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遠い灯のことを想う時
誰も道に迷わぬように
抱いて
抱いたまま
抱きしめて
そのままで
傍目には奇妙でも
離さないで
歩き難くても
どっちが前だかわからなくても
とりあえず進んで
進むしかないの
足がもつれて
転びそうでも
どっちに向かってるの?
抱いてと言って抱いてくれたから
こちらも抱かれるしかなくて
くっついたまま
愛しているから
愛されたくて
そしたら愛してくれたから
離れられなくて
よろめきながら
何もかもがもう
どうでも良くなって
危ないと誰かが叫ぶ
元から危ない恋だから
抱いて
もう抱いてるよ
いいから抱いて
お願いだから
離さないで
離れたくても
このままで
食事の時も一つの席で
それは私のパスタ
あなたのはペペロンチーノ
トイレぐらいは一時離れて
でもまたすぐくっついて
お会計の時も二人は一つ
どっちの家に帰るの?
もう薄暗い夜道
くるくる回るのやめて
駅は階段あるから
足下よく見てね
自動改札はちょっと厄介
みんな離れて見てるけど
気にしないで
抱いて
抱きしめて
お願い道を開けて
車は止まって
信号は無視で
警察まで来たみたい
回りながら逃げて
遠い灯のことを想う時
二人が道に迷わぬように
知らない誰かが迷ったとしても
私たちが結ばれるのは
これからだから
細かなところまで読み取っていただけてありがたいです。
秀作嬉しいです。
励みになります。
風景描写が欠けていることで、広がりのない詩になってしまっていることは自分でも感じるところです。
「言葉が痩せる」、「言葉が細る」に対して「言葉を増やす(豊富にする)」知らない言葉でしたが、とてもわかりやすい的確な言葉ですね。
勉強になりました。
風景のことは自覚もありますがあまり得意でないのだと思います。
ですが、それによって広がっていかないことも感じています。
これから少しずつチャレンジしていって、より良い作品にしていけるようにしたいと思います。
今回も評をくださりありがとうございました。
いいぞ、よく言った。それで十分だ!
死を探し歩くのは辞めなさい。死を悼みなさい。生を讃えなさい。
徒に死を唱えるのも辞めなさい。生気に満ちた赤ん坊を起こしてしまうから。
同情し、よく嘆きなさい。生けるもの、生きる意志を。より多くを生かし、唯の一つの死を、寧ろ哀しみなさい。
一つ一つの死体を秤に載せてはいけない。その行いは、酔い覚めの水としてはあまりにも冷たいから。
もしも、鼻を突く死の匂いを受けたなら、その場で叫び声を上げなさい。
それから、我らで狂乱状態になって騒ぎ立てよう。一つの死が受け止められてしまわないように。
死人よりもむしろ生者が叫ぼう。死人は口を聞けないのだから。
死の絨毯を我らが踏み上げようではないか。
そして、より多くの生を、我々の勝利と呼ぼう。生きてさえいればそれでいいじゃないか!
返信が遅くなり申し訳ありません。
島秀生様、「稜線」に評をいただきありがとうございました。
確かに言われてみれば紫陽花は合わない気がします。ちょうど書いてた時期がそれくらいの時期でしたのでついつい。今改めて読むと全体的に緊張感が一定の密度で保たれていない気がします。締まりがないといいますか、何か書くべき所と書かざる所が呼吸が合ってない気がして、おそらくご指摘いただいた部分はそれが遠因になってる気がします。一言でいうと推敲が甘いということなのですが。
始まりの部分などは特にリズムを意識するあまり引きずられてしまったのかもしれません。どうしてもムードが優先してしまって、細かいご指摘ありがとうございました。非常に参考になります。また次回よろしくお願いいたします。
水無川渉様、「私とマドリ」に評をいただきありがとうございました。「ブレードランナー」ですか、なるほど、冒頭のシーンは覚えてませんがとても詩的な行間のある映画だったような気がします。一生答えの出ないような問いかけが読み手に向けて出来るそんな作品が出せたらなあ、と思っているのですが。
最後の部分は、あれ外しちゃうと主語が大きくなってしまう気がして、あくまで「私」の中だけで終わらせたかったので。結局普遍的なものって私的なものの中にしかないような気がしてるんです。なので最後の最後だけは共感を求めない形で終わりたくてああしたのでした。丁寧に読んでいただきありがとうございます。また次回よろしくお願いいたします。
鈍い痛みが僕を襲う
時々のいつものように
行方知らずの想いが
頭の中でぐるぐる回り
ムカムカした胃で飲み込む
伝えたいのはこの痛みなのだろうか
幼稚な空想に僕は笑う
度々のいつものように
頭の中で勝手につくった君が
今の君と噛み合わなくて
ムカムカした胃から吐き出す
君に相応しいのは僕ではなかった
時の流れが
紛れもない真実を僕に突きつける
人前では無関心に振る舞う
あたかも冷たい人のように
君を通して大事にしたいのは
僕自身なのだと
大人の僕が諭す
何もかも投げやりにしてしまえと
子供の僕が戯れる
そう、伝えたいのはこの痛みなのだ
どこまでも子供な僕が
どこまでも美しいと思い
どこまでも愛したいと思った事実なのだ
二度と現れないかもしれない素直さなのだ
だけど
全てあなたには関係のない出来事
あなたを冷たい人だと思い
そんな僕をひとりでに呪うのだ
そして僕は無関心を装う
あたかも冷たい人のように
私は言葉を失う。反権威は今や権威。
弱者の味方の筈が、弱者を守る文化の根本である想像力をカウンターカルチャーの世界に生きる人々が否定している。私も貴方も、見えない壁があり、その世界を通してしか真実を語ることは出来ない。
救うべきだ、壁を押し破るべきだ、自らの殻に閉じこもるのをやめるべきだ。
それは違う。壁の向こうで正しいことを言い続けることはエネルギーのいることである。
博愛主義は誰でもいいと言うことではない。誰も彼もと壁を作りながら、その上で妥協出来る人間のことだ。
人生で大切なものはバランスだと主張する人もいる。
私も一瞬そう思い始めたが、バランスを失っている状態は不健全であろうか?
私はその考えに敬意を表し、その上で言いたい。人生で大切なものはイマジネーションであり、想像である。
想像力。つまり愛だ。独房の中でさえ私は自由だ。私の病的な想像力と頭の中。それこそ真実。本当のリアルである。
はじめまして。改めて、村嵜千草と申します。
よろしくお願いいたします。
人間の発する音は言葉が乗っているものに限りませんが、
ため息ひとつにもなんらかの意思を乗せて飛ばすことは
できるし、よくあることだよなと思い書きました。
仰るように、非言語的な動作が
言葉よりも多くメッセージを孕んでいることがよくあると思います。
そういった、言語を介すことのできない曖昧さのようなものも表れていたらいいなと思います。
丁寧に読み解いてくださってありがとうございます。
最後に希望を見出してくださったところも、嬉しかったです。
一瞬の激しい雨のあと
暗い昼が訪れ
心にも影がさす
涼しさのかわりに
洗った靴はびしゃびしゃ
ジメジメと乾かない空気が
ますます辺りを暗くする
トラックが
水たまりを走った
水しぶきが
真っ白なガードレールを汚した
白い棒から滴る黒い水が
草の上に落ちると
草があまりにも
健気にゆれるものだから
ぼくはなんだか悲しくなった
草の上に落ちたのは
ぼくの涙だったろうか
ゆれる草をしばらく見ていた
雨に打たれて
踊るように跳ねている
蛙まで寄ってきて
嬉しそうにはしゃいでいる
気持ちはひとつもわからないのに
ぼくはなぜだか嬉しくなった
雨上がり
雲のすきまが広がる
あたたかさが戻ってくる
ふいに見た山の上
妙に低い雲が浮かんでいた
山から立ち上がる靄が
何本もの柱となり
雲に吸い寄せられている
低いまま
雲はふくらむ
重い空気まで
吸い込んでゆく
なんだか
不思議なものを見た
ぼくの頭上にも
小さな雲ができる
もわっとした気持ちが
吸いとられてゆく
頭上にできる雲が
頭くらいの大きさなら
そんなに暗い気分じゃないな
傘くらいの大きさなら
少し注意が必要だろう
家まで覆ってしまいそうな気配がしたら
溜め込まないように
少しずつ
雨にして
降らせておこう
ぼくの頭上にできた雲は
いつでも
道端の草にあげるよ
あんなに嬉しそうに
ゆれてくれるのなら
暗い気持ちも
悪くはないかな
小さな小さな雲にかえて
雨を喜ぶ
草にあげよう
ぼくの暗い気持ちまでも
吸いとってくれた
山の上の
あの低い雲は
今ごろ
どこを漂うのだろう
夏の空どこまでも続く青い空に浮かぶ雲に
乗せてもらえたら気持ちがいいだろうな
子供の頃よく夢を見た
雲に乗って空を飛ぶ夢を
自由に憧れていたのかな
天気がいい時は真っ白で大きな雲
天気が悪い時は薄暗く広がる雲
とても正直で自由だよね 僕もそんな風になりたい
大きく手を伸ばして どこまでも追いかけて
手が届いたなら僕も自由になれるかな
見渡す限り 雲 雲 雲 何だか嬉しくなっちゃう
子供がプレゼントを貰ってはしゃいでいるように
大人になった僕だけど
いまでも雲のようになりたいと思ってる
それはきっといつまでも変わらないだろう
人間は嘘つきでよく深い そして不自由だけど
諦めず追いかけ続ければ願いはきっと叶う
雲がそう言ってる
僕はそれを信じて明日も雲に向かって歩き出す
そしてもっともっと雲に近づきたい
もしも隣に並び立つ事ができたなら
とても素晴らしい世界が待っている
そんな気がするんだ
そしてまた雲は形を変えてゆっくりと空を
流れてゆく それに連なって僕も泣いて笑ってを
繰り返して生きてゆく
雲 それは遠く遙か昔から当たり前のように
あるものでこの世界をずっと見守ってきた
君は僕の事どう思っているのかな
僕は君の事友達だと思ってる
いつでも僕の事見守ってくれている
だから僕は何も怖くない
雲 雲 雲
どうかこれからも変わらないでね