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編集・削除(編集済: 2025年01月02日 01:55)

井嶋りゅう 様へ  月乃にこ

拙作への評ありがとうございます。また、お礼が遅くなり申し訳ありません。
詩の感情を読み取って頂けて嬉しいです。
「空というのが微妙に引っかかった」とのことで、改めて読み返すと「空」が突然現れるので不自然な感じになりますね。ご指摘ありがとうございました。

編集・削除(未編集)

湖西雷鳴  上田一眞

冬の湖西は薄墨の世界
比良山地の峰々から吹き降ろす

 風と雪 

清冽な水の郷
琵琶湖にそそぐ安曇(あど)川の河口に
僕は立つ
朽木谷に生を受けた
わが友の愛した情景がここにある 

白く烟る湖面に竹生島が見える
さらさらと流れる水音を容易く減殺(げんさい)する

 雷鳴

ここは人生が水漬く雪雷の世界だ
琵琶湖の龍神が奏でる葬送の雷鳴が轟く
低く垂れ込めた雪雲
ところどころ雷光が疾走り 砕ける

昨秋 永眠した天涯孤独を愛した男
界雷の余韻が残る湖畔にて
瞑目し ハンカチに包んだその友の遺骨を
遺言どおり
枯れた葭原から湖面に流す 

 さらば 莫逆の友よ! 

生前 無頼の限りを尽くし
見送る者とていない 蕩児
はた迷惑な目にも随分と合わされたが
今は無性に寂しさがつのり
ただ 祈るばかり

 水ヘ帰れ 友よ!

誰もいない葭原に佇み
見えるはずもない
友の御霊を求めてファインダーを覗く
葬送の龍神はすでに去り
鈍色の空が残る

宏き湖 再び雪華(せっか)が舞う
しんしんと降る雪
水墨山水 耳を澄ますと
静寂という名の音が湖面を覆っている

編集・削除(編集済: 2024年01月06日 07:54)

か細い祈り  理蝶

この星の力
そこにあるだけ
苦しいほど
そこにあるだけ

虚しいあかり
偉いはずのあかり
夜を切り拓いた
僕達のちっぽけな誇り

夜になると
藍色を吸った感傷が
空へ昇る
瞳を染める
涙が落ちる

明日も何とかやれそうかい
目を閉じて眠れるかい
歯を食いしばってでも
そこにいてくれるかい

せめて明日は
優しい陽が差しますように
北からの風が止みますように
軽い羽のような眠りが訪れますように

か細い祈りを
涙で濡らして
確と束にしよう
傷ついた全てのものへ
手向ける祈りの束

生きていて どうか
いのちを握っていて
いのちは訪れる幸せ
いのちは帰り来る幸せ
そのものだから

編集・削除(未編集)

大樹  秋さやか

静止画のような雨の朝

深碧に滲む世界

その中心に
一本の大樹がある

冷たい雨粒を受けとめて
微かに震える

一枚の葉は

一つの国かもしれない
一軒の家かもしれない
一個のわたしかもしれない

向こうの枝で揺れているのは
あなたかもしれない

かつては
小さな一本の双葉だった
わたしたち いま
どうしてこんなに遠いのだろう

鳥が囁く
鳥が囁かない

虫が来る
虫が来ない

光があたる
光があたらない

時が流れる早ささえ きっと

パタ
パタ
パタ

ヘリコプターのプロペラ音が
のどかに響く昼の空

太く張られた根元から
今朝の雨を静かに吸いあげる

それぞれが違う形をした葉脈は
それぞれの月の色へと透けてゆく
互いの遠さを見つめながら

同じ雨に満たされて

病葉のざりりとした穴の向こうで
陽が沈む

重たげな雲を
光で縁取りがら沈んでゆく

その残光を閉じこめて
どろりと滲む樹液
これはいったい誰の傷だろう

誰かの傷を
痛いと感じる不思議

時の重さに
揺れる
すべての葉はゆりかご

ささめく寝息がいつか
ひとつに重なるときを待って
待ちつづけて

諦めのように散り
希望のように芽吹く

繰り返される
命の満ち引き

樹洞のなかへ
さみしい風を眠らせて

降りくる夜のとばり
よりも濃く深い大樹の影に
包み込みこまれた地上で

いつか
あなたとわたしは溶けあう
わたしたちは溶けあう

無数の星々だけが
青く目醒めている夜に

編集・削除(編集済: 2024年01月05日 10:19)

鳥舞   晶子

呑んだか
呑んだぞ
潰したか
潰したぞ
全部壊したか
全部壊したぞ

じゃあ あそこで舞っているのはなんだ

ありゃあ鳥だ
山から降りてきて
人の住処のあったところに来た鳥だ
いや ありゃあ人だ
人の住処のあったところの
今は汚泥の地面に舞っている人だ
ありゃあ怒ってるのか
悲しんでるのか
ありゃあ舞ってるんだ
滅びないぞと舞ってるんだ
甦るぞと舞ってるんだ

器用なもんだ
鳥そっくりだ
ありゃ風を起こすぞ
こっちを見とるぞ
ありゃあ地を揺らそうが壊せない
地を潰そうが帰ってくる

そうか滅びないのか
そうか甦るんだな
そうだな
生きてくんだな

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おかえり私  紫陽花

一昨日私の頭の中に小さな池ができた
頭の中がちゃぷちゃぷ言うので
仕方なく病院に行った
お医者さんがCTを見ながら私に言う
そう時々使い込んだ脳には
空間が出来てそこに水が入って
池になることがあるんです
少し異常なことですが
2週間もすれば水が
体に自然吸収されて
また元の脳に戻ります

家に帰った私は
寂しがり屋の母を池に呼んだ
母は水辺が好きなので
喜んで来てくれた
小さな池はとても静かで
母の笑い声だけが響く
とても心地よくて
私は少し眠ることにした
夢の中で 小さな池は広がり
それは大きな池になり 
川となって流れ出し
やがて海になって
私の寂しさも癒してくれた
水の流れに任せて
ゆったりと眠ってゆくと
その海に辿り着いた

昔々母と歩いた砂浜で
小さな母が微笑んでいる
小さな母の口が優しく動く
おかえりなさい
やっと帰ってきたね

そうここが私の愛する場所

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砂時計  荒木章太郎

生活を区切る水平線
破られた日常の境界線
汚れた影を飲み込んだ海
太陽の光で灰色に擦り替える
遠く見えるタンカーの群れは
止まっているようにみたいだけだ
それぞれの海から
運び出された物資を
非日常の先端へと
平等に届けられることなど
空想の域を出ない

現実感を見失わないように
僕は毎朝砂浜を走っていた
かつて実験都市として作られた交差点
今は先端に追い抜かされ寂れていた
立ち止まる訳にもいかず
信号を無視し続けていた

カモメ一羽いない砂浜で
カラス達が
波と共に押し寄せてくる
哀しみで光るガラスやら
コンクリートの破片やらで
圧力をかけて啼いていた

こちらではいつもと
変わらぬ波音に聞こえる
変わり果てた君の姿に
幼き頃書き留めておいた
面影を重ねた
ふるさとは場所ではない
決して戻ることのない時の流れ
打ち寄せる砂を
拾い集めて砂時計にした

毎朝カップスープを作るのに使っている
いつだって実用的だ
亡き母のように日常を作り上げている
道理で理不尽な悲劇に足をすくわれて
ハナレバナレになった
家族といふうつわを取り戻すために
毎朝祈りながらこの砂時計を使っている

編集・削除(未編集)

井嶋様 評のお礼です。 荒木章太郎

とても貴重なご意見ありがとうございます。気持ちがぶれていたのだと思います。題名をつけた時にもう一度作品を読み返す必要がありました。この作品は更に煮込んで作り込んでみたいと思います。今年もどうぞよろしくお願い致します。

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新たな年に想うこと 埼玉のさっちゃん

新たな年の幕開け
気持ち新たに
人生の路の歩みを止めることなく進むのみ
心がざわつく出来事に胸を締め付けられる
これ以上のことは起きないように願い
皆の無事を祈りつつ
自身の平常心を取り戻そう
自問自答の毎日なりに
少しでも力になれることを考えながら
また皆の笑顔に出逢いたい
輝く未来に想いを馳せて
離れた場所でも同じ空の下にいる
願いは届くはずだから

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献身国民観察日記  えんじぇる

自分のために生きているお兄さんが、こう言いました。
「メジャーデビューしまーしゅ。頑張って夢叶えまーしゅ」

それを聞いていた、献身国民が言いました。
「めんどくせーけど、頑張って。応援しまーしゅ」

自分のために生きているお父さんが、こう言いました。
「長生きしまーしゅ。朝好きな時間に起きて、無理せずに過ごし、筋トレやって、体にいいもの食べまーしゅ」

それを聞いていた献身国民が、こう言いました。
「めんどくせーけど、頑張って。俺もう、付き合わされたくないから、出ていきまーしゅ」

テレビやラジオでは、自分のために歌っている歌手がこう歌います。
「おいらたちの長生きのために、若いみなさんも付き合いましょう。我慢我慢。辛抱と忍耐努力」

それを聞いていた献身国民は、言いました。
「それは、みんな辛いんじゃないかなあ?」

どこ行ってもなにやっても、みんな自分のために生きてる。
俺のためにやることなんか飯食って風呂入って寝ること、あと性欲処理だけだよ。

こうして献身国民は一生仕事にも恵まれず、社会にも組み込まれませんでした。おしまい。

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