MENU
1,303,694
固定された投稿

★★ << 2つの掲示板のご案内 >> ★★

◆ここは「MY DEAR掲示板」です。
詩をある程度の期間書いている方、詩に意欲的に取り組みたい方、詩人に向け成長を目指す方はこの掲示板をご利用下さい。
あなたの詩をしっかりと読み、評や感想を、しっかりと書かせて頂きます。
ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。

(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
あきらめてしまう前にMY DEARに来ませんか?
MY DEARは投稿された作品全部に評をお返しします。
本来、こつこつ実力をつけてから、賞などに挑戦するのが、スジだと思いませんか?
MY DEARはあなたのこつこつを、支援するところです。)

なお「MY DEAR掲示板」では、新規ご参加の際に、ペンネームとメルアドの届け出が必ず必要です。
これは掲示板内の安全を守るため、管理人に限って把握させて頂くものです(他へは一切出しません)
新規ご参加の際は、ページ一番下の「お問い合わせ」フォームから、必ず届け出をお願い致します。


◆初めて詩を書く方や、おっかなびっくり詩を書いてみようかなあーという方、
「MY DEAR掲示板」ではハードルが高すぎるよと感じる方には、別途、

   <<初心者向け詩の投稿掲示板>>
https://www3.rocketbbs.com/13/bbs.cgi?id=mydear

をご用意しております。(上記リンクから飛んで下さい)
こちらは、「メルアド届け出不要・いきなり書き込みOK・出入り自由」ですので、
なんら気にするところなく、いつでも詩を書き込んで頂けます。
誰でも、どんな人でも、気軽に詩に親しんでもらうための掲示板です。学生さん、小中学生の方も歓迎です。
投稿された詩については、詩を読んだ感想を、レギュラーメンバーの誰かが、手短なコメント(5行程度)で返してくれます。

どうぞご希望に応じて、各掲示板をご利用下さい!!!

編集・削除(編集済: 2025年01月02日 01:55)

仕事 大杉 司

朝早く起きて
トイレに行き
ご飯を食べ
最後に歯を磨く

そして時間になったら
せっせと服を着替え
家を出て鍵を閉め
駅に向かう

いつもは人が少ない駅も
朝の時間だけは多くなり
座る場所どころか立つ場所すら
制限されてしまう

「この人たちはどこに行くのか?」
「職場?それとも遊び?」
そんな些細なことを考えながら
僕は揺れる景色を眺める

目的地につくと
我先に群がるサラリーマンや
自信家のOL達が
一斉に出て来た

肩をぶつけながら歩いたり
急ぎ足で離れたり
スマホを見ながら孤立したり
色んな人がいるものだ

僕はその場から出て
真っ直ぐに職場へ向かう
ダラダラと歩かず
背筋を伸ばして歩く

一日は長いが
やる事をやれば時間は経つ
さぁ頑張ろう
きっと良いことあるさ

編集・削除(未編集)

「永遠の影」

立ち上がる 立ち上がる
ひとびと ひとびと
そこに そこに そこに 
何がある 何がある
明日 明日 明日
昨日 昨日 昨日
陽は 昇り
陽は 沈む
影がある 影がある 影がある
あなたの影
なぜ 美しい なぜ 美しい
生きている 生きている
美しい 美しい 美しい
あなたの影 なぜ 美しい
あなたの影 なぜ 美しい
あなた 飛んだか 飛んだか
なぜ なぜ なぜ
あなた 知らない
しかし
わたし わかる
あなた 飛ぶ
影 美しい
わたし 泣こう
あなたの美しさ
あなたの美しさ
影にある
影にある
わたし 見た 見た
あなたの飛ぶ 姿
あなたの影
わたし 見た
そら そら そら
そらの うえ
影 影 影
そして
それは それは
たぶん たぶん
銀河 宇宙 永遠
空 くう くう 
ひとびと ひとびと
そこに そこに
帰るだろう 帰るだろう
永遠の影
求めて 

編集・削除(未編集)

家出  司 龍之介

親父とつまらない事で喧嘩して
と言っても塵に積もった鬱憤が爆発して
こんな喧嘩をしたんだが
どこか遠くへ行きたくて
電車の定期券だけを持って家を出た
冬の日だった

自転車に乗る気分じゃなく
このままどこか遠くへ行って
野垂れ死にたくて
歩いて一時間かけて駅まで行った
四十分程電車に揺られ
着いた街でぶらぶら歩き
財布もスマホも置いてきたから
何も出来ない
そしてただ歩く

歩いて歩いて
この街を彷徨った
この街は大学へ行く途中にある街で
よくここでうどん屋に寄り
おばちゃんの笑顔に癒されに
何度もうどんを食べた
人に笑顔を向けられると
自分の存在が許されたような気がして安心した

この街では色んな事があった
奨学金を勉学に使わず街で浪費したり
ホストの勧誘にあったり
変な外人おばさんに
変な店に連れて行かれて金を搾り取られたり
徹夜して彷徨って深夜のカツ丼屋に入って
朝一には例のうどん屋に入ったり
鳩と戯れたり
路上で弾き語りしてる人と一緒に歌ったり
共産党の活動の人達に勧誘され
少しの間俺も仲間になったり
コンビニで万引きしたが
盗んだ物が醜く映ってすぐ捨てたり
悪業した後はゴミ拾いをして善行を積み
占い師には芸術的才能は無いと言われ
それが暫く詩人としての自分の心に引っかかり
今の詩作にも影響しているかもしれない
本当に色々あった
だけどどれも嫌な思い出じゃない
楽しい思い出でもない
ただ過ぎて行ったんだ
一日一日が

だんだん日が暮れてゆき
闇が街を覆いそして光だす
俺は裸足で草履を履いていたので
足は冷たく霜焼けが出来ていた
体も薄着で肌寒かった
だけどまだ死ぬ気もしないし
これからどうやって生きていこうか
それとも死のうかと思案した

その時 歩いていると
お袋の車が俺の横に来て俺の名前を呼んだ
どういう偶然だろう
どうしてこの街のこの場所にいると分かったのだろう
ただ驚いてお袋の執念にも驚いて
何の抵抗も無く車に乗った
これは何か神の導きなのか
神がまだ死ぬなと言ってるのか
暫く説教を食らって警察にも電話したそうだ
俺は少し残念な気持ちになり不覚にもホッとした
そしてお袋の話は右から左へ流れて行った

お袋は家に戻らず母方の実家へ行った
時間は十時を過ぎ家に着いた
祖母に電話して鍵を開けてもらい
俺は行き着いた
祖母は風呂を入れてくれて
入ると骨身に染みる程温かかった
こんなに風呂で感動した事はないかもしれない
でも俺はこの裸で身に染みてる状態でさえ
素直になれなかった
ただ自分を呪い自分の人生を呪った

祖母は昔から優しかった
祖母の家に行くとよくオロナミンを飲んだ
子供の日には毎年お小遣いを貰い
成人した日には二十万円も貰った
だけどこれから祖母と二人で生活するようになり
散々迷惑をかけるようになるんだが
そう思うと
俺はここまで書いた数年前の出来事からも
今も変わらず未熟者で
自分一人では生活が出来ていけず
他人に依存して自立さえ出来ない
どうしようもない程未熟な人間なのだ

でも今は不思議と幸せだ
親父が居ないからだろうか
そうに違いないし
俺も幸せになるために本気になった
今ある物に感謝して 自分にも感謝して 神にも感謝して
未熟な自分を許して
許して どこまでも許して
自分を褒められるようにもなって
大学はやめて 苦痛だった勉学からも解放されて
バイトも一生懸命して お金に余裕も出来て
なんだかんだ全部上手く行った

きっと俺は運がいいんだ
今では親父と喧嘩したことも
最良の出来事のように思える
まだ不安材料はあるが
最低日本で飢え死にする事はないだろう
その点日本に生まれてきただけでも俺は運がいい
初めから祖母の家に行っていれば良かったと思ったが
まぁいい
今は祖母と二人三脚で楽しく生きている
これからもそうだ
未来は明るいと信じて歩くとしよう

編集・削除(編集済: 2024年04月30日 15:57)

紗野様 評のお礼です  喜太郎

今回も読んでいただき誠に有難う御座います。
素敵な感想を頂き、とても嬉しく感じております。
アドバイスも、なるほどと納得でき、これからの勉強にさせて頂きます。
ありがとうございました。

編集・削除(未編集)

逆算人生  喜太郎

いつからだろう?
何歳からだろう?
きっかけは何?
人生を逆算し始めたのは………
平均寿命はいくつで
タバコを吸うからマイナス何年
酒を飲むからマイナス何年
太ってるからマイナス何年
健康診断の結果を眺めたり
何をするにも億劫になったりする身体だから
平均寿命から逆算して
マイナスして
残りの年数を出してみて
『あと何年か………』と嘆く
いつからそんなになった?
そんなに人生をつまらなくしたいの?
明日さえも生きられない可能性もあるのに
100歳超えて生きられるかもしれないのに
やりたい事がまだあるだろう?
まだ生きたいと思う気持ちがあるだろう?
まだワクワクもキュンキュンも
まだまだ人生を楽しみたいだろう?
逆算なんかもうやめて
気持ちで重たくなってしまった腰をあげて
やりたい事を減らしていこうよ
花の命は結構長いもんさ

編集・削除(未編集)

春    益山弘太郎



真冬の アルスマグナ から
若葉が 芽吹き始めて
もう 一週間 余り
影は 自我を 励まして
解放された 宇宙の孤独
風は 丘の上で
馬となって 駆けている

あぁ 麗しの 春よ
あの旅路の 向こうには
まだ 見ぬ 土地があり
初めて 出会う 人々がいる
分かち合いたい この春を
そうらっ そっちも
フリージアの花畑が 満開だろう
自由を手に入れた 太陽の光りが
やはり もう 届いていたんだ

友達も これから 知り合う人も
友達が 冬の間に 知っていた
蜜柑や林檎の 木は
今 この 春に
白い小花を 咲かせている

そして 次に やって来る
冬のために
ミツバチが 雄蕊と雌蕊を
結ぶ
陽の光の下に

編集・削除(編集済: 2024年04月30日 00:09)

テネシーワルツ akko

初めての超高層ビルの街角ピアノ
黒いグランドピアノをとり囲むように
広場いっぱいにテーブルと椅子が置かれ
ショパンのエチュードを華麗に弾く女性

とてもじゃないけれど気後れして弾けないわ
生前あなたは言っていた
「たまには外で弾いたら・・?」
遠くのあなた、聞こえていますか?
おお、聞いたことのある曲、やってるね!

弾き終えてボーっとしている私の背後でいきなり
「さっきテネシーワルツとか弾いたかたですか?」
声の人は30代後半とおぼしきコーヒー店の男性だった
私のおぼつかない演奏が店内にまで侵入していたとは・・

「亡くなった母が大好きだったんです・・」
「そうですか・・お母さんお亡くなりに・・」
実は私も夫を・・と、危うく発する言葉を
彼の涙をぬぐう一瞬を見て 引っ込める

彼は我に返ったように持っていたカップをテーブルに置き
「よかったらあがってください、また聞かせてください」
そう言って自分の店に帰っていった

高層ビル群の灯りが夕暮れを輝かせ始める
人波に押されて夫の待つ家に向かう私の胸に
コーヒー店の彼の涙が蘇ってくる 





****
なんですか、エッセイのような感じのものを投稿してしまいました。
難しいです。どうすればいいのでしょうか? 

編集・削除(編集済: 2024年05月04日 15:58)

評の御礼 大杉 司

雨音様へ
この度は「走る意味」をお読みいただきありがとうございます。
深く考えずに直感だけで書いたので、良くない詩となりました。
もっと考えて書いていきます。
評ありがとうございます。次回も宜しくお願い致します。

編集・削除(未編集)

紗野玲空様、ご感想のお礼  理蝶

紗野玲空様、お忙しい中ご感想をお寄せいただきありがとうございます。
コンサートいいですよね。また久しぶりに何かしら行ってみたいなあと思っております。
表現や詩の着地をお褒めいただきありがとうございます。この着地の文言は相当悩んでああでもないこうでもないと考えた末のものだったので、とても嬉しいです。
ご感想の中で触れていただいた「切先」についてですが、僕はどちらかというと紗野様のおっしゃるところの前者の方の意味で使いました。
「鋭い物の先端」的なニュアンスでした。
緩める部分を作ってみたり、開演、終演で分けて作ってみても面白そうですね。
僕は詩の中で上手に緩急をつけるのがあまり得意でなくて、肩の力が入り続けた詩か、ふわーっと飛ばされそうな詩のどちらかになってしまいがちです。いつか読み手を驚かせられるような緩急を身につけられたらなと思います。
また投稿致しますので、よろしくお願いします。ありがとうございました。

編集・削除(未編集)

塗りつぶされたバス  温泉郷

少年は不器用で
絵を描くのも苦手で嫌いだった

一年生の二学期に
乗り物の絵を描く授業があった
少年は いつも家の近くを走っていた
緑のバスを描いてみた
自分ではわりと気に入ったのに
となりの子はそれを見て笑った

となりの子やうしろの子が
みんな上手なのを見て
癇癪持ちの少年は
黒と茶色の絵の具を
パレットにたくさん出して
緑のバスを塗りつぶしていった

塗りつぶすとき
このバスは
もう絶対走らせない
と決めて

緑のバスは沼の底に沈んでいった
少年はなぜこんなことをしたのか
自分でも分からなかった

先生がそれをみて
何を描いたの?と聞いた
汚らしく絵の具が広がる画面
少年は仕方なく
ドブ と答えた
先生は笑った

みんなの絵が 教室の後ろに貼り出された
バス 電車 飛行機 自動車が並ぶ
少年のドブも貼り出された
授業参観の日にも
乗り物の絵は貼り出されたままだった

少年の母が休み時間に
「お前はどれを描いたんや」と聞くので
少年は 絵を指で示して
「これや ドブや」と言うと
少年の母は 「お前らしいな」といって笑った
周りにいたお母さんたちもつられて笑った

少し悔しかった少年は
考えていた言い訳を言おうか迷ってやめた

本当はドブやない
緑のバスなんや
みんなには見えへんかもしれんけどな
本当は緑のバスが走ってるんやで

あのバスはデザインは変わってしまったが
今でも緑色のままで走っている

停留所でバスが止まった
雨の日にはねて乾いた泥が
タイヤにへばりついている
少年は防具入れの中にある面手ぬぐいで
きれいに拭ってやりたいと思う

編集・削除(未編集)
合計5660件 (投稿5660, 返信0)

ロケットBBS

Page Top