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一七歳の無力さを覚えているか
うかつにひらいた手のひらの
その軽さに打ちのめされて
孤独を孤独で埋めるように
もう片方の手を重ねた
祈りとは呼べない不器用な形
出会わない折り鶴たちが
横たわる窓辺
分け合えない哀しみの隔たりに
獅子座流星群は降り注いでいた
救うことも
救われることもできずに
大人になることも
子供でいることもできずに
スマホをいじる指の軌道を
まだ知らない指で
流星群の軌道を寂しくなぞっていた
なにも紡げない白い息
の向こうで
星は流れ続けた
途切れてしまうオルゴールの
切ない音色を繋ぐように
もしあなたも
あの夜空を見ていたのなら
哀しみの隔たりで
不器用な祈りだけは分け合うことが
できていたのかもしれない
役に立たない言葉
掴みとれない時間
とどまれない今夜
できないことばかり数えていたけれど
光って消えてしまうだけの星は
ただそれだけで
じゅうぶんに美しかった
十七歳の無力さを覚えている
「我慢強い人なんですねえ」
複雑な病巣の画像を見て医師が言う
私が夫の不調を見逃したのだ
しっかり夫を見ていなかったのだ
だめな妻だった
夫と出逢って私ばかりがいい思いをした
浅い息遣いの夫にごめん、不出来な妻でごめん・・
深夜の見守りを私と交替したばかりの息子が
「お父さん 息していない!」
団らん中に静かに席を離れるときの夫の口癖が
「じゃあ、そろそろ・・」だった
明け方の明星が最後の光を放つころ
一瞬の隙を狙って夫は「じゃあ、そろそろ・・」と
無言で空へ旅立っていった
春は残酷
我が家の死を受け入れねばならぬむごい春
一輪の真紅のばら
厚ぼったいビロードの花びら
金粉のような花粉を贅沢に撒き散らし
しおれようとしながらも高貴な香りを漂わせ
いとおしい真紅のバラよ
今回も感想ありがとうございました。
圭作ということ大変嬉しいです。
なんというか圭作とあと一歩の違いなどが
今一わからないような僕ですがこれからも
頑張って書いていきたいと思います。
本当にありがとうございました。
雨音様
おはようございます。上田です。
この度も拙作「シャコ詠歌」をお読み頂きありがとうございました。厳しく評価して行くとのお言葉、大変光栄で今後の詩作の励みになります。
本作、推敲に推敲を重ねて時間をかけて仕上げいったのですが、なるほどご指摘のように書き換えますと、さらに良いものになりますね。毎度鋭いご指摘下さり感謝しております。
僕は自然のものを捉え、温もりのある作品を書きたいと常々思っています。さらに精進しますのでご指導下さい。
島 秀生様
コメントありがとうございます。
青島さんには素敵な感想を頂戴しました。大変嬉しく思っております。
私のコメントに他意はありません。失礼致しました。
ありがとうございます。なるほど対比ですね。そうか...何だか私の心が晴れました。三連目が私が一番表現したい部分でしたので、不穏な空について、もっと丁寧に表現したいと思いました。更に推敲を重ねてこの詩をもっと育ててみたいと思います。
遅くなってすみませんでした。お待ちいただいてみなさんありがとうございます。
「嘆春歌」晶子さん
晶子さん、こんばんは。立春が過ぎ、寒いけれど春が近づいてくるのを感じる頃ですね。
春に咲く花、そして、それを愛ながら逝ってしまった人、そのふたつを見守りながら嘆いている人、そんな三角形というより、三重の円のようなストーリーが悲しみ喜び、そして惜しみと広がっていきます。春という水の上に一滴の悲しみを落として幾重にも広がっていくような思いとでも言ったらいいのか。春ってすごく美しいしそして日本では始まりの時だし、華やかな印象ですが、当たり前ですがそれだけではありません。そういったことがしみじみと伝わってきました。ひとつアドバイスさせていただくとしたら、何度か声に出して読んでみて欲しいのです。客観的に。何も物語の背景を知らない、そんな体で。そうすると少し足したくなる部分や逆に引きたくなる部分があるように思います。もうひとつ、春、という言葉を少し減らして、何か示唆するような春を言い換えるようなそんな風にしてみるといいかもしれないですね。
「シャッター」妻咲邦香さん
妻咲さん、これが妻咲さんへの最後の評になりますね。
実は、今回免許皆伝のご相談が島さんから届いた時に、「ああ、妻咲さんの評ってもうないのか」と思ったんですよ。それで、さっきページを捲りながら、あ、もう一回あるんだ〜とちょっと感慨深いものがありました。なんだかもうなしでもいいのかな?なんて思ったりしますが、せっかくなので書かせていただきますね。
と言いながら、読んだんですよ。あらすごい、閉店した!とびっくりしました。というのは余談で、とても感動しました。今までで一番、有終の美。というより、免許皆伝に太鼓判を添えられるような出来でしたね。わたし、どうしてかわからないけど、なんかうるっとしてしまいました。花丸の佳作です。どこからどこまでも、あっちもこっちも全部いいですね。何がって、妻咲さんの妻咲節そのもの、そのままの妻咲さんに感じたんです。それが何よりも素敵でした。私、細かいことをいちいち褒めたりしません。今までもそうだったけれど。最初の頃に抱いた印象から、肩の力を抜いたとても良い作品が生まれてくるようになったこと、ご本人の努力の賜物だと思います。改めて、免許皆伝おめでとうございます。ご活躍を楽しみにしています。
「不穏な空の下」荒木章太郎さん
荒木さん、お待たせしました。こんばんは。
不穏な空の下、から生まれてくるメッセージ性がとても良いですね。言葉少なに書いていらっしゃいますが、どこかにボリュームを少し持たせることと(一連目をもう少し丁寧に書いてもいいかもしれないです)対比を上手に使ったらいいかもしれないなと感じています。対比、というのは、この不穏さとの対比ですから、穏やかさとかなのかなと思うんです。そういった描写をひとつの連として二連目か三連目に入れてもいいかもしれないし、もっと手っ取り早く、この空を不穏じゃなくて、晴れ渡るような空にしてもいいかもしれません。そのギャップで不穏さが引き立つことになるといいかなと。参考にしてみてくださいね。
少し推敲して手を入れていくと、とても良い作品になると思います。最終連は特に推敲すると誤解なく伝わるものになると思います。
「シャコ詠歌」上田一眞さん
上田さん、お待たせしました。シャコ詠歌というタイトルに、今回もまた一本とられたかもと思って読み始めました。そうですね。佳作一歩手前です。佳作でもいいかなと思ったんだけど、ちょっと厳しくしました。厳しくなりますよって言ったような言ってないような気がしますが、厳しくなりますよ。もう厳しくっても全然いいもんね。
まずはじめに、私シャコって食べたことがないんですよ。お国(土地)柄なのかな。海のそばで育ったんですが。サザエはいっぱい食べたけど。だから、興味津々でした。この作品の良さはなんと言ってもリズミカルでありコミカルであり、そしてなんとも人間愛に溢れていることです。家族の喜びみたいなものがしみじみと伝わってきます。何もかも目に浮かんでくるようなんですよね。細かいところを少し推敲するともっと良くなると思います。あえて言うなら例えば、親父の頭が→親父がでいいかな。とか。お灸のところで過去の場面が終わるので、その部分に少し工夫が必要かもしれないなと感じました。同時に今の場面の方の一連目ですが、ここは、今なんだってはっきりわかるために、
今東京にいる
僕の息子は〜
の二行を先にして、連を分けて、見せたこともからの三行を二連目にしたらどうかしら。どうぞいろいろ試してみてくださいね。
「はじらい」えんじぇるさん
えんじぇるさん、お待たせしました。
「人を批判している人は、その相手を結局羨ましく思っている」という言葉をなんだか思い出しました。人の生き方って本当それぞれですね。正しいとか間違い、とかじゃなくて、良かったか悪かったか自分で振り返るものなのかな。
さて作品ですが、推敲を何度かしてみてください。言葉があまりに重複しているところを直したり、空白の部分にある自分の思惑の部分が、この作品を読んだだけで読んでいる人に伝わるのかどうかと言うことを、客観的に読み直してみて欲しいです。「恥ずかしがらない男」が面白いなと思い始めて読んだら、恥ずかしがらない男も女も恥ずかしがり屋の私も、スカイハイな女も、みんなこんがらがって、違いがよくわからない感じになってしまいました。特に後半に行くに従ってそう言う傾向が強くなっていきます。そうすると伝わるべき部分が伝わらずもったいないですね。えんじぇるさんの伝えたい部分がはっきりと伝わるように、絞って書いてみてください。
「砂」ベルさん
ベルさん、こんばんは。お待たせしました。
砂って砂時計っていうものがあるように時間に例えられますよね。その一粒になるっていうのはすごくロマンチックですね。佳作一歩手前です。実は最初、もしかしたら怖い展開になるのかなとか思っちゃったのです。ちょっとサスペンスの読み過ぎですね。けれど、愛おしいほどに健気な一粒の砂の告白にとても胸を打たれました。一連目だけこんなふうにしたらどうかなと言う提案をしてみますね。これは参考にしてみて欲しいだけですから、直さなくてもいいです。ただ、こう言う書き方もあるよというアドバイスです。
君の思い出の砂の一粒にでも
なれるだろうか
埋もれて眠り続けるだけ
かもしれない
それでも一粒の砂は呼吸して
僕の出番は今か今かと
心は踊り続ける
ほんのちょっとしたことなのですが、肩の力を抜くようなイメージで手を入れてみました。
「今すぐアクション」ふわり座さん
ふわり座さん、こんばんは。お待たせしました。
今月も拝見しますね。本当真面目にいつも届けてくれますね。ありがとうございます。
とてもいい作品だと思います。佳作です。ちょっとおまけ。
全体としてはもう少し推敲して、連を分けていいかなと思います。
一連目は三つくらいに分けてもいいかなと思うんですよ。息が切れちゃうもんね。ちょっと一考してください。四連目がすごく良かったです。これがあったから佳作にしました。最初の頃のふわり座さんは、この四連目のような部分があまり見えなくて、自分の強く思ったことが先立ちそれに終始してしまうような部分があったのですが、今回、とてもバランス良かったですね。特に、この四連が一番大切な部分だった、これを書くためにここまでがあったんだと感じたんですよ。そういう構成をするためには、しっかり考えて、組み立てたんだと思います。良かったです。
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2月ですね。私は年末から昨日まで、本当に毎日があっという間でした。立春を境に少し落ち着くかなと思っています。
年末年始お忙しかった方はぜひご一緒に、旧暦で新しい年を迎えましょう。
⚪︎かすみじゅんさん、「詩集追走の彼方 volume3」ご上梓おめでとうございます。Kindleで出されたということ、ご自身の手から羽ばたいた詩集とても素敵ですね。早速ダウンロードさせていただきました。少し落ち着きましたらゆっくり拝見させていただきます。
⚪︎エイジさん、妻咲邦香さん、免許皆伝おめでとうございます。レギュラーメンバーが増えて本当に嬉しいです!お二人とも真摯に詩と向かい合われていらっしゃって、本当に尊敬しております。わたしも背筋を伸ばしたいと思います。
⚪︎滝本政博さん、日本現代詩人会へのご入会おめでとうございます。心からお祝いをお伝えしたいです。詩集に続いて、詩人会への入会、めざましいご活躍、とても素晴らしいですね。応援しています。
大変遅くなってしまいましたが、慶事が続いて今年はMYDEARにとって花開く年になりそうですね。もっともっとありそうです!
〜個人的にやり取りしている方には直接お祝いをお伝えしました。
そして、遅くなっておりますが、評を今書いております。
日本時間の明日の朝までにはお届けできると思います。
こんばんは。上田一眞と申します。
この度は拙作「シャコ詠歌」をお読み下さりありがとうこざいました。丁寧なお言葉で温かい感想を頂き感謝しております。
ところで、突然評者の方が変わられましたが、雨音さんは如何がされましたか?いささか案じております。差し障りのない範囲で結構ですのでお知らせ願えませんか。
また、今回だけのピンチヒッターで青島さんが感想をお書きになられたのですか。拙作への評価は特に記載されていませんが、初めての作品ということでそのような扱いとなったのでしょうか。そのあたりお教え頂けると幸甚に存じます。
かすみじゅんさん
『詩集 追想の彼方volume.3』のご上梓
誠におめでとうございます!
ダウンロードしました。
いろいろな経験されたかすみさんの
詩的な風景、情景をこれから楽しませていただきます。
ありがとうございます。
かすみさん
ご自身で電子書籍を作られているんですね。
Amazon/Kindleはアメリカなので、登録が大変じゃなかったですか?
私も登録しているのですが、英字の文章が出てきて苦戦しました。
(縦書き、タイトルのハイパーリンクも苦戦しました)
これできると自己表現が楽しくなりますね!
どんどん行きましょう!