夏のミニ句会を開催します。下記の開催要領に従い奮って投句して下さい。
2025夏のミニ句会・開催要領
1・投句期間 5月10日(土)~5月20日(火) 兼題句1句を含め当季雑詠4句
2・兼題 麦の秋 または「海」を詠みこんで
3・清記&選句 5月11日(水)~5月30日(金) 選句要領は後報
4・結果発表 5月31日(土)
てつをさんの選句いただきました。
野の風さんの選句いただきました。追加の2句もいただきました。
新之助さんの選句いただきました。
泉也さんの選句いただきました。
アイビーを含め投句者全員の選句が揃いましたので集計作業に入ります。結果発表まで暫時お待ちください。
清記&選句
2023夏のミニ句会選句要領
ミニ句会は投句数が少ないので兼題、当季雑詠を含めて選句します。
1 選句期間 6月1日~6月10日
2 選句数 AからEまでのブロックごとに2句、ブロックに関係なく2句、計10句を選句して下さい。
3 特選 特に良いと思った句を特選とする(複数でも可)。特選2点、並選1点で計算。
4 結果発表 6月11日 ただし、投句者全員の選句が終わった時点で締め切ります。
2023夏のミニ句会清記一覧
―Aブロックー
1 薫風や釣り竿並ぶ防波堤
2 亀鳴くやまたも重なる幸不幸
3 草茂る雑草といふ草はなし
4 若竹の皮いち枚に秘む力
―Bブロックー
5 丘の上墓石に聖句風薫る
6 遠花火遅れて音のどどどんどん
7 薔薇園や咲き揃ひては散り始め
8 明易し友と山菜採りの日々
―Cブロックー
9 薫風やパスタの店の三色旗
10 校風の文武両道楠若葉
11 ダンボール箱もて受くる燕の糞
12 蛙鳴く青田の中のケアハウス
―Dブロックー
13 風薫るうの文字揺るる紺のれん
14 ぼうたんの百花彩る当麻寺
15 夏来る融け合ひをりし空と海
16 初夏の風もらひつつ竿だす波止場
―Eブロックー
17 風薫る伊勢神宮に人あふれ
18 新緑を両岸におき五十鈴川
19 若葉風これからどこへ行こうかな
20 薔薇の香に囲まれ立つや守武碑
2023夏のミニ句会。
泉也さんの投句、お預かりしました。
新之助さんの投句、お預かりしました。
てつをさんの投句、お預かりしました。
野の風さんの投句、お預かりしました。
これでアイビーも含め常連の投句が揃いましたが、当初の予定通り清記発表は6月1日とします。
アイビーが管理人をしている「みんなのネット俳句会」の5月句会でてつをさんの
米寿など途中駅とて草を取る
の句が見事互選トップになりました。一度覗いてみて下さい。
https://bbs1.rocketbbs.com/haiku575←ここをクリック
下記の要領で2023夏のミニ句会を開催します。奮って投句願います。
夏のミニ句会開催要領
① 当句期間 5月20日~5月31日(水)
② 投句数 兼題句1句 当季雑詠3句 計4句
③ 選句期間 6月1日~6月10日(土) 選句方法は後報
④ 結果発表 6月11日(日)
⑤ 兼題 風薫る 薫風 または漢字「文」を詠みこんで
皆様よりたくさんのメッセージ、有難うございます。
さて、夏のミニ句会の幹事も引き続きアイビーが務めさせて頂きます。夏のミニ句会は5月20日開幕ですが、兼題の予告をしておきます。
兼題は 風薫る 薫風 または漢字「文」を詠みこんで
兼題句1句と当季雑詠3句、計4句の出句です。
野の風です。
野の風の感想です。
花咲かす古木にいつも敬礼し (新之助)
弘前城内にも今から1441年前の明治15年(1882年)植えられたと言われる日本最古のソメイヨシノの桜の巨木が有ります。その桜の前を通るたびに本当に敬礼したくなりますね。
咲くも一気散るも一気の桜かな( 泉也)
日本一と言われる弘前城の染井吉野の桜は例年よりも早く一気に咲きしかも一気に散ってしまいました。全くこの句このままのようでした。
新入生黄色のカバ-揺らし行く (てつを)
ぴかぴかの一年生、鞄に黄色のカバーをつけて登校します。黄色は「目立つ」というイメージだけではなく、愛や幸せ、身を守るなどの意味も持っていると言われます。 可愛いですね。
ウイグルの悲鳴も乗せて黄砂降る(アイビー)
中国の新疆ウイグル自治区において、中国政府が少数民族であるウイグル族への弾圧を行っていているという。新疆ウイグル自治区のクラマカン砂漠は黄砂の発生原とも言われるが弾圧される人々の悲鳴が黄砂に乗って日本にまでやってくるのだ。
エッ、弘前の桜はもう終わってしまったのですか。えらく早かったのですね。全国的に早かったとは聞いてますが、それにしてもねえ。
アイビ-さん、お世話になりました。
先ずは、特選句の選評です。今回は、当季雑詠の部で2句いただきました。
18、チュ-リップピエロの如く風に揺れ(新之助)
この句の眼目は、何と言っても「ピエロの如く」に尽きると思います。
よくある類想ですが、敢えてこれしか無いと潔さを評価します。
また、前半にチュ-リップピエロとカナカナ語を並べたのも良いと思
いました。
28,同窓の先輩嬉し新社員(アイビ-)
この句は、先輩が同窓の新社員を迎えたことに喜びを感じたのか、
逆に新社員が配属された職場に同窓の先輩がいたことに心強さを
感じたのか、いずれにしても作者が経験されたことを素直に句に
されたのではないかと推察いたします。
私自身も同じような経験があり、世に言ういわゆる「学閥」とは
関係無しに同窓と言うだけで何かしらの安堵感や親しみが生まれ
るのは不思議です。
このほか、次の2句が最後まで特選にしようかどうか迷いましたが、次
のような理由で特選からはずしました。
22,花筏鯉の背に乗り動きけり (野の風)
27,霾るや動くともなく観覧車(アイビー)
小生の勝手な考えですが、22の句は語順について推敲の余地がある
ように思います。
また、27の句は中7の「動くともなく」がありふれた表現で、一考
余地があるのではと思います。
以上
泉也の自作あれこれのつづきです。
春灯下苦吟推敲果てもなく
アイビーさんこの句の句評有難うございます。皆さんご存じの通り、吟行と言えば「見学・発句・句会」なのですが今回は次の定例句会の時、吟行句を兼題とすることになつていたので、こんな句となった次第です。又この交流俳句会でも兼題が出ると「苦吟推敲」です。夜枕元にメモ・歳時記などを置き、寝ながらの苦吟推敲です。
そんなのを一句にしました。下5{果てもなく」漢字で表現し、全部漢字のみの句にしたかつたのですが駄目でした。
遠足の園児はじける土手の上
句意は明確。詠者の立ち位置が、土手の下の河原です。幼稚園の園児の赤帽・黄帽・青帽が乱れ暴れる風景を眺めるとこちらも楽しくなります。「はじける」が上手く出来たと思ったのですが、利いているか疑問。
こんな句も詠みました。 列整す(れつただす)遠足の子ら手振りくれし
蜂の翔び花園の景深めけり
一般的には花に蜂が群がるのは嫌いますが、自然界の営みの一つとして観たとき当然だと思い、これも花園の景だと詠んだものです。「花園」を例えば「薔薇」とか固有の花の名にしたかったのですが、季重ねになるので「花園」としました。
くどくどとすみません。これも年寄りの頭の体操と思っております。皆さんこれからもよろしくお願いします。
アイビーの感想です。
兼題句
7 ほな行こかあの山越えて花を見に(てつを)
関西弁の飄々とした会話調が、新鮮でよい味を出していると感じました。こういう手法もありでしょう。謹厳なイメージのてつをさんが、このようにくだけた句を出されるとは、一本取られた、というところです。
雑詠句
12 春灯下句吟推敲果てもなく(泉也)
春は花見とかの吟行の機会が多くなります。吟行では作るだけ作って、家に帰ってからじっくり推敲することも多いのではと思います。実際、推敲を始めると1時間や2時間があっという間に過ぎてしまいます。誰しも身に覚えのあることを、早速一句詠まれた手際の良さに感服。
17 剪定の終りし庭に鳩の来て(新之助)
剪定は春の季語。座五の「鳩の来て」の楚辞が効果的です。見違えるようにきれいになった我が家の庭、剪定してる最中には見かけなかったのに、終わった途端に鳩が来た、だからどうしたと言われても困るが、私はそこに俳句的な興趣を感じました。
19 新入生背中はみ出すランドセル(野の風)
入学の季節になるとよく見かける光景です。新一年生はまだ体も小さいのに、ランドセルは6年間使えるように大きくなっていますから、どうしてもはみ出すことになります。それをユーモラスに詠みましたが、なに、そのうちランドセルに身体の方が合ってきます。
25 踏青や地雷を踏まぬてふ幸も(てつを)
上五で「踏青や」と言い放しておいて、中七、座五でメッセージ色を強く打ち出しました。地球規模で見れば、ウクライナ・ロシアを例に出すまでもなく戦争、紛争が絶えません。幸い吾が日本は、今のところは平和です。それゆえに幸いとは言っていますが、さあ、その先はどうなるでしょう。てつをさんは何も言ってません。そこで止めたところが俳句の俳句たる所以でしょう。