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夏生様。
忙しい中、丁寧な感想を頂きありがとうございます。
初めまして。おおたにあかりと申します。最近は、なかなか作品が思うように書けず、投稿出来ないことが多いですが、頑張っていきたいとおもいます。ナツノカゲに、夏の終わりの切なさを感じてくださったようで嬉しかったです。
これからもよろしくお願いします。
お待たせしました。9月20日から9月22日のご投稿分の感想と評です。
「手習い」 暗沢さん
暗沢さん、はじめまして!ご投稿下さりありがとうございます。
僭越ながら御作「手習い」の感想を送らせていただきます。
はじめての方は感想のみとさせていただきますので、ご了承ください。
カメを漢字で書いてみようから、はじまる面白さ。
旧字体ってこんな形なんだ、と驚きながら試しに書いてみました。
書き順があっても書けない…。どうなっちゃってるの?と何度も見直しました。
挑戦した人の苦戦するであろう箇所を
描写しているところは、そうそう!そこが難しいんですと
共感しながら読みました。
実際に書いてみて、易い中にいては気づかなかった、知らなかった
漢字の奥深さ、難しさの中の面白さを楽しむことが出来ました。
なかなか侮り難いカメという漢字を堪能できた一篇でした。
「六畳」理蝶さん
理蝶さん、はじめまして!ご投稿下さりありがとうございます。
僭越ながら御作「六畳」の感想を送らせていただきます。
はじめての方は感想のみとさせていただきますので、ご了承ください。
眠れない時間に感じる焦り。「朝になっても変わらないだろうけど 朝にならねば変わり得ないこと」に思いを巡らせます。朝に期待をしているわけではないけれど、この状況からは抜け出したい。もがくような苦しさとは違った苦しさが主人公の心の中にあって。
冷えた桜桃を齧る、随分前に買ったということは熟すまであえて待ったのか、忘れただけなのか。齧る、という言葉に味を楽しむより衝動的なものを感じました。
「何かが待っているのか どこかへ行かねばならんのか 暗がりの中唸り続ける」
どこかへ行きたい、どこへでも行ける、ではなく、行かねばならない、と自分の意志とは反したこと、すでに決められたことがあって、拒むことができない苛立ちのようなものを感じました。
苦しさと寂しさが漂う作品ですが、読んでいて苦しくならない。
自分だけではないのだ、と心の奥底にしまった暗い気持ちが癒える一篇でした。
「クジラ」山雀詩人さん
山雀詩人さん、今回もご投稿下さりありがとうございます。
僭越ながら御作「クジラ」の評を送らせていただきます。
バスにも顔がある。自信満々ではなく困った顔。叱られた犬みたいに
悪びれた顔とあって。可愛らしいなぁと思うと同時に謝らないバスの運転手との対比が
ユニークで、面白いと思いました。
そんなバスを労う主人公もいいですね。心があたたかくなります。
待つことが苦手な人が増えている世の中で、ふと心がほぐれるあたたかい一篇でした。
御作佳作とさせていただきます。
「ナツノカゲ」おおたにあかりさん
おおたにあかりさん、はじめまして!
僭越ながら御作「ナツノカゲ」の感想を送らせていただきます。
はじめての方は感想のみとさせていただきますので
ご了承ください。
夏の終わりを感じさせる一篇でした。
ここ数年の夏は、酷暑、猛暑と厳しい暑さに参ってしまいました。
一連目の何の音?と、音のクイズから入るところから、三連目からの夏が過ぎてゆく流れ、
よかったです。最初とリズムが変わっていく面白さは音楽に似ています。
「麦わら帽子を脱ぎ 立ち上がる 女の子が ひと夏をあっさり またいで飛び越える」
この女の子が夏になって消えたのか。夏を連れて行ったのか。
さみしさの余韻から夏の残り香を感じる一篇でした。
「キャラメル」cofumiさん
cofumiさん、はじめまして!
僭越ながら御作「キャラメル」に感想を送らせていただきます。
はじめての方は感想のみとさせていただきますので、ご了承ください。
キャラメルは、包みを開かれないまま時が過ぎた状態で、ベトベトに溶けて。
こどもの頃の記憶から満たされなかった愛に思いを馳せる。
大人の目の色を確認するという描写から、キャラメルを食べながら、手をベトベトにさせるこどもになれなかったことの、寂しさを感じました。
開かれないキャラメルはまた溶けていく。腐ることも傷むこともなく溶けていく。
癒えることのない心がそこにあるような一篇でした。
お願いがあります貴方
もしもそちらで神様に会ったら
聞いてくださるでしょうか
私から貴方を奪ったあの人のことを
許さないことは罪でしょうか
貴方なら何と答えますか
一度きりの過ちと知って
それでも受け入れられず
傷付けました
罵りました
忘れようとして
忘れられなくて
あの人の偽りの無い気持ちがそうさせたのか
私はどうすれば良かったのでしょう?
弱い生き物なのはわかってます
それは開き直りではなく
あくまで言葉の上で
それでも見知らぬ優しさに触れ
閉ざされてた心が揺さぶられ
そんな時、何が変わり
何が始まるのでしょう?
貴方のいる同じ場所にいつか行けると信じられたら
私は背筋を伸ばそうと思います
あの人の優しさが深い霧で曇らぬよう
私が悲しみの雨で染められぬよう
どうぞ背中を押してください
それが出来るのは貴方しかいない
今の私には
明日、手紙を書きます
その時は少しでも気持ちが晴れやかで
出来れば空も晴れてますように
力をください
こんな私に
勇気をください
届きますように
あの人へ
偽らざる今の私の気持ちが
届きますように
これからは私の償いが始まります
どうか静かに見守っていてください
そしていつか本当にまた会えたなら
少しでいいから褒めてください
いいえ
いっぱいいっぱい
褒めてください
貴方へ
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敢えてバックボーンを書かないで投稿します。わかってしまったらそれでも結構です。よろしくお願いいたします。
台風の夜の
季節工場には
いつもどこかに飴を忍ばさせた
どこにでもいるような
人たちが集まっていて
ベルトコンベアから流れてくる
空色の薄荷飴を
せっせと割りつづけています
カリンッ
カリンッ
と
割れたところから
胸をすうっと通りぬける
風が生まれます
そうして台風の去った
しずかな朝
工場の窓を開け放てば
街は秋になるのです
仕事を終えた人たちは
砕けた薄荷飴を受け取って
いちばん最初に
分け合いたい人の元へと
帰ってゆきました
息子が2歳の頃 動物園で一目惚れした 白熊のぬいぐるみ
くまちゃん てそのまんまの名前をつけて
息子は毎日朝から晩まで一緒
おやすみの頬ずりをして
起きたら空色リュックに入れてお出かけ
そのうちおままごとにもペットとして加わってたね
1回だけ 商業施設に忘れて1週間くらいくまちゃんをお泊まりさせてしまったこともあった
その時は忘れ物ボックスで待っててくれたね
くまちゃん白い白いと思ってたけど
我が家に来た頃の写真と比べると今は少し灰色熊だね
灰色熊は みんなを優しく受け入れた証かな
私なんて いつも好きか嫌いか
いいか悪いか 白か黒か
なんでも決めつけて 誰かを大嫌いになることもある
誰かを傷つけることもある
時には灰色って大事だって分かってるのに
それに引替え
うちの白熊は何年も何年も家族と友達と知らない人と触れ合って
いつの間にか優しい灰色に変わってた
白でも黒でもない曖昧な優しさの灰色熊
今日も白でもない黒でもない中間の灰色で私を受け入れてくれる
私の心も優しい灰色になれたら
三浦志郎様、「独走」に評をいただきありがとうございました。テーマはそのものずばり「マラソンランナーの孤独?」なのですが、土台がちょっとまだ不安定で迷いが見えます。確かにこのトーンで行ったら間違いなく一人称は「俺」ですね。書き始めはチラッとは考えたのですが、なんとなく「俺」にしてトーンを揃えてしまったら有りがちな現代詩で終わってしまわないかという、ちょっとやらしい考えが出て来てしまい「私」にしてしまいました。再考の必要ありかもしれないですね。
終わりへの持って行き方も、これは構成をミスったかもしれません。此処に至る伏線を前の部分でちゃんと挿入すべきでした。これだとただの奇妙なドンデン返しみたいになってしまってますね。鋭いご指摘ありがとうございます。またよろしくお願いいたします。
島様
ご感想ありがとうございました。
細かい所まで読んでいただき、また、マルとのお言葉もいただき、とても嬉しいです。
ご指摘の点についても、確かに…!と納得です。
また投稿させていただきます。
今後もよろしくお願い致します。
お風呂に入って
白い石鹸で
身体を洗っているとき
過去も今も未来も
ぼんやりと湯気でかすんでいるので
私はぼうっとただ微笑むだけ
ぼうっとした頭で
悔しかったことや、嬉しかったことを考えても
石鹸の泡が
ふわふわもこもこ 覆い隠し
隠された分だけ忘れてしまう
曇った鏡に映る ぼやけた輪郭を見て
ああ、私はきれいかもしれない と
眠たい頭の隅で 声がつぶやく
打ち消すのも面倒なのか
きれいと思って 眺め続ける
お風呂から出た
洗面台の鏡は曇っていないのに
眠たい目でゆっくりと ウインクしてみる
濡れた髪から水滴がしたたって
なかなか美人かもしれないと思った
ゆっくりとゆっくりと、一歩ずつ一歩ずつ
立ち止まることがなければ確実に前へ進んでいるんだよね。
なんの違和感もなく一日を終える。
何が僕を落ち着かせているんだろう。
やっぱりいつでも優しい微笑みで僕を包んでくれる
君の存在が大きいかな。いつかちゃんと御礼しなきゃね。
その時はとびっきりの結婚指輪をプレゼントしよう。
なんて考えてると胸が躍る。まるで少年に戻ったかのように。
プロポーズはいつにしようか。君に初めて出会った日がいいかな。
子供は暫く欲しくないな。君と二人の時間をもう少し味わっていたい。
君も同じ気持ちなら嬉しいな。
君に会うまでの僕は暴れる事でしか自分を表現出来ない人間だった。
でも君に出会ってからは夢を持ち真っ当に生きていくと決めた。
君もまた一生僕を支えてくれると約束してくれた。
その言葉に僕は涙を流したっけ。高々口約束。
昔から色々と裏切られてきた僕だけど君の事だけは信用出来るんだ。
なんでだろう君が側にいると心の底から安心できるんだ。
何を演じる事もなく、本当の自分でいる事が出来る。
僕の瞳に映る君。君の瞳に映る僕がお互いを信じる証。
何度も感じてきた胸の鼓動が僕達の愛の印。
あとはお互いの夢が叶えば思い残す事はない。
どうか僕達の歩んだ道に間違いはなかったと願う。
そしてこの先の未来よ。
Glory to our destination。