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◆ここは「MY DEAR掲示板」です。
詩をある程度の期間書いている方、詩に意欲的に取り組みたい方、詩人に向け成長を目指す方はこの掲示板をご利用下さい。
あなたの詩をしっかりと読み、評や感想を、しっかりと書かせて頂きます。
ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。

(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
あきらめてしまう前にMY DEARに来ませんか?
MY DEARは投稿された作品全部に評をお返しします。
本来、こつこつ実力をつけてから、賞などに挑戦するのが、スジだと思いませんか?
MY DEARはあなたのこつこつを、支援するところです。)

なお「MY DEAR掲示板」では、新規ご参加の際に、ペンネームとメルアドの届け出が必ず必要です。
これは掲示板内の安全を守るため、管理人に限って把握させて頂くものです(他へは一切出しません)
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編集・削除(編集済: 2025年01月02日 01:55)

雨の晩夏  積 緋露雪

異様に暑い酷暑の夏が
少しだけ背中を丸め
後退りしたかのやうに後退すると
秋を連れてくる秋雨前線が
南下を始め、
雨音と共に秋の予兆を運んできた。

地を這ふ風は
最早上昇する熱を持ち得ず
滝壺の冷風の如く横滑りするのみの爬行類に変化し、
シュルシュルと吾に巻き付く。
さうして吾は落涙す。

愛に恵まれてゐるとは言ひ難き吾は
ほんのり冷たいとはいへ、
秋風でも抱き付かれれば、
愛に飢ゑてゐた吾は
欲情し秋風を抱き締めるのであるが、
それは個体ではない風のこと、
するりと吾の腕から逃げ果せ
吾はまた、愛に逃げられたと落涙するのだ。

哀しき哉
吾が抱き締めやうとするものは
悉く吾の腕から逃げ果せ、
結局、愛に飢ゑた吾の欲情はすかさず憤怒へと豹変し、
吾、瞋恚で顔を赤らめ、
空を瞠目す。

編集・削除(編集済: 2023年09月21日 23:33)

不在 紫陽花

いつものように
朝が来る
私の朝は5時から始まる
今はまだ薄暗い
太陽が見えない
7月には太陽に
私は力無くおはよう
とため息をついていたけど

この夏 裏の畑に出ては
作物を食い荒らしていた
あの大きな鼠
たまにしゅるんと
残像のように翻るしっぽを見ていた
今朝何か茶色いものが落ちている
鼠の死骸だ
動かないが毛並みは
つやつや 目も開いている
こちらを見ているようで
私は半日ほど放っておいた
夕方になるとそこには
鼠がいなかった

昨日は今年亡くなった
父の部屋の整理をしていた
一眼レフのカメラを見つけた
父のここ30年ほどが
詰め込まれていた
花 絵 畑 彫像 山 川
私の妹 妹の子 母
父には 精神疾患があり
好き嫌いが非常にはっきりしていた

父のカメラの中に
私だけが不在だった
恐らく父の中にも
私だけが不在だった

目を背ければ
何かはいなくなって
目を向ければ
何かはいる
そんな自然の流れの中
私も時々不在になる

編集・削除(未編集)

ため息  村嵜千草

それはとても空気抵抗が小さいから
最短距離で 超高速で こちらに届く

きっととても鋭いから
防御する間もなく突き刺さるんだ


それはとても権力が強いから
僕までの専用道路を持っているし

加えて意地悪で横柄で自分勝手で
ブレーキなんて知らないんだ


届いたって読めないし
それだから返事も出せないし
溜まった下書きを渡す方法もない

専用道路は一方通行だし
僕の下手くそな発進は丸くてぼやけているから
出かけて30センチで消えちゃうしさ


針みたいに細くて
槍みたいに長くて
刀みたいに鋭い

こわくてたまらないよ 

ため息の文字を読みたいよ
わからなくて 困ってしまうよ

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共産主義革命のうた  えんじぇる

どんな才能のない人にも、才能ちょっとは、ある。

才能を開花させる必要なんて、本当は、全然ない。

桜の花の蕾が開いて、ちょっとそれが良いと思う。
その花も、いつかは散るのさ。

人に迷惑をかけていない人はいないし、人に押し付けていない人もいない。
囚われの心がない人もいない。

なんでも良いと言うことは、暗闇で原生林の中に一人でいることを選ぶって、ことだよね。
それで本当にいいなら、それはそれで、良いんだよ。

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夏生様 評ありがとうございます  積 緋露雪

「揺らめく御灯明に照らされて」に評をしていただきありがとうございます。
いつもながら丹念な読みに感心しきりです。
夏生様の評に対して当方は何の不満もありません。
佳作、ありがとうございます。

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青島様 評のお礼で御座います 喜太郎

評の方、ありがとうございます。
評の中でおっしゃる通り、自分自身もどう表現したら?どう締め括ったら?考えましたが上手く出来ませんでした。
青島様のアドバイス、とても勉強になりました。これからの創作にも気をつけて勉強させて頂きます。
ありがとうございます。

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齋藤様 評のお礼で御座います 喜太郎

評の方、ありがとうございます。
評の通りタイトルは悩みました。まだまだ考察が足りなかったと思いました。良い経験だと思い、これからも勉強させて頂きます。
ありがとうございます。

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夏生様 評のお礼でございます 喜太郎

今回もありがとうございます。
評の方、とても励みになりました。これからも自分自身、たくさんの色を纏って行けるように生きていけたらなと思います。
ありがとうございます。

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男の子 喜太郎

学校の帰り道
前を歩く女の子のスカート
サッとめくって走り去る
振り返ると泣いていた
友達が怒ってる
『うるせぇなぁ バーカ!』
走り去る 胸がドキドキしてる
帰って放り投げるランドセル
『泣いてやんの………』
胸の中モヤモヤが口をとがらせる
(ごめん)心の中の誰かが呟いた
眠れない夜 おかわりも出来なかった晩御飯
朝の登校 また前にあの子がいる
(昨日はごめん)
心の中で囁いて横を走り抜ける
胸の中ザワザワが頬を赤くする
立ち止まり振り向き
『バーカ』
友達が何か言い返してる
逃げるように走る 走る 走る
一番に着いた教室の中
汗を拭い窓から見える外は
真っ青な晴れなのに………

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私とマドリ  妻咲邦香

理由もなく濡れるのが嫌で
だから雨が嫌い
蔑まれてでも私を救ってくれた
その人から逃げ出して
遠い軒の下
晴れ間を待っている

だから世界に雨が降る
だから世界は濡れたがる

今日の雨宿りを忘れてしまうなら
これ以上大事なものはもう出て来ないだろう
今日の雨宿りに名前があったなら
二人にしかわからないあだ名で呼び合いたい
隣に立っている見知らぬ人と
今にも駆け出して行きそうな人と
最後まで残るつもりの私と
でも私にしかわからないもう一人の名前が
そこにある

濡れながら飛び出していった人を
黙って見ていた
アマヤドリ、お前も見てただろう
ようやく小雨になって空を見上げた私が
意を決して歩き出した
その後ろ姿を見送って、お前は存在の意味を失って
消えた
何の出会いも物語も産み出さぬままに

だけどアマヤドリ
アマドリ
マドリ
お前にだけは出会えた

夕刻を知らせるチャイムが鳴って
私がいつか思い出すのは
今日の雨宿りではないのかもしれない
先に駆けていったあの人こそが
もしかして
お前を思い出すのかもしれない

明日私が風邪でもひいたというのなら
そして熱でも出して寝込んだというのなら
お前は私の中でひょっとしたら
いつまでも、そこに暮らして

理由もなくすれ違うのが好きで
遊びながら生きている
時にはどちらかを傷付けながら
海の上にも雨が降る
受け止める人がそこに誰もいなくても
濡れることすら意に介さぬ鳥がいたとしても

それでも世界に雨は降る
それでも世界は美しい
と言いたい

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