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夏生様 こんばんは。魅力的と感じていただいて凄く嬉しいです。最近の猫たちも人間も、あくせく働いて働かされて泣 大変なのです。 猫カフェゆるりはどんなお客様が来て癒されて帰るんでしょう?現在妄想中です。またよろしくお願い致します。
こんばんは。上田です。
いつも細部まできちんと読んで下さり、感謝しております。
その3は蛇足でしたか。対象を旧日本軍に絞り込んだほうがよかったかなあ。僕は始め米軍だけでなく、古代ローマ軍の蛮行まで書こうとしていましたが、話しが拡散しすぎて、キューブリックの作品に留めたのです。最近詩のなかで手を広げすぎるきらいがありました。反省です。少し方向を変えてみます。
先日、御作『地下に在り』を受領しました。一読しまして、惹き込まれるところが多く感服致しました。この場をお借りしてお礼申し上げます。
1 荒木章太郎さん 「妻の夢が聴こえた」 2/10
タイトルから3行目まで読んで次……! 「海象」(セイウチ)で驚くわけです。
海象夫婦の、しかもダンナの悲哀といったところでしょう。その元になっているのは牙。調べた際の写真で見ると、確かにもの凄いです。あれでどうやって食事をするのだろうと心配になるほどです。
なんで海象になったか、が興味深いを通り越して、やや啞然としたりします。そこはそれ、荒木さんの詩的奇想天外と解しましょう。対象は奇抜ですが、これを大胆な隠喩と考えると、事はもっとわかりやすくなるでしょう。すなわち妻への憐憫、優しさ。そのためには夫たるもの、何かを改める、断念する、そんな風に読み取ることもできそうです。 ちなみに、終わりから3行前「自分冴え」は「自分さえ」のことだろうと思いますが。確認願います。 ウーン、評価は比喩がちょっと特異過ぎて難しいところ、佳作一歩前といったところでしょうか。
2 上田一眞さん 「軍隊・内務の暴力」 2/10
「旧陸軍内務班」で引くと、各種項目の中で「私的制裁」といった項目があって、かなりスペースを取って書かれていました。それほど多発、深刻だったということでしょう。詩中「その1」はその導入。ここで問題になるのは暴力を振るう古参兵はもちろんですが、制裁を取り締まらず半ば黙認していた上層部でしょう。「その2」は父上の過酷な体験が語られます。こうなると制裁の理由は何でもよかったことになります。いかようにも理由づけられる。やりたい放題になるわけです。しかも「連帯責任」から、制裁対象は一人から複数人に増殖していく。後半に凍死した人の話がありますが、脱走は確かに重罪、極刑が待っていますが、結果だけを見ず経過(なぜそうなったか?)を問うべきなのに、それをしない。そこに軍の病巣がありそうです。陸海共に旧日本軍は精神性を危険なまでに偏重したのが大きな要因のように思われるのです。精神は無形なだけに、いかようにも解釈され利用されてしまいます。
ここで正直に書かせてもらうと「その3」は僕は削除してもいいように思いました。軍隊の持つ狂気性といったテーマは継続されていますが、少し方向がブレる気がします。この詩は米国は出さず日本に絞ったほうがいいでしょう。特に沖縄米兵の暴行事件はおのずと別テーマという気はします。「その4」はこのままでいいでしょう。ただし(自由裁量ですが)、もしも「その3」を削除した場合は、冒頭の部分だけ少し変える必要があるかもしれません。南京事件の遠因のひとつに前半から述べてきた内務班の件を挙げるのは卓見と思います。同じ精神構造が見え隠れしますね。最後近く「等しく内在させている」は現在でも注意深く見て行かなければならないでしょう。旧軍内務班とは次元が違いますが、強力な目的集団・階級集団―たとえば警察・自衛隊あるいはスポーツ界―で、たまに報じられるハラスメント・暴力事件はその痕跡と取れなくもないです。他者がどう思うかはわかりませんが、僕の場合は「その3」がやはり引っ掛かったわけです。そうしたわけで佳作一歩前とします。
3 麻月さん 「シチュー」 2/10
「昨日の残りの~」。 そう、当家でもカレーやシチューは2日食べます。従ってこの冒頭は凄く実感と共感が湧くわけです。2連、3連が好きですね。そう、かたまってるから味が薄まらない程度に水(湯)を入れて緩めにする。まさにこの詩は、昼一人でいる時に僕がやってること、そのものなんですね。「ぐつぐつ~ぶくぶく~くたくた」の擬音の置き方もぴったりで楽しいです。ちょっとしたユーモアさえ感じられます。肉・ジャガイモ・玉ねぎ・人参の様子にちょっと触れても楽しいかも?
最後の「どこか遠くへ行きたい」―これを奇妙に思う人もいるかもしれません。どういった気持ちかはわかりませんが、結果としての、こういった”方向外し“を僕は嫌いではありません。割とこういった例はあって、逆に詩的効果を高める、と考えられます。僕が思うのは、シチューに象徴される日常性や退屈さに少しだけくたびれたのかもしれない。そんな思い。遠い目線の思いでしょうか。佳作一歩前で。
4 埼玉のさっちゃんさん 「マイルーティン」 2/10
「コップ一杯の水を飲む」―はい、これ、いいらしいですよ。ナイスルーティンでしょう。気分的にも朝の気付けになるでしょう。しかし朝にこれだけの余裕があるのは実に好ましい、頼もしい。
ここにはリラックスの中にも適度の緊張感と静かな意志があって、その”少量さ“がなんともいい感じなんです。よく運動選手が深呼吸した後、両手で頬をパンパンと軽く叩いてプレイに臨む、あの感じですね。「今日の仕事も~」のくだり、仕事も安定的なルーティンに乗っているかのようです。その基礎に立っての、日々僅かな変化といったところでしょう。
さっちゃんさんの作品はシンプルで身近なものですが、こういった上向き感や爽やかさが多くあって、とても好ましいです。この作品も同様です。今回は連分け無しもよかった気がする。ギュッと詰まって読ませる感じですね。佳作です。「行ってらっしゃい!」
5 詩詠犬さん 「美しいもの」 2/11
僕は体言止め採用が割と好きなほうで、これはほぼ全篇がそうなっていても、僕は受け入れることができます。そういった詩もあるでしょう。ここの事例は直感、熟考含めて練り上げたものであるでしょう。2連「歯に噛む」はひらがながいいですね。ちょっと目を惹くのは「子犬~」、2連全部、「マーラー~」「夏祭り~」ですね。見ておきたいのは体言詩形と終わりの散文系の関係でしょう。もちろん、対比的効果を意図したことは充分推測されます。下記のような仮説もできます。つまり―。
ほんとうに言いたかったことは、実は終わりの散文形で、もっと言うと「あなたの 微かなひかり」であると―。多くを占める体言形は、其処への序曲であると―。しかし、その序曲もみな独自の美を備えている。そうやって美的指向を高めさせて、終わりに読み手を導く。そんな手法を感じてもよさそうです。佳作です。
6 じじいじじいさん 「けっこんきねんび」 2/11
こういった詩を細部までほじくるように詮索するのは如何なものか?とも思うのですが、こんなことを考えていました。
そうすると、この詩の語り手は10歳以下。小学4年生以下。そうですね。大体、こんな感じでしょう。
結婚10年で、子どもが気づくほど、そんなにしわやおなかが出るか、といったこともちょっと懸念されるのですが、個人差があるのでなんとも言えないです。ママとパパにはちょっと気の毒か?違う特色を書いてもいいかなと、ちょっと思ったしだいです。
まあ、これとても、上げ足取りになりかねないので、この辺で。要は聞き流してもらって構いません。詩文自体はしっかり書かれていて、これでいいです。ステキなママパパへの誇らしげな感謝があります。純粋な子の純粋なお祝いを感じました。 微笑ましいです。甘め佳作で。
評のおわりに。
確定申告終わり、とある会合終わり、今日、評終わり、束の間のブレイク。
忙中閑あり、と気どってみる。されど春と共に又忙中始まる。では、また。
魂を燃やしていますか?
明日に向かって前に進んでいますか?
本当は自分のずるさに気づいていた
戦っているフリをして過去に縛られてるだけの男
そんな事確かめるより未来を見つめていたい
長い嵐の向こう側にいつもの青い空がある
もしも冷たい空だとしても僕の魂は燃えている
昨日も今日も明日も変わらない鳥の鳴き声と
子供達の笑い声をいつも黙って受け止めていた
お前が傷を隠していたのを知っていたよ
だけど自分の怪我の手当てで精一杯だったんだ
そんな事考えるより先に走り出してしまえ
凍える吹雪の後で芽生える命もある
たとえそれが小さなものだと笑われても
僕の魂は燃えている
今ではアイツも雲の向こう二度と会えなくても
会えないからこそ ただ祈っていたい
いつかは僕たちも泡のように消えて無くなる
それでも諦めたくない
この道の行く末がいいものだと信じることで
重いものを引きずることになっても
夜空に星が光ってる 澄ました顔をして
世界を照らし続けるより ここだけでいいから
強く強く輝いて欲しい
今でも覚えてる あの日見た夜空を照らした
流れ星を 思い出せば歯をくいしばり
立ち上がる事が出来る
迷わずに 振り向かずに 心のあるままに
信じれば 見上げた空は青く澄んでいる
うっすらと浮かぶ涙拭って新しい明日見つめてる
もしも全てが黒に染まっても
僕の魂は燃えている
貴方の魂は燃えていますか?
ちいさい頃
あるお相撲さんの額のシワに憧れた
ちいさいながらに
そのシワはお相撲さんの
日々の努力が詰まっていると感じた
汗を流した
涙が流れた
笑顔が溢れた
時は風のように過ぎてゆく
あのお相撲さんは親方となり
あの額のシワは
あの頃より深くなった
生きている人のシワは
なぜこんなにも美しいのだろう
鏡の前に立ってみる
もう僕もシワだらけで
真っ黒な顔をしている
笑っちゃうほどクシャクシャだ
うれしいことも
かなしいことも
全部シワに刻まれている
僕が僕を作る物語
シワと共に生きる
夏生様、評をしていただきありがとうございます。
今回の詩のテーマは温もりのある詩でした。温度を感じたという評価はテーマであった温もりが伝わったという事なのかなと思っております。嬉しいです。
シンプルですっと終わるタイプの詩なので、中々印象に残らないかなあなど懸念点はいくつかありましたが、秀作プラスの評をいただけてとても嬉しいです。
もっともっと良い詩が書けるように頑張りますので、またよろしくお願いします。
ありがとうございました。
本屋さんが
だんだんと少なくなり寂しい限りだ
お気に入りの本を見つけ出したり
好きな作家に出逢えたり憩いの場となっている
本を読むことをしてこなかった私が
一冊の本に出逢い夢中で読書をしている
苦手なホラー小説は読めないでいるけれど
世界観に少しの時間浸れるのが好きになっている
これからも一冊でも多く読んでいこうと思う
時々
珈琲を飲みながらふと感じる午後の一時
感想をありがとうございます。
良いと思えた所をピックアップしていただき嬉しく思います。
人生は、出逢いと別れを繰り返し、素敵な想い出と共に進んで行くと感じています。
過去の経験を糧に、今を少しでも楽しく過ごしていけたらとの想いを詩にしてみました。
次回も宜しくお願い致します。
2024年2月6日火曜日から2月8日木曜日までのご投稿分の感想と評です。
「雪が降る静寂の中は」 積 緋露雪さん
積 緋露雪さん、今回もご投稿くださりありがとうございます!
今年は関東にも積雪がありました。
急に寒くなり、あっという間に雪景色が広がりました。
幼稚園児の皆さんが楽しそうにはしゃいでいるのを見ながら、
翌朝の路面凍結を心配してしまった私です…。
僭越ながら御作「雪の降る静寂の中は」の評を送らせていただきます。
主人公は外に広がる銀世界から無音に刺激され、頭蓋内でその無音と
戯れます。雪から感じる無音に惹きつけられます。
<頭蓋内でむしりむしりと雪を丸く固めては、それを地球に見立てて
蹴飛ばすのである。
いいですね、ここ。地球から宇宙まで規模は拡大します。
<ばしっといふ音と共に砕ける雪。
で、その衝撃の強さを感じます。それでも怒りや鬱憤ではなく
「快楽(けらく)」感じ、大いに楽しんでいます。
<頭蓋内の銀世界には
独り私の足跡のみが残されてゐた。
それを見て吾は何か嬉しさに心が囚われ、
雪降る虚空を見上げたのであった。
頭蓋内の銀世界の余韻が残りました。
雪には想像をかき立てる何かがあるようです。
御作佳作とさせていただきます。
「その手、その温度」 理蝶さん
理蝶さん、今回もご投稿くださりありがとうございます!
僭越ながら御作「その手、その温度」の評を送らせていただきます。
「その手」を持つ人のあたたかさと痛みを知り、感じているからこそ
求める。あなたなら出来ると励ますような思いも感じます。
その思いで包み込もうとする。「懐かしい雨」は二人だけの思い出の
雨なのでしょうか。涙のような温度をもった雨を感じました。
「その手 その温度で」の言葉が後半になるにつれて強く響きました。
温度を感じる一篇でした。氷なのですが、「その手」を求める
思いは熱く、求めながら慈しむ心を感じました。
御作秀作プラスとさせていただきます。
「生きてこそ」 喜太郎さん
喜太郎さん、今回もご投稿下さりありがとうございます!
僭越ながら御作「生きてこそ」の評を送らせていただきます。
<生きるのに精一杯なんだよ
この言葉にぐっと掴まれました。
<胸を張って腹一杯に酸素を取り込んでみろよ
そして新鮮な酸素を血液に混ぜ込んだら
身体中に巡らせて
余分なものはネガティブな思いと一緒に吐き出
しちゃえよ
と、この詩は社会批判や憂いではなく、本当に生きていること
人間の身体の営みに目を向けています。
情報が何でも入り、可視化できる今。自意識過剰が加速して
心身の消耗が激しく壊れてしまう心が増えました。
この詩はそんな心に今を生きること、生きていることを
感じるように強く訴えかけます。
~でなければ!と視野が狭くなって、自分を追い詰めて
しまった心がふっと我に返って周りを見る。空を見上げる。
かたくなった表情がゆっくりほころんでいく様子が見えた
ような気がしました。
御作佳作とさせていただきます。
「心の日記」 埼玉のさっちゃんさん
埼玉のさっちゃんさん、初めまして!
ご投稿くださりありがとうございます。
初めての方は感想のみとさせていただきます。
ご了承ください。
<あの時があったから
今がいいと思える
ここ、良いですね!あの頃に戻りたいというような
ノスタルジーではなく、過去の経験が今に活きている
充実したものを感じます。
大切な人が笑顔でいてくれたら他に何もいらない。
そう思える人と出会えた幸福があります。
人に対して、その存在を愛し、喜べことができる
その心が幸福であり、そう思えることが幸福で
あるような気がします。
あたたかく心地よい風が通ったような一篇でした。
次回もご投稿お待ちしております。
「猫の仕事」 紫陽花さん
紫陽花さん、今回もご投稿くださりありがとうございます!
僭越ながら御作「猫の仕事」の評を送らせていただきます。
猫カフェの裏でこんなことがあったとは。
のんびりゆったり見える裏で、その日その日を必死で
生きている猫たち。自分たちの都合のために生き物を囲う
人間は残酷です。その中でも順応して生きていく猫の
強かさ。猫検定とはどんな内容なのでしょう。
面接等あるのでしょうか。なんと健気な。想像がめぐります。
猫も働かなくてはならないなんて、世知辛すぎる世の中です。
猫の手も借りたいなんて軽々しく言えません。
猫カフェ「ゆるり」の物語を知りたくなりました。
魅力的な一篇でした。御作名作といただきます。
島様「じゃあ、そろそろ・・」を丹念に読んで下さりありがとうございました。私ばかりでなく主人のことまで言い当てて下さり、胸に迫ってきて涙が溢れます。前回水無川様からの感想を頂いた時もそうでした。
投稿するとき、迷います。あまり詩のことは分かりません。ですが事実を説明するのは良くない、とどこかで聞いたような気がして・・ならば私のはただ自分の気持ちや起きた事実ををぶちまけているだけで詩とはいえないのでは??皆様のように詩情豊かではないですし・・。でも島様の感想をお聞きして、もしかしたらこんな感じでもいいのかな?と少し楽になったような気持ちです。また分かりやすいように、と手を加えて下さりとても参考になりました。早速修正します。真紅のバラは亡き夫に買った鉢のバラを一輪花瓶に挿して遺影の脇に・・ということなのです。遺影という言葉を使いたくなくて、唐突ですがあのようになってしまいました。今回は初回でしたのに感想のみならず多くのヒントをいただき本当にありがたいことです。また投稿させていただきます。これからもよろしくご指導ください。