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この曲は19世紀を通じて広く親しまれ、さまざまなクラシック作品にも取り入れられました。例えば、フリードリヒ・フォン・フロトー の喜歌劇『マルタ』の第2幕で使われています。また、ベートーヴェン もピアノと声楽の編曲を手掛けました。現代では、アイルランド民謡 として、世界中の歌手がカバーし、映画『四季の愛』や『三銃士』などでも使用され、切なさを演出しています。このように、この曲は、愛と別れ、人生のはかなさを象徴する、美しくも哀愁漂う名曲として、今もなお多くの人々に愛されています。なお、日本では、明治時代に、里見義 による訳詞「庭の千草」として紹介され、ばらではなく、様々な草花を「千草」として表し、特に白菊を中心として紹介されているところがいかにも日本的です。
本日は、「庭の千草」の訳詞で歌われたものや、喜歌劇『マルタ』の第2幕での歌をご紹介します。
名前不詳 庭の千草(11歳男子)
三浦 環 庭の千草 (1929)
ダークダックス 庭の千草
川田正子 庭の千草
フロト― 歌劇『マルタ』より « Die letzte Rose... » エルサ・ブノワ(ソプラノ) - マルティン・ピコルスキー(テノール)
「The Last Rose of Summer(夏の名残のばら)」は、アイルランドの詩人 トーマス・ムーア(Thomas Moore) によって 1805 年に書かれた詩に、ジェームズ・パワーによってアイルランドの伝統的なメロディー 「Aisling an Óigfhir(若者の夢)」 が付けられた曲です。
曲のテーマは、「夏の終わりに、最後に残った1輪のバラ」を象徴として、老いや孤独、別れの悲しみ を描いています。バラが散り、他の花が去った後に1輪だけ残る寂しさが、人生の終わりに1人残される悲哀を象徴しています。
本日は、「夏の名残のばら(The Last Rose of Summer)」として歌われたものをご紹介します。
デニス・ライト(Denis Wright)
サイモン・ホール(Simon Hall)
マーク・ペドロッティ(Mark Pedrotti)
リチャード・ボンソール(Richard Bonsall)
エリック・ル・ロシニョール(Eric le Rossignol)12歳
栗原一朗 (9才) 「サウンドオブミュージックメドレー」
栗原一朗 (9才) 「野ばら」(シューベルト)
佐分利幸多 (12歳) 国歌「君が代」独唱 (ライオンズ地区大会 多治見 バロー文化ホール)
名前不詳 (11歳) 「美女と野獣」 披露宴
響 HIBIKI (11歳) 「ピノキオへの手紙」
全日本ジュニアクラシック音楽コンクール全国大会の動画がアップされています。半年に1回行われているようです。ここでは、本格的にクラシックの声楽を学んでいる少年の独唱を聴くことができます。中村日嵩がテノールと記載されています。まだ変声前だと思われますが、どうなのでしょうか? なお、小学5年生の時、令和2(2020)年の第35回童謡こどもの歌コンクールで「すてきな友達」を歌って、こども部門・金賞を獲得した小泉伊生は、既に日本のソリストに掲載していますが、まだ掲載していない人も、プロフィール等がわかり次第、日本のソリストに掲載します。今回は、金賞受賞でインタビュー記事が掲載されていた高瀬久遠と島田征典をご紹介しています。
第47回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール全国大会 2024年9月21日(土) 清瀬けやきホール・大ホール
声楽部門 小学生高学年の部 第1位
高瀬 久遠(ソプラノ) 山田耕筰/松島音頭 瀧廉太郎/荒城の月
第47回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール全国大会
声楽部門 小学生高学年の部 第3位
中村 日嵩(テノール?) G.カッチーニ(ヴァヴィロフ)/アヴェ・マリア(イ短調)
第47回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール全国大会
声楽部門 中学生の部 第5位
小泉 伊生(テノール) F. P. Tosti/夢
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第48回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール全国大会 2025年3月21日(金) 清瀬けやきホール・大ホール
声楽部門 小学生中学年の部 第4位
松本 錦(ソプラノ) 松本 錦(ソプラノ)磯部俶/どうぶつえんのよる 中川ひろたか/誰かが星をみていた
第48回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール全国大会
声楽部門 小学生高学年の部 第1位
島田 征典(ソプラノ)A.スカルラッティ/すみれ W.A.モーツァルト /モテット「踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よ」より アレルヤ
「奏やんの音楽旅行」と名付けられたソロコンサートで(リサイタル)は、クラシック ボーイ・ソプラノ定番曲 合唱曲 JーPOP ボカロの5領域から選曲されました。なお、コンサートで歌われた曲と、奏やんのYouTubeにアップされた曲には違いがあります。そこで、この日歌われなかった曲を含め、それぞれの領域の曲をご紹介しましょう。(なお、演奏形態としては、ここでは一人で複数の旋律を歌い合唱曲化しているものもあります。この辺りも、奏やんの持ち味と言えるのではないでしょうか。また、『翼をください』は、J-POPという言葉が生まれる前につくられたフォークソングです。)
『Lascia ch'io pianga』
『Far away / 彼方の光』
『群青』
『翼をください』
『あなたの夜が明けるまで』
日本の少年がボーイソプラノのリサイタルを開くケースは稀で、昭和から平成になったころの村上友一に始まり、この35年間に秋山直輝、栗原一朗、小川歩夢に続いて、奏やんは、5番目ではないかと考えられます。(歌の上手い少年がパーティ等の中で2~3曲歌うものや、コンクールの優勝者が、イベント等に招聘されて歌うことはあります。)もしも、こういう例があるという場合は、お教えください。
土田 絃八(5歳) 「ようかいしりとり」
寺﨑 叶凛、谷利 春瑠(5歳) 「おかしのすきな魔法使い」
豊田 蒼波(4歳) 「おもちびよーん!」
永田 湊都(小2) 「うたえてのひら」
新村 京介(小3) 「通りゃんせ」
アメリカのいろんな歌手がフォスターの歌を歌っています。なお、ジョン・マコーマック(1884-1945)は、アイルランド出身のリリックテノールです。
オールド・ブラック・ジョー (Old Black Joe) ローレンス・ティベット
老犬トレイ (Old Dog Tray) トム・ラウシュ
バンジョーを鳴らせ (Ring, Ring De Banjo) ジョン・カリ
主人は冷たき土の下に(Massa's In De Cold Ground) ダグラス・ジマーソン
静かに眠れる麗しの君 (Sweetly She Sleeps, My Alice Fair) ジョン・マコーマック
ボブ・マグラス(Bob McGrath, 1932 - 2022)は、アメリカ合衆国イリノイ州生まれの歌手、俳優で、ミッチ・ミラー合唱団でテナーのソリストを長年務めて、1960年代には、日本で日本語歌手をしていました。帰国後は、1969年から放送されている「セサミストリート」の"ボブ"としても知られていました。ある世代の方には、不二家トプシーのCMソングでも親しまれた歌手です。当時の日本の小・中学校では、フォスターの曲が教科書にもよく載っていたので、ボブ・マグラスもレコーディングしています。ボーイ・ソプラノ時代の歌声は残っていませんが、きれいな声だったと想像できます。
ボブ・マグラス「夢見る人」
スティーヴン・フォスターのお気に入り - ボブ・マクグラス・アンド・ザ・ジェントルメン・ソングスターズ(Stephen Foster Favorites - Bob McGrath And The Gentlemen Songsters) &t=1432s
1.故郷の人々(The Old Folks At Home)
2.おおスザンナ (Oh! Susanna)
3.いとしきアニー (Gentle Annie)
4.ネリー・プライ (Nelly Bly)
5.ネッドおじさん(Uncle Ned)
6.バンジョーを鳴らせ (Ring, Ring De Banjo)
7.スワニー川(Swanee River)
8.草競馬 (Camptown Races)
9.金髪のジェニー (Jeanie With The Light Brown Hair)
10.アンジェリーナ・ベイカー(Angelina Baker)
11.私を長く運んで (Carry me long)
12.夢見る人 (Beautiful Dreamer)
13.いくつかのフォーク (Some forks)
14.懐かしきケンタッキーのわが家 (My Old Kentucky Home)
君は楽しき夢路をたどりぬ (Come Where My Love Lies Dreaming) ボブ・ マグラス
ボブ・マグラス 不二家 「トプシーの歌/ルックチョコレートの歌」 &t=18s
不二家トプシーCM 歌った ボブ・マグラス 一世を風靡した美男子
日本では、昭和20年代以後昭和の終わりの頃までの小・中学校に通われた人は、音楽の教科書にフォスターの曲がよく掲載されており習ったのではないでしょうか。ただし、歌詞は、日本風の作詞で、原文とはかなり違うものを習ったかもしれません。「主人は冷たき土の下に」が「春風」になっていたり・・・今では、少年・少年少女(児童)合唱団ではあまり歌われていないようです。
「おゝスザンナ」 ボニージャックス
「草競馬」 NHK東京児童合唱団
「オールド・ブラック・ジョー」 フォレスタ
「故郷の人々(スワニー河)」 NHK東京児童合唱団
「夢路より」 鈴木寛一
村山 董絃は、「歌劇 幕臣・渋沢平九郎」玄蔵役、ミュージカル「RAGTIME」リトルボーイ役、「No.9-不滅の旋律-」カール・ヴァン・ベートーヴェン(少年)役、ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」ヤングチャーリー役ミュージカル等の舞台で注目されてきましたが、テレビドラマ「セレブ男子は手に負えません」「ジャンヌの裁き」の幼少期を演じる子役、CMでも活躍しています。最近ゲーム『城とドラゴン 10周年テーマソング』をデュエットすることで、さらに知られるようになってきました。
城とドラゴン 10周年テーマソング
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