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編集・削除(編集済: 2024年09月10日 18:37)

雨音様へ、評の御礼

雨音様、お忙しい中、いつも素敵な評をありがとうございます。
はい、すでに夏バテしております(汗)
英国は寒いんですね!!

季節工場は何気なく【秋】を作ったことでシリーズ化してしまい、今回の【夏】で無事終えることができました。
なんだかホッとしました。
川底まで想像していただけてとても嬉しいです。

雨音様の新作、「千切り」もまたツボでした。
夏っぽさ、爽やかさ、愉快さがツマっていて。
読んでいて言葉のリズムも心地良かったです。
こちらが夏のため夏っぽさを感じながら読んでしまいました。

有難うございました。

編集・削除(未編集)

雨音様 評のお礼です 上田一眞

こんにちは上田です。
この度の投稿に当たって心温かな評を下さり感謝しています。
モデルにした燈台は山口県下関市にあります角島燈台です。燈台のある場所が夢ヶ崎と呼ばれており、詩情溢れる名前から「夢ヶ崎燈台」と名付けて本作の表題にいたしました。ご指摘のように現実と仮想の狭間にあるイメージをつくりたいという意図も含んでおります。
丁寧な読み込みをして頂きありがとうございました。
また、投稿しますので宜しくお願い致します。

編集・削除(未編集)

評ですね。7月7日〜10日ご投稿分  雨音

長いですが、一気に載せさせてください。

「季節工場【夏】」秋さやかさん
秋さん、日本はとっても暑そうですね。夏バテしてないですか?
いいですねえ。この作品の中に、大きな大きな、そして少しだけ不思議な物語がありました。
佳作です。本当素敵ですね。
この作品は夏が少し控えめなのですが、それがいいのですね。
シリーズではなく、この一作で完結しているのかなと思います。
さやかさんはまさにストーリーテラーで、わたしはこの作品から、
川底の綺麗な石まで探してしまいそうになるくらい、想像力を掻き立てられました。
過不足のない作品のお手本のようです。
そして、きっと七夕への思いもあったのかな?この日に投稿されたのは、などと思っております。
秋さん、次回も楽しみにしています。

「あまのがわ」じじいじじいさん
じじいじじいさん、お待たせしました。こんにちは。
この日は七夕様で、小さな人たちが空に思いを馳せるのにはもってこいの日でしたよね。
この主人公さんが住んでいるところはきっと夜空が綺麗なんですね。
わたしは子供の頃、天の川が見たくて見たくてしかたなくって、
田舎に住んでいましたけれど、天の川って見たことがなかったんです。
ですから、なんだかこうして実際に天の川やたくさんの星を
見ている小さな人たちってすごいなあって思いました。
同時に、星の世界にたくさんの想像力を育ててもらいたいですね。
天の川を泳いでいる魚は、どんな魚なんでしょうね。
ひとつ参考までに書きます。
行分けのことですが、ひらがなとカタカナしかありませんので
もう少し行分けをした方が読みやすくなると思います。
また、キラキラした感じも、行わけやスペースを上手に使うと
より伝わるものがあると思いますので、やってみてくださいね。

「宮益坂下へ」U.さん
U.さん、こんにちは。東京は(東京の詩だったので)暑いでしょうね。
コンクリートジャングルですものね。
七夕の川って色々なイメージを人の心に届けるんだなとしみじみ感じています。
歩道橋と都心の道路、そして、街の灯り、色々なものに
七夕を重ねて書いてあることがなんだかすごく意味があるなと
思っていて、その切なさが伝わってきました。おまけの佳作です。
おまけの理由ですが、少し書き足りていないかなと思う部分がありました。
三連なのですが、
ここは、あなたは左に私は右に分かれて進んでいったのか、
それとも、歩道橋の向こうにちらりとあなたが見えたのか、
ちょっとはっきりしなかったんです。
最初は別れて進んだのかなと思いましたが、あれ、やっぱり違うのかな?と。
ここはあまり端折らずにわかるように書いた方がいい部分かなと思いました。
ちょっとやってみてくださいね。

「あの朗らかな春の日を」山田明良さん
山田さん、こんにちは。お待たせしました。
これはなかなか面白いアプローチだなと思いながら拝読しました。
最初の二連は、音遊びのような部分を残しつつなんだろうなと興味を惹かれ、
その後、漢字とカタカナの硬質な部分があり、
そして本題へと移っていく、とくるくると目まぐるしく
変化していく部分が、大変面白かったです。
これは賛否両論あると思いますが、句読点はこの作品の場合は必要ないかなと思いました。
どこかに効果的に使うのはありだと思いますが、少し多すぎて気になります。
個人的には七連目がとても好きです。
これからも楽しみにしています。

「夢ヶ先燈台」上田一眞さん
上田さん、今、窓の外からかもめの声がしています。
この作品を読むにはぴったりのタイミングだなとおもっています。
こちらを拝見して、この燈台は本当にあるのかしら?と調べて
みたのですが、残念ながらわたしの検索には引っかかってきません。
もしかしたらあるかもしれないし、もしかしたらないかもしれない、
その不思議さがいいのかもしれませんね。
燈台って「ここだよ、迷わないで、ここだよ」っていうために
光を放っていますが、この「僕」はその光の中で葛藤を続けて
ひとつの答えに行き着いたようです。
燈台が答えを導いたわけではなく、燈台の光に包まれて
答えに辿り着くという設定はとても良かったと思います。
この「僕」の葛藤がもう少しだけ書かれていると、その切なさが
さらによく伝わってくるかもしれません。
これからも楽しみにしています。

「北流星群」山雀詩人さん
山雀さん、こんにちは。
こんにちは、と書くのも飛ばしたくなるくらい、良い作品でした。
佳作プラスです。すごくいい!!!!びっくりマークつくくらい。
今まで拝見した山雀さんの作品の中で一番だと思いますし、
読んでいて、途中で、なんだか込み上げてくるものがありました。
直すところは全然ありません(そりゃそうだ、笑)
前半からいいですが、後半最後の方は心臓がドキドキするほどで
(感動のあまり)今は涙ぐんでいます。
ここで特に、と書くのは変なんだけど、職質の下りもいいですね。
あれがあることで、この作品、とても地に足がついたものとなっていると思います。
どの連もいいのですが、なんと言っても流れが素晴らしく、
流星群だもんね、などとつい呟いてしまうほどでした。

「雷の降る日」凰木さなさん
凰木さん、こんにちは。お待たせしました。
ところでたった今、雷が鳴っていたんですよ。
すごい偶然ですよね。びっくりしちゃいました。
面白い作品ですね。個性があってすごく良いと思います。
タイトルもとっても良いです。
大男の件(件って言っていいのかしら)ですが、これはすごくよくわかります。
わたしも若き頃、すごく怖い思いをしたことがあって、
今思うと何故だか全然わかりませんが、空の上を龍が
飛び回っていて自分は狙われているんだと思い込み、
泣きながら家に帰りました。(この時、私はすでに20歳をすぎていました汗)
と、共感を呼ぶ作品になっているのが何より良いところでした。
ひとつだけ、雷がフラッシュみたいに、のところですが、稲妻の方がいいかなと。
それから、記号がたくさん入っている部分は、別の表現の方がいいかな。
考えてみてくださいね。

「小さき人」樺里ゆうさん
樺里さん、こんにちは。お待たせしました。
私、すごく共感します。実は最近、子供って呼ばないで、
小さい人って呼ぼうと決心したばかりだったんですよ。
というのも、先日他界されたのっぽさんの言葉からです。
「子“ども”なんてひとからげにはできない。
大人だって大人“ども”なんて言われたら嫌でしょ」とおっしゃって
小さい人、と呼んでいたという記事を読んだんです。
ですから、この、樺里さんの作品もすごく意味のあるものだなと感じます。
特に最後の二連が心に残ります。
ひとつだけ、初連ですが、語尾が過去形じゃなくて現在進行形の
方がいいと思いました。それだけご一考ください。

「ポリエステル」妻咲邦香さん
妻咲さん、こんにちは。夏を楽しくお過ごしでしょうか?
作品、まず、タイトルが冴えてますね。
えええ、なんだろうととても興味を惹かれました。
これはまるで、「ラップ」のような作品ですね。
もしかしたら、サランラップとかけて、ポリエステルなんで
しょうか?いやそんなはずないか、考えすぎか。
サランラップはポリエステルじゃないし、笑
違う違う、ポリエステルの虹って、ポリエステル素材の
ホログラフィックファブリックのことなんですよね、きっと。
違うかな?
このバンドはラップを歌っているのかもしれませんね。
というか、ごめんなさい。
なんだか、謎解きゲームのようになってしまい、
私の音楽知識が無さすぎて、汲みきれない部分がたくさん
あると思います。それがとても残念でなりません。
それにしても、酔っ払ってる雰囲気はすごく出てました。
(それも勘違いだったらどうしようかしら)
ところで、さっき雷と豪雨だったのですが、今、それが上がり
なんと虹が出ているんですよ。なんでしょう、すごい偶然。

「いのちのうた」えんじぇるさん
えんじぇるさん、こんにちは。お待たせしました。
人はなぜ生きるのか、人はなぜ書くのか、永遠のテーマです。
これは100人いたら100通りの答えがある、そんな大きな大きな
テーマで、そこに挑戦することは本当にエベレストに登るような
ものなのかなと思っていました。
ですが、もしかしたら、そんな風に考えなくてもいいのかもしれない。
今日と明日、その答えが変わってもいいのかもしれない。
だから、今の自分を残すために、書き続けていくのかもしれない、
なんてまた堂々巡りになりますね。
えんじぇるさんの哲学的作品の中に少しだけ具体例が入ってくると
さらに奥の深いものになっていくのかなと思います。
ご一考くださいね。

「ぬいぐるみ」ふわり座さん
ふわり座さん、こんにちは。お待たせしました。
前回出した宿題に正面から取り組んでくれたんだなと
しみじみ嬉しいです。ありがとうございます。
この真摯さは本当にふわり座さんの宝物だと思っています。
さて、もちろん、取り組みというのは難しいんですよね。
それで、この作品の中で、気になったことを書きますね。
「ぬいぐるみ」という言葉の多さなのですが、例えば3連ですが、
ちょっと直して見るので参考にしてください。

僕の大切な友達であるぬいぐるみ

今 友達を大切に出来るのは
君がいたからかもね

子供の頃にする経験はとても意味のある事だから

君はいつでもどんな時も側にいてくれた

まるで僕が寂しくないように
守っていてくれるような気がした

⚪︎ぬいぐるみ→君
⚪︎見ていた→守って(怪獣なので)

続きもやってみてください。
怪獣と書いてあるので、怪獣ならではの思い出とか挟まってくると
良いと思います。どうしてというところまで書けるととても良いですね。
注意を先に書きましたが、出だしとてもいいなと思いました。
ふわり座さん、この自分が思っていた「気がした」の
その部分をさらに描き出していけるといいな。

「小さな花」江里川丘砥さん
江里川さん、こんにちは。お待たせしました。
佳作プラスです。本当に素敵な作品ですね。
私の目の前にもし江里川さんがいたら、その小さな花を模った
ブローチを胸につけて、「これが私の気持ちです」って
いいたいなと思っています。
本当は一本の花をプレゼントしたいって書こうと思ったんですが、
その花を摘んだらかわいそうですものね。
小さな花と過去の自分、そして今の自分、淡々とした今の景色、
ほんのわずかな時の流れの中にある瞬間が切り取られているのに
大きく深い世界がありました。
過不足なく、ただただ良い作品に仕上がっています。

「黒歴史なんてなかった」朝霧綾めさん
綾めさん、今日のトリは綾めさんです。お待たせしました。
最後の二連がとてもいいですね。ここだけで佳作です。
読後感も爽やかで、前向きで、そうだね、そうだよと言いたく
なりました。
その上で、2〜4連は少し時間をおいて推敲してみることを
提案したいと思います。
どうして気持ちがこういう風に変化したのか、そんな転機が
どこかにあったと思うのですが、それがあるといいかな。
いずれにしても、時間を置くことで、何か足したいこと
引きたいことが見つかると思うのです。やってみてね。

:::::
以上、13作品でした。

日本はとても暑いと聞きます。なのに、ここ英国は寒いという。
ヒートテックをまた着ています。
一方で、先日トルコに行ってきた人が「40度だったよ!」と
言っていました。そう、ヨーロッパも南の方は大変な暑さ。
地球はどうなっていくのでしょうね。憂うだけでなく、
自分にできることはしなくちゃいけないなと感じます。
みなさん、夏バテせずに、お過ごしくださいね。

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何年もの間の行間の言葉  エイジ

何年もの間に
降り積もった行間の言葉を
手紙にしたためてあなたに贈る
あなた宛ての手紙が
文字だらけで溢れかえるほど
行間には言葉が降り積もっていた

何年もの間に
降り注いだ太陽の光を
あなたがペットボトルに詰めて
遥々海を流れてきた
陽が注がれたペットボトルは
あまりにも眩しすぎて
僕が受け取れないほどの光を放っていた

一年五年十年経つごとに
積まれていく大切なものたち
伝えられるかけがえのないものたちよ
僕が伝え あなたが伝えて
ゆっくりであるが故に
重みのある詩(うた)たちよ
亀のような歩みでいい
ゆったりと運ばれるがよい

何年もの間に
積まれてきた石だけの建造物が
遠い異国にあるという
石の階段をゆっくりと上って
僕たちも少しでも天に近づこう
いつの日にか
天高く運ばれますようにと

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バレリーナ  凰木さな

初見で即興のダンスを
軽々と踊るバレリーナ
何も飾られていない
舞台の上で

高く跳躍し
早く回転し
柔かく身を捩る

客のいない深夜
空に星が輝く時

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取捨選択  ピンボケに気づいた大人

止まった時間を強調するように
草木の揺らぎが忙しなく見えた

何をするでもなく窓の外をみる

天気予報はみていないけど
どうせ積乱雲だか低気圧なんかが
近づいているんだろう

騒がしくしていてくれ
誰かが薬をやってたとか
誰かが不倫したとか
誰かが逮捕されたとか

そんなことどうせ僕には関係ない

夢見た世界はずっと遠くて
夢見た事さえすっと忘れて

窓を開けてみようか
風でも感じてみようか

そういえば約束があったことを思い出す

ぽつりぽつりと降り出す雨
見た事ないような空が広がる
どす黒いような、美しいような

この空、君になんて伝えよう
ただただ綺麗だったと伝えようかな

天気予報を見る
雨が上がる頃には会えるだろう

今日は何していたと伝えよう
ただただグウタラしていたとは伝えないかな

流行りの店でも調べて
ちょっとカッコつけておこう

夢見た世界はずっと遠くて
夢見た事さえすっと忘れて

君に見せる僕だけは
少しはマシに見せたいのさ

編集・削除(編集済: 2023年07月15日 22:30)

お礼 青島様 強がり ピンボケに気づいた大人

お礼が遅くなりました。
感想いただきありがとうございます。

私は整理がつかないモヤモヤを抱えてしまいがちなのですが、
それがまるでないかのように前に進める人を羨ましくも思うのです。

おっしゃる通り、なんとなく自分向けの詩になっておりました。
暑い季節が始まりましたが、お身体に気をつけてお過ごしください。

編集・削除(未編集)

夢の遡行 上田一眞

淡いあじさい色の薄明の時
微睡んだ夢を夢の中に遡る

古い涸れ井戸のそば
紅々と実る梅桃(ゆすら)の実を食らいながら
墓石の顔をした〈あいつ〉は
犬のように表れて
クレヨン持って立っている

もはや10年余の歳月が流れた
あのとき
ぬばたまの黒い闇から生まれ出た
狼に魂を食い破られ
その衝撃で
ぼくの眼は一切の色彩を失った
モノクロの世界に転落した
今もなお
魂の快復はならなくて
依然〈あいつ〉の妄想に追われている

病葉(わくらば)からの
解放への道は遠く霞んでいる

窓硝子のヤモリの姿に怯える幼き日々
シカトされた傷だらけの青春
突然の母の死 そして離郷
あざみの継母の冗漫なわらい
天才気質どんま型と呼ばれた不良学生
欠陥だらけのサラリーマン生活
あげくに手酷い部下の裏切り

今はもう
白い闇覆う故郷を離れてはいるが
茨の会社を辞めていもするが
ぼくが
ぼくであることの確かさを知るために
夢の只中で
失意や呪いを洗い替え
魂の漂白に希望を託す日々
老残のこころの空洞に鬱の音を聞きながら
改めて
歳月の重みと己の重みに思いを致す

微睡みの中
無色の空洞で
未だ〈あいつ〉に侵される
この現実に
ぼくの背負ったものの質量と
喪失したものの大きさを思い知る

編集・削除(編集済: 2023年08月03日 02:35)

三浦志郎様へ、評の御礼  水野耕助

実験的とおっしゃられるように、自分の中でも言葉数は少なめの作品だったと思います。
シンプルすぎるように思い、どうだろうかというのはあったんですが、佳作をいただけてそれでよかったのだと思えました。
今回も評をいただきありがとうございました。

編集・削除(未編集)

井嶋様 詩への評の御礼  鯖詰缶太郎

こんにちは。
詩を読んでいただきありがとうございます。
最近、殺人的に暑いので冒頭の表現、ついああいった事を書きました。
厚みと言いますか、広がりの余地がまだあったかもしれません。
あとあと読んでみて、そう感じる気がしました。
おまけ佳作との評価、ありがとうございます。
暑い日が続きますが、次回もよろしくお願いいたします。

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