MENU
677,223
固定された投稿

11月句会を始めます

11月句会を始めます。下記開催要領に従い奮って投句願います。
現在までの投句者は、 名の皆さんです。

11月度みんなのネット俳句会・開催要領
1・投句期間    11月5日(水)~11月10日(月)
2・投句      当季雑詠 5句まで
3・清記発表    11月11日(火)
4・選句      8句選句 11月11日(火)~11月13日(木)
5・成績発表    11月14日(金)
6・その他     投句代行可、投句後の訂正、差し替えも可
       
投句内容は幹事が確認次第、非表示にします。
句会開催中であっても一般の書き込みは制限はしません。

投句後の訂正依頼のやりかた
(誤) 古池や海豚飛び込む水の音 バショウ
(正) 古池や蛙飛び込む水の音 バショウ

編集・削除(未編集)

12月俳句投句の背景

12月俳句の背景
 「47 古都の冬菟道稚 郎子扇子買う」の句の背景を少し述べさせていただきます。11月下旬にある銀行の主催で京都の観光旅行をいたしました。
 バス1台で「光ろ君」のゆかりの記念館と宇治の平等院鳳凰堂でした。
 平等院鳳凰堂には過去2回ほど行っていますが特に心に残ることはありませんでした。ところが、今回偶然にも思いがけぬ情報を得ることが出来ました。
 駐車場の売店で扇子を売っていました。扇子には兎と宇治らしい景色とが描かれていました。添えてあった説明書きで宇治の由来が解かりました。
 応神天皇の第2王子(稚 郎子)が摂津から東南方面の丘陵地帯へ向かうのに苦労していると前方に兎が現れ、振り返りながら皇子を導いたという故事逸話が伝えられていました。
「 菟道」は「うじ」という。兎の通うう道のようです。
宇治の地名は当て字だったではないかと思われます。俗にある識者は「正しい
道を歩め」の教訓を示唆しているとも.....
拙宅の戒めにしたく扇子を神棚に。
当日は平等院鳳凰堂の御本尊阿弥陀如来様をお参りした後、ミュウジアム鳳翔館で常設展示品を見学しました。心が洗わる気きがしました。

引用して返信編集・削除(未編集)

茶々さんの「菟道稚 郎子」が注目を集めているようですので私も一言。
 句作に当たっての固有名詞の扱いはむづかしいですね。依然どなたかの句に「大川」と出ていました。これって隅田川の事なんですね。昭和40年に法的に「隅田川」となる前は、「荒川」を経て通称「浅草川」「大川」などと呼ばれていたそうです。この度の「菟道稚 郎子」のような歴史的な知識無しには鑑賞に堪えない場合選者からは敬遠されがちです。せいぜいルビを振るくらいしか対策は無さそうです。解説を聞いて納得できても後の祭り。句に前書きする先人も居ましたが通常は採用されません。このことは一概に読者の責任に帰すわけには行きません。いずれにしても一句の価値は「五・七・五」に収めるしかないのでしょうか。

引用して返信編集・削除(未編集)

尾花さん有難うございました。
 ちょっと書きまどったことがありました。
 俳句の投句前先達さんに、「文字が解からないから投句しても」と言われていました。でも、私がこの句に執着しました。
 莵道の「莵」の文字を白川静さんの辞典字通で調べたら、ウサギ(名義抄)
となっていました。名義抄とは仏典とか僧侶の書簡文章に使われるようです。
莵道稚郎子(うじのわきいらつこ)という皇子も僧侶から漢籍を学んでいられ
たなら相当の教養があったのですね

引用して返信編集・削除(未編集)

茶々さんへ

「古都の冬・・」の句、私が無知で字が読めなかったのですが、茶々さんの自解で背景を知り、興味深くもっと知りたいと思いネットで調べてみました。
莵道稚郎子(うじのわきいらつこ)という皇子は父(応神天皇)に特に愛され兄達を差し置いて太子になった。百済から来日した僧からは漢籍など学び精通していたという。 父の死後、次の天皇になることを固辞し兄(後の仁徳天皇)に位を譲るため最終的に自死を選んだという。 勤勉で謙虚で人望のある皇子だったと思われます。
茶々さんが、そのお扇子を神棚にお奉りされたお気持ちがよくわかりました。

引用して返信編集・削除(未編集)

選句鑑賞

ネット句会で初めての選句鑑賞です。

25.冬の朝くるるくるると駅の鳩(にゃんこさん)
くるるくるると確かに言って(鳴いて)ますね!これぞまさしく鳩で、ほっこりしました。

46.塾に入る子らの大きな白マスク(にゃんこさん)
マスク確かにでかい子(顔と合ってない子)いますね!!目の付け所が熱いです!

48.おんおんと鐘の音響き冬ざるる(和談さん)
おんおんとで全て伝わるほど、オノマトペの選択が好きです。

64.着ぶくれの胸に前掛夕ご飯(玉虫さん)
私は特選に頂きました。おかーさーん!!ってかんじで好きです。夕ご飯という着地も私は好きでした。

68.捨て案山子スカートはだけあっけらかん(和談さん)
スカートの案山子可愛いです。
はだけてしまって恥ずかしい!!

85.まつさきに餅搗の日に二重丸(ヨシさん)
丸を打ったのはお子さんでしょうか。
可愛らしい一句だと思いました。

92.湯呑持つ皸の指撫でてやる(ダイアナさん)
痛いですよね。頑張っている手です。

108.縄跳びや思つた通り素直な子(ヨシさん)
縄跳びの跳び方と性格が何か近かったんでしょうか。佳句だと思います。

誤字脱字ありましたらご容赦下さい。

今回にゃんこさん、和談さん、ヨシすんの句を二句選んでいました!
素敵な句ありがとうございました^_^

引用して返信編集・削除(未編集)

にゃんこさんへ

鳩が着膨れてると思うとより面白いですo(^-^)o
確かにぷっくぷくですね。

玉虫さんへ
ダウンのベスト、確かに薄くて軽くて仕事にもってこいです!!

アイビーさんへ
俳句上手は鑑賞上手。
俳句を続けていく上で大事な言葉を頂き、ありがとうございます!

和談さんへ
和談さんの自解を伺ってから、色っぽさもあっけらかんも両方感じられてきました😆

引用して返信編集・削除(未編集)

コビトカバさんへ 私の句を鑑賞頂き謝々。
 案山子の句は、こちらの意識過剰でしょうか。案山子と言えどもスカートのはだけには少々の色ぽさを・・・。
でも、あっけらかんとしているのが、やはり案山子ですかねーえ。

引用して返信編集・削除(未編集)

俳句の上達の秘訣は他人の句を鑑賞することに同義かと思います。俳句上手は鑑賞上手。

引用して返信編集・削除(未編集)

コビトカバさんへ
着脹れての句の鑑賞して頂きました。ありがとうございました。
最近はもう、着脹れてくらしています。
お母さん真っ盛りのカバさんには、母と子で。
最近の我が家の、老夫婦の景色なんですよ。
指先の感覚が鈍って、おっととが多くなりまして。
可愛い布の前掛が売られています。食事の時は欠かせません。
二人ぐらしのせいか、意外と平気で使っています。
子供が成長して行くのと反対に私たちの下り坂も加速してきているようです。
でも、よき時代では有りませんか?
ダウンのベストは軽く、フリースの服は暖かいです。
私の記憶にある昭和の母も祖母も重たい物で着脹れて居ました。
*夕ご飯の五音で、老夫婦を使う勇気が無かった・・・?
まだまだです!

引用して返信編集・削除(未編集)

コビトカバさん、拙句を鑑賞していただき、ありがとうございます。

着膨れて?真ん丸な鳩たちは、いつもと変わらずマイペース。穏やかな知多半島の冬の雰囲気を詠んでみました。

受験生にとって冬休みは最後の追い込み。大きなマスクの下の表情は分かりませんが、真剣に未来を見つめる目が印象に残りました。

俳句はやっぱり難しい〜。楽しく悩みながら、来年も続けていきたいと思います。よろしくお願いします。

引用して返信編集・削除(未編集)

ヨシさんへ

二重丸を付けたのはヨシさんですね!😆
私も主人の叔父の家で年末に餅搗きがあります。
苺大福を食べるのが毎年楽しみなんです😍

皆様へ
来年もこの句会を楽しみにしております。
宜しくお願い致します😊

引用して返信編集・削除(未編集)

コビトカバさん、私の句を鑑賞して下さりありがとうございました。
二重丸を付けたのは‥。私は、なんとか大会とか結構好きです。楽しみな事は、真っ先に日捲りやカレンダーに書込みます。
縄跳びの句は思った通りのそのまんまです。はじめは季語が違いました。縄跳びにして良かったです。今月はたくさん選んでいただきビックリでした。
来年も楽しみたいです(⁠人⁠*⁠´⁠∀⁠`⁠)⁠。⁠*゚⁠

引用して返信編集・削除(未編集)

嚶鳴庵俳句教室は25日です

25日は嚶鳴庵俳句教室開催日です。
兼題は、火事、狼 または当季雑詠の5句を持参してください。(組み合わせは自由です)
12時50分までに提出してください。用紙については規定のものがありますので当日配ります。

今年も残すところわずかとなりました。ご多忙とは思いますが万障繰り合わせの上、お出かけください。

引用して返信編集・削除(未編集)

アイビーからのメッセージ

私の投稿が遠のいたことで皆さんにご迷惑をおかけし、心苦しく思っています。でも、その代わり皆さんの投稿が活発になったことを嬉しく思っています。特に「アイビーの俳句鑑賞」や「俳句三択クイズ」をしている最中は、皆さん遠慮をしているのか、書き込みが少なかった傾向が見られました。管理人のひとりしゃべりより、皆さんが掲示板を盛り上げていただくのが本来の趣旨です。その意味で皆さん方の活発な投稿を期待しています。

引用して返信編集・削除(未編集)

 今日は寒い一日になりました。雪の予感さえする感触でした。皆さんの投稿楽しみです。嬉しく拝見しております。
そろそろ恒例の三択クイズがはじまるのではと期待しています。
土曜日は数人での忘年会があり大府の句会はキャンセル、投句のみにしました。優先順位が違ってますかね。

引用して返信編集・削除(未編集)

選句鑑賞

アイビーさん、歳末の候、お忙しい中、お纏め大変お疲れ様でした。
選句鑑賞とさせてくださいませ。

★★107 文豪を真似し十五の懐手 (玉虫)
十五は高校受験を前にしたお年頃、もしくは高一。中ニではだめなんです、それは単なる反抗期。
十五は飛躍、寛容の年頃です、ここがもう良い句の下地です。
さて、その文豪とは。私は大谷崎を連想しましたが、恰幅もよく和服の貫禄がありそうです。
あとは、青春期の太宰、芥川、貫禄がいまいちか。
西洋に目を移せば、バルザック、トルストイ、ドストエフスキー、切がない。
この青春賦と文豪の想像で、病み付きの特選句です。

★12 極月や第九のポスター幅きかせ (てつを)
第九のポスター、市町村が後援しているところも多く、大きい上質な紙と印刷、目立つ場所、それを「幅利かせで」まとめられた技量は確かなものです。
さらに意図したか極月を斡旋、句が締まり、師走の街角の匂いがぷんぷんします(褒め言葉です) 

★15 彼の人がまさか中には火事場なり (ラガーシャツ)
火事の野次馬にかの人を見かけた、ですよね。
恋はミステリー、決して不謹慎ではありませんよ。ちょっと八百屋お七物語を想起する句。

★19 日矢の射す無住の寺の 冬紅葉 (大木)
無住寺は私は大好きで、その空間にはフィルター無しの光と音が伝わってきます。
まさに森閑に日矢の射す大意は得られております。空山不見人、格調高い句となりました。

★55 荒星となりて生きてる俊太郎 (てつを)
荒星(あらぼし)は、木枯らしが吹くような冷たい夜に輝く星を指し、冬の季語として使われることが多い言葉です。
私は「二十億光年の孤独」を想い、冬の火星をイメージしました。
追悼の句は狎れてはいけません。すっきりとした中にも故人の作品、「二十億光年の孤独」を想い。

★64 着ぶくれの胸に前掛夕ご飯 (玉虫)
とにかくあったかくて豊かな精神性があります。
実際の昔は本当に寒かった。ご自身より、母様のいや、祖母様の時代を思わせます。
下五を若干雑に置いたのが惜しいです(生意気ごめんなさい)

★85 まつさきに餅搗の日に二重丸(ヨシ)
とにかくわくわくする句。作者がどんなにか餅搗の日を楽しみしているかが過不足なくつたわります。
それは二重丸の体言止めがとてもいいんです。花丸し では気持ちの丸出しでくどくなり・・・私は短歌でよくそれで怒られます。

★108 縄跳びや思つた通り素直な子 (ヨシ)
基準が縄跳びという遊具であっても、人は誰でも潜在的に人を値踏みしてますよね。
私は好きですね、こういう句。素直な子は作者自身ではないでしょうか。付けます
縄跳びや思つた通り素直な子 午後のチャイムに小春知りぬる (よしーーかをり)

一気に書いたので、誤字脱字は御容赦。

引用して返信編集・削除(編集済: 2024年12月18日 22:20)

うれしいわー、つけて返されたのはよしさんが始めて、一生忘れんよ。
縄跳びや思った通り素直な子  ヨシ
 午後のチャイムの渡る小春日 かをり
クレープの移動販売人だかり  ヨシ
マスク美人の母のかしまし  かをり

元気なよしさんにささげます。ここで賑やかな母の子が冒頭の縄跳びの子に還るのです。
今年はこんなビッグプレゼントで、元気をもらい、歳を越せそうです。
たった四行に時空を越えて師走の日たまりのような詩ができてしまいます。これもよき発句あってこそです。
楽しかったーーありがとうございました。

引用して返信編集・削除(編集済: 2024年12月18日 22:36)

かをりさん、私の句を鑑賞&付句して下さりありがとうございました。
餅搗きは楽しいですね。幼稚園の餅つき大会、町内会の餅つき大会、また実家での餅搗き(これは餅つき器)子供達だけでなく大人も楽しみな二重丸の日です。搗きたてのお餅の美味しいこと、幼かった子供達や母の顔を思い出します。縄跳びの句は思ったまんまです。季語の斡旋に迷います。難しいです。

縄跳びや思った通り素直な子  ヨシ
 午後のチャイムの渡る小春日 かをり
クレープの移動販売人だかり  ヨシ

私も付けさせてもらいました。無季(雑)の句です。 下手くそですが、連句をやってます(⁠^⁠^⁠)エヘヘ

引用して返信編集・削除(未編集)

かをりさん、今月は私の句を二つ取って頂きました。
ありがとうございます!
懐手の句は15才になる孫がお下がりの着物を着たときの遣り取りから。
芥川とか太宰とか教科書からの写真のイメージ。やせっぽちの15才にはあの文豪達のイメージ。
吉田茂とか、松本清張とかのふっくらでは有りませんね。
尖った15才ですが懐手しながらの一時でした。

着脹れての句はほんとにかをりさんのご指摘のとうり、夕ご飯・・に未熟な思いをしていました。
見破られて。これからまた推考してみます。
ご指摘ありがとうございました。

引用して返信編集・削除(未編集)

耳鳴り

耳鳴りで深夜起き出しました。こんなことは初めて。今まではこんなものだろうと折り合いをつけていたけどさっきは目が覚めた。
GPT-4で意見を聞いているうちに何とか折り合いの付く線まで戻った。
アイビーさんも病気を抱えて大変ですね。この歳になると無理をしないで成り行きに任せるしか仕方ありません。大事になさって下さい。放念第一。
うちもパソコンなんかおかしいことになるしとろい。 年の瀬やからだパソコン皆不調

引用して返信編集・削除(未編集)

年の瀬やからだパソコン皆不調
うーん。大木さんの実感の句、まさに私の実感でもあります。パソコンの不調は時間が掛かっても代替の方法がありますが、からだの方は代替がききません。じれったくても仕方ありません。

引用して返信編集・削除(未編集)

もあっての接種。私の持病は狭心症。2度のバイパス手術を受けていますが主治医とは4半世紀の付き合いが続いています。幸い異常は見られませんでしたが朝5錠、夜3錠の薬に支えられての身体あれこれ考えず全て医師任せに徹しています。後はストレスを溜めないことに心掛けています。句作も苦作にならないよう自然に任せ楽しむよう心掛けています。パソコンも年内のOutlookの更新を勧められていますが今日にでもメーカーに問い合わせるつもり。イレブンに買い替える気も無いので何とかなるでしょう。ケセラセラの心境です。いずれにしても家族を始め気の合った仲間と余生を楽しむことです。

引用して返信編集・削除(未編集)

一病息災
 昨日は定期健診日、かかりつけ医で突然女性に声掛けされた。新人と香で見知らぬ人だったが大府の俳句仲間だった。ご主人が帯状疱疹で大変だったとか。この日予防接種だったので身につまされた。高齢の既往者は罹患すると重症化するとの医師の勧め

引用して返信編集・削除(未編集)

特選句の感想

町長も茶席勤労感謝の日 (尾花さん)
町民文化祭に招かれた町長さんでしょうか。実景だと思いますが、どこかユーモラスで温かい。短い句から、和やかな場の雰囲気や町長さんの人柄まで感じられるようです。
市長でも村長でもない、町長という立場の庶民との距離感がいいと思います。働く人に感謝する「勤労感謝の日」の日というのも、町長さんにとっては、お茶を飲むのも仕事のひとつでもあり、労われているようでもあり、と絶妙な選択だと思いました。

引用して返信編集・削除(未編集)

尾花さん
こちらこそ、心温まる素敵な句をありがとうございました。
句の背景をうかがって、ますますこの句が好きになりました。

引用して返信編集・削除(未編集)

にゃんこさん、特選をいただきましてありがとうございました。
この句はおっしゃる通り実景です。
今年の勤労感謝の日は、ポカポカと暖かくお散歩日和でした。 美浜町にある自然公園をウォーキングしていて、水野屋敷を通りかかった時お茶席を設けていることを知り中に入ってみました。 ウォーキングの格好で場違い感はありましたが、お饅頭とお抹茶に惹かれて。 そこに濃紺のスーツを着た男性が一人。その方が美浜町の町長さんであると隣に座った女性に聞きました。 少し緊張した面持ちでお茶を頂き、丁寧に挨拶をされて帰っていかれました。
私は、むつかしい作法はわかりませんが、お菓子とお抹茶を頂くことができ大満足でした。

引用して返信編集・削除(未編集)

選句鑑賞

17 古日記月日はずいと進みけり (ABCヒロ) 3
成程、「ずい」ですか。思い切った表現に打たれました。私も今回古日記をテーマに出し賛同をえま
したがこの句には負けました。確かに周りにお構いなく月日は進みます。後追い人生もまた良いか。
20 極楽と祖母の呟く干蒲団 (玉虫)  7 ◎森野
布団の句が続きました。どちらかをと思いましたが結局は2句とも戴きました。昔、祖母がよく口づ
さんでいました。「寝るより楽なもの世にあろか。起きて働く馬鹿もある。極楽極楽!」と。
21 ぬくぬくし陽を懐に大布団 (ヨヨ) 4
中七が良いですね。「陽を懐に」ですか。一読気持ちがほぐれます。ただ「ぬくぬくし陽」が句と
しては少し甘いかなとも思いました。いずれにしても日常を句にした佳句と思います。
29 歳末や幼児募金を握りしめ (茶々) 2
赤い羽根でしょうか助け合い運動の一コマ。もちろん幼児にはそんなことは関係ありません。
ひょっとするとお小遣いかも知れません。みんなに遅れまいと募金箱へ駆ける子。目に見えるようです。
39 脱衣婆のごと白菜の葉を捥げる (ABCヒロ) 3 ◎ナチーサン
脱衣婆は地獄で閻魔大王に仕え容赦なく衣服を剥ぎ取る婆。翻り我が身、きっと山積みの白菜を前に格闘して
いるのでしょう。気が付くと眼は乱ラン、髪取り乱した自分が。思わず脱衣婆を重ねた。一息入れましょう。
特選に戴きました。
55 荒星となりて生きてる俊太郎 (てつを) 3
実はこの作家の事はほとんど知らなくてこの句に出会いその実績を知りました。作品を通して荒星の意味も
理解できた次第。ただ荒星の季語が確認できませんでしたので特選からははずしました。
将来「俊太郎忌」が出来てもおかしくないほどの作家のようですね。
91 天気図の縦縞ならび裸木鳴る (和談) 4 ◎ヨヨ、
発想の奇抜さに降参しました。天気図の縦縞ですか成程、下五の季語が効いてますね。良い句です。
107 文豪を真似し十五の懐手 (玉虫) 6 ◎かをり
私、後ろから見る癖(新聞も巻末のマンガから)があってこの句が真っ先に目に入りました。十五の懐手で。
少年の無邪気さと作者のユーモア心が生み出した佳作と思います。

引用して返信編集・削除(未編集)

ナチーサン句を鑑賞して頂きました。
干し布団の句。
寝ている時以外、くるくるとよく働く祖母でしたので。
あの、極楽極楽の声が自分が祖母の年齢に近くなり
あー極楽との思いは分るようになってきました。

それと懐手の句
やせっぽちの15才ですがお下がりの着物のサイズがいつの間にか
ピッタリの身体になっていました。
懐手をする男性が嫌いではありません。
文豪なんておこがましいですが。愉快な時間でした。
107番までしっかり鑑賞して頂きました。ありがとうございました。

引用して返信編集・削除(未編集)

鑑賞への返信

ナチーサン、青木の実の鑑賞ありがとうございます。
これは初冬に奈良を旅した時の句です。
春日大社の南に志賀直哉の旧居跡があり、その辺りはまだまだ昔の佇まいを残す家が残っています。
私は旅というと観光地ではなくこうした路地裏などをうろうろするのが好きです。
まだ外国人に広まっていない静かな奈良をこっそり散策して楽しんでいます。

引用して返信編集・削除(未編集)

おことわり

12月の「アイビーの俳句鑑賞」はパソコンの不調もありますが、私自身の事情もあり、不本意ながら休載させて頂きます。何卒、ご了承下さい。

引用して返信編集・削除(未編集)
合計4574件 (投稿2246, 返信2328)

ロケットBBS

Page Top