MENU
1,677,765
固定された投稿

★★ << 2つの掲示板のご案内 >> ★★

◆ここは「MY DEAR掲示板」です。
詩をある程度の期間書いている方、詩に意欲的に取り組みたい方、詩人に向け成長を目指す方はこの掲示板をご利用下さい。
あなたの詩をしっかりと読み、評や感想を、しっかりと書かせて頂きます。
ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。

(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
あきらめてしまう前にMY DEARに来ませんか?
MY DEARは投稿された作品全部に評をお返しします。
本来、こつこつ実力をつけてから、賞などに挑戦するのが、スジだと思いませんか?
MY DEARはあなたのこつこつを、支援するところです。)

なお「MY DEAR掲示板」では、新規ご参加の際に、ペンネームとメルアドの届け出が必ず必要です。
これは掲示板内の安全を守るため、管理人に限って把握させて頂くものです(他へは一切出しません)
新規ご参加の際は、ページ一番下の「お問い合わせ」フォームから、必ず届け出をお願い致します。


◆初めて詩を書く方や、おっかなびっくり詩を書いてみようかなあーという方、
「MY DEAR掲示板」ではハードルが高すぎるよと感じる方には、別途、

   <<初心者向け詩の投稿掲示板>>
https://www3.rocketbbs.com/13/bbs.cgi?id=mydear

をご用意しております。(上記リンクから飛んで下さい)
こちらは、「メルアド届け出不要・いきなり書き込みOK・出入り自由」ですので、
なんら気にするところなく、いつでも詩を書き込んで頂けます。
誰でも、どんな人でも、気軽に詩に親しんでもらうための掲示板です。学生さん、小中学生の方も歓迎です。
投稿された詩については、詩を読んだ感想を、レギュラーメンバーの誰かが、手短なコメント(5行程度)で返してくれます。

どうぞご希望に応じて、各掲示板をご利用下さい!!!

編集・削除(編集済: 2025年01月02日 01:55)

夏生様  詩への評の御礼  鯖詰缶太郎

こんにちは。
遅くなりましたが、詩への評、ありがとうございました。
生きていると思いもよらないことが、良くも悪くも起こりえるよな、なんて考えながら書いてみました。

暑い日々が続きますね。
90を越えた、うちの祖母も朝の出来るだけ、涼しい時間帯に畑を見に行くよ、と言っていました。
まだ7月がやっと終わるなといったところなので猛暑は続きますが、体調など、ご自愛くださいませ。
次回もよろしくお願いいたします。

編集・削除(未編集)

懐かしき柴又  小林大鬼

はとバスツアーの終点の
柴又に近づくに連れて
父はぽつりぽつりと語り始めた

四十年前に研修旅行で
仲間と来たのが柴又だったと

小さな稲荷もある駐車場の脇の
老舗の鰻屋で食べたことがあると

黄色いバスを降りて
料亭みたいな中庭のある
懐かしき鰻屋を素通りして

寅さんが愛した
江戸の下町風情が残る
真っ直ぐな参道をそぞろ歩き

古めかしい箱庭の盆栽のような
柴又帝釈天にお参りして

寅さんの実家の
ロケ地を探しながら
草だんこを頬張り

最後に思い出の鰻屋に集まり
小さな鰻重を皆で味わう
二百五十年も続く伝統の味

二階から見えるのは
昔ながらの粋な横丁の町並み

男はつらいよ
恥ずかしながら
父も私も見ていない

蒸し暑い夏の日差しに蝉の声
鳴り響く下駄と風鈴の音が
父の記憶に木霊する

編集・削除(未編集)

三浦様、評のお礼  朝霧綾め

このたびは「優しい人」にあたたかい評を下さりありがとうございます。
つねづね優しい人になりたいなーと思っているのですが、なかなか難しく、疲れてしまったときにこの詩を書きました(笑)
なので少しひねくれた考え方になってしまっていたかと思います。このような考え方もあたたかく受け入れて下さり感謝いたします。

終連をお褒めいただきありがとうございます。どうやって終わらせようかなと迷って、結局これになりました。シニカルな着地、ということは正直に申し上げるとあまり意識していなかったのですが、確かに思い出してみるとそうかもしれないです。自分では気づかなかった部分を褒めていただき、くすぐったい気持ちです。佳作をいただきとても嬉しいです。

お忙しい中本当にありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします。

編集・削除(未編集)

キューブアイスちきゅう 松本福広

ウィスキーの中に浮かぶ丸氷。
飴色の液体に仄かに漂う燻ぶりを
次第にゆるやかに、まろやかにして、華やかにする丸氷。
それは、地球の歴史における琥珀の位置と似ている。

透明な氷漬けの地球は
銀河の透き通る黒や、星の瞬き、他の惑星の一粒の艶やかな姿を
透過させて、その姿を映し返す。
銀河系と呼ばれた姿は、人間の想像の限界で
さらにその先に進む〇〇系を映し出すことはできない。
内包されたものが、外側の姿を映し出すことはできないからだ。

凍れるアースボールは
恐竜を絶滅させたり、
人々に火を灯らせて、囲み、手を繋ぎあい、物語を作る余白を与えたかもしれない。
丸氷の白い部分はきっと物語。
化石は黒板。みんなで物語を共有するんだ。

凍れるアースボールと、限りなく透明に近い青の惑星は似ているようで似ていない。
紡がれた軌跡はどちらも短いかもしれないが。
生命たちはそっと手を繋ぎあう。
火を囲んで、マンモスの燻製、未来に伝わるウィスキーを酌み交わしあい、ずっと僕らが話し合ってきた物語を
花束にして、地球に捧げるんだ。

編集・削除(編集済: 2023年07月27日 08:02)

あの海へ 紫陽花

あんまり毎日暑いので
今は 水槽に私を泳がせている

朝が来ると
私は 酸素を求めて
水底から水面へ上る
私は息継ぎをする
そうして また ゆっくりと
水底へと沈んでいく
白い石と青いビー玉の
水底では時間が止まったよう

そのうち夕日が私を
呼びはじめる
私は 酸素を求めて
また水面へ上がる
夕暮れ時の空を見上げる
そして思い出している
防波堤に座ってあなたと
夕日を描いていた日々
水平線に夕日が沈むまで
オレンジ色を重ねた

こうやって水の中にいると
思い出すのは
あなたのことばかり
またふらっと帰ってきて
あの海辺に誘ってよ

編集・削除(未編集)

ごまか詩  妻咲邦香

詩はごまかし、ている
言いたいことを、ごまかして、いる
本当の気持ち、ごまか、している

ごまかさないで、伝え、たいけど
ごまかさないと、言えやし、ないので
結局ごまか、す

改行で飛ばす
句読点で引っかける
比喩を使って覆い隠す
愛した人はそれぞれいたよ
みんな元気にしているよ
会えない理由も何となくで
今じゃすっかり訳ありなのさ

存分に語ったか
後悔はないか
山の頂が、白い煙を吐き出して
もくもくもくもくと
そんな次々と湧き出る現実に
目も眩み、足もすくむ
だから

詩で、ごまかす
詩は、ごまか、す
上手くごまかせば、ほめられる
下手くそだったら、通り過ぎ、てしまう
夜毎くり返される、それは
1ミリグラムにも満たない、それは
ただの強がり
ただの照れ隠し
そしてただの、言い訳

編集・削除(未編集)

ウサギ先生  山雀詩人

とある町の動物病院
待合室は今日も満室

まるで小さな動物園だ

犬や猫はもちろんのこと
オウムにウサギ 両生類
トロピカルなカメレオン

すごいな 動物病院って
こんないろんな生き物を

そういえばまだ幼い頃
犬猫病院にいる先生は
犬や猫だと思っていた

だって人と動物じゃ
感覚が違いすぎるし
会話すらできないし

だから
犬には犬の 猫には猫の
お医者さんがいるんだと

ならこのドアの向こうには
どんな先生がいるんだろう

白衣まとった犬先生
聴診器つけた猫先生
カラフルなのはオウムかな
ウサギ先生は美人だろうな 
ただ問題はしゃべれないこと
それを言ったらみんな同じか

でもだいじょうぶ 問題ない
動物には動物式会話があって
ちゃんと通じあえるんだろう
もしかしたらヒトとヒトより

どんな会話をするんだろう
聞いてみたいな その会話
できれば僕も参加したいな

と そのとき アナウンス

やっと僕の番が来た
うちのウサギの番が来た

グリちゃん 先生のとこ行くよ

グリの耳がぴんと立つ
まるで何かを察したように

まさか

おそるおそる ドアを開けた
 

編集・削除(未編集)

闇は闇のままで  積 緋露雪

闇は闇のままでゐ給へ
これ以上光にその身を曝してはならぬ
闇が一つ暴かれる毎に
吾らは逃げ場を失ふ
それは真綿で自分の首を絞めるやうなもので、
闇なくして人間は一時も生きられぬことを知るべきなのだ。
それを知らずに光に希望を見てしまったのが運の尽き。
光に希望を見た基督(キリスト)でさへ磔刑に処され
今以てロザリオで磔刑に処されてゐる。
闇は闇のままこれ以上Spotlightを当てられて暴かれるべきではない。
何にも気付かぬものが闇を闇のままにしておくのを嫌ひ
闇暴きをしてゐるが、
それは古代の人間の墓を暴く物珍しさにも似て
闇に対する畏れと戦きが全くなきに等しく、
暴いた闇に祟られてゐることも知らず、
認識領域が広がったと馬鹿騒ぎをしては
闇の祟りで斃れて行くのだ。
それをFrontierと呼んで
周りが囃し立てるから
闇暴きは止まらぬやうに見えるが
闇の逆襲が始まれば、
黙示録のHarmagedonなどといって
右往左往と逃げ惑ふのが関の山。
これ以上闇を暴いてはならぬ。
闇こそ浄土の謂なのだから。

編集・削除(未編集)

高い目  理蝶

乱暴なカメラスイッチで街中のスクリーンに
女の裸が映し出されたのは
ちょうど凪の時間帯だった

LED粒子が意地悪く光って描像
西陽が右頬に熱く
俺は気づいたら
スマホのライトをつけそれを撮影していた

彼女は仏頂面 恥じらいはない
俺もならば恥じらいはない
頭をくすぐる微かな違和感
よくよく見るとそのスクリーンの
LEDの一つ一つは小さな小さな人間が発光していた
一人一人が曖昧な光を放ち
集まり彼女の裸を描いていた

俺はいつしか女の裸より
その発行する小さな人間を見つめていた
スマホのライトは光ったままただ茫然と

俺はふと空を見上げると
真っ赤な空に大きな目が!
まつ毛の長い大きな充血した目が!
やけに白っぽい小ぶりな太陽がその隣にある!

その目は俺をみていない
この場にいる誰もみていない
俺達が光らせたスマホのライツ
それらを総体として見つめている

俺達のライトも
あの目には女の裸に映るだろうか

しばらく瞬きもせずに
その目は俺達を見下ろしていた
大きな瞬きをした後
その目は確かに俺達を見た
その瞳孔をキュルリと絞り
俺達をしかと認識した
瞬間白い太陽の光が辺りを飲み込んだ…!

ライトのついたいくつものスマホだけが
街中の広場に落ちていた

編集・削除(編集済: 2023年07月25日 12:01)

齋藤様 評のお礼です 喜太郎

ありがとうございます。
表現の仕方ひとつで大きく変わるんだと改めて、とても勉強になりました。
ご指摘の方、よく考えて今後の創作に活かしていきたいと思います。
誠にありがとうございました。

編集・削除(未編集)
合計6374件 (投稿6374, 返信0)

ロケットBBS

Page Top