互選結果発表
8月句会の結果を発表します。8月のトップはダイアナさんの「広島忌」の句で10点を集めました。続いて尾花さんの「風鈴」の句で7点、にゃんこさんの「原爆忌」の句、アイビーの「端居」の句、弥生さんの「新涼」の句が6点で並びました。以下、5点句には7句が並ぶ激戦でした。
10点句 10 小六の語り部ガイド広島忌 (ダイアナ)
7点句 87 風鈴にふれてにこにこ抱つこの子 (尾花)
6点句 4 サイレンへ風止まる街原爆忌 (にゃんこ)
6点句 42 端居して世の喧騒と距離を置く (アイビー)
6点句 64 新涼や新作パンの並ぶ店 (弥生)
個人別総合ではにゃんこさんが20点でトップでした。
8月度みんなのネット俳句会・清記一覧 特選2点、並選1点で計算。 7・8・14
1 止まらないポテトチップス秋涼し
2 八十路来て良き汗かける幸せを (てつを) 2 ラガー、茶々、
3 迎え火の吠え出す犬と男の子
4 サイレンへ風止まる街原爆忌 (にゃんこ) 6 ◎えっちゃ、◎ちとせ、かをり、アイビ、
5 鷺の首白き紋様青田原 (和談) 2 ◎ヨヨ、
6 しんがりの船鉾雨に悠悠と (尾花) 2 ちとせ、和談、
7 緑蔭へ漢孤独な翳を曳く (ナチーサン)
8 腹当は明日の元気を約束す (コビトカバ) 1 弥生、
9 夫運転私助手席雲の峰
10 小六の語り部ガイド広島忌 (ダイアナ) 10 ふうり、えっちゃ、尾花、ちとせ、コビト、◎ヨシ、森野、茶々、ナチー、
11 好きな夢選べる未来水中花 (ヨシ) 1 玉虫、
12 平幕は元気はつらつ名古屋場所 (ラガーシャツ) 3 ◎ふうり、比延、
13 流星や幾人残る同級生 (玉虫) 2 ちとせ、ABC、
14 鉢植えに灯る夕菅ひと夜花 (森野) 1 みにょ、
15 しかけたりしかけられたり水鉄砲 (ABCヒロ) 1 比延、
16 極暑日に線香燻り香り立つ
17 つかの間の生とも知らで蝉鳴けり (みにょん) 4 ふうり、えっちゃ、茶々、ヨヨ、
18 水の日に記録的雨皮肉かな
19 鶏も卵を産まぬ極暑かな (ふうりん) 2 ちとせ、ヨシ、
20 更衣逢ひたき奴は何処やら
21 青芦の風を呼びたりあひびきし (かをり) 1 えっちゃ、
22 向日葵や凛と老人寄せ付けず (和談) 1 ヨヨ、
23
24 ほおずきやほの口をして吹き鳴らす (弥生) 2 ◎にゃん、
25 夕菅や湖に暮れゆく比良比叡 (てつを) 3 みにょ、森野、比延、
26 向日葵や人と違ふと吸えぬ息 (コビトカバ) 1 玉虫、
27 夕暮れへ秋は密かに紛れ込む (にゃんこ) 5 ◎てつを、森野、和談、弥生、
28 水着着て昭和モダンの砂スキー (アイビー) 1 和談、
29 鉾の輪に噛ませたる梃子木屑とぶ (尾花) 2 ダイア、アイビ、
30 立つ秋や季節は歪み飛来せず
31 暑くなる予感小石に躓けり (ナチーサン) 4 尾花、ヨシ、玉虫、アイビ、
32 闇深き夫の故郷や天の川 (玉虫) 2 ラガー、ダイア、
33 今朝の秋雨は田畑を潤さず
34 夏草は胸の丈までここ空き家 (ABCヒロ) 3 みにょ、てつを、ラガー、
35 運転は夫におまかせ雲の峰
36 夢心地推しコンサート夏の夜 (みにょん) 1 えっちゃ、
37 玄関を出れば秋津の群るる空 (森野) 2 てつを、にやん、
38 熱風浴ぶ木々も疲るる40度 (ヨヨ) 5 ちとせ、◎みにょ、ヨシ、和談、
39 新盆の供物の礼の昔めく (比延) 1 森野、
40 長崎の鐘の復元盆供養 (茶々) 5 ふうり、えっちゃ、ABC、◎ナチー、
41 みんみんやとく眼帯のもどかしさ (かをり) 5 ちとせ、コビト、てつを、ヨシ、にゃん、
42 端居して世の喧騒と距離を置く (アイビー) 6 ダイア、◎ABC、◎比延、弥生、
43 蝉時雨背に一刀浴びにけり (和談) 2 玉虫、ヨヨ、
44 目を剥いて暑いと言ふや仁王像 (尾花) 3 ラガー、和談、比延、
45 今朝の秋ひこうき雲は茜色
46 八月の悼みごころの靴並ぶ (えっちゃんあら) 3 コビト、かをり、ナチー、
47 句集編む時の流れや梅雨湿り
48 炎天や悲鳴を上げる室外機 (てつを) 1 ヨヨ、
49 炎暑果てほっと一息夕日観る
50 無人駅風は青田を渡り来る (にゃんこ) 5 ふうり、みにょ、てつを、森野、比延、
51 炎暑なり荒れに荒れてる名古屋場所 (ラガーシャツ) 1 茶々、
52 寝室に蟷螂全身に寒気
53 老犬の座り込みたる秋暑し
54
55 語り部の白髪三千丈原爆忌
56 このセット取れば優勝蝉時雨 (ヨシ) 2 コビト、ダイア、
57 猛暑日も牌で鍛える古き脳 (みにょん) 3 えっちゃ、尾花、コビト、
58 迷い道して出会いたる花鬱金 (森野) 1 尾花、
59 母と見るプレバト俳句蚊遣香
60 師の病快癒願ひて笹飾る
61 原爆忌さらけ伝えよ世界中
62 踏み上る崩れ石段花は葉に
63 初めての町に既視感百日紅 (アイビー) 4 みにょ、ヨシ、ABC、玉虫、
64 新涼や新作パンの並ぶ店 (弥生) 6 てつを、ラガー、ダイア、◎アイビ、
65 すれ違ひざまに見上ぐる百日紅
66 向日葵は今太陽に挑みたり
67 雨の京都地につくほどに夏柳 (尾花) 3 ◎茶々、玉虫、
68 冷奴何も吸収したくない
69 ペン胼胝の名残かすかに桜桃忌 (てつを) 2 ヨシ、弥生、
70 孫を待つアロハで変身米寿なり (和談) 1 ヨヨ、
71 蚊遣香持ちつつ移動庭仕事
72 夢に入ることもできずに明易し
73 憧れて届かぬ遠さ夏茜 (ヨシ) 3 にゃん、◎玉虫、
74 面痩せの何処に立ちても夕立かな (かをり) 1 ナチー、
75 溜息を繰り返しつつ夜の秋
76 美しく儚きものに揚花火
77
78 森更けてなほ蜩の鳴き止まず (森野) 1 にゃん、
79 みちをしへ遥か先行く父の背ナ (玉虫) 4 ◎尾花、てつを、アイビ、
80 あれこれと歳時記片手に熱帯夜 (みにょん) 1 ラガー、
81 昼日向ビール三昧蝉時雨
82 マスカット一房囲む甘さかな (ふうりん) 3 かをり、茶々、弥生、
83 愛猫も興奮夏の甲子園 (茶々) 1 ABC、
84 手花火のじじと弾けてみな終る (かをり) 2 にゃん、玉虫、
85
86 表札はローマ字表記秋の薔薇 (弥生) 2 かをり、比延、
87 風鈴にふれてにこにこ抱つこの子 (尾花) 7 ちとせ、コビト、ヨシ、茶々、和談、◎弥生、
88 太陽のコロナ閉じ込めスイカ玉 (てつを) 4 コビト、かをり、ナチー、和談、
89 生き過ぎたといふ義父逝きし初の盆 (えっちゃ) 3 みにょ、◎コビト、
90 日を浴びて畑に向日葵凛と立つ
91 なまくらなこの身を嗤へ蝉時雨 (にゃんこ) 4 ◎ラガー、ダイア、ABC、
92 寝室を出たらあちらに蝉王国
93 蛍の点滅闇を争はず (ナチーサン) 2 にゃん、茶々、
94 御所東膳を揃えて生身魂 (ラガーシャツ) 1 かをり、
95 豊漁の鰯クレーンの網開く (ダイアナ) 5 えっちゃ、尾花、ABC、アイビ、弥生、
96 秋簾昭和の会話聞こえそう (ABCヒロ) 2 てつを、ナチー、
97 今の子に貧乏話終戦日 (アイビー) 1 弥生、
98 名は名古屋朝顔とあり江戸の鉢 (森野) 1 ふうり、
99 旅先で席譲られし冷房車
100 盆唄や炭坑節を繰り返し
101 熱波の水桶で伸びてる蛙の子
102 古本の書き込み侘し夜の秋 (比延) 3 ◎森野、アイビ、
103 茄子馬で迎え火求め先祖来る (ヨヨ) 2 ◎和談、
104 ひまわりも俳句も好き麻雀も (みにょん) 1 ラガー、
105 万博リングそぞろ歩めば風涼し (ふうりん) 2 尾花、ダイア、
106 夏場所や光る土俵に巨人舞ふ (和談) 1 ヨヨ、
107 ちはやぶる一生懸命蝉の声 (ラガーシャツ) 1 ふうり、
108 初穂の田雨渇望す地割れかな (ダイアナ) 2 ふうり、みにょ、
109 朝戸開く外に暑熱が横たふる (ちとせ) 2 ◎ダイア、
110
111 やわらかき野に膝をりて今朝の秋 (かをり) 3 尾花、森野、ヨヨ、
112 奪衣婆の乳房あらはに黴の堂 (アイビー) 3 かをり、ABC、ナチー、
113 唖蝉の不意に翔ちたる翅音かな
114 藍浴衣男嫌ひをとほすかな (えっちゃんあら) 5 かをり、にゃん、ナチー、比延、アイビ、
115 雷鳴に居間を離れて長電話
投句者は、ヨヨ、和談、コビトカバ、えっちゃんあら、ラガーシャツ、弥生、にゃんこ、ABCヒロ、尾花、森野、ふうりん、ヨシ、ダイアナ、ちとせ、みにょん、てつを、ナチーサン、アイビー、玉虫、茶々、比延、かをりの22名。
間違いその他不都合をご連絡下さい。
お詫びと訂正
かをりさんとナチーサンさんのご指摘で間違いを発見しました。ご迷惑をおかけしましたことをお詫びします。さっそく訂正しました。特に入点が関係するナチ―サンさん、ABCヒロさん、ダイアナさんにはご迷惑をおかけしました。重ねてお詫びします。
アイビーさん、いつもネット俳句の取りまとめ、ありがとうございます‼️🙇投句者も多いですから大変ですね🙏
ナチーサン、私の句の得点の違いをご連絡下さってありがとうございます😃
耳遠き~の句は歳取った母が毎晩電話を呉れるのですが、その日勝手口の網戸の外に声高に虫が鳴いていまして、母には聞こえないだろうな、と思いながら他の事を話していましたら、何か鳴いてるの?と聞いてきました。思わず嬉しくなって、聞こえるの?秋の虫の声よ、とやりとりした事を詠みました。採って頂けるとは思わず、まして特選にして頂けるなど。とても嬉しかったです😆ありがとうございました🙇😆
永瀬拓也九段が藤井聡太王座に挑戦している将棋王座戦第2局が明日名古屋市で行われる。
先勝している藤井が勝って王手をかけるか、永瀬が意地を見せるか興味は尽きない。王座戦は1日制なので決着は夜遅くになるかもしれない。
アイビーさん
取りまとめお疲れ様です。
私の選句ですが、9句になっています。
35は選んでいないと思うのですが…。
お手数おかけしますが、ご確認よろしくお願いいたします。
お手数おかけしました。
ありがとうございます。
失礼しました。訂正しました。
アイビーさん、おはようございます。
私の手元に保存してある選句は以下のものでしたが、もしそちらのお手元に投稿が残っておりましたら、申し訳ございませんが御確認くださいませ。
★12 風の盆神も佛も姿付けて
★14 賢治忌やカタカナ文字の詩を謡ふ
★65 台風の目を観る神の眼の画像
★80 秋声や在りて見えざる父の星
★84 聞き役の吾枝豆の莢の山
★85 弥生杉地に還るらし島は秋
★★95 献体の妣帰り来ぬ白芙蓉
★96 頬に触る風変わりゆく葉月尽
2 耳遠き母のスマホへ虫の声 (ダイアナ) 6 森野、◎あい、てつを、◎ふうりん
この句、6点入ってますよ。
結果発表
9月句会の互選結果を発表します。
今月のトップは、ナチーサンさんの「白芙蓉」の句で入点は11点でした。次いで和談さんの「風の盆」の句とABCヒロさんの「弥生杉」の句が8点で並びました。以下、ダイアナさんの「虫の声」の句、ナチーサンさんの「秋風」の句、かをりさんの「初秋」の句が6点で続きました。
11点句 95 献体の妣帰り来ぬ白芙蓉 (ナチーサン)
8点句 30 胡弓の音編み笠舞うや風の盆(和談)
8点句 85 弥生杉地に還るらし島は秋 (ABCヒロ)
6点句 2 耳遠き母のスマホへ虫の声 (ダイアナ)
6点句 56 義足もて秋風蹴るやパリ五輪 (ナチーサン)
6点句 63 釣り人の魚篭に初秋を尋ねをり (かをり)
個人別総合ではナチ―サンさんが25点でトップ、次いでABCヒロさんが16点でした。
9月度みんなのネット俳句会互選結果一覧 特選2点、並選1点で計算。 2024/9/14
1 長き夜や子の住む町へ行くと言う (森野) 1 ラガーシャツ、
2 耳遠き母のスマホへ虫の声 (ダイアナ) 6 森野、◎あい、てつを、◎ふうりん
3 娘らに背中押されて踊の輪 (ふうりん) 2 茶々、ちとせ、
4 休日の朝に一鳴きつくつくし (ちとせ) 1 コビトカバ、
5 いや勝る地球沸騰八月尽(和談) 1 あい、
6 降り立ちて靴履く今日も秋暑し (落方)
7 無花果やテーマの重いドラマ観る(コビトカバ) 1 森野、
8 秋めくやテーマを決めて一人旅 (弥生) 2 ラガーシャツ、尾花、
9 豊の秋棚田黄金に膨れをり (尾花) 1 落方、
10 敬老の日口も立つ人ボール打つ
11 目覚むれば蝉爆弾は何処へと (ヨヨ) 1 和談、
12 風の盆神も佛も姿付けて (ナチーサン) 1 かをり、
13 晩学や絶対旨いふかし芋 (あい) 2 えっちゃんあら、アイビー、
14 賢治忌やカタカナ文字の詩を謡ふ(玉虫) 4 かをり、ふうりん、◎ヨシ、
15 甘栗や剥けずに泣いた頃もあり
16 まだ来ない迷走台風まだゐたか (ヨシ) 3 ふうりん、落方、アイビー、
17 蔓茘枝爆ぜる未だに来ぬをとこ (にゃんこ) 1 あい、
18 地虫鳴く巨大地震のこと思ふ
19 風の盆パラリンピックは金メダル
20 襤褸の月ホハレ峠の死者生者 (かをり) 1 玉虫、
21 鬼灯を鳴らす昭和の音がする (ABCヒロ) 1 玉虫、
22 買ひ手なき家に背高泡立草(アイビー) 4 ダイアナ、ラガーシャツ、ヨヨ、ABCヒロ、
23 間引き菜や笊一杯に貰い受け (あい) 1 和談、
24 身に込むや古き手帳の住所録 (森野) 3 ◎ちとせ、尾花、
25 庭先をすっと遮る糸とんぼ
26 岩山に朝日当たりぬ秋の水 (ダイアナ) 3 えっちゃんあら、ふうりん、にゃんこ、
27 秋めくと昨日の朝は思ひしに (落方) 1 てつを、
28 夜の長し稽古に励む囃子方 (ふうりん) 3 ちとせ、尾花、ヨシ、
29 三日月やまだ帰らない大学生
30 胡弓の音編み笠舞うや風の盆(和談) 8 ◎茶々、◎ダイアナ、えっちゃんあら、◎ヨヨ、ふうりん、
31 秋深しまたも転勤告ぐる報 (尾花) 1 落方、
32 ねんごろに葛の葉垂れるダムの村
33 叢で御時知るか虫の声
34 鉦叩石垣だけが残る城 (弥生) 3 ◎ABCヒロ、尾花、
35 秋桜の数多揺れる離島の地 (えっちゃんあら) 1 ヨヨ、
36 肋骨浮きたる野良や秋暑し(玉虫) 2 ラガーシャツ、にゃんこ、
37 献杯の仕草艶めく風の盆 (ナチーサン) 5 弥生、えっちゃんあら、◎尾花、にゃんこ、
38 たとふれば微笑ならん桔梗咲く (ヨシ) 2 ◎玉虫、
39 首筋の夜風へ秋は忍び込み (にゃんこ) 4 ◎コビトカバ、◎和談、
40 台風に忙中閑ありじいっと待つ(ラガーシャツ) 1 ヨヨ、
41 草は穂に浮いた噂は聞かぬまま (ABCヒロ) 4 えっちゃんあら、てつを、◎落方、
42 次々に稲起ち上がり刈られけり(アイビー) 2 コビトカバ、にゃんこ、
43 水飲みて飲みて汗へと秋扇
44 老境に老春のあり爽やかに
45 秋茄子や自然法爾に輝けり (茶々) 1 アイビー、
46 コスモスの畑に少年立ち尽くす(玉虫) 1 えっちゃんあら、
47 退院のまず入院や今日の月
48 蕎麦の花まれには通る対向車(アイビー) 3 森野、コビトカバ、あい、
49 ファインダーに途切れぬ人や曼珠沙華
50 虫の恋草むら渡る夜の風(和談) 2 ダイアナ、ヨシ、
51 真ん丸のパールの如く月満ちる(コビトカバ) 3 えっちゃんあら、ふうりん、にゃんこ、
52 雨乞や路傍に繁茂猫じゃらし
53 朝顔の車庫の上なる濃紫
54 亡き姉の面影宿す百日紅 (ヨヨ) 1 和談、
55 秋来る抱える程に借りる本 (弥生) 2 ヨシ、アイビー、
56 義足もて秋風蹴るやパリ五輪 (ナチーサン) 6 茶々、森野、和談、◎てつを、ヨシ、
57 合宿のオーボエの子の夏終る (尾花) 2 ◎森野、
58 美しい森を歩みて露の秋(ラガーシャツ) 1 弥生、
59 夕焼や信号待ちの交差点
60 蚯蚓鳴く夢の途中に目覚めけり (あい) 3 玉虫、てつを、にゃんこ、
61 高騰の新米年金は目減り (ABCヒロ) 2 茶々、ダイアナ、
62 初秋に物価高凌ぐ焼き芋や
63 釣り人の魚篭に初秋を尋ねをり (かをり) 6 弥生、えっちゃんあら、ちとせ、尾花、ヨシ、にゃんこ、
64 期待する心はシャインマスカット
65 台風の目を観る神の眼の画像 (にゃんこ) 3 かをり、あい、アイビー、
66 穂につどひ風にあそべる秋茜 (てつを) 4 森野、ラガーシャツ、ヨヨ、ちとせ、
67 敬老の日二言目にはキセル打つ (えっちゃん) 1 ナチーサン、
68 預かりし犬に連れられ野路の秋 (森野) 2 玉虫、てつを、
69 キチキチや日暮は淋し猫を抱く
70 裾分けを届けて転ぶ厄日かな
71 台風のおかげで観れた新喜劇
72 藍色に楚々と点しぬほたる草 (ちとせ) 2 ダイアナ、ヨヨ、
73 名月を盃に浮かべて女(ひと)思ふ(和談) 2 茶々、ラガーシャツ、
74 門限は破つてなんぼいぼむしり(コビトカバ) 3 ABCヒロ、ヨシ、アイビー、
75 里芋の水玉きらり葉が揺れて
76 山一つ動かす如し虫時雨 (ヨシ) 4 和談、ナチーサン、てつを、ふうりん、
77 しみじみと新米の値を考へる
78 お持たせはフルールケーキ小鳥来る
79 叩き練る合い挽き肉や豊の秋 (ABCヒロ) 1 コビトカバ、
80 秋声や在りて見えざる父の星 (尾花) 5 森野、ヨヨ、かをり、玉虫、ABCヒロ、
81 故郷や子の足洗う盆の波 (ナチーサン) 2 茶々、落方、
82 螻蛄鳴くやピーポーの音ひきりなし
83 巡る季のいずこより湧く虫の声 (にゃんこ) 1 和談、
84 聞き役の吾枝豆の莢の山(アイビー) 4 弥生、かをり、ナチーサン、ABCヒロ、
85 弥生杉地に還るらし島は秋 (ABCヒロ) 8 ダイアナ、弥生、ラガーシャツ、かをり、◎ナチーサン、尾花、ふうりん、
86 初茸や仏は常にいませども
87 稲刈を見る二千歩の徃き還り(玉虫) 3 森野、弥生、ナチーサン、
88 口寂し鬼灯鳴らし母を待つ
89 秋灯や車窓に旅の果のあり (森野) 2 ダイアナ、ナチーサン、
90 青春やよさこい祭りに打ちこんで
91 初紅葉白馬五竜の板の道 (ダイアナ) 1 落方、
92 数独を口論しつつ夜の秋 (ヨヨ) 2 玉虫、和談、
93 庭の甕蛙飛び込む秋暑し (ちとせ) 2 茶々、ダイアナ、
94 夫居れば夫のテレビや秋深む (えっちゃんあら) 1 コビトカバ、
95 献体の妣帰り来ぬ白芙蓉 (ナチーサン) 11 茶々、◎弥生、◎かをり、尾花、ヨシ、落方、◎にゃんこ、アイビー、
96 頬に触る風変わりゆく葉月尽 (弥生) 5 ヨヨ、かをり、あい、ちとせ、ABCヒロ、
97 文机は父の遺愛や秋の暮 (尾花) 1 てつを、
98 暑気払い屋上渡る宵の風
99 おはぐろのつゐと入來る厨かな (落方) 1 アイビー、
100 思うまま動かぬミシン秋暑し (ダイアナ) 2 コビトカバ、あい、落方、
101 野分立つ寝椅子に母とともる夜
102 秋高しポニーテールも高めにす(コビトカバ) 2 玉虫、ABCヒロ、
103 秋暑し南海トラフの上にをり (ふうりん) 2 コビトカバ、あい、
104 大丈夫なんとかなるよ厄日かな
105 真青の背手剝きて鰯だんご汁 (ちとせ) 1 ナチーサン、
106 虫鳴いて防犯カメラ作動中
107 二杯目は塩むすびにて今年米 (ヨシ) 4 ◎ラガーシャツ、ナチーサン、ちとせ、
108 出来を訊く客や葡萄の直売所
109 なぞなぞの答えに窮し葡萄食む (てつを) 4 弥生、ちとせ、ABCヒロ、アイビー、
110 錦秋や鶴が兎と鹿連れて
当句者は、かをり、えっちゃんあら、ABCヒロ、森野、ヨヨ、あい、コビトカバ、玉虫、和談、ラガーシャツ、弥生、尾花、ちとせ、てつを、落方、ふうりん、ヨシ、にゃんこ、ナチ―サン、ダイアナ、アイビー、茶々、の22名。
間違いその他不都合な点をご連絡下さい。
清記&選句
7月句会の清記一覧を発表します。投句された方は速やかに選句に入って下さい。
当句者は、▼かをり、▼えっちゃんあら、▼ABCヒロ、▼森野、▼ヨヨ、▼あい、▼コビトカバ、▼玉虫、▼和談、▼ラガーシャツ、▼弥生、▼尾花、▼ちとせ、▼てつを、▼落方、▼ふうりん、▼ヨシ、▼にゃんこ、▼ナチ―サン、▼ダイアナ、▼アイビー、▼茶々、の22名。(▼は選句済み)
選句要領
1 選句期間 9月11日(水)~9月13日(金)
2 選句数 8句 うち1句を特選とする。特選は無しでも構わない。特選2点、並選1点で計算します。
3 選句方法 句番号を書き出すだけでもよい。
4 結果発表 9月14日(土)
5 投句に参加しない方も選句することも出来ます。投句者全員の選句が終わっても、スケジュールの前倒しはしません。
9月度みんなのネット俳句会清記一覧
1 長き夜や子の住む町へ行くと言う
2 耳遠き母のスマホへ虫の声
3 娘らに背中押されて踊の輪
4 休日の朝に一鳴きつくつくし
5 いや勝る地球沸騰八月尽
6 降り立ちて靴履く今日も秋暑し
7 無花果やテーマの重いドラマ観る(
8 秋めくやテーマを決めて一人旅
9 豊の秋棚田黄金に膨れをり
10 敬老の日口も立つ人ボール打つ
11 目覚むれば蝉爆弾は何処へと
12 風の盆神も佛も姿付けて
13 晩学や絶対旨いふかし芋
14 賢治忌やカタカナ文字の詩を謡ふ
15 甘栗や剥けずに泣いた頃もあり
16 まだ来ない迷走台風まだゐたか
17 蔓茘枝爆ぜる未だに来ぬをとこ
18 地虫鳴く巨大地震のこと思ふ
19 風の盆パラリンピックは金メダル
20 襤褸の月ホハレ峠の死者生者
21 鬼灯を鳴らす昭和の音がする
22 買ひ手なき家に背高泡立草
23 間引き菜や笊一杯に貰い受け
24 身に込むや古き手帳の住所録
25 庭先をすっと遮る糸とんぼ
26 岩山に朝日当たりぬ秋の水
27 秋めくと昨日の朝は思ひしに
28 夜の長し稽古に励む囃子方
29 三日月やまだ帰らない大学生
30 胡弓の音編み笠舞うや風の盆
31 秋深しまたも転勤告ぐる報
32 ねんごろに葛の葉垂れるダムの村
33 叢で御時知るか虫の声
34 鉦叩石垣だけが残る城
35 秋桜の数多揺れる離島の地
36 肋骨浮きたる野良や秋暑し
37 献杯の仕草艶めく風の盆
38 たとふれば微笑ならん桔梗咲く
39 首筋の夜風へ秋は忍び込み
40 台風に忙中閑ありじいっと待つ
41 草は穂に浮いた噂は聞かぬまま
42 次々に稲起ち上がり刈られけり
43 水飲みて飲みて汗へと秋扇
44 老境に老春のあり爽やかに
45 秋茄子や自然法爾(じねんほうに)に輝けり
46 コスモスの畑に少年立ち尽くす
47 退院のまず入院や今日の月
48 蕎麦の花まれには通る対向車
49 ファインダーに途切れぬ人や曼珠沙華
50 虫の恋草むら渡る夜の風
51 真ん丸のパールの如く月満ちる
52 雨乞や路傍に繁茂猫じゃらし
53 朝顔の車庫の上なる濃紫
54 亡き姉の面影宿す百日紅
55 秋来る抱える程に借りる本
56 義足もて秋風蹴るやパリ五輪
57 合宿のオーボエの子の夏終る
58 美しい森を歩みて露の秋
59 夕焼や信号待ちの交差点
60 蚯蚓鳴く夢の途中に目覚めけり
61 高騰の新米年金は目減り
62 初秋に物価高凌ぐ焼き芋や
63 釣り人の魚篭に初秋を尋ねをり
64 期待する心はシャインマスカット
65 台風の目を観る神の眼の画像
66 穂につどひ風にあそべる秋茜
67 敬老の日二言目にはキセル打つ
68 預かりし犬に連れられ野路の秋
69 キチキチや日暮は淋し猫を抱く
70 裾分けを届けて転ぶ厄日かな
71 台風のおかげで観れた新喜劇
72 藍色に楚々と点しぬほたる草
73 名月を盃に浮かべて女(ひと)思ふ
74 門限は破つてなんぼいぼむしり
75 里芋の水玉きらり葉が揺れて
76 山一つ動かす如し虫時雨
77 しみじみと新米の値を考へる
78 お持たせはフルールケーキ小鳥来る
79 叩き練る合い挽き肉や豊の秋
80 秋声や在りて見えざる父の星
81 故郷や子の足洗う盆の波
82 螻蛄鳴くやピーポーの音ひきりなし
83 巡る季のいずこより湧く虫の声
84 聞き役の吾枝豆の莢の山
85 弥生杉地に還るらし島は秋
86 初茸や仏は常にいませども
87 稲刈を見る二千歩の徃き還り
88 口寂し鬼灯鳴らし母を待つ
89 秋灯や車窓に旅の果のあり
90 青春やよさこい祭りに打ちこんで
91 初紅葉白馬五竜の板の道
92 数独を口論しつつ夜の秋
93 庭の甕蛙飛び込む秋暑し
94 夫居れば夫のテレビや秋深む
95 献体の妣帰り来ぬ白芙蓉
96 頬に触る風変わりゆく葉月尽
97 文机は父の遺愛や秋の暮
98 暑気払い屋上渡る宵の風
99 おはぐろのつゐと入來る厨かな
100 思うまま動かぬミシン秋暑し
101 野分立つ寝椅子に母とともる夜
102 秋高しポニーテールも高めにす
103 秋暑し南海トラフの上にをり
104 大丈夫なんとかなるよ厄日かな
105 真青の背手剝きて鰯だんご汁
106 虫鳴いて防犯カメラ作動中
107 二杯目は塩むすびにて今年米
108 出来を訊く客や葡萄の直売所
109 なぞなぞの答えに窮し葡萄食む
110 錦秋や鶴が兎と鹿連れて
間違いその他不都合をご連絡下さい。
9月句会の投句締切りは明日の10日です。まだ投句されてない方はお忘れなく。
投句したつもりでいて、いざ選句をしようとして、自分の句が無いことに気づく事例がありました。投句者名簿に自分の名前があるかどうか、もう一度確認してください。
この掲示板を読んでいるけれど、投句する勇気がないという方、ためらうことはありません。どうせどこの誰だか分かりません。安心して投句願います。
米が逼迫している。米作民族の日本、米にまつわる騒擾は政情不安に結び付く。近いところでは大正7年の米騒動がある。投機筋の思惑が絡んだこともあり、庶民の怒りは頂点に達し、時の寺内正毅内閣は吹っ飛んだ。翻って現在、5キロの米が1500円~2000円で買えたものが3000円以上の値をつけている。よく暴動が起きないもんだと思うが、庶民はいたって冷静である。少し待てば新米が流通するようになることもあるが、高けりゃ買わないだけの話だ。パンや麺類の代替品があることが一番の理由だろう。かくして、日本人のコメ離れは進む。