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詩をある程度の期間書いている方、詩に意欲的に取り組みたい方、詩人に向け成長を目指す方はこの掲示板をご利用下さい。
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ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。

(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
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MY DEARは投稿された作品全部に評をお返しします。
本来、こつこつ実力をつけてから、賞などに挑戦するのが、スジだと思いませんか?
MY DEARはあなたのこつこつを、支援するところです。)

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編集・削除(編集済: 2025年01月02日 01:55)

唐辛子と光トカゲのうた  荒木章太郎

毎日仕事終わりは
激辛中華そばを
唐辛子で赤く染める

赤く爛れる痛みで
長い人生の中の一日を朦朧とさせ
二つの乳房の谷間
真赤な太陽沈めるだけよ
汗と涙が噴き出して
怒りと悲しみ流れ出る
痛みが味覚に変わる快感
なんて綺麗な夕焼けかしら

我慢が美徳とされる時代に
生まれていたなら
この町では表彰者だ
圧倒的な絶望のもと
痛み傷つき跪く
私の皮膚は血の滲む努力で
この人格を守ってきたのだ
スープを飲み干した頃
店の壁には光トカゲがいた

鏡の皮で迷彩し
長いしっぽに透き通る体
光と影を行き来する
切ったしっぽは流れ星
トカゲと私は似たもの同士
私の場合はしっぽがないから
背骨を切って行き来する

編集・削除(未編集)

楡けやきの誘い  上田一眞

庭にある一本の楡けやき
芽吹いたときの新緑がことのほか美しい

この木 よほど伝説的な木であるようだ
お隣り 小学生のチビ君曰く

 僕らの間では 
 〈クワガタがいる木〉で有名なんよ
 オオクワガタ
 コクワガタ
 ノコギリクワガタ
 たまに カブトムシ
 雑木林中の虫が
 木の匂いに誘われて集まって来よる

なるほど
虫好きには垂涎の的
目も眩む 夢のような木なのだろう


日曜日
庭に子どもの声がするので
行ってみると
泥だらけになった
男の子が地べたに座り込んでいる

クワガタを狙って
楡けやきの木によじ登り
あえなく 墜落

この木 逆さ箒のように剪定しているから
滅法 登り難い
おまけに こわ〜い奴も現れる
聞くと案の定
スズメバチに追われて落ちたのだ

骨折しているようだから
大急ぎで救急車を呼んだ


翌日 
小学校を訪ねてことの顛末を話し
善処をお願いした
早速 全校調査が行なわれ
児童全員(男も女も)
うちの楡けやきの木を知っていた
驚きだ

子どもたちの
クワガタへの思いはよく分かるが
重篤な事故に繋がると困るので
以降 庭は
立ち入り禁止にしてもらった


喜んだのはスズメバチだ
蜂は小姑のごとき
子どもたちが苦手だった

子どもの気配が庭から消えたら
わが物顔で 
ぶんぶん 庭中を飛び始め
家の壁 妻面に巣をかけた

さあ 困ったのはわが家の住人
庭に出るたびに
蜂の影に怯えるようになった

今日も
キイロスズメバチが鋸のような牙を研ぎ
尻から針を出し入れしながら
屯している


私は深く反省した
かわいい庭の用心棒たちを
「小姑」などと言って締め出したから
バチがあたった

まず最初に
やらなければいけないのは蜂の駆除
それから
楡けやきの木も
クワガタが観察しやすくなるよう
逆さ箒の形をやめる
さらに 幹に傷を入れ
根本の方にも樹液が出るようにする

親の同伴があれば子どもたちを
受け入れよう

 共存同栄!

そうだ
一風変わった
この町の基本理念を忘れてはいけなかった
子どもたちの笑顔を取り戻さなくちゃ

編集・削除(編集済: 2024年08月23日 19:03)

そらをとびたい  じじいじじい

がっこうにいってもおこられてばかり
べんきょうがにがて
まいにちつまらない

きょうしつのまどからそらをみたら
おおきなとりがそらをとんでる
のんびりとゆっくりとんでる
とりはいいなそらをとべて

そらをとびたいな かぜにのりたいな
せなかにつばさをつけて
おおぞらをじゆうにとんでみたい

つらいこと かなしいこと なきたいこと
ぜんぶわすれられそう
そらをとんだらしあわせになれそう

なにもかもぜんぶわすれて
そらをとんでみたいな

編集・削除(未編集)

ドーナツステーション  松本福広

一人ぼっちで道の駅へ
夏の陽炎はいつも
その向こうに不思議な場所を佇ませている

ミスター・ドーナッツ氏からの
ようこそ、こんにちは
ポンデリングとオールドファッションで
作られた駅舎
ポニポニとゴツゴツは
きっと悪い魔女が作った
真夜中2時の創作物


ピスタチオの利用客は
殻をぶつけ合っている
現実発銀河鉄道乗り換え天国行きの
ハニーディップ準急と
期間限定フロマージュトレインは
人身事故で発信できないアナウンス
乗客たちがこぼすカレーを
ドーナツ傾けて
滑り落としていく
シュガーコーティングされた
乗客員たち

チョコとクランチストロベリーの建前と
豆乳おから味の良識垂れ流して
本当は抹茶と小豆味が好きという
本音は隠しています

ドーナツの真ん中の真空トンネル
ドーナツポップ貨物列車に乗って
運ばれる荷物と私と鳥と
自由と責任は
ドーナツの穴が空いているから
0カロリー

本当の私のドーナツステーションは
どこですか?

編集・削除(未編集)

お役所  秋乃 夕陽

ちょんぎられた支援の端
暑苦しく嫌な顔をして高齢男性に説明を繰り返す
区役所の障害者支援係の職員
隣の子育て支援の係はというと
誰も客がいなくて暇そうに
楽しくおしゃべりしている
女性のアルバイト職員ばかり

イライラとくしゃくしゃと
あとは白白とぬくぬくと
湿気て澱んで
個人情報は舞い狂う
書類の上
笑う笑う
怒る怒る

「マイナンバーカードはお持ちですか」
出すのが当たり前だろうと言わんばかりに
何度も耳元で投げかけられた言葉に
老人はうまく飲み込めず首を傾げる
「ま、マイ、なんだって?
うーん、無いかなあ。わかんないなあ」
惚けたような応えに突き放すことばを投げかけつつ
何度も何度も説明を繰り返す
「なければ保険証再発行ですね!」
職員の怒りの沸点も頂点に達しつつある時
ようやく老人も何とかなく
相手の意図することを飲み込めたようだ
パイプ椅子に丸く曲がった背中を
より丸く丸めながら
職員の言葉に首振り人形のように
従順にうなづいている
「それではこれで手続きは終了ですので、
通知が来るまでしばらくお待ちください!」
バンバン机を叩きながら書類に必要事項を記入させ
履き捨てるように老人を送り出す

そんなやりとりに
自分達は関わり合いになりたく無いからなのか
それとも初めから
自分達には何の関わり合いもないことだと
決め込んでいるからなのか
後ろに控える職員は終始徹底して
顔を上げることなく机に向かい
誰もが仲間の横暴な態度にも
何も聞いていないフリを貫き通していた
男性職員は一旦は窓口から離れて
乱暴に書類棚に書類を突っ込むと
またイヤイヤながら持ち場を陣取った
「番号札十二番の方、どうぞ」
怒りの矛先はすでに次の客に向けられていた

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猫のように‥‥

人は強かったり弱かったり
わたしは強い? 弱い?
そんなことわからない

笑っていても
仮面の奥で 泣いてることだってある
泣き顔見せていたって
仮面の奥で 意地悪く
薄っすら笑いを浮かべていることもある

わたしの本当はだれもわからない
わたしにさえわからない

人は正しいとか間違ってるとか争うけれど
わたしはどう?
そんなことわからない
いつも迷っているから

ああ考えればこちらが正しい
こう考えればあちらが正しい
わからないはどっちつかずだけれど
悪くない
あっちこっちしながら
迷いながら生きるなら
本当を探し続けるだろう

だからわからないまま
猫のように
ただそのままを受け入れて
生きていけばそれでいい

ゆっくりゆっくり
一歩ずつ 
抜き足差し足
足を進めて
揺らぎながらでも
真っ直ぐに

いつか本当がわかる
その時を待ちながら

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

タイトルも変だし何だか変な詩をごめんなさい。
時間切れで上手くいきませんでしたが投稿します。井嶋先生、ごめんなさい。
よろしくお願いします🙇‍♀️

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「悟り 帰らず」

インド
太陽が赤くなり
二重に浮かぶ
ワタシ 手を合わす
祈る

ワタシ ムカシ
路ばた 食い物拾ってた
ババア 餓鬼 
ムカシ シャカ 歩いてた
足 光ってた
ワタシ ソット
シャカの 足あと 足ふんだ
やっぱり 暖かかった
仏 いるんだと やはり 思った
ババア 餓鬼
般若心経より
コレヘトのことば
時の詩
美しい
ちっと 禁犯した

ワタシこれでも
いつか悟れるか
悟れそうもない

悟りちっとも欲しくない
ほんとにワタシ
悟れへん

カマンノ カマンノ
悟らずに生きてゆく
ほやけん それが
ワシの味ちゅうもんよ
ババ餓鬼の味ちゅうもんよ
インド

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立志  理蝶

立ち上がる
初夏の風が吹く最中

立ち上がる
ぐらつく歯を噛んで

立ち上がる
袖をせわしくはためかせて

立ち上がる
白い腕を日に焼いて

立ち上がって みたものの

みえをきって みたものの

空には まひるの月がぽつねんと
だれもみてはいないのさ

丘だけはしっている
ふたつの足が 
かすかに震えていること

力感たくましく 走ってゆくんだ
いのちは まだ満足していないぞ

土を散らして 汗を垂らして
立ち上ってくる 草のちぎれた匂い

まひるの月から 光のしずくが落ちて
花が次々とよみがえる 

色が行く手を跳ね回る
なんだか目にしみて 
涙まであふれてくるんだ

あれ どうしよう
うらぶれた 
ことばとルーチンが 
らんらんと光り出して 
すこし笑っちゃうくらい

どんな光も壊してしまわないように
この手は 広く やさしく

この手には まだ何も握られていないから
この世界のどこよりもすずしい!

風をはらんで 走ってゆくんだ
いのちは まだ満足していないぞ

丘だけはしっている 
花束を持った男が 
彼の後をそっとつけていったこと

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ウクレレ教室迷子 紫陽花

その日も朝から雨だった
いつもと同じようにウクレレのレッスンは始まり
いつもと同じようにレッスンは終わった
それから唐突に先生が 今月でレッスンを辞めますと宣言した

降り続いていた雨の音がやんだ
いきなり私の足元の床がすとんと抜けた
私の体はそのままどこまでもどこまでも落ちていった
まるで底無し沼に落ちていくように
それから急にその音は聞こえてきた
懐かしい波の音だ 
ゆっくりと地面に着地すると 今度は潮の香りに包まれた
私はゆっくりと歩く
一足ごとにどこから出てきたのか
金色の猫が足元にまとわりつく そのたびに私は足を振る
猫が驚いて離れる とまた少し歩く
そうしているうちに弁天堂と看板のあるお店に着いた
店の窓から今度は白い猫がこちらをじっと見ている
私は再び足を振る 白猫は驚いたように窓から飛び出す
それと同時に私がぽんと店の中に入った
店内には大きな窓がひとつ 
四角い8人掛けの木のテーブルがひとつ
背もたれのない丸い椅子が8脚ある 
それだけで小さな店内はもういっぱいだ
壁には跳ねる魚の絵がひとつかかっている
奥の方から視線を感じて目を向けると
背の高い金色の髪の男性がこちらを見ていた
軽く微笑むと立ち上がり自己紹介を始めた
私はここで毎週ウクレレ教室をやってます
どうぞ今から体験していってください
私は喜んで椅子に座った
周りにはいつの間にか猫猫猫猫
みんな小さなウクレレを抱えている
金色の髪の先生が拍を数える
パートに合わせてアンサンブルが始まる
私の好きなFry me to themoonだ
間違えた音を弾いては誰かがニャー
1回合わせ終わるごとにニャー
そんな調子であっという間に時間が過ぎて
レッスンは終わりですと声がかかった

その声が終わるタイミングで
私は私の部屋に帰っていた
バッグの中を見るとさっきの
Fry me to themoon の楽譜と金色の名刺がある
どうやら本当にウクレレ教室体験をしたようだ
名刺には先生の名前がにゃんころりんと書かれてあり
メールアドレスも書かれてあった

うん まずはメール問い合わせをしてみよう

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
井嶋様、こんばんは。暑くなってきて妄想に拍車がかかっております。
よろしくお願いいたします。

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嬢  喜太郎

空が薄紫に染まる頃
化粧を済ませた私は
ネオンに群がる蛾に生まれ変わる
青空を舞う蝶に憧れた時もあったわ
だけど今じゃ信じられるモノは金と薬だけ
お金じゃ『愛』は買えないと誰かが言うわ
だけど限りなく『愛』に近いモノは買えるのよ
薬は私から………私の心と頭から
辛さも苦しみも切なさも
虚に変えて忘れさせてくれるの
カサついた肌にクリームを塗り込むように
傷だらけの心にかりそめを纏わせるだけの夜
今夜は何人の男たちが
ひとときの肌の温もりをくれるのかしら?
それを考えるだけで吐き気がするわ
電車を降りる前
いつもの薬をミネラルウォーターで流し込む
醜い蛾にはお似合いなネオン街が
改札の向こう側に広がっている
薬が効く頃には吐き気も治まるわ

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