普通の?男の子が女のこと話しているような感じなので、何回見ても”にゃっ”としてしまいます。かと思うと、二枚目半の橋蔵さま、”色しけ”が似合う橋蔵さま、そしてきりっとした侍の橋蔵さま、と29才の橋蔵さまが楽しめる作品ですね。

毎日を退屈に過ごしている本田家の次男坊城太郎。
そんな城太郎に見合い話が持ち上がるが、見合いの相手に許婚がいると分かり家出。
道端の絵日傘から一人の武士が・・主人公城太郎である。家臣たちの追っ手をやり過ごすために道端で隠れるのに入ったところはお春の日傘。でしゃばりの新吉や易者の如仙とのやり取で、橋蔵さま扮する城太郎の二枚目半を、ふんだんに見せてくれる。
町人姿で、関わる人々とくりひろげられる物語。

一文無しの城太郎を易者の如仙が連れていったのはお春の父親の口入屋、新吉という名で料亭の板前見習いとして働くが、その座敷で友人の伊佐新次が、騒動に巻き込まれていたのを助け身分が分かり料亭には戻れずまた転職をすることに。下男として奉公することになった松前屋は隣の浪花屋と三代前から犬猿の仲だが、両家の娘と息子は恋仲であった。その浪花屋は知りあったでしゃばりの新吉の家でもあった。城太郎は二人のために心中の計画をたてふたりを一緒にさせる。

主人と箱根に湯治に行く途中、城太郎は侍たちに取り囲まれている伊佐を助ける。伊佐は薩摩藩と琉球使節が将軍暗殺を企てているのでそれを阻止してほしいと城太郎に言い残して死んだ。城太郎は馬でやってきたお春を下ろし、馬に飛び乗り「また商売がえだ。達者で暮らせ」といい江戸城へ。琉球使節の香炉の煙がと言い残した伊佐の代わりを果たした城太郎・・・また誰かを追いかけて馬がかけていく・・道端の絵日傘から顔を出したのは城太郎。今度はお春と相合傘で仲良く・・・。

料亭に下働きでの騒動、下男として入った商家での話が軽快に描かれ、そこに城太郎とお春の恋模様が清々しく描かれていき、やはり東映時代劇、侍である城太郎も忘れてはいない立回りがあり、最後は最初出会った場所で、城太郎とお春が仲良く・・という終わり方で、とても明るく楽しく面白い作品です。

📎 沢島忠監督と橋蔵さまの初顔合わせ。「若君千両傘」は娯楽時代劇の良さが数多く取り入れられている、また当時の若い女性の様子を映画にも取り入れ”いかす”という言葉を使ったり、城太郎とお春の話す感じも現代の若者がごく自然にしゃべっているよう、日傘は若い女性の華やかさを、この作品の重要な小道具になっていますね。

📍凛々しい侍と粋な町人姿の橋蔵さまが魅力が楽しめる作品です。
橋蔵さまは”しけ”が本当にお似合いです。「よぉ、色男、!!惚れ惚れしますねぇ。」

橋蔵さまの歯切れのよい江戸弁と、田中さんの上方弁。この二人のやりとりが楽しい雰囲気を作り出しています。後の「清水港に来た男」でもそうですね。
遊び心、ファンへのサプライズも忘れていません。お春にプレゼントする絵日傘に橋蔵さまの「違い柏」が用いられています。

好きな場面が沢山あって、載せるのに絞りきれません。ごめんなさい?

引用して返信編集・削除(編集済: 2022年05月16日 16:37)

花吹雪鉄火纒③  #2015.12.12

☆私の好きな場面 続きです。
*長次を丸めこもうとした山崎屋だったが長次はきっぱりと断る。その帰り道粋な小唄をくちづさみながら来る長次を覆面の刺客に襲う。
「へっへっへ、月はおぼろに白魚の・・とセリフの言いてえところだ。江戸っ子は気がみじっけいんだ(①の画像)。怪我しねえうちにさっさとけえんな。」
📍橋蔵さまのこのセリフ・・「よっ、音羽屋」と言いたいところです。
*ラスト将軍様の前での纒振り(➁③の画像)
📍 いやぁ、綺麗です見事です!!」何回見ても飽きない。
長次の啖呵で気分スッキリ・・さあ、私これから仕事モードに入ります。

👆(下記URLをクリックすると画像にリンクします)
https://sugi-nami.blog.jp/archives/14639051.html

引用して返信編集・削除(未編集)

花吹雪鉄火纒観賞②  #2015.12.12

☆私の好きな場面 続きです。
*ある晩、火付けの証拠を掴む為掘割を通った時、脇差を握った男が飛び出してきた。江戸へ帰ってくる時に あった武蔵屋父娘の家であった。
事情を聴き帰るとき、お花に長次が「困ったことがあったら、俺のところへ相談に来るんだぜ(①の画像)うん」
📌「いいね、わかったね」というこの「うん」の言い方、本当に優しいのよね。橋蔵さま独特のあのいい方で好きだなぁ。あんな調子で言われたら、あなただったらどうしますか。(この時、長次はお花を愛おしいと思うようになっているのですよね。)

* 油を買い占めている山崎屋が火事になった。油の値段を吊り上げるために火をつけたのだ。長次は用水桶の水をかぶって樽置き場を体当たりで開け、樽を調べたが中身は空であった。(②の画像)
纏持ちの清三が火の粉にあおられ落ちていまい、長次が代わりに屋根に上って纏を振った。(③の画像)

📌纒振りは、足腰を鍛えている橋蔵さまだから出来るもので、あのように誰でもが振れるものではありせん。本物そっくりに作ったもので結構重かったそうです。足場のしっかりとしたところなら難なくふれたそうですが、屋根の上での時は足場が悪いのと煙と火の粉が飛んでくるのでで苦労したそうです。

🎤 (裏話)
この火事場シーンが、この映画のクライマックスシーンになります。桂川の河原に本物そっくりに1週間かかって作り、電気配線をして照明を65台、そのほかに変圧器ライトを備え付け、河原といっても風の向きによっては飛び火する可能性もあるので、消防車3台と地元消防団を揃え万全の態勢をとったとのことです。
吹きっさらしで冷たい風で耳や鼻が凍るようだったということです。そこに橋蔵さま「今夜はとっても冷えますねぇ」と。リアルに見せるために石油缶十缶倉庫へかけて火をつけます。テストはできません、この場面は一発勝負です。
* 長次が用水桶の水を1杯2杯とかぶります。そして燃えさかる倉庫へ入っていくのです。倉庫から出て来た橋蔵さま刺し子の袖を引っ張って「凄い熱さだよねぇ、すっかり乾いちゃったよ」と。
* このあとの撮影、橋蔵さまの屋根の上での纒振りの撮影です。
「燃えさかる火の中で振るのですが、この調子だと危険率が高い。といって吹き替えはできません。」と監督は深刻な面持ち。「大丈夫ですよ。心配ありません。まあ、まかしておいてください。」と監督の心配をよそに橋蔵さまは大見得切っていたそうです。
* さあ本番、火をつけます。万が一を考慮してテストは人形を立ててやることになりました。強くなって来た風に火のまわりが強くなり、異様な音とともに、人形の足元から火柱が吹き出しました。身代わりの人形は一握りの灰になってしまったのです。
「あぶないとこだったなあ」地上で見ていた橋蔵さまは、思わず首をすくめたそうです。
🐦テストをせず本番になっていたらどうなっていたのでしょう・・考えたくはないですね。

👆(下記URLをクリックすると画像にリンクします)
https://sugi-nami.blog.jp/archives/14638672.html
       

引用して返信編集・削除(未編集)

花吹雪鉄火纒観賞①  #2015.12.12

スカッとするのが見たくて、昨日は1957年12月封切の「花吹雪鉄火纒」を・・何度みてもいいなぁ。
30才の橋蔵さま、いやぁその当時映画館で見ていたら感動ものでしょうね。
私は、映画館で初めてお会いしたのはもう少しあとの「旅笠道中」でしたから口惜しいです。
橋蔵さまの鳶姿は他にも「大江戸喧嘩纒」「江戸っ子肌」がありますが、粋で鯔背な伝法肌にびきびした江戸弁は、江戸っ子の橋蔵さまにピッタリですね、見ていて気持ちがいい。
橋蔵さまは、正しい江戸弁が楽に使えるので「若さま」はうってつけでしたね。
銭形平次にも流暢な江戸弁が生きていますね、だから橋蔵さまの平次は小気味がよい。
共演者の星十郎さんとは若さまからのお付き合い、橋蔵さまの良いところを引出してくださっていました。
星さんも橋蔵さんが歌舞伎出身という匂いがなく明朗そのものの現代青年、真面目でコツコツと勉強熱心で好意をもっていらしたようです。

1957年の緋ぼたん肌あたり?からかな、橋蔵さまは自分の持ち味を出すのが上手くなって来たような気がします。立回りはまだ完成されてはいませんが、喧嘩道中のやくざもので立姿や今までと違った立回りを研究したりしてきて上手くなってきています。だから、この「花吹雪鉄火纒」は安心して見られ、橋蔵さまの色気も表情も綺麗ですし、立回りも安心して見られましたよ。

🍀 私好きな作品の一つなので裏話もつけちゃいますけどごめんなさいネ。
橋蔵さまだけでなく当時の時代劇スターは深夜まで休む暇もなく仕事をさせられましたね。「花吹雪・・」は12月の撮影ですから、比叡おろしの厳しい中での撮影、スタジオ内も寒いのは当たり前、まして野外の深夜撮影となると厳しいものですよね。
寒いので夜食と寒さしのぎにうどんの屋台が用意されていたようです。

映画の舞台は 簡単に言うと、12代将軍家慶の頃、天保の改革の一断面を描いたもの、江戸の物価はうなぎ上り、中でも油の値上がりは天井知らず。そこに目をつけ営利を貪ろうと油問屋の山崎屋は買占めを企て、油奉行塩沢と結託して、邪魔な油問屋を取り潰していった。武蔵屋のお花と父は上方から帰ってきた日に、自分のところの倉庫が炎上するのを目のあたりに見た。武蔵屋父娘と道中で一緒だった「に組」の長次は火事を不審に思い、事件の解明に乗り出す。ご法度の刺青をして水野越前守の密命を受け、長次となって町火消し「に組」に入り込み纏持ちとなって、相次ぐ油問屋の火事の究明、悪人一味を懲らしめるという痛快な娯楽作品です。

☆ 私が好きな場面をいくつかあげまね、(画像つけます)
👆(下記URLをクリックすると画像にリンクします)
に組みに入り、朝から早起き雑巾がけ、洗濯、薪わりと引き受け頑張る長次さん。
橋蔵さま他の作品でもこういう下働きの様子やりますが、どうしてうまいものです。
(①の画像)洗濯ものを干している場面の表情好きなんです。
喜助が火消のノウハウを教えているところに突然半鐘がなり、長次も一緒について行きます。途中大名屋敷関係の者たちに阻まれる。この先も町方の縄張りだとすったもんだしているところへ、長次が中間をかき分けで出て来きまして中間と少し立回り、そのあと諸肌脱ぎます。
ここからの長次の啖呵がスカッとします、江戸弁が小気味よい、惚れちゃいますね。
(②の画像)「おう、おう、見損なってもらうめえ、こっちとら手前達みてえなケチな了見でやっちゃいねえ。」
耳をかっぼじってよく聞きやがれ。千代田のお城を横目で睨み、神田水道の水で産湯を使い、おがみづきの米を食って 日本橋のど真ん中で育った江戸っ子だ。(③の画像)筋に合わねえ事なら一歩も引かねえ。殿さんでも家老でも束になって呼んで来い。」
https://sugi-nami.blog.jp/archives/14627872.html

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脚本が・・です  #2015.12.7

大佛次郎の原作を忠実に描いているので東映の赤穂浪士で良かったといわれるのは、5周年記念のものだそうです。東映として最初に手掛けた赤穂浪士で、時間もかけ、配役も十分考えて作ったもので、ただ橋蔵さまは出ていない時のものですから外しましたまで。

すべて松田定次監督だから、一作一作配役にあうように違うバージョンで作りますね。
リメイク版ではないけれど、前の作品で出来なかったことを。
脚本家は56年と59年は同じ人だったと思います。
61年は脚本家が違う人で改作し過ぎて本来の原作赤穂浪士とは程遠くつまらない脚本になっている、また全く別のものであるといわれているようです。

そうそう、古い話ですが、NHKの赤穂浪士おぼえていらっゃいますか。
といっても、ある年齢以上の人でなければ知らないですね。
林与一さんの堀田隼人がいいといわれていたので、東映の赤穂浪士には堀田隼人が出てくるようにしたようです。
長谷川一夫さんの大石内蔵助でしたから視聴率もよかったですね。
浅野内匠頭役の候補に第一が錦之助さん、次に雷蔵さん、橋蔵さまがあがっていたのだそうです。
残念ながら3人とも実現せず梅幸さんになったようですよ。

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赤穂浪士に思うこと  #2015.12.6

1956年「赤穂浪士」を3日前流して見ましたので、「赤穂浪士」の映画を研究してしまいました。今日は1959年の「赤穂浪士桜花の巻・菊花の巻」と1961年「赤穂浪士」を見ました。

橋蔵さまは1956年はデビューしたばかりなので出ていません。この時は大石内蔵助を市川右太衛門御大、あの豪快さを抑えた優しい内蔵助でした。千代之介さんの内匠頭は線が細く重みがない、あとの錦之助さん、橋蔵さまと比較するとやはり厳しいところがありました。
1959年のものは、内匠頭を中心として、忠臣蔵としてみんなが知っているところを取り上げての制作なので誰でもがわかり易くできている作です。前篇は内匠頭が刃傷におよぶまでの仔細と精神的状況を細かく作っているので、2部構成まで引きずられ見入ってしまいます。役柄のキャスティングも適切に思えました。
この時橋蔵さまは岡野金右衛門ですね。30才の橋蔵さまは初々しくて美男子といわれた金右衛門にぴったりです。すがすがしい討ち入り姿と品位がにじみ出る町人姿。美しい橋蔵さまが出てくるとほっとする感じになるのです。一服の清涼感。制作側もそこを分かっていて作っているのだとは思います。贔屓目ではないと思うのです。おばあさまとの別れの場面はほろっとさせられます。橋蔵さまはあれ位の演技表情でも哀れさを感じさせる独特のものがあるのですから、あまり陰に入りすぎるのはかえって良くないように思いました。
1961年は浅野内匠頭で出演しています。他社の「忠臣蔵」と比較しても1959年の「赤穂浪士」はたっぷり3時間見せてくれましたが、1961年は2時間でした。赤穂義士を語っていくという作品のようでした。内匠頭をメインに出した構成とは違っています。錦之助さんが演じた内匠頭は、上野介にあれだけ嫌みを言われたら刃傷になるだろうと確かに思えます。
橋蔵さまの内匠頭は「ワシが我慢できぬ男と思うか」と、じっと辛さを内に秘め最後まで堪え忍ぶことで通します。哀れさが観客を惹き付けるでしょう。脇坂淡路守が内匠頭を大変だろうと見舞います。淡路守の明るい豪快な笑いと内匠頭のうちに秘めた微笑み対照的です。家臣が釣った鯛を見ながら内匠頭が淡路守がいるのを忘れたかのように嬉しさを表します。私はこの場面に胸を締めつけられ涙がこぼれてしまいます。
家臣の気持ちを量り堪え忍んでいた内匠頭が刃傷になったのかまでの経緯、上野介の嫌がらせが内匠頭にどれほどであったかという場面が少ないので、内匠頭の精神的状況がわかりにくい感じがありました。
片岡源五右衛門との別れのシーン、ここは今まで描かれた別れでなく、無言での目と仕草だけで表しています。ここは、橋蔵さまだから表現できる映像ですね。息をのんでしまいます。「このままもう少しいさせてあげて」と誰でもが思うと思います。
橋蔵さまの内匠頭が、あそこまでの堪え偲ぶ様子を熱演していたのに、あらすじは分かっているよね、というように断片的に映像で見せているので良さが半減してしまっています。じっくりと内匠頭を描いてくれていたらよい作品になっていたのではと思いました。オールスターキャストで枠の決められた時間に仕上げた脚本がよくなかった?
作品の良し悪しが決まるのは半分は脚本でしょう。
そういうわけで、冷静にみて、脚本から見て、血槍無双と赤穂浪士2作品のうちとれがいいといわれたら、そう、「桜花の巻、菊花の巻」ですかしら。

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私の好きな橋蔵さまのショット  #2015.12.19

「大江戸の侠児」の時の橋蔵さまショットから

私は前から言っているように、スクリーンの中の役柄の橋蔵様が好きなのは勿論です。がそれよりも撮影の時の本番待ちの橋蔵さま等のお顔の表情が好きなんです。
今回の画像は、そういったところからいっぱいあるのだけれど3枚アップしてみました。
ほんと、何とも言えないくらいにいいのです。あなたはどうですか?
🎤(当時スタジオやロケ現場に行った人達はこういう素敵な表情を見ていたんだなぁ。)
(1番目の画像)・・髪の乱れと笠のひもを整えてもらい、さぁ本番へ行こうか・・こんな感じ?
(2番目の画像)・・頭巾の感じは大丈夫かな・・鏡を見るときは真剣な表情
(3番目の画像)・・屋根の上で本番を待ちます、本番に入ると凄みがでてきますよ

👆(下記URLをクリックすると画像にリンクします)
https://sugi-nami.blog.jp/archives/14560004.html

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「大江戸の侠児」・・④  #2015.12.19

鄙びた港町、達磨茶屋にいる文字春の所へ次郎吉が用意をしてくれた身代金を持って権が訪ねて来た。
ちょうどその時女衒の久蔵に連れられおたかがやって来ていた。おかみから言われ2階にお茶を持って行く、文字春と権はびっくり。權は次郎吉の名前を出して二人を救い出そうとしたが、十手を預かる枡安に捕まってしまう。権は、俺は次郎吉ではないと白状し、次郎吉を呼び出す手紙を書かされる。

枡安の手紙を持って出かける子分と入れ替えに、スガ目で色は真っ黒で片足を引きボロボロの着物の田舎やくざが枡家一家に入ってきた。
「旅のものですがおたの申しますだ。んだらまあ、ご無礼さんでがんすが、おらあ、信州新田村でがんす。渡世につきやして親分とぶちやすは、新田村の太郎右門でがんす。・・・」

鼠小僧を掴まえたと酒宴をしている所へ、子分が大変なことだと。
3人を逃がした田舎やくざを枡家一家が囲んだ。
「おらか、おら、お前、ほら、天井裏でよ、ガサゴソと・・」「そうさ、その鼠小僧の次郎吉だ」(1番目の画像)
屋根の上にいた田舎やくざの変装を脱いで颯爽・次郎吉、気持ちいい程に屋根の上で枡家一家をやりこめます。

✎ (このギャップもこの映画最後の見せ場でしょう。)

地上から屋根に飛び上がり、腰を下ろし「・・鼠小僧のとりものにゃ関わりあってはならねえ人々、確かに俺が逃がした」
「やかましぃやい」「もう一つだ、てめえみてえなきたねえ奴にゃ、鼠小僧死んでも御用弁にゃならねぇよ」(2番目の画像)

✐ (このセリフ胸がすく、気持ちいいです。橋蔵さまのセリフまわしは本当にいい。)

この後、屋根の上から取り囲んだ枡家一家との立回りが始まります。
(3番目の画像)

おたかを助け、次郎吉は凶状持ちになったので忘れてくれというが、文字春の「たとえ3日だけでもおたかさんと夫婦になるんだよ」との言葉で、2人は旅立って行くのです。

👆(下記URLをクリックすると画像にリンクします)
https://sugi-nami.blog.jp/archives/14551848.html

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