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編集・削除(編集済: 2024年09月10日 18:37)

日常

朝、覚める。

手。うごめく。まどろみの中。

ふり向く。あいた戸。不穏。

下の階。ニュース。薄暗い。

ブラウン管。男性キャスター。女性キャスター。

リモコン。手を伸ばす。手がとる。

ピッ。
…………………………………。

男性の声。テレビに意見。言い続く。ひとり。

「そうだよなあ!」
「無言。」

9歳の壁。植え付けられる価値観。

女性の声。不満。「できてない」。怒る声。
言い合い。ケンカ。同意。ひっぱられる。

うでが、ちぎれる。
「痛いよ。痛い。」

声が出ない。

こえは、でない。

朝が来る。
始まらない。

させられる。
あさはきた。

編集・削除(未編集)

標的   小林大鬼

男達に捕らえられた犯人は
影の薄い眼鏡の男だった

道に転がる手製の改造銃

狙撃の瞬間白煙とともに
花火のような二発の破裂音

混乱する駅前の遊説現場
撃たれた元首相は心臓が止まり
道端に倒れて病院に運ばれたまま
二度とこの世に戻らなかった

犯人の動機は悲しい境遇と運命に
翻弄された不可解な増幅された怨み

無謀な暗殺計画は男を堕天使に変えて
非情な狙撃手として標的を付け狙う

目的が達成された時に
不幸にも男は時の人となる
令和の最悪な暗殺者として刻まれる

元首相は死と引き換えに
日本の偉大な人となる
襲撃された祖父の運命をなぞるように

世界は希望を失い涙に暮れて
栄誉と感謝に包まれる

標的はまた新たに変わる
無責任な多数の声と憶測が
事件の行方を捻じ曲げる

編集・削除(未編集)

渦 プラネタリウム

夢への道程は見せびらかすものでなく
人生の過程は知らしめるものでなく
一時の情によって果てに届くもの

夢の頂で嬉し涙を拭えばよくて
人生の終演で生き方を決めればよくて
そこに至るまで人はみな盲目だ

もがいてあがいて苦渋を舐めても
休んで癒されて美酒を煽っても
どうしようもないほど己が存在するだけ

青二才の生き方とはかくありき

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島様 詩の評のお礼  エイジ

島様 詩の評をありがとうございます。

お礼遅くなりました。すみません。昨日は透析だったので、どうしても書く気になれませんでした。

オノマトペの「ポーンビオロンビオロン」の方は昭和初期の詩集に雰囲気的に似たものがあったのですが、
島様の言う美しさがない、バランスが取れてないというのも分かります。
どういうオノマトペが良くて美しいのか、僕は良くわからないのですが、
ギターでアルペジオを弾いている感じなので、シャララランとかがよかったかななどと考えております。

今後ともよろしくお願いいたします。

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私は人魚姫 紫陽花

今はまだ この不自由な足が生えてる
特に近頃は左足が動かない

よっこらよっこら 一生懸命掛け声かけて
左足を引きずる

これが水の中ならすいすい動けるのに

どうやら私は人間になる前の魚に戻っていってるようだ
ああ、鉛のように左足が重い
その上 空気が刺さるようにまとわりついてる

ある朝目覚めると、あら右足までパンパンに腫れている
こうなると今日は一歩も歩けない

慌てた家族に病院に連れていかれる
お医者さんは、微笑んで「水が溜まってるだけですよ、このテープを
巻いて様子をみましょう」なんて優しく言ったけど

そんなテープに意味なんてない

これは私が魚に戻っている途中経過
きっと、先生も分かってる

この前 はっきり気づいたのは お風呂の中

浴室まで、ズルズルと足を引きずり
まずは右半身を浴槽によっこらしょ
次にほとんど動かない左足を浴槽の縁にかけて
なんとか左手で左足を少し持ち上げて
ジャボーン!

体全体を水が優しく包み込む
ああ!なんて自由 なんて天国
あの息苦しい空気から解放されて
両足をふうわりと水の中で浮かす
もう、このまま泳げそうなくらい
いつもの顰め面が、これ以上ないほど緩む
今は、まるで聖女の微笑み

やっぱりまずは、可哀そうな左足 
いや 左の尾びれをさする

よしよし 今までたくさん歩いたね 頑張ったね

水が溜まって少し透明がかった薄赤い足は水の中で
それは本当の尾びれのようにユラユラ

あの意地悪な空気達と違って水達はビロードのように
滑らかに私の尾びれを撫でる

早く帰っておいで そんな声が聞こえる

そろそろ私の地上の生活も終わり

私は人魚姫になる

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齋藤純二さまへ  galapa(滝本政博)

齋藤純二さま

お祝いのお言葉をありがとうございます。
これまでの投稿への批評を感謝しています。
新作紹介ではよろしくお願いします。
ご一緒できて嬉しいです。

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齋藤純二様 ありがとうございます  紗野玲空

この度は、ご丁寧にお祝いのお言葉をありがとうございました。
実は、ピロットではなく、別の名で「ブルーアワーの彼方へ」という詩を評していただいた事がございます。
希望が見えてくる素敵な作品とお褒めいただき、嬉しかったのが昨日のようです。
「新作紹介」など夢のようですが、頑張って自分の詩を書いていきたいと思います。
今後ともご指導のほど宜しくお願い申し上げます。

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井嶋りゅう様 ありがとうございます  紗野玲空

この度は、ご丁寧にお祝いのお言葉をありがとうございました。
免許皆伝、私が? 何故? と、心許なさでいっぱいですが、自分なりに自分の詩を紡いでいきたいと存じます。
色々ご教示いただけたら幸いです。
今後ともよろしくお願いいたします。

編集・削除(未編集)

島様へ評のお礼です  紗野玲空

この度は拙詩「老舗の親父」に評をいただき、誠にありがとうございました。
以前、「出雲そば」の詩を書いたのですが、盛り込みすぎて失敗し、食べ物の関連の詩に再度挑戦した次第です。
味覚を言葉、詩にするのは大変難しかったのですが、嗅覚誤作動という有難いお言葉付きの名作、大変嬉しかったです。
過分にお褒めいただき、ありがとうございました。
(ブラタモリ、視点が面白く、私もよく拝見しています)

「重たい頭」とは、酒に酔って頭が重たい…という意味合いのつもりでした。
「伊達の夢」という地酒がありまして、その盃を重ねつつ、頭は揺れ…。
仙台の夢幻とは、酔っている私自身の旅路にみる夢であり、政宗の夢にもかけてあります。
わかりにくい表現でした。
酔った状態を「重い」とするより、ご指摘の通り、ここでは軽やかさを出した方がよさそうです。
「笑い声」をそのままいただこうと思います。
ありがとうございました。

島様に評をいただくのも、これで最後かと思うと、大変残念ですが、今後とも色々ご教示いただけたらと願っております。
免許皆伝ありがとうございました。
「紀行もの」の幅を広げ、一層精進してまいります。
今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。

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つる  朝霧綾め

さいきん足がよくつる
とくに右足
だから私はいま
右手をさするのに使い
左手で詩を書いている

明け方、足がつって目がさめ
二十秒ほど痛かったあと
またとろとろ眠る
この浅い眠りのせいで
私はいま睡眠不足

こんなことを書いているうち
痛みはひいた

よかった

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