◆ここは「MY DEAR掲示板」です。
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人はどれだけの秘密を持って生まれてくるのだろう?
どれだけの秘密だったら持っていけるのだろう?
いつか手を滑らせて
落として割ってしまうもの
いつか花のように
綺麗に開いてみせるもの
希望は常に、牙を向き襲いかかる
眩しい明日なんて誰にも褒めて欲しくないから
涙にもちゃんと軌道があって
尻尾のようにためらいながら落ちる
偽る相手が違うだけなのに
自由に渡れる岸辺を探して
それでも曇らせないシャンデリア
歪んだ都市計画の中で
誰もが最新のフレグランスを選んだ
大丈夫
付録はわくわくしながら開ける
実はただの孤独だったとしても
誰のものでもないと
泣きながら振り払う
たくさんの手がどれもあたたかい
何処へも帰らないとあんなに誓った声が
もう遠い駅の待合室のベンチの上
褪せた時代のような顔して
座ってる
隠さずにいることは、とても、とても痛いものだよ
やっぱり見せないでおく
闇かもしれないし
光かもしれないもの、抱いて
よく知らない人類のために生きると決めた
ゴミ拾いでもして
道を聞かれたらちゃんと教えて
誰とも違う枕木を跨いで
強く振る舞うと本当の私が崩れ落ちる
大丈夫
大丈夫じゃないから
大丈夫
付録は途中で開けるのやめた
実はただの魔法だったりするから
まずは細かいところまで読んで ご指導をして頂き、とても勉強になりました。
誠にありがとうございます。
ご指摘の通り、再度読み返して勉強させて頂きました。
とても感謝しております。ありがとうございます。
間抜けな私 いつだってヘマをする
待ち構えていた嘲笑が
ずどんと激しく破裂する
分厚い衝撃に打ち抜かれ くらくらと揺らぐ意識
歪んだ空間の中 逆巻く罵倒と嘲り 非難の嵐
誰も知らない柔らかさに
言葉の欠片が突き刺さる
迷惑顔した彼らの歪んだ口元に
優越感が滲んでる
私は平静を装って
ぼんやりとそれを眺めてる
次第におんおんと突き上げる赤黒い衝動
破壊のシナリオ 血が燃える
煙のように肩から昇り ゆらめく憎悪
解き放てよと突き上げる
ひゅるりと風が訪れる
虚ろな風が吹き抜けて
またひとつ 人のさもしさ弱さを肌で知る
しかしそれは私とて 身に覚えのある姿
嗤われるのは辛くとも
人を嗤って詩(うた)を亡くすぐらいなら
人に嗤われ笑っていたい
私は独り風に立つ
枯れた荒野のつくしんぼう
花無く 実も無く 色彩無くとも
私は風を知っている
漣(さざなみ)立つ
心の内の水上(みなかみ)に
土の筆で舟を刷く
ほら向こう岸のあの丘に
土筆(つくし)がひとつ笑ってる
三浦様、「やさしさ」の評をありがとうございました。〝やさしさとは”をテーマに書いた詩でした。また、次の投稿もよろしくお願いいたします。
井嶋様、詩の評をありがとうございます。
僕はこの終わり方が唐突な感じがしたんですけど、とうとう解が見当たらずそのまま出してしまいました。しかし、井嶋様がアドバイスして頂いたそういう手があったのですね。自分で書いておきながら、思いもよりませんでした。でもこれで解決策への手がかりが見つかりました。自分の詩の中に入って辺りを見回してみると、みえてくるのかもしれませんね。
いつも本当にありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。
三浦様、詩の評をありがとうございます。
苦しみながらも、何とか形にできました。風の詩は過去にも書いたんですけど、今書いたらどんな感じになるのかなという思いで書いてみました。
透析に行く時のバス停は緑に囲まれていて、この詩の最終連が合いそうなそんな光景をいつもぼんやり見ながら、透析に向かっております。
いつも本当にありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。
人生の中で目前に現れるハードル
ハードルは飛び越えるもの?
だとしたら
高さは誰が決めるの?
立ち止まってはダメなの?
いっそ蹴り倒したら?
先に見えるハードル
近づくにつれて自分で高くしてはいないか?
そうなると飛べるかどうか不安しかない
もっと助走のスピード上げなきゃ
スピード上げて上げて高く高く……
ハードルを飛ぶ前に心が潰れてしまうよ
低くて良いんだよ
出来ることから超えてゆけば良いんだよ
いっそ転ばないようにさ
蹴り倒しても良いんだよ
飛び越えなきゃいけないと思わされてるから
辛くなる 苦しくなる 追い込まれる
そしてハードルを自分で高くしてしまう
低くて良いんだ 跨げば良いんだ 立ち止まって良いんだ
そしたら涙が流れるよ
安心して 嬉しくて また頑張れば良いやって
ハードルはひとつじゃないんだ
少しずつ跨いでいけば良いんだよ
そしたら気づいた時には
気持ちよく高く飛べてるから
三浦様へ
この度は「眠り」をお読みいただきありがとうございます。
この詩は曾祖母について書いた詩です。
歳を取ったことを知らないまま、深い眠りについていく虚しさを表そうと思い、出来た詩です。
ただ眠っているだけじゃなくて、そこには苦しみもあると思うし、暗い病室で独りだけいる状態を想像すると、何とも言えません。
曾祖母の強さや生命力を忘れずに、僕も頑張っていこうと改めて感じました。
佳作の評価感謝です!次回も宜しくお願い致します。
井嶋様
評と感想ありがとうございます。
たくさんのお褒めの言葉、恐縮です。
佳作との評も嬉しい限りです。
題はウィリアム・ブレイクから取りました。
私の詩に対する印象は隠喩を縦横無尽に駆使しての言葉以上の何かを表現する言葉のアクロバットな華麗さがありますが、
詩とはそうではないのではないかと思い、もっと個人的なことでいいと思い詩作を続けています。
とはいえ、一度は隠喩のアクロバティックな言葉で魅せる詩を書いてみたい気持ちもあります。
日々、試行錯誤しながらの詩作ですが、精進して参りますのでこれからもよろしくお願いします。