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編集・削除(編集済: 2024年09月10日 18:37)

夏詩  秋冬

真夏の陽射し
真昼の熱歩道

年々つらくなる
外回り

木陰を見つけ
寄りかかる

青い葉脈が
光を遮る

全力の鳴き声が
全身に沁み響く

立ち止まると
汗が噴き出る

夏空に
たゆたう夏雲

命懸けで鳴く蝉
命懸けで働く俺

命が輝き
命が霞む

目を閉じて
水筒の麦茶を飲む

水を飲むなと叱られた
夏合宿は遠い昔の記憶

蹴って走った仲間も
同じ空を眺めているのだろうか

編集・削除(編集済: 2022年08月11日 08:27)

忘れないで。 プラネタリウム

僕は下手くそな透明人間。
人混みをすり抜けて歩いてる。
上手く足を出せなくて転んだりして。
……でも誰にも見られてないし。
顔が赤くなったって知る人はいない。

生まれてこの方ずっと僕はこう。
泥水を浴びたりしたって濡れるだけ。
……でも誰にも知られてないし、
呟く独り言だって空気だけが聞いてる。

綺麗なタンポポが道端に咲いていた。
摘んで眺めてみる。
黄色い花びらがとってもおキレイ。
ふわふわ浮いてるタンポポなんて見間違い。
……気にする人なんていやしないし、
世界の片隅に僕ひとり。

天気予報通りの雨が降り。
傘を忘れてタンポポ片手に僕は小走り。
『雨に唄えば』の真似なんかしちゃったり、
楽しくなってステップしたり。
……たららん、らったんたん、たんたん。
たらんらんらん……。

誰かの傘が僕の花を吹き飛ばす。
あ、なんて声は雨音に消えてった。
拾ってみたって元には戻らない。
……なんでだろう、心が痛い。
通り過ぎてく傘の群れ。
……どうしてかな、胸が締め付けられる。

透明人間が流す涙は誰にも見えない。
散った黄色の花びらに落ちるのは、
雨粒だけじゃないってこと。
知ってるのはこの僕ひとり。

ごめんね、ごめんね。
摘んだのが僕じゃなければ、だったね。
今更遅いね。

編集・削除(未編集)

幻想と不安の空

無風の蒸し暑い
七月最後の夕暮れ

遠くに紫峰の筑波山

熱気を帯びた夏の空が
薄鼠色の厚い雲に覆われ
大噴火した桜島の形になる

終わらない感染症と
戦争と災害に狂う世界

あの不気味に広がる煤煙は
先の見えない未来のようだ

編集・削除(未編集)

鐘の音は求めている  荻座利守

私は数字になって
しまいました

私は一人の人間ではなく
一個の数字と見なされたため

あのすさまじい
熱線と爆風によって

立ち上がる不気味な雲のもと
この地上から永遠に
消し去られてしまったのです

あなたも数字に
なってはいないでしょうか

あなたには
あの鐘の音が聞こえますか

あなたは
答えを持っていますか

正しい答えを
探していますか

鐘の音は
今でも求めています

答えよりもまず
問いを持つことを

正しい問いを
探し出すことを

正しい問いが
見つからなければ

正しい答えには
決して
たどりつけないのですから

数字は
問いを持てません

あなたが一個の数字と
なってしまう前に

どうか正しい問いを
見つけだしてください

鐘の音は今でも
あなたにそれを
求めているのです

編集・削除(未編集)

風鈴  ゆき

最近物忘れが酷くなってきた
年をとると仕方ない と言う前に
娘が心配そうな顔で
一度 病院で診てもらったらいいよ

そうしたいけれど
今はコロナのせいで病院に
行くのも怖い

昨日は雨だったので傘を持って出かけ
そのまま電車に忘れてしまった

今日は昔好きだった俳優の
名前が思い出せない
ほら あの人よ 昔よくテレビに出ていた

首を傾げる娘

庭の植木が枯れてしまったのは
水やりを忘れたから

お弁当におかずが入ってなかったのは
寝ぼけていたから

そう寝ぼけていたから
忘れた訳じゃない

庭にいつの間にか生えてきた
夕顔が風に揺れて
風鈴がチリンと音をたてた

もう20年も前に行った旅行先の
風鈴市場で買って来て以来
可愛らしい音を聴かせてくれる

そんな事は覚えているのにと
ため息をついて風鈴を触ったら
またチリンと音がして

気がつくと娘が庭に出て
植木に水やりをしていた

お母さんの好きだった俳優さんが
誰だか分かったよ
後で教えてあげるねと

今はいない私の母にそっくりな
えくぼを見せて笑った

編集・削除(未編集)

島様、ご詩評の御礼  もりた りの

島様、お忙しいところ「世界の果ての境界線」にご詩評くださり誠にありがとうございます。
身に余るお褒めの言葉を頂戴し、大変恐れ多く思っております。
詩についてどこかで書いたことがあるのでは、とのコメントがありましたが、これまでいくつか詩の雑誌に数回投稿したことがあるのと(掲載されませんでした)、思いつきで昨年自費で本を出したくらいです。書きだしたのは2年くらい前からで、理系出身ということもあり手探りで創作しております。
「どこかで書いてましたか?」の質問に、「MY DEARで」と答えられるように、精進して参りたいと思います。
MY DEARは、先生がたに読まれてるという喜びが格別で、なんとか続けて参りたいと考えております。
引き続き何卒よろしくお願いいたします。

編集・削除(未編集)

三浦様、ご詩評の御礼  もりた りの

三浦様、お忙しいところ「朝顔のつぼみに」にご詩評くださり誠にありがとうございます。
この詩は締切間近の月曜日の夜に帰宅の電車の中で、うんうん唸りながら考えました。
なので投稿が日付が変わる直前になってしまいました。
投稿してからも、最後の1~2連のところがどうもしっくりこなくて推敲しておりました。
本当はしっかり考えたものを投稿すべきなのにすみませんでした。
花でもつぼみでも葉っぱでも、みんなそれぞれ咲くので、この詩も隅っこで咲けるように
育てられたらと思います。
引き続き何卒よろしくお願いいたします。

編集・削除(未編集)

邪魔だ  もりた りの

闇を追い掛けて闇に隠れる
漆黒に逃げ場を求める

黒い繭が意識に巣食う
震えが止まらず胸を暴打する

暗黒に逃亡する
隅を求めて隅に隠れる

いつまでも逃げ続ける
足元が見えず足を滑らせる

強振する繭を抱えてうずくまる
差し込む一条の朝陽

広がる草原に青碧の空
緑草に降り注ぐ強烈な日差し

眩しさに網膜が滅する
幾億の光線が繭を包囲する

光が黒い繭を締め付ける
縛られ膨らみ破裂する

光が粉々の意識を吸引する
引力に抗いつま先に力を込める

芝生を踏みしめる
ゴム底で力が入らない

どうしてわたしにかまうんだ
光よわたしを放っておいてくれ

もういいんだ
もういいんだから

いいんだ
いいんだから


だから

蹴り上げて靴を放り投げる
あああっ、靴なんて邪魔だ

光に身をゆだねる
光に身をささげる

足が滑る
靴下なんて邪魔だ

黄金色に焦点を合わせる
わたしはかける
 
足にまとわりつく
スカートなんて邪魔だ
 
風に絡む
髪なんて邪魔だ

袖が擦れる
ブラウスなんて邪魔だ 
 
涎が垂れる
見栄なんて邪魔だ
 
汗が出る
化粧なんて邪魔だ
 
喉が乾く
水なんて邪魔だ

息が苦しい
呼吸なんて邪魔だ
 
腕が上がらない  
体なんて邪魔だ
 
もう止まりたい
意識なんて邪魔だ
 
体が動かない
わたしなんて邪魔だ
 
あああああああああああっ
何もかも邪魔だ
 
わたしはずっとかけたいんだ

編集・削除(編集済: 2022年08月09日 23:02)

幼なじみ  ふわり座

君は、君に、君が、君と、君なら、
君ほど、君なんか。
僕は色んな君を知ってる。
君がいなきゃ僕は立ち上がる事も
出来なかったかもね。
ホントに感謝してる。

一緒に居てくれて有難う。。。

って君は言う。それはこっちのセリフだよ。
不思議だね。君との関係はいつになっても 
新鮮なままで。これからもずっと
そう言う関係なんだろうと思える。
なんだか誇らしい気持ちになるよ。

子供の頃、君がブランコから落ちて
泣いている君に僕は手を差し伸べた。
君の手は僕の手より小さくて、少し
汗ばんでいた。

それが出会いだったね。

それからというもの君と一緒にいると
ドキドキが止まらなくて。
戸惑う自分が少し情けなくて。

昔、誕生日にプレゼントしたミサンガ。
今でも付けてくれてる。鼻が高くなる。
凄く嬉しいよ。
今度は旅行にでも誘おうか。
お風呂上がりにマッサージしてあげる。

貴方が考えてる事なんてお見通しだよ。

って君が言う。
なんて事だ。僕の心のセキュリティー
どうなってんだ。
まあ、隠すような事なんてたいから
別にいいけどさ。
僕だって君の事ならお見通しだよ。
なんでも器用に物事をこなす。
でも、かなりドジで苦笑い。
そして何処までも真っ直ぐで。
誰よりも優しい。

お願い。
これからも僕の中のダントツトップで
有り続けて下さい。

編集・削除(未編集)

いただきます 紫陽花

ぬか床から茄子を取り出した
掴み方が乱暴だったのかな

茄子がきゅーって鳴いた
美味しそうだった茄子が

きゅーって鳴くから
まだ、お皿に乗せたまま私は
ちょっとシワシワになって
頼りない茄子に話しかけてる

ド ウ シ タ ノ ???


先週のこと、茄子はお友達のとこからやってきた
丸くて極上の紫
傷ひとつないピンと張ったお肌の美しい茄子

澄ました顔で私のボウルに入る

ぬか床の準備はできてるよ
ふかふかほんわり味噌の香りがする私のぬか床

さあ、茄子よ 入ろうね
ぬか床を少し掘って

ゆっくりおやすみって声掛けた
茄子の眠りはゆっくりと
1週間くらいぐっすりと

毎朝そーっと起こさぬように
ぬか床ベッドを整えた

そんな可愛い可愛い茄子を
私はやっぱりどうして食べられようか

いやいや、食べたい、美味しそう

そうだ、この詩を捧げよう
そしてきっと成仏した茄子を
大事に大事に頂こう

編集・削除(編集済: 2022年08月08日 11:59)
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