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齋藤純二様
いつも私の詩に丁寧なご感想を頂き、誠にありがとうございます。
8月16日に投稿させて頂いた「黙示」(No.480)という詩につきまして
先ほど編集機能を利用して訂正しましたので、お知らせ致します。
どうかよろしくご指導のほどお願い申し上げます。Liszt
一途に伸びる
ひこうき雲の端っこを
きまぐれな鳥が突き抜けて
ちぎれたとこから生まれた
雲うさぎ
とつぜん放り出された
真っ青のただなかに
戸惑ってたら
「ひこうきはあっちにいったよ」と
あたたかな声がした
一筋の光を
みちしるべのように示してくれた
おひさまに
うさぎはぴくっと恋をした
その眩しさに触れたくて
お空をとんとんとんでった
いまにも消えそうな
雲の切れ端ふみ台に
どんどん暑くなる
上へ上へ
「おつきさまはつめたそうでいいね」
なんて呟きながら
とんとんとんとん
とんでって
お空の
じりじり
途中で
じりじり
焦げちゃった
*
「つめたそうでいいね」
退屈な青いまどろみに
ぽつりと届いたその声が
夜の雨みたいに切なかったから
うさぎにそっと恋をした
真昼のお月さま
落ちてくうさぎを
受け止めて
とっても熱い
うさぎの体
ひりひり
冷やすため
ひりひり
その胸に
抱きつづける
やがて
ぴくっと
目を覚ますまで
三浦志郎様、「古城のある岸辺」に評をいただきありがとうございました。
確かに二元論はよく使います。自分でもわかっていながらついつい、といった感じで、恋愛に絡めるのもそうですが、書く時にレトリックよりも物語が先に出て来てしまうと私の場合どうしてもこうなります。癖みたいなもので。
今回も題名に苦労しました。まだしっくり来ていません。古城はつまりその二元論に終止符を打つ存在として表現しました。媒介者といいますか、そのどちらでもない者としての、双方を導く象徴としての比喩です。なので余計に題名が説明的で嫌だなあと感じてしまうのです。
佳作をありがとうございました。また次回よろしくお願いいたします。
車窓越しの夕焼けは
二つ目玉には明るすぎた
遠ざかっていったもの
追い越すことなどできようか
地に足つけてみた夕日は
自ら遠ざけ伸び切った 黒黒と
ああ 夕日は良い 青空を まだ
期待しなくていいからだ
夕日の向こうは背伸びで見た景色
どこに行かば見えるのか?
どこに行っても見えぬだろう
今日の夕日が長いのは
既に全て焼けたから
薄暗さは 道の汚れを隠し
全く美しく 振り向ける
見ないフリを忘れるほどに……
三浦様 詩の評をありがとうございました。
三浦様が読み解いてくださったようにこの詩は単に童話的というだけでなく、正に仰る通り「人間の境遇、心情をシンボルしている」詩というところに重点を置き書いた詩です。
ですが、三浦様に改めて指摘していただいて、この手法を他の詩に応用できないか、ということを今考えています。
あと擬音ですが、お褒めの言葉をありがとうございます。擬音はまだまだ自信がなくて恐々トライしています。
佳作の評、ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
このたびはお忙しい中、「八歳と海」に評をくださりありがとうございます。
おっしゃる通り、「3-2」は三年二組です。伝わるかちょっと不安だったのでよかったです!
「ほんとはもっとつかれたかった」は
「あんな砂遊びじゃつまらない。泳げれば海に入れて、もっと充実した一日を送れたのかなあ」ということでした。海に入ってはしゃいでつかれたかった、ということになりそうです。あまり深く考えずに書いてしまいました。
私は小学校低学年のとき、泳げませんでした。
三浦様に詩を読み解いていただき、泳げなかった頃の寂しさが溶けていく思いです。
リアル感はなかなかのものと言っていただけたことが何より嬉しいです!
甘め佳作ありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします。
臥龍橋の手摺りにもたれて
潮の引いた川を眺めていた
背後は車が行き交う国道二号線
露出した川床の泥土が黒く光っている
前方の河口までは1㎞もない
橋の名前からは
龍が臥している姿を想像する
しかし龍に見立てたにしては
この橋は小さいし短過ぎる
龍は何処かこの近くで
のんびり寝ているのかも知れない
なんてことを想いながら
川の中央に目をやる
痩せ細った河水の流れを縦に二分して
川床に石積み造りの導流提が横たわり
ゆったりとカーブを描きながら
ずっと先の河口まで伸びて行く
その細長い形から
地元の人はヘビ石と呼んでいる
江戸時代からの遺構だ
でも ちょっと待てよ
あれはヘビではなくて
龍の尻尾じゃないか?
黒灰色の石の一つ一つが龍のウロコだ
ハトやカラスやコサギが舞い降りて
あちこちで餌をつついている
江戸時代どころではない
遥かな過去の神話時代
龍は山の方に顔を向けて眠りに就いたが
何千年も何万年も動かずにいたら
頭や胴体や四肢は風化して崩れ
川から海へと流れ去り
河口近くの尻尾だけが残ったのだ
たとえ形骸は無くなっても
龍の魂は変わらずまだそこに在るのに
うかうか寝ているうちに
ヘビに格下げになってしまった
耳をじっと澄ましてみよう
国道を行き交う車の騒音に混じって
微かに聴こえて来ないか?
臥龍の寝言が
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*臥龍橋(ガリュウバシ)
アスファルトの隙間から
力強く雑草が生えている
「自分らしく生きて行こうよ。」
朝から励まされている気持ちになる
興味が湧くものに目を向けつつ
隣に居てくれる存在を大切にしていきたい
置きざりになっているウクレレを
軽く弾いてみた
指は覚えているのだと
感覚が戻ってくる
発表会まであと少し
まだまだ練習は必要だ
失敗を恐れず前進あるのみ
ふと気づくと
夕食を作る時間になっている
「ただいま」「お帰りなさい」
言葉が交ざり合うまであと少し
カレーライスを作って待っているね
今回もご感想有り難く思います。
詩を書くようになったのはごく最近のこと
なのでまだまだな感想が必要であり
有り難く思います。これからも
よろしくお願い申し上げます。
三浦志郎様
お忙しい中、評をくださって本当にありがとうございます。
この詩の『本』とは家系、一族が繋がって創る歴史そのものです。
ここのところ身内に体調トラブルが続出してまして(コロナ含め諸々)、そういう時に親戚関係が悪化した事例を見たことがあったので、ここは気を引き締めてなくてはいかんなと思い詩を書きました。
題を『虫干し』にしたのは、よろしくないことの連続をなんとかしたいなと思いつけたおまじないです。そのせいではないでしょうが、今日明るい兆しの連絡が来ました。
ありがとうございます。また書きます。