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詩をある程度の期間書いている方、詩に意欲的に取り組みたい方、詩人に向け成長を目指す方はこの掲示板をご利用下さい。
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ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。

(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
あきらめてしまう前にMY DEARに来ませんか?
MY DEARは投稿された作品全部に評をお返しします。
本来、こつこつ実力をつけてから、賞などに挑戦するのが、スジだと思いませんか?
MY DEARはあなたのこつこつを、支援するところです。)

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編集・削除(編集済: 2025年01月02日 01:55)

かなしみを知らない  Osada

あい変わらずぼくは
かなしみを知らなかったから
海辺の掘っ立て小屋に住んでいる
トーイチに会いに行った

真夜中に浜の釣り舟に降りて来て
悪さをする星どもならよう知っとるど
じゃがの かなしみは知らん
カンナ女に聞いてみい
ゴミ捨て場でガラクタを漁りながら
トーイチが言い終わった時
ぼくはトーイチになっていた

トーイチのぼくは
カンナ女に会いに磯浜へ行った

海髪豆腐を食べ過ぎて死んだ鳥は
水母に生まれ変わるのはよう知っとるで
じゃがの かなしみは知らん
イサクンに聞いてみい
磯浜で蜷や海藻を採りながら
カンナ女が言い終わった時
トーイチのぼくは
カンナ女になっていた

トーイチと
カンナ女のぼくは
イサクンに会いに岩場へ行った

干潮の時間に姫虎魚に刺されたら
満潮まで性夢を見るのはよう知っとるど
じゃがの かなしみは知らん
あの海に聞いてみい
岩場の黒鮴や蛸を銛で突きながら
イサクンが言い終わった時
トーイチとカンナ女のぼくは
イサクンになっていた

トーイチと
カンナ女と
イサクンのぼくは
海の沖へ舟を漕ぎ出した

群青色の海は
沖に小島を浮かべて
どこまでも広く深く
潮の流れが
木切れや漂流物を
大きく弧を描いて運び
所々で渦を巻きながら
魚群を回遊させ
鳥達が魚を狙って
てんでに鳴きながら
夕空を舞っている

鳥達が
鳴き止んだ時
イサクンは
海になった

カンナ女も
トーイチも
海になった

ぼくも
海になった

ぼくは
かなしかった


====================================================
*海髪(イギス) 蜷(ニナ) 姫虎魚(ヒメオコゼ) 黒鮴(クロメバル)
 カンナ女(カンナメ)

編集・削除(未編集)

中毒前夜  秋冬

朝のビールは
一度知ると
やめられない

寝惚けたまま
飲んだら
ビールで
もったいないから飲み干した

炭酸ジュースを
飲むつもりだったのに

翌朝から
寝惚けたふりして
ビールを手にすると
勢い良く飲み干す
ようになったが

 誰も
 気づかない

車を運転する
仕事ではないので
法に触れることはない

きっと
社則にも
素面でないと
働いてはいけない
なんていう文章は
ないはずだ

毎朝
入り口で
アルコール消毒して
検温するが
アルコール検知器はない

 誰か
 気づいて
 くれないか

昼ご飯を食べると
眠くなるようになったので
公園のベンチで
一本だけ飲む

再入場時にも
アルコール消毒して
検温するが
アルコール検知器はない

昼のビールも
一度知ると
やめられなくなった

 頼むから
 アルコール検知器を置くか
 社則を
 変更してくれないか

最近は
仕事中に
手が震えるようになった

もっと
飲まないと
気づかれてしまう

編集・削除(編集済: 2022年07月20日 23:49)

三浦様 評へのお礼  山雀詩人

「やい、はし」(7/15)に評をいただきましてありがとうございました。

めちゃくちゃほめていただいて、
これは佳作いけたな・・・と気持ちよく読んでいったら、最後の最後に、「佳作一歩前」。
あれーー、と思わずズッコケました。

すごい落差。さすが詩人ですね。

と言いつつ、お願いさせていただきますと、
佳作一歩前でも二歩前でもぜんぜんかまいませんので、
その際はその理由まで教えていただけるとたいへん参考になり、ありがたい次第です。
詩を読んでいただくだけでも感謝すべきところ、こんなことを申しまして恐縮です。

また投稿させていただきます。今後ともよろしくお願いいたします。

編集・削除(未編集)

想い出の途中 埼玉のさっちゃん

井嶋りゅう様へ
大変遅くなりましたが、感想と、「口癖」を読んで頂き、前向きな気持ちになれました。
と、こちらの作品にも感想を頂き、光栄です。
まだまだ勉強不足ですが、私の詩が、心を動かしたのは、
自分でも驚いています。
これからも投稿させて頂きたいと思います。

編集・削除(未編集)

三浦様、評のお礼 麻月更紗

三浦様

遅くなってしまって、申し訳ありません
この度は、評をありがとうございます
もっと花のことを詳しく書けばよかったなと
思いました
いまだあの花の名前はわからないので、花の名前を教えてくれるアプリでも
ダウンロードしてみようかと
あいまいな、ちぐはぐな雰囲気が伝わってよかったです

ありがとうございました

編集・削除(未編集)

焚き火 麻月更紗

心が折れると言うけれど
心の何が折れるのか
心は何でできているのか

小さな木で
できているのだろうか
その枝が
折れる音なのかな

ポキン、ポキン
また折れた
ポキン、ポキン
あちこちで

折れたものたちを
拾い集めて
焚き火をしよう
そうしよう

たくさんたくさん
燃やして燃やして
なくなったら
また拾い集めればいい

編集・削除(未編集)

三浦様へ  雨宮800

お忙しいところ、作品を読んで下さり、さらに評を書いてくださって、ありがとうございます。
「AはBだ、AはBした」の構文について、おっしゃることは理解しました。
少し考えたいと思います。

3連目について、これはおかしなことを書いていると思われたかもしれませんが、
わたしの中では素直にといいますか、ありのままに書きました。
ですので補足ですが、「詩的デフォルメ」はあまりしていないつもりです。
ただおっしゃるとおり、この3連目は自分の中では一つの軸であり、核です。
この3連目はない方が全体としてすっきりするでしょうが、外せませんでした。
上手く言語化はできませんでしたが、作品の完成度とは別に、わたし個人にとって、
なにかが救われた気がしました。

追記:久しぶりに詩を書きました。久しぶりに書くといろいろと自分の癖が
分かったような気がします。今回はありがとうございました。

編集・削除(未編集)

夕立  秋さやか

あらゆるひとびとの
あらゆる首を濡らしてゆく

変声期の
すこし喉仏の張り出た首も

消えかけた地図のような
静脈の浮かぶ手首も

崩れそうな肉体を
いっしんに支える足首も

嬰児に与えるための
ミルク臭い乳首さえも

夕立が
容赦なく濡らしてゆく

無防備に
息づいている私たちを
咎めるように

呼吸も
うまくできない私たちを
憐れむように

こんなにも平等に
私たちは濡れているのに

乾いていく早さが違うから
こんなにも
独りなのだろうか

いっせいに俯いて
守るべきものを守り
帰るべき場所を目指し

遠ざかるひとびと

一瞬の迷いに揺らぐ視線は
打ちつけられて
わたしはもう動けない

足元にできる水溜りを
ただ見つめる

寂しい水槽を見下ろすように

歪む水面へ
激しい雨音は吸い込まれ
底の青さから聴こえてくる
お囃子の音

あの夏の
青く寂しい水槽のなかを
とめどなく巡っていた
小さな運命

光をすり抜けて
掬われなかった金魚は
どこへいっただろう

何も違いはなかったはずなのに
ただ薄っぺらい和紙が
濡れすぎただけ

打ちつける雨粒の
わずかな痛みから
逃げるように泳ぐ
金魚が見えた

気がしたけれど
あれは幼な子の真っ赤な兵児帯
雲間からさす光のほうへ
遠ざかる

いつのまにか夕立は止み
あたりは祭りあとのような
静けさに包まれていて

薄日に輝く
あの人の濡れた屋根が
わたしの帰るべき場所なのだと
ようやく思い出す






-------
齋藤様への投稿二度目になります。意図したわけではないのですがまた雨の詩になってしまいました。

編集・削除(未編集)

三浦様 評のお礼  荻座利守

この度は私の詩の「"Siochain Shuthain"に思う」に丁寧な評をいただき、ありがとうございます。
佳作との評をいただき、たいへん嬉しく思います。

今読み直してみると、確かに最終連がやや安易で、締まりがないような感じがします。
仰るように国の歴史や、あるいは祈り、力の連帯のようなことに焦点をあてて、締めたほうがよかったようです。
今後とも宜しくお願い致します。

また、ポール・マッカートニーの曲が、BBCに放送禁止にされたことについてですが、紛争当事国になると、自由と公正さが失われること、そのようなことはどの国でもあり得ることを、憶えておこうと思います。

編集・削除(未編集)

可哀そうは何処に 紫陽花

茶色い縞々野良猫親子がじっと見てる

私の出したゴミ袋を見てる

私はそれを陰から見てた
先週道路いっぱい食べ散らかされて
掃除が本当に大変だったから
今日はゴミ袋を鉄壁の守りにした

親猫がシュッとゴミ袋を引っ掻く
暑さのせいかこころなし力弱く

今日はゴミ袋を二枚重ねにしたから
そんな爪じゃ中身は出ない

子猫は結び目あたりに飛びかかる

今日は、この世の鬱憤全て絞り上げるように
縛り上げたから
そんな体当たりなんともない

しばらく炎天下の下格闘してた野良猫親子
5分ほどで諦めた
がっかりした顔して野良猫親子は
いつもの通りに消えてった

にやにやしながら、私は「勝った」と呟いた

そんな私を陰から見てた我が娘

「可哀想に。朝ごはん食べられなかったよ。
ガブリエルとルシファー。私名前つけてるんだから。」

はあっとため息つきながら、怖い顔で娘は続ける
「お母さんは、朝ごはんも昼ごはんも夕ご飯もしっかり食べて
ポチャポチャしてるのに、ガブちゃんルルちゃんはガリガリだよ。
可哀想に」
なんて、顰め面で責められたものだから

私は慌てて野良猫親子
いやいやガブちゃんルルちゃん
違う違う、可哀想を追いかけた

ああ、私のせいで飢え死にしちゃうなんて嫌だ
ちょっと泣きそうになりながら

ぜえぜえはあはあ 走って走って
ふいと角を曲がると

ゴミが散乱してる 横にはガブちゃんルルちゃん
なあんだ、朝ごはん食べられてるじゃない

可哀想は何処かに行って見えなくなった

編集・削除(編集済: 2022年07月19日 18:43)
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