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ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。
(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
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凍える冬の朝
張りつめる大気を
通り抜けて
高空へと放散しゆく
赤外線の
震えるような幽かな声が
呼びおこすものを
あなたは再び
感じとれるだろうか
砂糖菓子のように
微細にきらめきながら
この地のあらゆるものに
くまなくまぶされた
ざらつく霜の
刺されるような感触を
静止する水面を
覆い尽くした薄氷の
滑らかに透き通りながらも
僅かに歪んだその面を
柔かに透過する
淡い冬の陽光の屈折を
繭糸ほどに繊細な
銀色の筋を描く
飴細工の如き霜柱が
脚下で折れ崩れるときに
靴底より伝えくる
乾いた戦慄きを
枯れた葦の周りを
静かに漂う川霧が
東雲をつらぬく
幼い朝陽をとらえて
黄金のローブを纏うかの如く
輝く様を
高空へと放たれた
赤外線の幽かな震えとは
あなたの奥底に
しまい込まれていた
記憶との共振
あなたの肌を切りつける
剃刀の如く鋭い
高空の蒼に散りつつも
その下に立つあなたの
存在の熱量を際立たせて
かじかむ疼きの内に潜む
冷徹ながらも
甘美な麗しさを呼びさます
放射冷却の朝
人を一つ括りにした人は凄いと思う
サルとチンパンジー
似ていても違うと
誰かは決めました
熊とパンダ
似ていても違うと
誰かは決めました
大きい人 小さい人
北に住む人 南に住む人
白い肌の人 黒い肌の人
いろんな違いがあったって
似ているし同じ人間です
そう誰かは決めました
そう決めたのは人間で
そう決める事が出来たのですから
忘れないでいて欲しい
あなたがはじめて笑ったとき
おろしたての鉛筆を削ったときのような
そんな感触があって
あなたがはじめて泣いたとき
きれいな四角い消しゴムが欠けてしまったときのような
そんな感触があった
叶うなら、その削った鉛筆で
あなたをスケッチして
それから欠けた消しゴムで消してしまいたい
あなたがうまれたとき
うまれてよろこんだのと
ママはだいじょうぶ?のはんぶんこ
あなたをはじめてみたとき
ガラス越しだけどうれしかった
はじめましてのごあいさつ
あなたをはじめてだっこしたとき
こわれそうでこわかった
かるいねたくさんたべてねと
いったのおぼえてる
あなたがはじめてかぜをひいたとき
かわいそうでつらかった
かわってあげたいとずっとおもった
あなたといろんなはじめて
たくさんあったね
あなたがかぞくでいてくれてありがとう
きょうはあなたのたんじょうびおめでとう
ちいさいあなただんだんおおきくなってるね
うれしくてうれしくて
うまれたころのあなたをおもいだしたよ
これからもそらのうえから
あなたをみているからね
あなたをまもっているからね
今日も街は賑やかだった
若い荒声や老けたか細い声
その両方はしだいに消えた
皆帰る場所があるのだろう
静けさに包まれたこの街は
非常に退屈で寂しかった
朝と夜とでこんなに差があるのかと
独り横たわりながら思う
日が変わってもなお
静けさは続いていく
何か独り取り残されているような
何か一人違う空間にいるような
そんな気がして眠れなかった
朝になると街はまた
賑やかになっていく
それまでこの空間にいよう
独り横たわりながら決めた
暗く眩んだこの夜に
僕は今空間を彷徨う
街灯は照らすことを止め
暗闇に浸っている
それでいい
そのままでいい
午前0時頃
何かが変わった気がした
今日も夜がやってきた
寂しい夜がやってきた
ここが夜ということは
きっと今ごろ朝だろう
地球の裏のどこかの国が
朝を迎えているだろう
そしてきっとその朝は
とびきりの明るい朝だ
分かるよ それくらい
行かなくたって分かる
希望に満ちた朝焼けが
空を染めているさまが
朝陽が海に反射して
きらきら光っているさまが
行きかう人はみんな笑顔
泣いてる人なんていない
きっとある
そんな国
見えるよ それくらい
行かなくたって見える
だってここがその逆だから
こんなにもネガティブだから
この世はプラマイゼロでしょ
だったらこのネガとつり合うだけの
ポジの国があるはずだよ
寂しい月が欠けるとき
かたや朝陽がのぼる国
哀しい瞳が濡れるとき
かたや笑顔が晴れる国
おや
誰だろう
朝陽の下で笑うのは
あんなにピュアに笑うのは
あれはもしかしたら
僕なのではなかろうか
そうか いたんだ
あんなところに
おはよう 明るい僕
こんにちは 優しい僕
けれどもここは陰の国
今日も夜がやってきた
しかも今夜ときたらだ
とびきり陰が濃いときている
こんばんは 寂しい僕
さようなら 本当の僕
はじめましてこんにちは、白猫の夜です。
ご挨拶と感謝が遅れてしまい申し訳ありません。
三浦様、詩の評をありがとうございます。
句読点のご指摘、ありがとうございます。
確かに空白が不安で打っていたところがありますので、意図して打とうと思うもの以外は外そうと思います。
また書いてみます。
これからもよろしくお願いします。
はじめましてこんにちは、白猫の夜です。
ご挨拶と感謝が遅れてしまい申し訳ありません。
島様、詩の評をありがとうございます。
いいものがあると仰って頂き光栄です。
今後も精進致します。
よろしくお願いします。
マンションの10階から
真っ赤な世界が見えた気がした。
「花言葉は情熱ですよ。」
貴方はそれをどこに
埋めてしまったのでしょう。
「あの」カールした先に
君への想いを書き込んだと
頬を紅潮させて言いましたね。
貴方の言葉はいつも私を惑わせた。
同じ遺伝子を持つ曼珠沙華
「あの」が「どれ」なのか
それを聞くことさえはばかりました。
二人過ごした日々は
子供の水遊びくらいに楽しくて
赤が一斉に目覚めたら
「悲しき思い出」に塗り替えられました。
まだ、貴方が
それほど、貴方が
ただ、ただ、恋しくて
ちりんちりん ベルが鳴る
私は慌てて隣室に向かう
昼ご飯は何なの?
義母は質問する
ハンバーグですよ
義母はため息交じりに
はあ どうせ出来合いのもんでしょ
私は思う
牛からころしてきましょうか?
義母は寝たきり5年目だ
初めは入院していたが
嫌になったらしく
3年目の同居だ
ちりんちりん
どうしてすぐ来れないの
あなたは動けんるんだから
ちりんちりん
おむつが湿って気持ち悪い
ちりんちりん
昨日の味噌汁は味が薄かったよ
ちりんちりん
ヘルパーなんて他所の人間を入れないで
私の世話をするのは長男の嫁の仕事
ベルが鳴る 命令が飛ぶ
年寄りの言うことは聞かないといけない
嫁は姑の言うことを聞かないといけない
ベルが鳴る度 私は今賽の河原で
もう渡るしかないんかって
顔をしているだろう
でも私は知っている
お義母さんの方が先に
賽の河原の前で途方に暮れる
顔をするってことを
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これは完全な回顧録です。私の生活で
この出来事が一区切りついたので
忘れようと思うのですが、この
なんとも複雑な喪失感を残しておきたく
書いています。
ですので、評は無しでお願いします。