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4年経過したSTAを見返して5年目を考えるーモチベーションをあげないと進まないー

スキーターンの計測をしたいという単純な動機から始まったSTAですが、4年も続いてます。当初は、板の軌跡と姿勢だけでしたが、
ここ2年は、IMUも同時計測して、板の角付け角とyaw角も測定してます。IMUが加わることで計測システムが複雑化して、システム開発に2年かかってます。どんどんソフトウェア負荷が増えていくので、データ処理はPython pandas matplotで処理することにして、省力化を図ってます。70歳近くになって、新しい言語と新しいデバイスを扱っていくのがしんどくなってきてますが、モチベーションを高める工夫をして5年目も進めようとしてます。モチベーションを高める要素
1:スキー測定は、運動をしないといけないので、老体の健康に非常に良い。
2:夏場もシステム開発のために、屋外計測を行ったりサマースキーを行うので、通年で体と頭に良い。
3:スキーテーマは、人気が無くてほとんど見る人が居ませんが、使っているIMUについては、大勢の読者が居るため、読者のためになっている現実がモチベーションになっている。
4:RTKは、関わる人口が少なく、IMUの1/10程度しか読者が居ません。世界的にもRTKの普及が止っている感じです。
結局 測量関係が一番使われているので、RTK本来の動きに計測に使われているのは農業トラクタ程度、スポーツで使っているのは世界的にも私がやっているSTA程度しかないみたいです。そこが世界でオンリーワンという意識があって、モチベーションになってます。

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H3記者会見で失敗と技術者についての感想

岡田マネージャは、失敗すると技術者が育つといってました。
三菱重工の新津マネージャーは、若い技術者が、怖さを知ってよかったといってました。
私の40年間の開発部門での経験でも、失敗が次にブレークスルーのきっかけになることが普通にありました。
私のやり方は、新規の開発テーマというのは、失敗するのが当たり前なので、それを前提に作戦をたてます。
やり方は、失敗を速く悟ることです。試作なら、試作サイクルを速くするために自作で設計目的だけの簡単な試作を自作して、
評価してみて、設計意図が大丈夫か確認することで、失敗を未然に防げます。
当サイトのDIYによるコト作りとモノ作りの技を身に付けることで、技術者として、新規分野に対応することが得意になります。
失敗をおそれるために何もできないのは新規分野では素人です。新規分野は失敗するの常だから、急いで失敗しそうな点を分解分析して、実践確認することが成功のポイントです。ですので、機械系、電気系、ソフト系といわず、プロジェクトでリスクのある部分を自作して確認できるエンジニアが新規分野で成功できます。私は、30代から実践して新規分野を切ひ開いて、世界的な発明をして何兆円もの経済効果をだしたので、特許庁、発明協会から表彰され、会社からも厚遇を受けられました。

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JAXA H3A 二号機打ち上げ成功を祝うー技術者として経験を追憶ー

前回から1年間失敗の原因解明と対策に携わった方々にお祝い申し上げます。
原因は、二段エンジンエキサイターの電源系の短絡にたいする保護回路のマージン設計だったとのことで、世間でよくある設計ミスです。私も、40年間電子機器製品を量産してきた経験がある中で、電源系の設計ミスでロットアウトした経験があります。
結論から言えば、「プロダクト統括者と担当部門管理者と担当者の資質に起因しますので、組織と人が違えば未然に防げる問題です。」JAXAは、あまり責任所在を表にださないですが、三菱重工の電気系部門の責任ということになると思います
しかし、正式には、発注元のJAXAのプロダクト管理者の責任であることは間違いないです。
 私は機械系なので、電気系は設計しないのですが、最終的にメカの動きを検証して、量産品として間違いないかを判断するので
その時に、異常な事象があれば、電気系技術者とともに原因究明にあたります。一緒にキャッチボールをしていくと、電源系技術者の設計の苦労がわかります。アナログ系特に電源系は、ロジック系より付加価値が小さいので、とにかくコストダウンが最重要設計目標になります。そのため、調達性とコストが安い部品を徹底的に追及した設計をします。更に、電源系の設計者は、電源設計部門に所属する場合が多く、いろいろな製品にかかわっていて、個別の製品企画にはあまり関わってない人が多いです。
電源系の設計仕様と誰が決めるのかですが、製品企画書から、全体の製品仕様書、個別系の仕様書まで、多くの技術者が関わりますので、電源系の仕様書まで落ちる間に、製品企画から見落とされる仕様もあります。そこを未然に発見するのは、だれかというと実は、機械系、ソフト、電気系にも精通しているプロダクトリーダーがやります。私の経験では、プロダクトリーダーは機械系の魏j通者が多いです。機械もソフトも電気も精通している技術者は、機械系出身者とか物理系の技術者が多いです。
 このように、プロジェクトを成功に導ける技術者は、専門だけではだめで、そのプロジェクトで必要とされる技術分野に精通していないとダメです。若い人たちは、自分はソフトだ、電気だ、メカだということで、30歳くらいまで育ってきますが、35歳以降は、担当するプロジェクトを包含する技術分野全部に精通できる技術を身に付けることが必要です。欧米と日本の技術力の違いはそこにあります。欧米の技術者は日本の技術者にく比べて守備範囲が広いです。

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来訪してくる学生さんと学校の教育体制

全国の大学、高専から、毎日たくさんのアクセスがありますが、基本的なところで、行き詰ってしまって、何回も何日も同じ記事を
見ながら悩んでいる学生さんがたくさんいらっしゃります。当初は、個別の現象だと思っていたのですが、全国の大学、高専でまんべんなくそういう現象が発生しているのを見て、原因を考えてみました。
●当ブログは、自力でDIYをすることをモットーとしているので、z世代の若者にはとっつきにくい雰囲気である点
=>コメントいただいて回答はしてますが、それで、すんなりと前に進めた人はほとんど居ません。つまり、質問をしてくる人
 のほとんどは、ギブアップ気味になって質問をしてくるので、どこか基本的なところで、躓いてしまっているのだと思います。
 そうなると、メールベースでは解決できなくて、手取足取り教えないといけないので、周囲の人に頼る以外にありません。
しかし、そういう学生さんの周囲に、基本的なことを手取足取り教えてくれる教員、先輩が居ない点
結局、学生さんが電子工作などしたいのに、教えられる教員が居ないのが問題なのです。
日本の学校をみると、教える業務より、学校組織を維持管理するオペレーション業務に時間を割かれていて、教員自身が自己研鑽を積める環境にない教育現場が多いのは、教員の過剰労働時間問題でも判ります。
ということで、訳がわからなくなった学生さんを救ってくれる人は誰も居ない現状を打破しないといけないので、
信州MAKERSでは、記事の表現方法とか製作過程や実験中の動画を増やすなど工夫していきます。

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JAXA SLIM月面着陸を祝う

世界で5番目に月面着陸を成し遂げたJAXAにお祝いします。
しかも、他国と差別化した小型で独走技術で挑戦したことに意義があります。
ピンポイント着陸技術立証がメインテーマだそうですが、現在の信州MAKERSテーマでも類似点があります。
SLIMでは、IMUでは、累積誤差で位置精度がでないので、月地表面の地形画像から現在位置を計算して、IMUの位置をリセットするという補正を周期的に繰り返して、ピンポイント位置の精度を高めてます。
スキーターン計測でもIMUは、YAW角精度が悪いので、スキーがニュートラル(直進)しているときに、スキーの進行方角で、IMUのYAW角リセットします。
=>IMUは、他の計測手段で補正してやることで、つかうものだとJAXAが証明してくれてます。
多分、軍事用途でミサイル等はずっと昔から位置精度についてこのような技術を使ってきていると思われますが、機密なので、情報が一般にはでてないだけだと思います。
●太陽電池が発電しないトラブル
 太陽電池が壊れたわけではなく、日が当たらないということですが、姿勢情報はすぐ判るはずなのに、姿勢を公表しないのが不思議です、何か不都合があって公表できないでいるのだと考えます。
 どんな姿勢でも発電できる方法を将来的に開発してもらいたいものです。
 後日全容が明らかになるまで、、待ってますが、テレメトリーのデータを解析する時間が長すぎておかしいと思います。
データ解析の自動化技術などAI時代の現代で、日数がかかりすぎる点に違和感があります。
航空宇宙関係のDXは以外と進んでないのではないかと、羽田空港衝突事故でも感じたのですが、JAXAもDXが遅れているのかもしれません。何しろ、SLIMに搭載しているコンピュータは、省エネのため現代のCPUの1/100の能力しかないという代物らしいので、マイコンに近い処理能力で衛星を管理しているみたいです。

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