合唱が使われた日本映画も、その中で男声合唱・女声合唱や少年少女合唱あるいは吹き替えも含めて探せば結構あるものです。しかし、日本で少年合唱団(隊)を採り上げた映画は、希少です。 映画『少年合唱隊』(1956) 映画のコーナーで紹介 映像なし 映画『いつか来た道』(1959) ウィーン少年合唱団の来日に合わせて撮影 サウンドトラック
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映画『山の子の歌』(1968) 映画のコーナーで紹介 映像なし
映画『哀しい気分でジョーク』(1985) 少年少女合唱
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映画『独立少年合唱団』(2000)男声合唱+カウンターテノール吹き替え
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映画『バーバー吉野』(2004) 少年合唱
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映画『うた魂』(2008)女声合唱
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ウィーン少年合唱団の初来日以前のものを含む古いの映像がYouTubeに公開されています。初来日の頃以来、約70年の間に、テンポが速くなってきたことや、インターナショナル化した現在のの歌声と違うと感じることもあります。毎年感じることですが、観客は、少年・少女時代にその演奏に接してファンになった人の比率がかなり高かったのではないでしょうか。ウィーン少年合唱団の演奏の変遷を数回にわたって追いかけてみようと考えています。 ウィーン少年合唱団 1930年代の「美しき青きドナウ」
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ウィーン少年合唱団の初来日(昭和30年 1955年)
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ウィーン少年合唱団 王宮礼拝堂にて 1960年
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ウィーン少年合唱団の1961年の来日組
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ウィーン少年合唱団の1964年の来日組
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6月1日・2日の2日間、ウィーン少年合唱団のコンサートに行ってきました。コンサートのレポートは、6月8日と15日に書いてアップする予定です。コンサートそのものは、たいへんよかったです。以下のことは、コンサートレポートに書きませんが、日本の少年合唱の未来を考える上で気がかりです。 さて、どちらの会場も、約2000人収容できる会場で、座席は9割ぐらい埋まっていたのですが、土日なのに、観客の約6割が高齢女性、約2割が高齢男性(ご夫妻というケースも)。一方、子どもは男女合わせて5%という感じでした。ウィーン少年合唱団は、以前は、3年に1度の来日でしたが、20世紀末からコロナ禍の3年を除いて毎年来日公演をしていますが、このような観客の年齢構成では、10年後どうなるのかということを心配しています。10年前は、両親と子どもが家族連れでという姿もかなり見たのですが・・・今年は、東北地方以北や中国地方での公演がなかったことも気になります。 一方、少年が主演を務めるミュージカル『ビリー・エリオット』の観客は、私が観劇した2016年も2020年も、平日なので子どもは見かけませんでしたが、ほぼ満席で、若い女性が6割、若い男性2割、その他2割という感じでした。このようなことから、少年合唱ファンを増やすためには、外国の実力のある少年合唱団を招聘すればよいといった単純なものではないことがわかります。もちろん、少年合唱団がダンスを踊ればよいというものでもありません。また、東京と大阪でしか公演していないので単純に比較はできません。 なお、ミュージカル『ビリー・エリオット』にも、「エレクトリシティ」というナンバーがあり、日本のビリー役経験者では、未来和樹や川口 調、中村海琉の歌唱力は確かですが、あくまでもダンスが中心のミュージカルです。今年も、夏から秋にかけて東京と大阪で4年ぶり3回目のミュージカル『ビリー・エリオット』が公開されます。 ミュージカル『ビリー・エリオット』(2016)発表会より
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ミュージカル『ビリー・エリオット』(2020)のステージより
利田太一・佐野航太郎 Expressing Yourself(ミュージカル「ビリー・エリオット」)
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中村海琉 The Stars Look Down(ミュージカル「ビリー・エリオット」)
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川口 調 Angry Dance(ミュージカル「ビリー・エリオット」)
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渡部出日寿 Solidarity(ミュージカル「ビリー・エリオット」)
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セレナーデ(ドイツ語: Serenade、南ドイツ・オーストリアではセレナーデ、北ドイツではゼレナーデ、イタリア語: Serenata セレナータ)は、音楽のジャンルの1つで、夜に恋人の為に窓下などで演奏される楽曲を指します。あるいはそのような情景のことを指します。声楽曲もありますが、器楽曲もあります。 イタリアでは、トスティの「セレナータ(La Serenata)」が有名です。古くは、スカルラッティのソプラノ・セレナータ「夜に車に乗って」もあります。また、トセリの「セレナータ(Serenata 'Rimpianto' )」は、日本では「嘆きのセレナータ」の名で親しまれています。さらに、レオンカバッロの「マッティナータ(Mattinata)」は、「朝のセレナータ」という意味です。 トスティの「セレナータ(La Serenata)」 近藤 匠真
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ブルックス・リャン(Brooks Liang)
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スカルラッティのソプラノ・セレナータ「夜に車に乗って (Notte ch'in carro)」
アロイス・ミュールバッヒャー(Alois Mühlbacher)
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トスティの「朝のセレナータ」
ウィリアム・ピッケルズ(William Pickels)
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トセリの「嘆きのセレナータ」
レスリー・デイ(Leslie Day)
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なお、レオンカバッロの「マッティナータ(Mattinata)」は、ビクター少年合唱隊の合唱が「天使のハーモニーシリーズ」に録音され、発売されているのですが・・・
シューベルトの「セレナーデ」(Ständchen)には、数種類あります。ここに紹介するのは、D920の「セレナーデ」で、少年独唱と合唱という組み合わせです。かつて、東京少年少女合唱団の少年隊員がソリストをした演奏を深夜のクラシック番組で視聴したことがありますが、録画していません。確か、指揮者は小松一彦でした。 テリー・ウェイ(Terry Wey ウィーン少年合唱団)
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ハネス・エーダーマイヤー(Hannes Edermayer)
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ウィーン少年合唱団
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なお、「聴け聴けひばり」として知られているD. 889も、原題は「セレナーデ」(Ständchen)です。
アーネスト・ロフ(英語)
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ウィーン少年合唱団
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シューベルトの「セレナーデ」(Ständchen)のうち、歌曲集「白鳥の歌」の第4曲のボーイソプラノ独唱による演奏には次のようなものがあります。 サーシャ・チェルカス(Sasha Cherkas)
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マスター・フレデリック・ファース(Master Frederick Firth)
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ピーター=ヤン・コニンクス(Pieter-Jan Koninckx)
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ロベルティーノ(Robertino Loreti)
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テリー・ウェイ(Terry Wey)
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テリー・ウェイも今来日中のウィーン少年合唱団の出身者ですが、第11代「うたのおにいさん」だった横山だいすけは、ウィーン少年合唱団の歌を映画『青きドナウ』のビデオで観たことが歌の原点になっているようです。
京都市少年合唱団の少年少女によるの混声合唱はこれまでにもYouTubeチャンネルにアップされてきましたが、このほど、再編成された男子部「輝(ひかり)」の歌声がアップされました。 京都市少年合唱団 輝「虹」
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TOKYO FM 少年合唱団が出演した新国立劇場オペラ『夏の夜の夢』も、新国立劇場のホームページにアップされています。これは、コロナ禍の中での上演です。
TOKYO FM 少年合唱団出演 新国立劇場 オペラ『夏の夜の夢』より(2020年10月)
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紅白歌合戦にも2回出場した河野ヨシユキの変声前の歌声「キツツキの赤いトランク」がYouTubeチャンネルにアップされています。そこで、その歌声の変遷を追ってみました。「赤胴鈴之助の歌」には、少なくとも3種類の録音がありますが、河野ヨシユキが参画したレコードは、5万枚売れたという当時の当時の子供向けレコードとしては高い売上を記録しました。
河野ヨシユキ「キツツキの赤いトランク」
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河野ヨシユキ・宮下匡司・上高田少年合唱団「赤胴鈴之助の歌」
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河野ヨシユキ「君は僕のもの - Significas Todo Para Mi」
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「レッツゴーともだち」は、いろいろな場面、最終回まで歌われているおねえさんとビッグマンモスが一種に歌う代表曲の一つです。 酒井ゆきえ&ビッグマンモス「レッツゴーともだち」
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大野かおり&ビッグマンモス「レッツゴーともだち」
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大野かおり&ビッグマンモス「レッツゴーともだち」
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出演者全員 ピンポンパン最終回
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ビッグマンモスのメンバー「パセリ」こと世利一弘さんが歌う「レッツゴーともだち」ビッグマンモスのメンバーも、こういうお年になっておいでです。しかし、サミュエル・ウルマンの言葉「青春とは心の若さ」ということを忘れてはいけません。
【56歳のパセリが歌う!シリーズ】第19回「レッツゴーともだち」
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アウグスブルグ大聖堂少年合唱団は、ソリストも育てているようで、ユニットとしてCDを出した「ディ・コーリューブンゲン(DIE CHORJUNGEN)」は、選抜された3名の団員ですが、2代目、3代目は創らなかったようです。ところが、どういういわけか、「3代目米津玄師」という言葉がSNSで騒がれているようです。 アドーロとアウグスブルク大聖堂少年合唱団 「ああ、陽気だね」
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アウグスブルク大聖堂少年合唱団 「マリーナアドベント」
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アウグスブルク大聖堂少年合唱団 クリスマス・オラトリオ - XIX: アリア・アルト 「眠れ、愛しき人よ」
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アウグスブルク大聖堂少年合唱団 「主を讃美しましょう」
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アウグスブルク大聖堂少年合唱団 「マリアは歩みぬ」
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日本において、ウィーン少年合唱団の来日が、当時の音楽教育関係者を動かして、児童発声の研究を進め、全国に少年合唱団が誕生しました。しかし、欧米の少年合唱団の多くがキリスト教の聖歌隊をそのルーツとしているのに対して、日本の少年合唱団のほとんどは、地域の音楽教育関係者が指導者であり、一時的なブームが過ぎると、その多くが長続きせず解散したり、少女を入れて少年少女合唱団となりました。今、海外の優れた少年合唱団を日本に招聘することだけが少年合唱を盛んにすることではないと思っています。今ある日本の少年合唱団を育てていくことが求められています。 昭和30~40年代は、日本の少年合唱が盛んだった時期でありますが、それは、発声において海外の少年合唱団を単純に模倣するだけではなく、日本の少年だからこそ表現できるドラマやアニメの主題歌をレパートリーとして歌っていったことが大きいのではないでしょうか。そこで、歴史を追って、毎月5作品ずつ、少年合唱(ボーイ・ソプラノ独唱)で歌われたドラマ・アニメの主題歌を年代を追ってご紹介していきましょう。 昭和32(1957)年 「快傑黒頭巾の歌」(伊藤 久男・上高田少年合唱団)
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「少年探偵団」宮下 匡司・上高田少年合唱団
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昭和33(1958)年
「遊星王子の歌・地球を駆って」(大江洋一 上高田少年合唱団)
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昭和34(1959)年
「まぼろし探偵の歌」(岩瀬寛・上高田少年合唱団)
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「赤胴鈴之助の歌」(岩瀬寛・上高田少年合唱団)
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