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編集・削除(編集済: 2024年09月10日 18:37)

介護の現実 3  Liszt

「『コロナの予防注射を受けろ』って?お前、わたしに何する気なの!」
「こっちはよかれと思って言ってるんじゃないか!
だいたい、副反応なんてめったに起きるもんじゃないよ
それに介護してるオレが外からウィルスを
持ってきてしまうことだって…」
「誰が何と言おうと、そんなもの絶対にごめんだね!」
「じゃぁもういい、勝手にしたら」

いつもこんな具合で
お互い気まずくなる
以前の母だったら
素直に予防注射を受けたのに…
寝たきりになってから
こちらのアドバイスは
めったに聞き入れてくれない
すっかり神経質になった上に
意固地で頑固で手に負えない

「まぁ難しく考えるなよ
しょせん、 なるようにしかならない」
そう慰めてくれたのは
親の介護では大先輩の従兄
「オレも親父とは喧嘩のしっぱなしさ
相手が老い先短いのを重々承知のはずなのに
ついつい意地の張り合いになって
大きな声を出してしまう…
でもなぁ、親の気持ちもわからんでもない
日に日に自分の身体が衰えていき
何事も思うにまかせない
このまま、あらがうことができずに
お迎えが来てしまうと思うと
いてもたってもいられないんだろう
焦る気持ちから ついつい
周りとぶつかってしまう
そんなところじゃないか」

「それなら なおさら
穏やかな日々を送らせてやらないといけないのに
いつのまにか売り言葉に買い言葉で
ギスギスしてしまう
寛容に接しようと思っても
さっぱり長つづきしないんだ」とわたし

「何もかもしょいこむことはないよ
オレなんか最近こう考えることにしてる…
毎日 親とああだの、こうだの
ひと悶着もふた悶着もしながらやっていくとする、
そうしたら いざ 親が死んだとき
喧嘩する相手がふっといなくなって
妙に気が抜けたような気がするだけで
あんまり『悲しい』とは感じないんじゃないかって…
きっと神様が少しでもオレたちの悲しさを和らげようとして
今から準備させてるんじゃないかってさ…」

何やらわかったような
わからないような話だけど
それでも聞いたときは、
もし神様のお計らいなら、と思って
少し気が楽になっていた
ところが…

つい先日、当の従兄から
伯父が亡くなった、と電話が来た
受話器の向こう側から
聞こえてくるのは
もう七十にもなろうという
従兄の あからさまな嗚咽の声…
「神様が悲しさを和らげようとして」
という従兄の説明も
これではどうにも説得力がない

やっぱり一筋縄ではいかない、
親子というものは…

編集・削除(編集済: 2023年07月20日 14:09)

青島江里様 評ありがとうございます  積 緋露雪

青島江里様 評ありがとうございます。
佳作一歩手前、納得です。
専門用語の註釈があればとのご指摘、その通りです。
ただ、私には専門用語とは全く思っていなかったので、私の思い上がりですね。
青島江里様に指摘していただいて初めて気が付いた点を肝に銘じながらまた、投稿します。
ありがとうございました。

編集・削除(未編集)

薔薇 紫陽花

私を踏んだあの人が
憎くて仕方なくて
今度会ったら
引っ掻いてやろうと
私は毎日毎日爪を
研いでいるのです

そういえば最近
あの人は来ませんね
雨が降っているから
でしょうか
私が踏まれた日も
こんな風に
しとしとと冷たい雨でした

そんな爪研ぐ日々を重ねながら
私は気づいたのです
私の爪ってやっぱり綺麗だ
最初はただ顔色悪く
私の指にくっついてたけど
今はこんなにツヤツヤと
赤いそして硬い
棘みたいに

このまま年月を重ねたら
私 薔薇になるかもしれない

それなら
きっとあの人も大好きな
あの真っ赤な薔薇になろう
だから私は今日も
きしりきしりと爪を研ぐ

編集・削除(編集済: 2023年07月18日 19:05)

青島江里様 評のお礼です 紫陽花

青島様 こんにちは。評をありがとうございます。色々な感情が伝わり嬉しいです。本当に毎日暑すぎますね。今回は、そんな中で風を求めておりました。父は山の家に帰りたがっていたなあ、そしてあの山の家の風は心地よかったなあとこの炎天下考えております。

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待ち人 喜太郎

花を見つめながら
あなたを待つの
木春菊の花弁
人差し指で触れてみる
花占いはしたくない
こんなに可愛い花なのに
花弁は千切れない
人差し指を噛んでみた
痛みの中 瞳が潤む
部屋を花で飾ったら
待ち人は喜んでくれるかしら
生まれたままの姿になり
真っ白なシーツを身に纏う
くるりと周りシーツが舞う
私は木春菊の様に咲きたい
あなただけの為に咲きたい
待ち続ける
あなたが来たら私は咲き乱れる

編集・削除(未編集)

間合ひ  積 緋露雪

日本刀一振りの長さが間合ひとして厳然と残るこの国で、
それをなし崩しにする行為、
例へば、根拠のない全的な共感などは
御法度なのだ。
――解る、解る、それ私も同じ!
かういふ言説こそが最も忌み嫌はれるもので、
それを一度受け容れる関係性が成り立つならば、
その関係は緩い繋がりでしかなく、
――深入りしないでね。
といふSignでしかない。
ただし、この間合ひには例外があり、
それは茶室の中である。
武士が活躍していた時代には
茶室に入るには刀を置いて入らなければならないのだ。
茶室の中では身体そのものが間合ひとなり、
例へば正座し、両手を添えて挨拶をするとき
その手の置かれたところが厳然とした間合ひであり、
そこで人は頭を垂れて何ものかを述べるのであるが、
その一期一会での挨拶で全てを受け容れなければならぬ。
それが出来なければ、
茶室内の秩序はChaosになり、
最早収拾が付かぬ。
だから、茶室は厳粛なのであり、
一期一会の出会ひに間合ひを厳格に守ることで、
お茶会が成立する。

日常で日本刀一振りの長さの間合ひを意識出来ぬものは、
人間関係に悩まされ、懊悩し、
そして、翻っては他者に全的に依存する甘えにしかゐないのである。

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雨音様、お礼です。  山田明良

雨音様、はじめまして。この度は「あの朗らかな春の日を」に温かな評をいただきありがとうございました。
初めて詩を書き、更には誰かに評価していただける機会を得て緊張しておりましたが、勇気を出して良かったと思っています。

ご指摘いただきました句読点につきまして、実は指摘を受けるまで、なぜか必ず必要なものだと思い込んでいました。
冷静に読んでみると、確かに他の方の作品にはありません……。
この詩はある小説を読んだ際に感じた思いも込めているのですが、
小説を脳裏に浮かべるあまりに、句読点=必須となってしまったのだと思います。
ご指摘、大変感謝しております。

また、七連目を気に入っていただけたとのこと、とても嬉しく思います。
私自身もこの連に思い入れがあり、頭に浮かんだ際の高揚感を昨日のことのように思い出します。

引き続きよろしくお願いいたします。

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何故、夏は懐かしい

また夏が来る
大人になっても変わらない胸のトキメキは何だろう

蝉の中
陽の光
町内の盆踊り
いつからか踊るよりビールが楽しみになった

でもワクワクは子どもの頃と変わらない
誰かが言ってた
夏そのものがアミューズメントパークなのだと

幼稚園児は楽しい夏の思い出のプロローグ
小学生は懐かしい夏の始まり
中学生は部活と受験勉強
高校生はアルバイトともどかしい気持ち
大学生は何よりも自由への一歩

社会に出ても
夏の訪れとともにワクワクする気持ちは何だろう
夏を彩るメロディーとともに蘇るあの頃の夏

一生涯、懐かしいあの頃の夏
宝物

2023夏の始まり

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優しい人  朝霧綾め

優しい人は
世界中のすべての生き物が
平和に暮していない限り
幸せになどなれない
一人の人間ができることなど
限られているというのに
深く心を悩ませる

優しい人は
基本的に嘘が上手い
けれど自分のためや人を貶めるためについたことは
一度としてない
すべて人を喜ばせるため
人を傷つけないためにつく

優しい人は
自分の善が他人を傷つけることを恐れて
わざと悪人に振るまっている
善人すぎるほどの善人なのに
これでは人の気持ちがわからない、と
人がさほど困らない程度の
盗みをはたらき
それで逮捕されたこともある

優しい人は
自分を悪人だと思っている
世間がそう思っているので
気が弱い優しい人は
きっとそうなのだと信じこんでしまう

優しい人は
自分の辛さを
決して他人に話さない
他の優しい人が
心を痛めるのを恐れるからだ
優しい人は永遠に孤独である
たとえ優しい人同士の間であっても

優しい人は苦しむ
優しい人は嘘つき
優しい人は罪人
優しい人は悪人
優しい人は孤独

ここまで書いて優しくない私は思った
優しい人にはなりたくないな

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7月11日(火)~ 7月13日(木)ご投稿分 評と感想です。(青島江里)

◎7月11日(火)~ 7月13日(木)ご投稿分 評と感想です。

☆玄武が司る北方に憧れて  積 緋露雪さん

七月には七夕があり、それに関して思いだしたかのように、空を見る機会が増えたりしますね。夜空について、人それぞれの世界があり、それぞれが自由に思いを走らせることが可能ですね。作者さんの空に対する想いが広がる作品、そのように感じました。

天文学については全くの無知です。こちらは中国の天文学関連の言葉のようですね。中国の関連かどうかわからない言葉もいくらか出現してきます。ここから思うのは、作者さんがとても空の関係のお話に詳しく、熱を込めて語ることができる方なのだということでした。
きっと空想し出せば時間を忘れてしまいそうになるのかもしれないと思いました。

このようなことを感じさせてくれる作品。長所は、同じように星に詳しい方にとっては、たまらない作品になるということ。短所は、詳しくないものにとっては、辞書を引きつつ、時間をかけて読みこんでいかなければならないということ。専門的な話題を掘り下げた作品は
読み手が二分化すると思います。できればどちらにもある程度、すっと頭に入ってくるようになれれば最高なのですが、それはかなり難しいと思います。専門的なことを描かれた作品でよくお見かけするのは、作品の後に、注釈をつけて言葉の説明をされている作品です。ある程度わかれば、また楽しみ方も深くなっていくようにも思えました。

「此の宇宙が大きな帳を張ったものと考へれば、/北は天頂を意味するであらう」
この一行は、特に印象的な一行でした。今回は佳作一歩手前を。



☆風 紫陽花さん

風というのは透明で、みんな同じように見えてしまうのですが、風景と同化したり、自然の香りと混ざったり、或いは人の心の沁みつき具合により、まったく違ったものだったりしますよね。今回の作品は、作者さんの一つの風に対する思いがたっぷりと詰まったものになっていると感じました。

一連目の「日曜市」そして二連目の「病院」どちらも人の気配を感じる場所ですが、違った雰囲気が込み合っていますね。二連目の「あの山の家の風に/吹かれたい」ですが、「病院には風がない」という表現をもってきたことによって、その風のすがすがしさを強調できていると思いました。

二連目のお父さんが風にあたりたいという動作を「風を探していた」にされた部分もよかったと思いました。「探す」が「日曜市」の品物を探すに重なって、風のイメージをひとつにすることができたのではと感じました。

お父さんのために探す風。日曜市の片隅で見つけた風。その風=雰囲気は、父が元気だったころの思い出にも重なっているのだと感じました。そして、あの頃は、あんなに元気だったのに…や、治る見込みが少なくとも、少しでも状態がよくなってほしい…そのような気持ちも、読み手である私の中でクロスしました。

最終連の「夕暮れの風を垂らした」の「垂らした」の言葉には、「私」の優しさや、何とも言えないものを感じました。日曜市の様子を話してあげたくても話せない。何か買ったものを見せてあげたくても自由に起き上がれないような不自由さをも感じました。点滴のように、ゆっくりと体の中に入れてあげたい…そんな思いも感じさせられます。

最終連、懐かしいい父の子供の頃の時代を遡っていくようなイメージを感じさせてくれると同時に、天国の扉が開いてお母さんと再会することを感じさせる連。作品全体のやわらかなイメージを崩すことなく、静かにゆっくり着地させることができたと思いました。日曜市の風。この言葉が作品のあちらこちらに吹き込まれ、際立っていました。秀作を。



☆ハードル 喜太郎さん

ハードルは得意な方ではないですが、学校の陸上競技大会で参加したことがあります。単純に誰も出たがらなかったからですが。「ハードルはひとつじゃないんだ」・・・まったくそうですね。いくつもあって緊張の連続。蹴り倒してしまうこともありますよね。飛び越えるということから、やはり、人生のようなものが浮かんできて、自然と重なっていくように思えます。

一連のみのこの作品。スピード感を出すためにひとつにまとめられたかもしれませんが、途中「スピード上げて上げて高く高く……」に「・・・・・・」がついていることを考えると、このあたりで連分けして「・・・・・・」をなくす方がすっきりと読みやすくなるかもしれませんね。もちろん、このままでもいいと思いますが。

気になるのは、最終連。「気持ちよく高く飛べてるから」の部分。気分がハイになる部分なので、独自の表現で終わらせると、印象深いものになると思います。どういう風に気持ちのいいものか、もう一歩踏み込むことで、さらに良い作品になるのではないかと思いました。今回は、佳作一歩手前で。



☆つくしんぼう  freeBardさん

春のあぜ道や、土手の上でみることのできる土筆の姿。青竹のような勢いはないですが、まっすぐにのびているところが、とても気持ちいいですね。

そんな土筆。つくしんぼとも呼ばれますが、今回は「つくしんぼう」にされていますね。こすると、詩の内容のこともあり、かなり個人的な見方になってしまいますが、宮沢賢治の詩にでてくる「デクノボー」を思い起こしたりもしました。剣術の練習の際、淡々と打ち込まれる木偶人形のように、目の前に起こることをあるがままに受け入れ、苦労を背負おうとも平静を装い、心の中で負けないと思える強さを持ちたい・・・そのようなことが、作中の土筆の姿と重なりました。

人を馬鹿にして優越感に浸る人間は、残念なことにたくさんいると思います。たくさん傷つけても容赦なく、ただただ、自分の満たされたい、歪んで煤けた欲求のために攻撃してきますよね。そんな卑怯なものに屈したくない。そのような強い気持ちが詩行のあちらこちらに感じられました。

「私は独り風に立つ/枯れた荒野のつくしんぼう」から最終連にかけての自然をバックにした展開の場面は、原野生きる植物のごとく、さらなる力強さを感じました。正義という言葉がとても似合う。それは、それは、とても清潔な!作品全体を拝見して、書き慣れていらっしゃるお方のようにも感じました。今回の作品は、心が折れそうになっている方にとって、心強い一作になっていることと思います。熱い心のこもった作品だと思いました。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

今年も蝉の声をきくことができた。年々コンクリートが増えていく街の界隈。わずかな土の場所から生まれてくる蝉のいのち。朝一番、高架を通り過ぎる電車の音に負けないくらい力強い蝉の声。とてつもなく力強く。

とんでもない暑さが続きますね。どうぞご自愛ください。
みなさま、今日も一日おつかれさまでした。

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