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秋の空気を纏った人々が
ぞろぞろと
吸い込まれていく
プラネタリウムの場内
投影機を取り囲んだ席の
どこが特等席かわからず
心許ない気持ちのまま
みな散り散りに腰をおろしてゆく
丸天井の
無機質な白を見上げる
瞳の無垢さ
子供は少し大人びて
大人は少し子供に戻って
待ちわびている
日常の眠るとき
ふっとこぼれた
溜息とともに照明が消え
浮かび上がってくる
いつかの空
早送りされてしまう
夕暮れの寂しさを
見つめながら
居場所は心地よく見失われてゆく
そうしてふわりと放り出される
数多の星のなか
解説員の
ゆったりとした声は
霧雨のように
しずかにしずかに
しみてくる
胸底は
どこまでも続いていく夜道に
繋がり
大昔のあなたを想像し
大昔のわたしを巡る
神々の物語は
わたしたちの欲や罪を引き受けて
燃えつづけるだろうか
星座をなぞる視線は
ペガススの翼に吸い込まれ
瞼の閉じ方を忘れそうになる
そのままなにもかもを忘れそうで
なにもかもを思い出しそうな
そのとき
傍らから聞こえてくる
見知らぬ人のいびき
なんて安らかな震え
なんて微笑ましい響き
ふぅと
ふたたびついた溜息が合図のように
パッと照明が灯される
浮かび上がってくる
あたたかく重たげな体
弓も槍も持たない無防備な
けれどもまだ
どこかで星の瞬きを感じながら
静かに立ち上がると
人々は少しやわらいだ影を連れて
また日常へと
溶けてゆく
この秋最初のセーターは
箪笥の匂いが染み付いて
茶色くなったかまきりが
塀の向こうをしきりに見てる
何をそんなに見ているの?
一緒に見るけどわからない
私もどうやら枯れてきた
夢見てたことが既に懐かしく
弾けて飛んだ草の種が
もう袖口にくっついている
まあここにお座りなさい
満月の夜のお茶会が始まりました
お茶会の主人はうさぎ
とても不思議なお茶会は
金色に光る月の光で満ちています
お客様は夜に迷える老女たち
行き場をなくした老女たち
どうしてか分からないけど
みんな悲しい顔をしている
今日の新しいお客様の
お悩みはなんでしょう
老女が話し始めます
私にはお金も家も
あるのです
近くに家族も住んでいるのです
でも寂しいんです
誰も私の事を分かってくれない
そんな気がして
1人で家にいると
涙が勝手にこぼれるんです
うさぎはじっと聴いています
ただただ聴いています
そのうち老女は
静かになります
すうっと横になると
足が固まり始めます
月のでこぼこに沿うように
上半身が固まり始めます
月の光に照らされて
お月様の模様は
そんな老女たちの寝姿で
老女たちの行き場のない
寂しさと悲しさが
今日も優しく
光るのです
井嶋様 こんばんは。なんと、遠野!私も座敷わらしと河童に会いたいのでとっても行きたいところです。そして、私も座敷わらしが大好きで。私の祖母は九州のお宿で、あの川端康成も会ったという座敷わらしに出会い、追いかけっこしたそうです笑我が家は妖怪話?ホラ話?笑が絶えません。
今回の狒々は、祖父のイチオシ妖怪です。祖父の言う狒々は男性が好みらしいですが。一般的には人間、女性を食べるようですね。怖い怖い。
怖い話は、止められませんね笑 役にも立つし。私は息子が5歳の時には、やんちゃが過ぎるので。バーバ・ヤーガは、5歳の男の子が大好きで夜にお外遊びしてたり夜更かししてると食べに来るよーって怖がらせておきました。今度は反抗期が激しくなったら狒々が食べに来るって小声で耳打ちしようかと思ってます。怖い話バンザイ。
またよろしくお願いします。
青島様 こんばんは。楽しく読んで頂けたようでありがとうございます。青島様とも朝ごはん味噌汁セットをいただいたようなほんわりした気持ちになりました。
いつもの朝たちと新しい感じのする白や朝の空気、私偶然に対比を産んでましたね笑朝からふわふわ猫と遊んでましたらそんなことに、なりました。
またよろしくお願いします。
井嶋様、詩の評をありがとうございました。
確かにさらりと書けましたが、これも「見えないものを見る」という目標?に沿って書いた詩です。そういう意味では対象に迫り切れてない気がして、連を付け足したかったのですが、できずに提出しました。しかし、好意的に見て下さってホッとしています。はい、確かに気張ってはいないですね。井嶋様の言う僕の強み、また時々思い出しながら書いていきたいと思います。今回もありがとうございました。
わたしの詩を素敵に読み解いていただき、ありがとうございます。
今月からわたしも評者の仲間入りです。プレッシャーに潰されそうでございます。ブルブル。
この度も評をいただきまして誠にありがとうございました。
ご指摘いただいた「草」は改めて見返してみると確かに多いと思いました。一つの対象を見つけるとそれに集中しすぎる癖があるように思うので、 同じものでもいろんな言葉で表現できるように気をつけたいと思います。
立体感というのも今まであまり考えた事がない感覚だったので大変勉強になりました。意識して直してみようと思います。
いつもありがとうございます。
次回からちょっと厳しくなるとのことで、少し緊張しますが、また書いていきたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。
西瓜は割るものである。
果たしてそうであろうか?
私の叔父は木について、木は登るものだと言った。
私は木は自分のために生きてると思うし、西瓜だって自分のために生きてると思う。
対象に対し、働きかけることに慣れすぎると、対象を対象と認められなくなってしまう。
西瓜は引くことも出来るし、足すことも出来る。
水をかけたり、小便をかけることも、なんでも出来る。
西瓜は善人である。決して悪者ではない。
こんなに美味しい。水も滴るいい男である。
女ではない。女はメロンだ。