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編集・削除(編集済: 2024年09月10日 18:37)

齋藤純二様 評へのお礼  山雀詩人

「憂世」(9/14)に評をいただきましてありがとうございました。
佳作とのことでたいへんうれしく思います。

最後から二連目についてのアドバイスも参考になりました。
なんとなく、話を元のネガの状態に戻すことで、
まとまりがつくように思いましたが、
ポジのまま続けたほうが良かったとなると、
最後どうまとめようかな、ん~、けっこう難しいですね、
しばらく考えてみます。

ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

編集・削除(未編集)

詩の評、お礼です。  じじいじじい

いつもお世話になっております。
詩の評、有難うございます。
ご指摘のとおりひまわりママとセミのなっくんの親子エピソードや2人が天国に行ってからの再会の喜びなど書くべきでした。

これからも宜しくお願いします。

編集・削除(未編集)

去りゆく夏 麻月更紗

八月が去っていく
音もなく けれど 確実に
去っていく

終わらなかった夏休みの宿題みたいに
私はまだここにいたい

むせかえるような暑さがみせた
陽炎の中に
ゆらゆらと漂っていたい

頬を伝う涙を流す夕立の中に
ずっとずっと 立っていたい

編集・削除(未編集)

殉職 紫陽花

仕事中に 蚊を叩いた
パチンと叩いた手を開くと
赤い血と黒い蚊の標本
小さく軽い赤と黒の点は
私に重く伸し掛る

蚊は蚊の仕事をしていた
命をかけて
黙って静かに体が重くなって
ヨロヨロしてしまうくらい
私はどうだろう
そんな必死な蚊に気を取られて
大騒ぎして私の仕事は止まってた
彼女は子孫を残すために命をかけて
血を吸って
私は来月のご飯を食べるために命をかけて仕事をしているだろうか

私はこの尊い殉職を今日の夕日に報告した
私の同志だったような気がするんです
(私の仕事だって疎まれることもある)
大きな夕日はいつも通り真っ赤な顔して潤んでた

編集・削除(編集済: 2022年09月19日 14:57)

ひとりぼっちのクジラ 喜太郎

広い 広い 海で

大きな 大きな ひとりぼっちのクジラ

小さな 小さな たくさんの魚たち

ひとりぼっちののクジラ

寂しくて 寂しくて 泣いてます

小さな 小さな 魚たちは

かわいそうで かわいそうで みんなで考えます

小さな 小さな 魚たちは

集まって 集まって クジラの形を作ります

ひとりぼっちのクジラは 嬉しくて 嬉しくて

また泣いてしまいました

でも その鳴き声は 悲しそうには聞こえませんでした

ひとりぼっちだったクジラは

広い 広い 海を

たくさんの仲間たちと泳いでいます

編集・削除(未編集)

2022/9/13(火)〜2022/9/15(木)の感想と評になります。

柿     妻咲邦香さん 9/13


今回は評というより感想になりますかね。
一連、まだ青い実が自身の短命について匂わせ言っているようですね。二連、三連では語り部が青い実にとって冬が来ることが、大事な話とわかっているけど、あんまり気が進まないが聞いてやっているという様子が目に浮かびます。それでも、そこには薄らと慈悲みたいな感情があるのでしょう。そして、それ以上の感情移入をせず、青い実の明日かもしれない話を距離感を保ちつつ聞いている雰囲気が上手に表現されています。
いつもパンチ力のある妻咲さんですが、今回はボクシングでいうとジャブがなく、相手を揺さぶることができずストレートも効いていない状態のようです。青い実の語る口が止まらない話の内容をもう少し聞きたかった気がします。短い詩は短いほど難しいようです。

評価は「佳作一歩前」です。





ソラという名の宇宙     カタコトさん     9/13


初めましてカタコトさん。齋藤と申します。何卒、よろしくお願いします。

寂しがりやさんが空を眺めているかな、と拝読しました。誰かも見ていればいいのになあ、なんて思っているのでしょう。私は電車内から朝日を見ている時、周りにいる知らない人にほらほらあれ見てみなよ綺麗だよねえ、なんて教えたくなることありますね。そんなことを思い出しながら……。こちらのソラは作品として皆さまに拝読(誰かが見ている、読んでいる)されていることをでしょう。そして題名が一連の上に大きく広がる宇宙として綴られているのが、とてもインパクトがありますね。作品には宇宙的なイメージはないのですが、全体の綴りを絵として見たらアリかもしれません。ソラを眺めている心情が上手に表現されています。また「そうしている」という言葉を挟み構成され詩的な感じがとても出ていると思います。いろいろ作品の言葉を組み合わせて他にも構成できそうですね。


そして
鳥がとんでいる

そして
ただ雲がある

そして
ぼくが見ている

そして
ソラと宇宙の境目を
あなたも見ている
(ああ、これ隣に誰かいますね)


ちょっと遊びながら作品を膨らませてみてもいいかもしれませんね。またのカタコトさんの作品を楽しみにお待ちしております。もう少し長めの作品を希望っ。





みじかいなつ     じじいじじい さん     9/14


トンボのぼくとひまわりのお母さん、夏の親子という設定がとてもユニークでいいですね。トンボが飛び始めて描き出される「みじかいなつ」、季節が変われば消えていく生き物の刹那、自然の摂理をあらためて感じる作品になってますね。
こちらの作品、ボクが弱りそしてさよならをして、ママがボクを忘れない、といって括っています。この中で、僕の辛い状態をママが包み込む優しさがとても感じられていいですね。ただ、欲をいえばお子さんへ伝える作品なら、このふたりの楽しかったエピソードを入れることにより別れの辛さがもっと伝わり、ママとボクとの愛の深さも感じられた気がしました。また、これは個人的な意見になると思いますが、ママはひまわりなのですぐにボクのことを追って空へ向かいますので、ふたりの「みじかいなつ」として、空の上でまた出逢えたらもっと素敵な話になるかな、と。

会話している文と語り部の文が同じ連で混同しているところは、連を分けた方が拝読しやすいと思います。あと会話文で、い抜き言葉とそうでないところがありますので統一されてください。

じじいじじいさんの場面を伝える技量はピカイチです。きちんと説明をしながら語る手法もバッチリ。詩へのカロリーも高い。どんどん書き続けてください。

評価は「佳作一歩前」です。





起源     みかめ さん     9/14


初めましてみかめさん。わたくし齋藤と申します。何卒、よろしくお願いします。今回は感想を書かせていただきます。

海は人の喜びと悲しみしか知らないと思っている少女が、海に話を聞こうとすると言葉はなく月光が散りばめられていたんですね。そこで、少女が愛を知る。この海面の反射光を見てなぜ愛を知ったのか、ここは読者がぐるぐると発想を巡らせ作品を完成させる構成になっています。個人的にはこの少女が喜びや悲しみ以外の感情を海は知っていることに気づいたのかと思いました。そしてこの時点では喜びや悲しみのない少女が、自分の平穏にある幸せみたいなものに気付かされて、愛を知ったのだろう、なんて拝読しました。
詩人から旅立った作品は、その世界で楽しませてくれますね。ありがとうございました。
またのご投稿を楽しみにお待ちしています。欲を言えば、もう少し長めの作品を拝読させていただきたいですね。





剪定     Lisztさん     9/14


こういう作品を拝読しますと、「ああ、日本人に生まれて良かったなあ」なんて思いますね。日本人でなくとも花木を大事に思う人々はもちろんいると思いますが、「切る」「剪る」のニュアンスを感じたり、八百万の神ではないですが、生き物や物にも敬う精神があるというのは、人間としての最高の豊かさなんだろうなあ、と感じます。
そして、そのような心持ちからこちらの作品では花木の声が聞こえてくるから、といったお話もたいへん素敵に思い拝読させていただきました。Lisztさんの優しさの滲み溢れている作品ともいえましょう。「剪定」がとても楽しそうですね。素敵な休日です。

評価は「佳作」です。





憂世     山雀詩人さん     9/14


休日の海に飛び込んだんですね。労働から解除されネガティヴ憂世から、ちょうとポジティブ傾向のある浮世への沈まないベットでの至福なひとときを共有しながら私は、ふとんの中で拝読しタブレットにワープロ機能に評を打ち込んでいる次第です(しっかり机に向かってやりなさい、と言われそうですが、私もぷかぷかとこちらの作品を楽しみながらで失礼します)。
ひとことで言うと「分かる〜その気持ち」って感じです。死海を想像されながら、この浮かんだ様子を上手に伝えていると思います。塩分が強く魚も住まぬ湖と誰もいないこの部屋(「誰も住まぬ我が憂鬱」この表現がいいね、ですね)と似ていて、この意味なさ加減がいいんじゃないの! 的な表現も面白く拝読させてもらいました。最後から二連目の「涙こらえて浮かんかね」の歌を詠むような流れも良かったのですが、「涙こらえて」の言葉で気持ちが振り出しに戻ってしまった感じがちょっと残念だったかな、と思いました。話の流れが吹っ切れて楽しんでいるようだったので……。タイトルが憂世そのものではなく、そこからどこへ向かっている作品のようなので、浮かんでいるイメージを付け加えると良いでしょう。

評価は「佳作」です。





ブルームーン     hikikoさん     9/14


寂しさや孤独から大人になれない哀れな感情を詩へ具現化された前回の「人と人形」。今回は人形が月になり、今の自分(もしくはあなたという人物)をどこかへ連れさってくれる救いというか、快感みたいなものがあるのかな、と思いながら拝読しました。「26%の魔術」は亜酸化窒素、酸素濃度のことだろうか、いずれにせよブルームーンは陶酔させてしまうようですね。幻想の世界には何か、誰か、の姿を見ることができるらしい。それは癒しなのか、救いなのか、完全な愛に続いているのだろうか、といろいろと想像しながら拝読できる作品でした。「奇跡的な出会い」「完全な愛を願う」と「あなた」へのメッセージになっている。語り部がもしかしたら「あなた」の奇跡の人でGODなのかな、なんて想像してみますと壮大な気分になり拝読できる作品ですね。
最後の二連で、目が覚め、締めの言葉で切れていますが、ここをもう少し丁寧に繋ぎ全体を包括できていれば最高だと思ます。ご一考くださいませ。
評価は「佳作一歩前」です。





台風14号、お気をつけてください!

編集・削除(編集済: 2022年09月19日 09:55)

私のことだね お母さん  まるまる

大人の求める結果しか
出そうとしないね 今の子は

バスの中
後ろの席から届く声
どこかのお母さん達 かな

「今の子」ではないけれど
ずんと来た 
私のことだ

そのとおり
いつかはチャレンジ
見返してやる
そんな思いはかかえているけど
今 じゃない
はみ出せない
はみ出さないとわかっていても
どう見られるか
背中を気にして
ビクビク

立ち居振る舞いの物差しは
他人

そんな自分が大嫌い
堂々とできない
自信もない
大嫌い
イライラする
じれったい
髪搔きむしってぐしゃぐしゃにしたい

だけどね お母さん
そう 教わって来たんだよ

どんなにきれいに漢字が書けても
書き順の違いではじかれた
手放しで褒めてもらうため
ゴールのあるのはコースの先
右の人
左の人
良い顔はみんなと同じ顔

大人の教えをよく聞いて
ここまですくすく育ったら
自分を晒すその前に
蓋する癖がついていた
そういう癖が身につくように

私たちは
出来上がった

戦争に負けたからかもしれないけど
お母さんたちが 育てたんだよ

編集・削除(未編集)

寅さん慕情

コロナ禍の波が治まりかけた秋
帰省の夜に母と二人で寅さんを見る

テレビの中の寅さんは
かもめのような渡世人

不器用な哀しい恋と人情に包まれながら
旅先と柴又の間を行き来する

寅さんの愛した葛飾柴又は
昔ながらの下町で彼が帰れば大騒ぎ

家族を巻き込み終わる頃には
一人ふらりと旅から旅へ旅がらす

柴又駅のホームを見ながら
遠き昔を懐かしむ

寅さんを知らずに旅した柴又は
昭和の寂れた参道が帝釈天に続くだけ

駅前に寅さんの蒼き銅像が
一人ぽつんと待ちぼうけ

編集・削除(編集済: 2022年09月18日 18:19)

台風にご注意下さい。  島 秀生

今回の台風は非常に大きくて移動速度の遅い台風なので、被害が甚大になる心配大です。
特に九州地方のおいては最悪の状況なので、充分にご注意下さい。

また、台風が完全に弱くなりきらないで、東北地方通過の模様ですから、
りんごの木も心配です。以前のりんご台風を思い出すところもあります。

できることは限られるのですが、台風の進路にあたる地域の方は、充分にご注意下さい。
雨量が多い時に、水路に近づくのもダメです。ふだんちょろちょろの水路でも豹変しますので。

編集・削除(未編集)

雨音様、評のお礼  朝霧綾め

このたびは「ため息の旅」に評をくださりありがとうございます!
今もういちど読み直してみて、おっしゃる通り「ため息」が多いなあと感じました。半分以上の連にあって、ここまでたくさん書いたとは思っていなかったのでびっくりです。気を付けたいと思います。言い換えの表現を見つけるのはまだあまり得意ではありませんが、少しずつ練習していきたいです。

最後の「どんぐりを揺らしにいった」は実は少し不安だった部分です。
この詩ではため息たちの世界が広がっていく感じを書きたかったので、最後は遠くの場所を登場させたいな、と思っていました。そこで思いついたのが「どんぐり」だったのですが少し冒険しすぎてしまったみたいです。雨音様がお示しくださった、木々の葉っぱをため息が揺らして落とす、というのはほんとうに素敵で、様子も浮かびやすく、とても参考になりました。

雨音様から佳作をいただけたのは初めてで、とても嬉しいです。
いつもあたたかい評をありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします。

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