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ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。

(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
あきらめてしまう前にMY DEARに来ませんか?
MY DEARは投稿された作品全部に評をお返しします。
本来、こつこつ実力をつけてから、賞などに挑戦するのが、スジだと思いませんか?
MY DEARはあなたのこつこつを、支援するところです。)

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編集・削除(編集済: 2025年01月02日 01:55)

初雪  ゆき

散歩をするには寒すぎて
吐く息さえも凍りそうな夜に
家路を急いでいた

今夜は初雪が降るらしい

初めての恋をなくした時も
可愛がってくれた祖父が逝ってしまったのも
こんな夜だった

僕にとってはあまり嬉しくもない季節で
早く過ぎるのを待つばかりだ

鼻先に冷たさを感じてポケットから手を出した
静かに落ちてくる白い綿帽子を
手のひらに乗せて真っ暗な空を見上げた

儚げな
地面に落ちて汚れてしまう前の
清らかな結晶が僕の手のひらで
冷たい水になって流れ
寂しさだけが残った

編集・削除(未編集)

井嶋りゅう様

こんばんは。
もう先月になってしまうのですが、私の投稿した「山茶花」に感想をどうもありがとうございました。お礼が遅れてしまい大変申し訳ございません。

編集・削除(未編集)

千紫万紅  荻座利守

千紫万紅の
花々が咲き乱れる野原に
独り佇んでいる
夢を見た

遥か霞む地平線にまで
色とりどりの絨毯が
果てしなく続く

それらの花々は
太古より今までの
永い永い年月の間に
散って逝った全ての花々

なぜだかわからないが
乳色の空に溶け込むように
霞む地平線を見て
直感的に
そのことがわかった

そして
その花々の中に独り
佇んでいる私は
野に咲く花々に見送られ
次の世界へと旅立つ

その侘しさや哀しさは
花々がみな吸い取って
己の花色へと換えてゆく

元は己のため
虫を呼ぶため生まれた花も
人と共に咲き
人と共に散ることにより
その哀しみを知り

花を愛でる者の
双眼に宿る
仄かな侘しさをも
己の花色へと昇華させて
路往く人の傍らに
そっと寄り添う

旅立ちの時を独り待つ
夢の中の野原にて

花が散る侘しさも
人が逝く哀しさも
みな千紫万紅の色となり
次の新たな季を
彩ってゆく

編集・削除(未編集)

木枯らしの舞う頃  エイジ

君は待っているんだね
冬が来るのを
君は待っているんだね
小雪がちらつくのを

君は待っているんだね
機が熟するのを
あと十年待つかもしれないよ
まだ良い頃合いに……ならないね
そろそろ木枯らしが舞う頃か

毎日メモ帳に向かって
君は文を綴っているね
時に頭を抱えて
時にうんうん唸りながら
寒さを耐え忍んで
時に熱い紅茶を啜りながら
気を落ち着けて机に向かって

今日も一筆重ねていくのか
報われることはなくとも
まず君は君のために書くんだ
よければ僕にも見せてくれ
寂しさを詩っておくれ
嗚呼、優しさを詩っておくれ

君は待っているんだね
今年も冬が来るのを
君は待っているんだね
いつか小雪がちらつくのを

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鎌倉という病  三浦志郎  12/18

最近の研究では初の武家政権は「平清盛による平氏政権」
とするのが学界通説のようである。源頼朝の鎌倉幕府は今
後、“初の本格的な”という枕詞が付く武家政権となるだろう。

*          *          *

武家の歴史七百年の中で“本格的始まり”は
鋼(はがね)のような 
大鉈(おおなた)を振るうような政権で

それは常にあった
平家にはなかった謀略と殺戮という病
あるいは気狂い 物狂い という病
ゆえに東夷(あずまえびす)と蔑まれた

気狂いのように働くうちに―
坂東武士たちに権力が転がり込む
彼等は欣喜しつつも自らに驚愕したに違いない
その光栄をどう遇していいか 戸惑ったのだろう
エネルギーが行き場を失い 迷路に陥って
共通の敵―平家―を倒し 持て余したその力を
今度は一族係累・同僚同志に向けてしまう
そもそも(我が 我こそが!)の気風の地である


平清盛死して平家は瓦解滅亡した
源頼朝死して政(まつりごと)は混乱した
権力の重石(おもし)が失われた時
歴史の公理が悪霊と化し
彼らに憑りついたのかもしれない


時代の推移は人々に
規範 徳目 文化 教養 をもたらすが
鎌倉武士 いまだその恩恵に浴してはいない
武家政権七百年の中で鎌倉はまだ始まったばかり

蛮性という持って生まれた病の人々
バーバリアン そして 蛮族
それゆえの醜怪 粗野 未熟 不器用を
滅んだ者はもちろん 栄えた者をさえ
憐れみ偲びたい
荒ぶる裏側で潔さを知っていたことは
手を打って賞讃したい

鎌倉武士 そんな病の癒えぬまま
次代を他者に託して去って行った

時代の成熟を見ることもなく―

*          *          *

今日も鎌倉は大勢の観光客で賑わっていることだろう。
そんな喧噪をよそに、今年一年ずっと、いにしえの鎌倉
のことを考えて来た。これを契機に、これからも考えて
いくだろう。その時、「時代の未熟、蛮性ゆえの不器用」
に悲哀を感じていたい。それは愛惜にも通じそうだ。
それは繁栄・滅亡どちらの人々にも、優しい眼差しを向
けること、そう思っている。

編集・削除(編集済: 2022年12月18日 08:01)

こころねの墓場  白猫の夜

月を見上げて死を想う
猫を抱き上げて死を願う

ほのかに香る心音に
土をかぶせては見ないふり
ふたばは出ずとも根は張りますので
いつしか重たくなりました
根腐ればかりが増えゆく一方
誰も気づきやしないのです

容易い笑顔のその下は
誰にも気づけやしないのです

海の水は冷たくて
どこまでも沈んで行けそうで
腕に突き刺さる長いツメ
身を捩り逃げようとする私の猫を
先に沈めてあげました

わたくしはいまだ生き下手で
無垢なオトばかり消していく
いつしか心は枯れました
いつかと夢見た蓮池で

いつしかおとはきえました
いつかとのぞむまでもなく

鳴き響く愛しい猫の声
私でさえも気づけなかった
ひとりぽっちの心音を
気づいてくれた猫の声

つんざくような ねこのこえ

月を見上げて死を願う
猫を抱き抱え死を望む
頬を伝うものは知らん振り
震えるうでには愛のあと
さあこれでもう引き返せない

腕の中の小さな命
消え果ててしまった愛しい命

星の川渡る口実に
私は猫を殺めました

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還る  理蝶

野菜ジュースが血に見えて
吐き出してしまったところで
彼女はもうおしまいだと思う

彼女は海へ向かうことを決める
ありがちだなと口の端を歪める
でももう構わない
通俗だとかそうでないとか
そんな次元にはいない錯乱の中
彼女は海へ還るのである

漣の一つとなるまで
細かく解けて
彼女は大いなる循環に
身を置くのだ

彼女は10年落ちの
青い車へ乗り込み
エンジンをかける
流れていく車窓の中
彼女は彼女の生きたことを
振り返ったり見つめたりする
それに伴うはずの胸の痛みすら
もう彼女には訪れない

いくつかの愛と憎しみは
彼女が残せる数少ないものであるけど
それも波の満ち引きのように
誰かの心で
本当に時折顔を見せたり
2度とは見せなかったりするのである

尾を引く愛や憎しみで
誰かの中に生きていたいだろうか
彼女が生きた意味を
示す物は本当にないのだろうか
そんなことを秋の霧のような頭で考えている

それも全て
海へ還ればわかる
心の答えや魂の在りかも
全てわかる

罪を背負った猿の言い訳を
聞き飽きた地球が
まだ青い水をその体に
とどめているうちに
彼女は音もなく溶けてゆくことにする

さようならなんて言わない
ただ元に戻るだけなのだから
大いなる循環に
形を変えて
加わるだけなのだから

彼女は重たいドアを開け
潮風を浴びる
ここで孤独に錆びて行く
青い車を見る
そして彼女はこの星の誰よりも
丁寧に目を閉じた後
静かに海へ歩き出す

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明晰 成城すそ

ソファーに寝転んで
終わらない夢を見る

梅雨が明けてすぐで
少ししっとりした地面に
自分を溶け込ませる夢

後頭部に当たる太陽が
私を後ろから責め立てる

土に被さる影が
私の眼前に差し迫る

終わらない夢を見てる
あの日の地面の水分と

罪悪感と共に

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雨音様へ  ふわり座

雨音様 感想とても嬉しく思います。
次からは声に出して振り返りたいと思います。
これからも感想よろしくお願いします。
良い作品ができるよう頑張ります。
有り難う御座います。

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熱情  猫目屋倫理

脳髄が
焼き切れる

赤く赤く
真っ赤に赤く

目眩
くらりと煙草の煙
盗み見るのだ濡れた唇

不意に差し出されたフィルターの
湿った感覚に肺が潰れる

あんたに向かうこの思いが
全部思い違いならまだ

ふざけてぶつけた肩と肩
いつも通り笑い合って
いつも通り消えろと呪った

赤く赤く
真っ赤に赤い

熱の行き場も
情の隠し方も

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