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★★ << 2つの掲示板のご案内 >> ★★

◆ここは「MY DEAR掲示板」です。
詩をある程度の期間書いている方、詩に意欲的に取り組みたい方、詩人に向け成長を目指す方はこの掲示板をご利用下さい。
あなたの詩をしっかりと読み、評や感想を、しっかりと書かせて頂きます。
ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。

なお「MY DEAR掲示板」では、新規ご参加の際に、ペンネームとメルアドの届け出が必ず必要です。
これは掲示板内の安全を守るため、管理人に限って把握させて頂くものです(他へは一切出しません)
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なんら気にするところなく、いつでも詩を書き込んで頂けます。
誰でも、どんな人でも、気軽に詩に親しんでもらうための掲示板です。学生さん、小中学生の方も歓迎です。
投稿された詩については、詩を読んだ感想を、レギュラーメンバーの誰かが、手短なコメント(5行程度)で返してくれます。

どうぞご希望に応じて、各掲示板をご利用下さい!!!

編集・削除(編集済: 2024年09月10日 18:37)

明月  荻座利守

淡い雲間に浮かぶ
明月よ

お前の白い円相は
いにしえより
この地に住む数多の人々に
愛でられてきたが

私の眼には
お前の白さは
孤独の光のように
映ってしまう

それは
私の心の奥底に
長い月日を経て
万年雪のように積層した
孤独が潜んでいるからなのか

それとも
遥かな太古に
強大な力により
煮えたぎるこの地から
引き剥がされたという
お前の出自を聞いたからか

漆黒の空に浮かぶ
明月よ

冷たい虚空を廻り続ける
お前の光と存在は
時に生命の誕生を促す
躍動への賛歌となり
時に深い悲しみを癒す
慰めの灯となる

されどお前は
僅かずつながらも
この地より遠ざかりつつあり
いずれ己に訪れるであろう
終焉への宿命を
その白い光を以て
顕しているのか

孤高に地を見下ろす
明月よ

せめて
お前を見上げる今宵は
内より滲むが如き
私の朧な寂寥に
静かに寄り添っていてほしい

編集・削除(未編集)

消しゴム

痛いっ!
イテテテテ。。。
もう少し優しくこすってくれよ
もうさぁ 角ばっかり先に使うから
こんないびつな形になっちゃうし
知らない間にカバーも無くして丸裸
恥ずかしいよ
買ったばかりの頃は
大事に扱ってくれたのに
よく僕で遊んだりしてくれたよね
ボールペンのノックでレースしたり
テストの時は活躍したかなぁ
何度も書いては消して
答案用紙を破ったりしてね
それにしても よくこんな
小さくなるまで使ってくれたね
もうすぐ僕も消えちゃうけど
楽しかったよ
書いては消して
決しては書いて
もうすぐ中学生だね
新しい消しゴムにするのかな?
頑張れよ!
そして長い間 使い続けてくれてありがとう!
ありがとう

編集・削除(未編集)

★皆さんにお知らせ★ 評者ピンチヒッターの件。   島 秀生

藍音ななをさんと夏生さんは、隔月交替で、この区間を担当して頂いておりますが、
藍音ななをさんの方は、このあと年内お休みとなります。

つきましては、10月と12月の藍音ななをさん担当日は、
ピンチヒッターで、水無川 渉さんが担当してくれます。

もちろんHPの評者スケジュールにも書きますが、
評者変更となります旨、ご承知おきのほど、よろしくお願い申し上げます。

編集・削除(編集済: 2022年09月10日 03:34)

立ち止まりのわがままに  北目気球

昼の影 夜の明星
白日天下に暗いため
夜に黒くいれることを羨ましむ
太陽の空に住む場はなく
夕闇を想ったあとに
やっと来たかと思っても
夜にさえ居場所を見出せない
見出そうとしない
星であることを知るゆえに
言い訳がてら 外灯が半端田舎の
夜空さえ打ち消す 現実
そこに錯覚で安堵させる
そこより先
三等星になるか 一等星にでもなるか
もう夜に徹するのか
そうしないと
心に平穏なんてのは
やって来ないんじゃないか

編集・削除(未編集)

れん、れん、れん おおたに あかり

SNSのハッシュタグ
#詩集のタイトルを考える
そう言えば
考えた事がなかったな

ふと浮かんできた
れん、れん、れん
言葉たちが
ふって わいて
楽しげに連なる様子

らん、らん、らん、
りん、りん、りん
ではなく、
れん、れん、れん

ひらがなのれんを
並べてさ
わたしのつのる想いも
れん、れん、れん

なんだか楽しくなってきて
叶いそうな
届きそうな気がしてきます

#詩集のタイトルを考える
「れん、れん、れん」
今のところは!
と書き込んでみる

今は詩に恋焦がれるように
夢見る乙女で
れん、れん、れん

編集・削除(未編集)

藍音様 お礼です 紫陽花

藍音様 丁寧に読んで下さりありがとうございます。共感、それはとても嬉しい言葉です。周りに沢山助けてもらってるのに、時々ひとりぼっちで頑張っているような気がして、私は自分勝手だなと思うことがあります。藍音様の共感もありがとうございます。介護に関しては、本当に一筋縄でいかず悩むことたくさんですね。藍音様、無理されませんように。
連分けは、いつもうーんうーんと唸ってます。見直し頑張ってみます。ご指摘ありがとうございます。こちらももちろん、嬉しいです。

編集・削除(未編集)

TWO NOTES ー東京スカパラダイスオーケストラに―  三浦志郎  9/9

QUARTER NOTE (四分音符)で
語られることは多い

音楽の全てを覆い
人知れずに心臓の鼓動
踊るように歩き方
生とも符合して

EIGHTH NOTE (八分音符)は
じゃれる子犬のように

機転を利かせ裏側に棲む
音の足許について伴走者
速さの中
留まることも知りながら

音楽は
速度のこと
時間のこと
器のこと
記号とは伝えること

音は
譜面世界に
横書き 縦書き 
素朴に降りて来ている

記号は器に磨かれて
聴き手の前に蘇るだろう

楽曲の華は時に
速さにこそ宿る
抒情が飛び立つ滑走路だ

音 踊る
全てはSONG (歌)のために―

編集・削除(編集済: 2022年09月10日 05:42)

藍音様、御礼  秋冬

大変な中、丁寧に読んで頂き、ありがとうございます。1日24時間を大切にしたいと思いながら、過ごす日々です。歳のせいか、良く眠れなくなり、起きている時間は長くなったのですが、睡眠不足で密度は薄まっている気がします。

引き続きよろしくお願いします。

編集・削除(未編集)

20220823-20220825感想です

大変お待たせいたしました。感想を書かせていただきます。
皆さん初めて作品を拝見する気持ちで書かせていただきます。どうぞ宜しくお願いいたします。

***  ***   ***

夏よ  妻咲邦香さん 08/23

去っていく夏を恋人のように描いたのか。
はたまた去っていく恋人をを季節のように描いたのか。
「移り変わっていく」ということは嬉しいことでもあり残酷な物でもあります。季節が移っていく一抹の淋しさや切なさのような感じが、言葉選びのせいか少しレトロな色味を見せながらいい感じで表現されていると思います。

>くしゃくしゃのレシートがこぼれて落ちる
>別れの言葉は捨てるほど使ったけれど
>「さよなら」だけは何処にもなかった

ここいいな。
「さよなら」ってなかなか言えないんですよね。
たった4文字の言葉なのに確定的インパクトで、本当に決別で情を切り捨てるみたいでなかなか言えない。

また素敵な「夏」に巡り会えますように。

***   ***   ***

一日の意味  秋冬さん 08/23

1日ってみな同じ24時間にもかかわらず、とても長く感じたりあっという間に終わってしまったりしますね。そんな中で「長さではなく重さではないのかという着眼点におぉ、そういう考え方もあるなぁと考えながら読みました。
「気の持ちよう」と言いますが、昼からパスタを1皿仕上げてワインで過ごす午後もなかなか素敵ですね。自由な考えの自由な昼下がりを楽しむ姿がまた気楽で幸せな感じがします。

「しかない」ではなく「もある」な考えが引き出せる日々にしたいですね。

***   ***   ***

ひぐらしの杜  山雀詩人さん 08/23

宮内庁の看板!見たことがない私は一度見てみたいという興味に駆られました。日本書紀由来の山に登られたんですね。日本って不思議な国で、ハイテクな国かと思えばいつまでも神話や伝説が残っていて大切にし「心」を大切にし祈りを伝えて行って「無信教だよ」という若い方でも楽しげに神社仏閣に足を運ぶ。そんな日本の信教が意外に自分の横に自然にあるような感じが好きなんですけど、そんな風景を感じました。「あぁ、この自然の風景は凄いな」と無の気持ちでいる時って目には見えなくても横に神様が立っていて「うんうん、でしょでしょ?」と言ってるように感じます。この時はもしやそうだったのでは。
去る夏を惜しむ日暮らしの鳴き声や広がる風景が見えたような気がしました。

***   ***   ***

私の神様 紫陽花さん 08/24

おっと、こちらも神様のお話。そして介護。
私も父の入退院、そして急に要介護3になってしまって医療行為も必要となり家では看ることが出来ないということで連日施設見学ジプシーだったりするので思わず気持ちが重なります。退院を目前にすると必ず熱を出して退院が伸びる日々に安堵したりまた新しい施設探さなきゃと暗澹としたり。きっと老親を看ておられる方には共感を呼び起こす作品ですね。私も過去にお婆ちゃんも看取ったのでダブルで思いが重なりました。

7連目から8連目、8連目から9連目が2か所2行開けになっていますが、ここは特段大きな話題の展開はないのでどちらも1行開けのままでいいと思います。2行開けるとすればおばあちゃんの話に切り替える時あたりで。11、12連目の連分けを1つ減らして語尾に「て」を加えて

>おばあちゃんが手首を骨折した時
>術後の手首が酷く痛む晩
>個室の病室で1人孤独と痛みを抱えて

>誰もいないはずの病室だったけれど
>確かにあの日左手首に温かく少し重い気配が一晩中あった
>あれは 神様だったよ

としたほうがすっきりすると思います。それかいっそこの辺りは連分けなしで。
連分けが多すぎないか、話の流れに沿った連分けになっているか書き上げた時にもう一度チェックするといいと思います。

***   ***   ***

心音  浮遊さん 08/24

深海からぷくぷくと登っていく気泡を、心音という人間の体の動きととらえて書かれた作品ですね。
描写は素敵ですが事象の描写だけなので読みごたえはないですが言葉の選び方はいいと思います。あとはこの事象をどのような話に膨らませて読ませていくかと言うのが課題となります。何に繋げているか、風景と何とを連動させるのか、それによって更なる解を導き出し、考えながら膨らませて書いていくと読みごたえのある物に仕上がると思います。今のままだと「あー、海底から泡、上がってんなー」だけなので。

ここから広がる更なる展開を楽しみにしています。

***   ***   ***

スマホの風景   小林大鬼さん 08/25

私、携帯やスマホ嫌いなんです。どこに居ても監視されているようで。電波や人の思惑に縛られどこまでも追いかけられているようで。そしてどこに言ってもみんな下を向き画面を覗いて押し黙っている風景は一種不気味ですよね。以前撮った写真でそんな物が撮れて「うっわ、気持ち悪っ」と思いました。
昔は電車の中おしゃべりする人あり読書する人があり寝てる人あり子供としりとりや風景を見ながら話す親子ありと多種多様で微笑ましかったりしたんですが、そういう風景は見なくなりました。
小林さんではないですが私はスマホを奥にしまって外の風景を眺めるのが好きで、街の変化を楽しむことにしています。いろんな発見がありますね。今まであった気になる焼き鳥屋さんが新しいビルの下に消えて行ってしまったとか小学校が取り壊しになったんだなとか新しい動物病院が出来てるとか。

四角の薄い機械の板に縛られないようにしたいもんです。

***   ***   ***

おコゲの仕掛け  まるまるさん 08/25

あぁ、懐かしい風景ですね。今時は年末に家族で餅つきをするご家庭は珍しくなってしまいましたが、昔はよくやりました。親戚集まってすることもありましたね。知人のお宅は今でも毎年年末は餅つきをするらしいですがさすがに臼や杵、せいろの後片付けが大変なこともあって機械でするそうなんですけど、柔らかくきめ細かい搗きたてのお餅はおいしいですよねって脱線脱線。

こういう時っておいしい部分は神様や大人や客人の物なんですよね。本当は白く柔らかいおいしいお餅が食べたいけど、それができない。特に大人の世界がすこーし見えてくると余計にできない。今言うと女性差別なんて言われそうですが、昔はそういう総じておいしくない部分は嫁や子供が食べてたりしててですね。弟くんはもしかしたら世継ぎ長男だったらそんなおこげじゃなくて大人から柔らかいふくふくのお餅を握らせてもらえたから残したのかな、とか。

みんなでわいわい楽しい行事の中、人が気づかない場所にお姉ちゃんの長女の我慢があって、そんなお姉ちゃんが子供ながらにいじらしくてぎゅっと抱きしめたくなりました。小さな子供でもいろんな物を見て、たくさんのことを考えてますよね。

***   ***   ***

以上7作品感想でした。
今回は大変お待たせしてしまいすみませんでした。
母の時のすんなり行った施設入所と、今回の父の入・転・退院と施設への移設諸々の連携がなかなかうまくいかず行ったり戻ったりそのたびに呼び出される繰り返しで、実はまだ確定的な入所が出来ずショートステイで綱渡りの施設ジプシー状態でへろへろになっておりました。今回拝見した作品の中には自分の気持ちと重なるものが多くて読み進むごとに胸に来るものもありました。

台風が来たり、気温の急上昇急降下など諸々ありそうですが、皆様どうぞ体調には十分お気をつけてお過ごしください。

では。

     藍音ななを

編集・削除(編集済: 2022年09月09日 13:51)

夢列車 暗沢

八十(やそ)でもみすゞでも何でもよろしい
腹這いで 枕頭の書でも開いて
つらつらと文字を追いつつ
眼の重くなるのをお待ちなさい

時計は寝床よりお離しなさい
時刻表なぞございませんので
足踏み鳴らし 針を追っても
列車が訪れることは ありません

切符が有るのは 瞼の裏です
ああ そう目をきつく瞑らずに
力を抜いて 飛蚊と午後の灼け付きと
くぐり抜けた文字の遠望を 見越すよう

さらば
それらの奥から ちらちらと
うっすら吹き上がる片々が見えてくる
片々は柱をなしている

ひっそりと ひそやかにしのんで
それらへ手を伸ばしなさい
その一片を 握り離さぬよう
かくしへとお仕舞いなさい

あとは もう容易です

驟雨の後の朝靄に似た
うすらかがやく暗がりの奥から
ミルクをこぼした夜空にも似た
あの天の川です それが恰も
寸余の距離で 突如と奔流をなすことにも似た
明礬色の列車が
あなたの 真横を過ぎります

走馬灯のよう
緩やかになり始めた流れの中で
的礫とかがやく車窓には
あなたからは なにが見えますか

それは どんな過去ですか
過去であったもの ですか
それとも 過去となるものでしょうか
それは 美しいものですか

或いはまったく別のものかもしれませんね

             では おやすみなさい

 
  (ベンゾジアゼピン?レンボレキサント?
   白切符の乗車券は構いませんが
   指定席はございませんようなので
   荷列車や 貫通扉へ押し込まれても
   苦情は受け付けかねますよ)

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