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メディアの変遷の事例 その3 自分の場合

私は、長野県にある大手プリンタメーカーを40年近く勤務して定年退職した研究開発系エンジニアです。
1970年からのマイクロコンピュータからパソコンの黎明期、普及期、インターネットの黎明期を体験してきました。メディアの栄枯盛衰を体験してしてきました。
①銀塩写真の没落
 1980年後半からPCがカラー化して、プリンタもフルカラーを開発されるようになって、写真画質を実現することが開発目標となってました。そして、90年代後半に銀塩写真に近い印刷ができる家庭用プリンタが各社から市場に投入されてフルカラープリンタの市場は、一大市場となりました。その影響で、銀塩写真は、ほぼ絶滅してしまいました。これは、デジカメ(CCD)とプリンタ(インクジェット)というデバイスの技術革新がもたらしたメディアの変遷でした。
②インターネットとPCとスマホ普及で、紙への印刷が減った
2005年をピークとして、プリンタの市場は縮小傾向に入りました。これは、インターネット、スマホの普及ととも、ユーザーは紙へ情報を記録しなくなったことが原因です。家庭用プリンタの市場も年々減少して、この20年で半減しました。
③メディアの衰退と当該企業の対応
家庭用プリンタ市場が縮小すると同時に業務用のプリンタ市場を開拓して、売り上げを落とさないような活動が30年間続けて、何とか生き続けてきましたが、業務市場でもペーパーレスの影響が徐々にでてきてますので、あと20年でハードコピー自体が極限まで衰退すると思われます。
④私のやったことー無くならないメディアに着目ー
私は、開発者として、絶対に無くならないハードコピーとして、ラベルという印刷メディアに着目して35年間技術開発をしてきました。商品表示は絶対になくならないので、パッケージは、永遠に存在します、そのパッケージ市場の一部にラベル印刷市場があって、ユーザーから印刷業者までいろいろなプレイヤーがラベルを印刷してます。その中で、90年代にテプラという電子文具を開発設計して、35年間衰退せずに残ってますし、2000年代に産業用ラベル印刷機を開発して、この20年で、日本全国の印刷工場で使われるようになって、いろいろな商品に貼って使われています。テプラのテープカートリッジや産業用ラベル印刷機で使われるインクが消耗品利益として続いていきます。

⑤自分のメディアリテラシー
 1992年からインターネットを始めて、2000年からHPを始めているので、経験は長いですが、
スマホに乗り遅れて2015年から使い始めて未だ上手に使えません。プログラミングが趣味なので、1980年代からマイコンC,Macintosh Pascal ,DOS BASIC,WINDOWS Processing,VisualStudio C++,VB,C#,Pythonといじってきました。Pythonは、とっつき易い言語なのでWEBとSNSを自由にプログラミングできるので、SNSでの生産性を高めるのに便利なツールを作っていこうと思ってます。
2025年からはAI関係の作品を作っていこうと思ってます。
⑥企業のマネジメント層のメディアリテラシーが重要
 欧米と日本のIT偏差値の大差は、マネジメント層のプログラムへの知識不足が招いたと分析されてます。欧米では、ソフトウェアは自社開発するのが普通で、外部のSIERを使うことが少ないのに比して、日本では、SIERを使ってソフトウエアを作らせるのが普通になっている現実が生産性をおとしていると指摘されています。物理的に説明すると、ソフトウェアを作るには、綿密な仕様書の記述が必要です。対象業務を熟知した人でないと良い仕様書は書けません、外部に委託する場合は、仕様書を書いて説明する手間と時間がかかります、しかし、外部の人に対象業務を完全の理解してもらうのは無理で、理想的なシステムはなかなかできません。逆に、社内でソフトウェアを開発する場合、当該業務の当事者が作るので、綿密な仕様書など書かなくてもシステムは作れますし、デバッグも修正も当事者がやっているので、迅速で、当該業務に穴があかないようにできるので、生産性は、大差がでます。これは、欧米と日本のITの差がでた最大の原因です。企業でもこうなので、政府行政機関ではなおさら、酷い状態であるのは、想像できます。このようにIT化に遅れたため国力がおちてきていることを悟って、マネジメント層は自らプログラムを作れるようになるか、プログラムができる人材にマネジメントをゆだねるようにしていかないと国全体の生産性が上がらないので、日本は落ちていくばかりです。

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メディアの変遷の事例 その2 12月1日朝日新聞ポッドキャスト会話

12月1日の朝日新聞ポッドキャストでは、立花さんに負けたとはっきり言って、自分達が何故負けたかを分析してしてます。やはり、本社から見ると地方支局は一体ではなかった感じがします。
【兵庫県知事選】#44-2 選挙報道、考え直した方が良い?【伊藤大地・奥山晶二郎・神田大介】


 三人の記者さんは、中堅くらいだとおもうのですが、結構会社の内情もはっきり言ってます。
●軽減税率を気にしながら取材しているのは立派だ。だいたい、現場の記者が軽減税率をきにしているわけないよな。=>政府から恩恵をうけている軽減税率8%となっていることが、政府から圧力をかけられる原因であるという認識が社員にはあるらしい。
●立花氏のやり方を分析しているアクティビストには新聞はかなわないという弱音もでた。

●彼らは、今回の事件からメディアの違いまで分析研究して、次の朝日新聞の新しい流れを作ってくれることを期待します。

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メディアの変遷の事例その1 新聞業界 高橋洋一CH

2021年に朝日新聞が大赤字になって社長が引責辞任したとき高橋洋一さんが解説
3年前だと未だ高橋さん若かったですね。

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マスからパーソナルへ その2 マクルーハンの紹介

1980年代後半にメディアの変遷について学習したことがあります。
マクルーハンの1960年代の著書が、現在起こっているメディアの葛藤の原理を説明してます。
印象的な文章を引用させていただきます。解説論文 https://www.jstage.jst.go.jp/article/eizogaku/63/0/63_71/_pdf
※人間拡張の原理 
「人の手になる道具 materialthingsのすべては、かつて人間が身体、
あるいは身体の特定の箇所を使って行っていたことの拡張したもの
extensionsと見倣すことができる。 」
※メディアの理解2から
「メディア研究の主題を、送り手に
よって意図された意味 meaningすなわち「内容」から、伝達の「形式」と
してのメディアの及ぽす「影響 effect」へ移行させるという課題があっ
た(17)。マクルーハンは、こうした影響の検証には、情報伝達という個別レ
ベルではなく、全体的な環境状況に関わることが要請されるものと考え(18)、
その範例としてストレス学説を引用した。
「いかなるメディアも、単独にではなく、他のメディアとの相互作用の
なかでのみ、その意味、あるいは存在を持つ(19)。」「メディア」は、単数形
mediumで表わされる場合も、その存立に複数形の mediaを前提にしてい
る。したがって、個々のメディアの影響も、他のメディアとの相互作用
において人間に及ぽされる。多数、またはあらゆる作用因によって発現
され得るというストレスの特性は、メディアが人間に影響を及ぽすこの
局面を説明していると考えられる。」
同じ情報でも伝えるメディアによって、人間に与える影響が違ってくる特性がある。
ですので、ラジオで聞く、テレビで見る、新聞を読む、WEB記事を読む、SNSを見る、動画を見るで
全部、受け取り方が違ってくるのが、マクルーハンの言っていることです。
ですので、メディアが変遷すると人間の理解能力が変わるということです。
新聞からラジオからテレビへのショックは大きかったですが、テレビからWEBへの変遷は、グーテンベルグの活版印刷の発明と同等くらい革命的なことです。ですので、世の中全て変わるのは当たり前です。
しかし、メディアが変わると今まであったことが切捨てられてあたらしいことができるようになるので、切り捨てられた部分が必ず生じるというのがマクルーハンの理論です。切り捨てられる部分が重要だと騒いでいるのが旧メディア側となります。しかし、メディアの変遷は歴史の法則ですので、あがらうことができないので、新たなメディアでどこが切り捨てられて、人間にどういう変化がおよぼされるかを研究して、対策をうつことが新たなビジネスになります。

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マスからパーソナルへの気づき その1

マスの文字が付くコトは、どんどん減っていくという考えをもってます。マスプロダクション、マスコミ、マスマーケティング などです。信州MAKERSでは。、マスプロダクションに代わる時代を想像して活動してます。3Dプリンタに触れたのが2013年で仕事で研究テーマとしていろいろ検討しました。
仕事で使う場合は、設計段階での試作用途だけでしたが、その用途は、既存の試作エコシステムが強力でとても3Dプリンタがメジャーになれる市場はありませんでした。2015年に定年退職してから、自分で3Dプリンタを購入して使う段になると、仕事でやってきたこととは全く別の思考が生まれました。何故なら自宅には試作するエコシステムが一切無いから、3Dプリンタをモノ作りの中心として積極的に使うという思想です。信州MAKERSはコト作りから出発してモノ作りをするポリシーですので、3Dプリンタは手段でしかないのですが、3Dプリンタを開発テーマとする場合は、どういうコト作りがあるから使うのか大義名分が必要となります。そこで以下のコト作りアイデアを考えました
①世の中のプロダクトでも少ロットで、希少ニーズにあわせるために高額な価格がついているモノで
3Dプリンタで作ったほうが有意性のあるモノを探す。
②ある特定用途で、マスプロダクトでは存在してない物を探す。
①では、6軸力覚力センサーをターゲットにしました。特徴は、複雑な起歪体を3Dプリントで自由に作成できる点が、最大のメリットです。金属3Dプリンタなら完璧ですが、樹脂の3Dプリンタでは、あまり精度がでないので実用化できませんでしたが、某自動車メーカーのエンジニアさんが、自社の金属3Dプリンタで6軸力覚センサを作りたいとおっしゃっていただいたので、ニーズがあったと思います。
②現在も開発試作中ですが、3Dプリント防水ケースです。DIYで防水ケースを作れれば、既製品ではえられない形状の自由度と信頼性が得られるという発想です。始めて1年ですが、賛同者が増えて、3Dプリント防水ケースの読者層がどんどん増えてます。

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