おはようございます(^^)
隣町のJAで野菜とベーコンなど買い、野菜バイキングで腹ごしらえをして、児島虎次郎記念館へゆく。大原美術館の美術品の収集をした児島虎次郎の油絵は、ごちゃごちゃ感がいやで、観たいと思ったことが無かったが、先日訪れたオリエント美術館のエジプト展に展示されていた、エジプトを描いた水彩画は、すっきりとした構図と色彩がよかったので、訪れてみた。
大正時代に建てられた、青いステンドグラスの美しい石造りの銀行が、数年前まで現役であったが、今は、記念館となっている。児島虎次郎は、古代エジプトの美術品の収集家でもあった。しかも、小ぶりな物が多い。金銭的な事情もあったらしいが、大きくて華やかなものを愛する西洋人と違って、小さなもの、不完全な物、欠片に至るまで収集している。侘びさびの日本人なのだ。
↓青いステンドグラスを背景に、手のひらサイズの猫のブロンズ像を写してみた。紀元前五世紀ころのもの。猫は、多産・陶酔・音楽の女神として神聖視されていたそう。残念ながら、金のピアスは取れていた。でも、耳と鼻には、ピアスの穴がぽっちりあいている(笑)。
蘭の夜の男にありしピアス穴 栗林千津
>風呂敷のうすくて西瓜まんまるし 右城暮石
こちらの句、岩淵喜代子さんにも猫髭さんにも愛されていたのね、嬉しい♪
茨木和生さんは、俳句を始めた頃、NHK俳句の講師で出演されていて、もしゃもしゃ頭ながら石鹸の匂いのしそうな清潔感溢れる魅力的な話をされる紳士で、フアンでした。きっこさんが設けてくださった「鑑賞のお部屋」で、波多野爽波や茨木和生の句の鑑賞をさせてもらったのは、とても楽しい思い出です。
見かけよりぬくきものなり頬被 右城暮石
頬被付け火の噂してゆけり 茨木和生
リアルな句を詠まれるお二人、どんな師弟関係だったのでしょうね(笑)。
更紗の百日紅とは珍しいですね。お吟宅の百日紅、夕べの風雨でお吟の車に散り敷いて、花びらを撒き散らしながら走りました。花盛りの頃は、朝など蜜蜂がわんわんと飛び交い、蝉が鳴き、炎熱の真昼は静まり返っていました。
今日は美容院に出没。今日もカラーリングの間、先生の部屋へまねかれて、抹茶アイス・淡雪寒・桑の実のジャムの盛り合わせをいただく。二句だけ見てあげて、残りはお吟の宿題の○つけ。冷房が嫌いで隣室へ逃げていた、スコティッシュフォールドのろろちゃんが顔を見せてくれる。「こんなんでええんか?」と、どすこい座りまで披露してくれて、感激!
夏休みお帰りなさいと讃岐富士 美容院の先生
お吟さんの揚げた右城暮石の
風呂敷のうすくて西瓜まんまるし
の句を見て、岩淵喜代子さんもこの句を揚げていたのを思い出した。わたくしも面白いと思っていたが一句と言われてこの句を選ぶことはなかったので、お吟さんと岩淵さんの選句眼が一致していることに目を見張った。いいなあ。(*^▽^*)ゞ
昔アメリカ出張の時も暮石の句集を携えて
風光るオークの下に暮石讀む 猫
と、仕事の合間に読んでいたほどわたくしは暮石好きだったが、これはきっこさん一押しの茨木和生を鑑賞していて彼の師匠だったのでついでに読んでみたら、これが茨木和生と右城暮石の師弟関係が実になんとも素晴らしく、特に
妻の遺品ならざるはなし春星も 右城暮石
の一句は心に残っていたが、一句を選べと言われれば、
滝を見に行くにも女手に荷物 右城暮石
がわたくしには最も暮石にしか詠めない暮石らしい句だと思っている。
それにしても暑い。一昨日だったか38℃という未曽有の暑さで外に出て一分としないうちにぢりぢりと腕に汗が湧き出して来たので速攻で汗で冷やさないと人間日干しになるのかと驚いたほどだ。写真は百日紅の「夏祭」という変わり種。
黒地ちりめんの反物と八掛を手に入れたので縫ってほしいと見える方あり。地模様でもあるのかな?と広げると、まったくの黒一色。(えっまさか?と不安になるのはお吟だけで、本人様は涼しいお顔)さらに広げると、、、案の定、不祝儀の反物だった。不祝儀ならもちろん、背と胸と後ろ袖に、白い水玉模様のように、五つの紋が白抜きされている。ここで初めてお客さんも困った顔。
単の反物なら、不祝儀以外に使い道はないが、袷用なので、八掛分、5mの黒地ちりめんもくっついているので、これを身頃に使ったら、白抜きの紋の部分を残布にまわして、裁断できるかもしれない。ゆっくり考えてみるのでと、お帰り頂いた。
ハワイに住んだ経験のある、身長170㎝の個性的なお顔立ちなので、漆黒の着物にピンクの八掛をちらりとのぞかせ、華やかな帯を結べば、パーティーによいかもしれない。時間を忘れて黒ちりめんと格闘し、なんとか着物一枚分の裁断ができた。
五つ紋のうち四つは残布に回せたが、↓背紋だけは、脇の縫い代の中に入ってもらうことに(笑)。
風呂敷のうすくて西瓜まんまるし 右城暮石
