◆ここは「MY DEAR掲示板」です。
詩をある程度の期間書いている方、詩に意欲的に取り組みたい方、詩人に向け成長を目指す方はこの掲示板をご利用下さい。
あなたの詩をしっかりと読み、評や感想を、しっかりと書かせて頂きます。
ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。
(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
あきらめてしまう前にMY DEARに来ませんか?
MY DEARは投稿された作品全部に評をお返しします。
本来、こつこつ実力をつけてから、賞などに挑戦するのが、スジだと思いませんか?
MY DEARはあなたのこつこつを、支援するところです。)
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どうぞご希望に応じて、各掲示板をご利用下さい!!!
新たな年の幕開け
気持ち新たに
人生の路の歩みを止めることなく進むのみ
心がざわつく出来事に胸を締め付けられる
これ以上のことは起きないように願い
皆の無事を祈りつつ
自身の平常心を取り戻そう
自問自答の毎日なりに
少しでも力になれることを考えながら
また皆の笑顔に出逢いたい
輝く未来に想いを馳せて
離れた場所でも同じ空の下にいる
願いは届くはずだから
自分のために生きているお兄さんが、こう言いました。
「メジャーデビューしまーしゅ。頑張って夢叶えまーしゅ」
それを聞いていた、献身国民が言いました。
「めんどくせーけど、頑張って。応援しまーしゅ」
自分のために生きているお父さんが、こう言いました。
「長生きしまーしゅ。朝好きな時間に起きて、無理せずに過ごし、筋トレやって、体にいいもの食べまーしゅ」
それを聞いていた献身国民が、こう言いました。
「めんどくせーけど、頑張って。俺もう、付き合わされたくないから、出ていきまーしゅ」
テレビやラジオでは、自分のために歌っている歌手がこう歌います。
「おいらたちの長生きのために、若いみなさんも付き合いましょう。我慢我慢。辛抱と忍耐努力」
それを聞いていた献身国民は、言いました。
「それは、みんな辛いんじゃないかなあ?」
どこ行ってもなにやっても、みんな自分のために生きてる。
俺のためにやることなんか飯食って風呂入って寝ること、あと性欲処理だけだよ。
こうして献身国民は一生仕事にも恵まれず、社会にも組み込まれませんでした。おしまい。
評の方、ありがとうございます。題材自体が難しく感じ、自分には大きな課題だったかと思いましたが、褒めて頂き嬉しく思います。ありがとうございました。
それと、掲載、おめでとうございます。
評の方、ありがとうございました。
自分でも今回は投稿を迷いました。内容も迷いがあり、中途半端な感じになってしまいました。それでも雰囲気を褒めて頂き嬉しく思います。ありがとうございました。まだまだ未熟な自分ですが、よく考えて創作してゆきたいです。
大晦日の昼下がり
ボサボサ頭でコンビニへ
外は雨ふり肩すくめ
折れたビニール傘の骨
ワンカップの酒三本と
カップ麺の蕎麦一つ
チンするだけの餃子と軟骨
よれた財布でお会計
戻れば万年床に腰下ろし
テレビをつけて垂れ流し
パカっと開くワンカップ
半分呑んでため息か
来年こそはと繰り返し
いつものように年を越す
残りの酒を飲み干して
万年床に横になる
見上げた天井 雨の音
なんだか今年は寂しくて
雨のせいさと独り言
雨のせいさと独り言
いつしかうとうと夢の中
三十日(みそか)の夕暮れ雨模様
満月の夜には
死と出産が
いつもよりも多いといふ。
これは僅かばかりの地球の重力が変化するためなのか、
また、地震もまた、満月の近辺に起こり易いといふ。
海の生物の多くは、
珊瑚の産卵や魚たちの浜辺での放卵と射精で白く濁るといふ現象も
満月の出来事だ。
これは海の干満との関係が謂はれてゐるが、
それを考慮しても満月の時の僅かばかりの重力の変化が最大になることから
それらを誘発してゐるとも思はれる。
特に女性は月との関係が深い。
それ故、人はそれを月の神秘といふ言葉で片付けてゐるが、
神秘といふ言葉は因果律が不明といふことをいってゐるに過ぎない。
然し乍ら、神秘が神秘のままであることは
何とも私には居心地が悪く、
それ故に満月に起きる神秘の出来事を私は重力の変化に帰してゐる。
それで納得できるのか、と問はれれば、
まだまだ納得はできずとも、
神秘のVeilの一枚は剥がせるのではないかと看做してゐる。
死は厳粛なものである。
それ故に、脈拍が止まったときの
ピーといふ機械音は誠に間抜けなのだが、
それが死を告げる音ならば、
人間は死を喜劇にしようとしてゐるのかもしれない。
装置をして死するその瞬間を可視化したことは
何でも可視化する風潮の一つなのかもしれないが、
死の瞬間の可視化は滑稽でしかない。
私は死とピーといふ機械音のGapに今も戸惑ったままだ。
死するときぐらい静寂であってほしい。
看取りも人手不足を反映してなのか、
機械任せで、看護師がやってくるまでは
ピー音はしばらく鳴ったままで、
その後、しばらくしてから医師がやってきて
――ご臨終です。
と、遺されたものに告げる。
どう考えてもピー音は死には余計で、
死を機械が判定せずに看取りの中で、
医師がそのときに立ち合ってゐてほしい。
死の瞬間に立ち合ふ医師は設備が整った病院ほど
僅少に違ひない。
それを時代の流れといってしまへば
身も蓋もないが、
看取りの時に機械が介在する滑稽さは
如何ともし難い。
死は厳粛なものである。
看取りをしてゐれば誰もが解る通り
死に行くものは次第に体温が下がって冷たくなり、
さうして数分は生きてゐるが、
しかし、最期は一息吐いてから息を引き取る。
それは機械の介在がなくともいい筈で、
微塵の変化も見逃さないために
死に行くものへと装置をつけるのであらうが、
それがそもそも余計なのだ。
ピー音はけたたましく鳴り響くが、
それは大切な人を失った心を穿って
死んだものとの思ひ出さへも
ピー音が打ち消すのだ。
死すらも機械化してしまふ現代の看取りは
効率を追ひ求めた末の虚しさ倍増の装置でしかない。
それに比べて出産は
医師や産婆さんが直接赤子を取り上げるので
そちらは祝祭に満ちてゐる。
死と出産のこの落差こそ
効率が追ひ求めた末の結果なのだ。
一方はとことん機械化され、
記憶すら機械が殆どを占めてしまふ死、
もう一方は何人もの人人に見守られてこの世界に生まれ出る赤子、
この両様の違ひは
多分に、今以て死は穢れであると看做してゐる証左であり、
太古の人人にも悖る所業に思ふ。
その死と出産は満月の日に多いといはれてゐる。
赤銅色の昇ったばかりの満月を見詰めながら、
今の時代、生まれ出づる赤子よりも
死んだものの数がかなり多い筈で、
つまり、死を疎んだからこそ、
死の時代が訪れたといっていい。
自然はピカ一の皮肉屋なのである。
今宵の月
紅い月よ
貴方みたいに
怖れられて暮らせたら
怪我をしているようでも
出血さえもしているようでも
傷付けられたとは限らず
傷付けたのかもしれなくて
誰かを激しく憎む目で
森の陰にその身を落とす
許さないぞと呻きながら
お前なんか
お前なんか
絶対に許さないぞと
呟きながらも
睨み付けながらも
隠れてしまう
仕方がない
時間切れなのだ
今日はもう
さぞかし悔しかろう
紅い月よ
いつもより少しだけ大きくて
痛々しい月よ
お望み通り
私は怖れているよ
貴方のことを
怖れているよ
すぐに優しい顔になる
いつの間にか許してしまう
そんな貴方のことが私はね
怖いんだよ
無傷でいられてしまうことが
この上なく
痛いんだよ
能登半島沖を震源とする大地震と津波がありましたが、皆さん、ご無事でしょうか。
地震による被害、停電・断水など、被害を受けた方々の、一刻も早い復旧をお祈り致します。
また、引き続き地震が頻発しておりますので、すでに被害を受け、倒壊懸念のある家屋からは離れて下さいますよう、お願い申し上げます
滝本さん、富士伊さん、山雀さん、三浦さん、荻座さん、積さん、澤さん
紗野さん、秋冬さん、水無川さん、青島さん、瀬未さん、えんじぇるさん
晶子さん
あたたかなメッセージをくださいまして、ありがとうございます!
何度も読み返しては喜びを嚙みしめています。
2023年は個人的にとても厳しい年でしたが、そのラストにうれしい
お知らせをいただけでとてもありがたかったです。
島さんや斎藤純二さんのご尽力があって、念願の詩集を出せたこと。
父が元気なうちに読んでもらえたことはとても幸運でした。
MYDEARに出会えたことで、ここまで進めたことも大きな幸運でした。
感謝の気持ちでいっぱいです。
詩と出会たことで救われた人生があります。
これからも少しでも書いていけるように精進します。
MYDEAR同人の皆様、何卒よろしくお願い申し上げます。
夏生
井嶋りゅう様、「素敵な途中」に評をいただきありがとうございました。まずタイトルを何とかしなくては、後から見るとちょっとあんまりな気がしないでもないので。
すごく好きと言っていただけて嬉しいです。もう単純にこの世界の終わりはどうなっているんだろう、と思って、それを見れる人はいるんだろうか、というところから発想しました。だからやっぱり生死を扱ってます。私たちにはどうしようも出来ない部分だから逆に軽く扱いたかったのです。
佳作もありがとうございます。また次回よろしくお願いいたします。
今年も一年MY DEARには大変お世話になりました。島様をはじめメンバーの方々、来年も引き続きよろしくお願いいたします。安らぎと実り多き年でありますように。どうか良い年越しをお過ごしくださいませ。