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編集・削除(編集済: 2023年10月25日 04:10)

夜はすべてを知っている  朝霧綾め

 夜はすべてを知っている

愛しているはずの恋人の胸で
眠った女が
静かに涙を こぼしていたこと

深夜まで勉強をする 中学生が 
ふいにシャーペンの先で
自分の手首を傷つけたこと

草むらの陰に 捨てられた子猫が
一晩中段ボールの中で
鳴き続けていたこと

砂漠で迷った旅人が
途方に暮れて
星空を仰いだこと


 夜はすべてを知っている

遅くまで電気のついた教室で
丸付けにはげむ先生が
「よくできました!」と書いたこと

明日はじめて会社へいく青年が
真新しいスーツとネクタイを
興奮を抑えて 枕元に置いたこと

さっきまでけんかしていた
ライオンのきょうだいが
一緒に月を見上げて仲直りしたこと

たくさんのベッドの中で
たくさんの子供たちが
無心に眠っていたこと

あるところには小さな灯りがあり
あるところには穏やかな暗さがあって
そのどちらにも
いきものの呼吸があるということ

編集・削除(未編集)

青島江里様 評のお礼です 紫陽花

青島様、思い出への共感ありがとうございます。
こちらの瀬戸内は、波が穏やかで何時間でもぼーっとしてられます。そこで私はこんな妄想をしています。
オノマトペ 工夫してみたいと思います。
また、よろしくお願いします。

編集・削除(編集済: 2023年03月27日 22:26)

孤独を知らない君  凛

ひどく寂しい午前三時
風の音や虫の声さえ聞こえず
世界中で僕だけが息をしているような
そんな孤独な夜

ああ月よ
君が羨ましい
どんなにか細い君だって
どんなに歪な君だって
いつでも星々に囲まれて
たとえ姿を消したって
星々は君を待ち続ける
そんな君は
孤独を感じることはないのだろう
これまでも
これからも

僕はまだ
世界中でただ一人

編集・削除(編集済: 2023年03月27日 22:19)

わかった やっと  まるまる

やっとわかった
こんなにいつも 怯えてる理由
それは
ぶれているのが
ばれること

立ってなきゃいけない いろんな見通し
実は 行き当たりばったり
行き詰ってからやっと思い知る
台所で それはたびたび

例えばネギ
小口に切って汁の実に
両手で大事に鍋まで運んで
蓋に阻まれ立往生

揚げ物の油をついついケチり
エビフライの片面 黒い焦げ色

芯をとらえて生きる 理想
すべてを弁え納得の判断
質や量に違いはあっても
基にあるのは自分の哲学

でも実際は
焦げた衣はそこにあるのに
焦がした行為は無いことにする

今回は気のせい 現実は次から

自分を見張る自分にだけは
決してばれないようにして
ごまかしごまかし やっている

それは
台所だけじゃなくて
どこでも
いつも何かを隠してる
だからいつも
暴かれることに怯えて過ごす
だから こわい
いつもいつも

ねえ 自分をもっとよく知らないと
しっかりしないと

編集・削除(未編集)

背中  鯖詰缶太郎

テーブルの隅に
千円札を、一枚
気づかれないように
そっと、置いて
人の悪口で会話を成立させている飲み会を
抜け出した

あなたたちも
もれなく、笑われている

それが、わからず
背筋が伸びているのなら
そんなダサい背中は、いらない

すっかり、あたたかい季節になったのに
あなたは、まだ、猫のように
背中を丸めているのだろうか

あなたが
怒っている顔が
なかなか、思い出せないのは
あなたの笑っている顔が
好きだからだ

誰が、なんと言おうと
あなたの背中が
誰よりもかっこいいと、思っています

他の人を見おろさないように
こうべをたれるように
猫背になる
あなたの背中を。

ところで、お元気ですか?
季節の変わり目には
あなたは
笑ってしまうほど
必ず、風邪をひいていたので
心配です

くしゃみをするあなたを
想像しながら
僕は
かつて
あなたと
酒を酌み交わした事のある
桜並木の道を
背中を丸めて、歩いた

編集・削除(未編集)

かぜとさくらとことりと じじいじじい

はるがきてさくらのはなが
たくさんさいている
あたたかくてきもちいいなあ


ふあー ふあー
かぜさんのはるかぜはきもちいいな
でもねかぜがつよくふいたら
さくらのはながとんじゃうゃうよ
かぜさんはいった
ごめんねゆっくりかぜふくね

ことりさんさくらのはなをつまむとね
はながすくなくなっちゃうよ
ことりさんはいった
ごめんねすこしだけにするからね

かぜとさくらとことりと
みんななかよくしぜんのせかい

編集・削除(未編集)

青島江里 さん 評へのお礼です。 森山遼

未熟で単純な短い詩を深く読み込んでいただきまして
ありがとうございます。
また、丁寧なご指摘感謝いたします。
今後ともよろしくお願いいたします。

編集・削除(未編集)

青島江里様へ 御礼  やまうちあつし

青島江里様、丁寧なご批評をありがとうございました。
詩の中のモチーフをどれだけ説明するかについて、書きながらいつも迷っています。
説明過多になりすぎないようにすると唐突すぎて意味が通らないことも多く、いい塩梅を探したいと思います。
温かいお言葉とご助言をありがとうございました。

編集・削除(未編集)

雨音さま 御礼  江里川 丘砥

この度も評をいただきまして、誠にありがとうございました。
佳作プラスをいただけてとても嬉しかったです。
これからも少しずつでも書いていこうと思います。
またお忙しいなか、毎回読んでくださってありがとうございます。
また投稿をすると思いますのでどうぞよろしくお願い申し上げます。

編集・削除(未編集)

3月21日(火)~ 3月23日(木)ご投稿分、評と感想です。

3月21日(火)~ 3月23日(木)ご投稿分、評と感想です。


◎波 紫陽花さん

人には命があり、その命には限りがありますよね。だからいつかお別れがくる。だけど人は旅立った人の姿が見えなくなっても、こころのどこかで、見えないどこかにその人がいるって思っている。そのどこか。紫陽花さんの表現されたのは、海の最果て。

船乗りだから、旅立った今も海に住んでいるのだろうというイマジネーション。その海のどこかを「最果て」という言葉で表現されましたね。地球は丸いから「最果て」と呼ぶ場所は確定できないんですよね。まさしくこの世以外の場所のような気持ちになります。

さらに、船乗りではなく、次の場所では「波作り」になったとされていますね。寄せるさざ波とされているところに、祖父の優しいお人柄を感じさせてもらいました。そして、旅立った今も祖父と私はつながっているという想いも伝わってきました。

作中のオノマトペですが、このままでも充分ですが、思いっきり欲をいえば、あと少し個性のあるものを考えてもいいかなと思いました。

最終連の生前の祖父と私の様子を描かれた場面、「私が小さな魚のように/祖父と泳いでいたあの頃のこと」・・・・・・「小さな魚のように」がとてもよかったです。小さい子供のかわいさと、頼りなさ、無邪気さ、祖父の小さな私への愛や見失わないように守ろうとする心など、この短い言葉に凝縮されていると思いました。佳作を。



◎光る虫  やまうちあつしさん

繊細な作品だと思いました。

雲の形が変わる→パッと目でみてすぐにわからない動き。そのような微妙な動きを声の変わるさまに重ねられましたね。よいたとえだと思いました。

人生というのは、これも作者さんがたとえるような、目で見てパッとすぐにわからない動きの連続でできていると思います。そして、何かのきっかけで過去を振り返ってみたと気づくのだと思います。変わってしまったことを。変わってしまった部分をかなしく受け取るか、うれしく受け取るかは、人それぞれですよね。

四連目に登場するタイトルにもなっている「光る虫」、それは石ではなくて、虫であるということ。生きているのですよね。だから手のひらで包むとあたたかいのですね。また、光ではなくて、「光る虫」なんですよね。ここが、光が射してあたたかいとはまた違う、特別な意味合いを生みだしている点だと思いました。

そしてその温もりは消えないのですよね。この最終連の温もりの表現も繊細だと思いました。「温もりが消えない」とするのではなくて「温もりが消えなくて困っている」とするところ。虫としているので儚いようなイメージがあり、その儚い温もりが消えないで困るというイメージが湧いてきました。とても繊細な表現ですね。

四連目と五連目のとても繊細な部分。「光る虫」に関しては、全体的にみると急に出てきた感があるので、以前の連の内容のどこかと繋がりを持たせるとよいと思います。例えば、四連目の「ただ/光る虫を」を二連目の「雲の形」→空の様子にかけて、「ただ/空からしきりに降ってくる/光る虫」にしたり、雲→浮かぶにかけて、「ただ、目の前に飄々と浮かぶ/光る虫」のような感じにしても面白いのではないかと思います。儚さの中にある強い熱を感じさせてくれた繊細な作品でした。



◎夏の終わり 奈月さん

夏の始まりと書いていらっしゃるので、熱気とか強い陽ざしを感じるものになるのかと思い、読み始めましたが、予想外でした。感じたのは鳥肌の立ちそうな空気でした。そういえば、タイトルは「夏の終わり」ですね。下記に記す行為で終わりそうになったっていう意味合いにも取れそうです。

一連目。「今日は何をしよう!」と言ったのは「君」であるとして、この痛い行為をしているのは、君以外の人物であるように思えます。ですが、君以外の人物が君にそのようなことをされているようにも思えてきます。また、いじめにあって、大人に気付かれない場所で、人に囲まれて辛い目にあっているという裏メッセージと受け取れるようにも思えてきます。もしもそのような状況に遭遇した時は、絶対我慢しないで、誰でもいいので助けを求めてほしいです。と、拝読させていただいた後、そういう気持ちも浮かんできました。

いずれにしても、短い作品になっているので、人物の関係や状況を書き加えるとよいと思いました。設定がはっきりしないので、もう少し踏み込んだ方が、どういう状況なのかが伝わりやすくなると思いました。夏の眩しさとは正反対の闇が感じられる作品でした。



◎七月 森山さん

「赤い花は何」と問いかけ形式で始まる書き方。なかなか楽しかったです。ここは、読み手それぞれ、違う花が思い浮かんだりするかもしれませんね。連想する楽しみがありました。

二連目にでてくる「また散歩しようね」の言葉。ここでまた、連想する楽しみが始まります。登場する人はどんな人だろう。散歩するくらいなのだから、作中の人物は、きっと仲良しで二人組なのだろうなと。親子か、友達か、付き合っている人同士でもいけそうですね。それは読み手それぞれになりうるのかと。

話は変わりまして、二連目の「街」についてですが、この「街」は、商店やビルが立ち並んでいるにぎやかな道筋だけを表す言葉であるので、そうでない場合は「町」を使用することをおすすめします。商店街の中に続いている花壇や植え込みなどであるならば、問題ないと思います。

とってもほのぼのとした雰囲気が伝わってくる作品でした。



*************************************

桜が咲き始めました。あっという間の三月でした。あと少しで四月。色々な始まりの。
忙しくなっても無理は禁物と、心に言い聞かしつつ過ごすこの頃です。
みなさま、どうぞご自愛ください。

今日も一日おつかれさまでした。

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