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編集・削除(編集済: 2023年10月25日 04:10)

青島江里 様、 評への御礼。  ロンタロー

お忙しいなか、詩への評と感想ありがとうございました。
ご指摘いただいた最終連に関してはもうひと工夫必要だったかもしれません。
この度は、どうもありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

編集・削除(未編集)

三浦様へ 詩への御礼 成城すそ

私の「幻」についてご評価頂き誠にありがとうございました。
とても深く読み取って貰っていて、とても嬉しいです。
守備範囲……と言いますか、まだ自分の詩の形が掴めてないのかも知れません。
終盤の空白には、読んでもらった人に何があったのかを少し感じて貰いたいなと思い開けてみましたが、バランスの崩れに気づいておりませんでした。
この結果を反芻し、新たな詩へと繋いでいこうと思います。
再度になりますが、詩へのご評定、ありがとうございました。

編集・削除(未編集)

知ってる人  妻咲邦香

知ってる人がいる
知ってる分だけ見つめる
知らない部分が話しかける
知って欲しいと言いたげに
逃げる私を捕まえに来る

自問自答の雨あられ
記憶は既にびしょ濡れで
街は途端に頼りない
どんなに襟を正しても
照り返しのアスファルト
足を取られて歩けない

誰も上手に操るけれど
まるでふにゃふにゃ肉の塊
それらしい名前で飾ってみても
透かして見ればただの血の色
重い重いと嘆きつつ
今日も明日も幽霊は
奇妙な仕事に精を出す

 埋没した骨がはみ出さないように
 襲い来る激痛を丁寧に
 宥めすかして

知らない人を見る
知ってる部分が立ち止まり
私に話しかける
みんな饒舌で雄弁だ

家事の手を止めて主婦は井戸端会議に夢中
学生服に身を包み高校生は改札を抜ける
大きな荷物を抱え込みドライバーはお目当ての家へ
老人はカートを押してゆっくり歩く
電気代は値上がりし
見たことない病気に今日も新しい名前が付いた

知ってる部分に問い詰められて
私は思わず目を逸らす
その隙に知らない人はいなくなる
知ってる人はたちまち知ってた人になり
私もそっと、知らない人になる

編集・削除(未編集)

2月21日(火)~ 2月23日(木) ご投稿分、評と感想です。  (青島江里)

【2月21日(火)~ 2月23日(木) ご投稿分、評と感想です】

◇都合によりお先に失礼いたします。

◎抜け殻  妻咲邦香さん

何がどうだ、そうだとか、そういうことがはっきりしるされていません。何を書こうとしているのか、はっきりとした全体の輪郭もしるされていません。読み手が読み進める手がかりとなるのは、蝶の脱皮のイメージと、実生活にある幾種類かのシーンのみ。

ですが、不思議と浮かんでくるのです!何とも言えない実世界に生きる人の虚しさに似た気持ちだとか。

これは、作者さんの技量にあるのだと思います。なんて言ったらいいのか、現実のような、そうでないような次元にピッタリとあてはまった、いい意味でグレーゾーンのような、作者さんならではの言い表せない世界の展開を感じました。ですが、心象表現は、ばっちりとリアルな言葉で表現されていて、とても印象深く。

自由は醜い
自由は冷たい
頼りないし、ひたすら痛い


伝えなければいけない
生きるために
何をすべきかを
何をすべきだったのかを


作者さんならではの技量による「あいまい」の世界の確立を感じさせる作品だと思いました。秀作を。



◎さよならの固形  森山 遼さん

タイトル、すごいです。「さよならの固形」・・・さよならが形になって残るって、何かとてつもないさみしさを感じます。かなしさなんて、さみしさなんて、できればぼんやりと、陽炎のように、ゆっくりしらないうちに消えてくれたら一番楽なのですが。

気になる点は、今回は二点です。
まずは一点目です。

君の微笑みが
とおくにあるので
私は
そこにゆく

一連目のこの距離感。一緒の場所にいて離れたところに位置しているのか。違う場所に暮らしていて、遠くの人を思うのか、はっきりしないので少し迷ってしまいました。同じ場所の少し離れたところにいるのなら、一行目に「七月の空の真下に二人」のような言葉を加えるとわかりやすくなると思いました。反対に遠くにいる人を頭の中で思っているのなら、それなりの言葉を付け加えて、修正する必要がありそうです。

二点目は主語の表現についてです。

作中に「君」と「あなた」が混在しています。どちらかに統一された方がいいと思います。あと、「私」と「わたし」の混在も同じです。特に何かこだわりや差別化を希望されていないのでしたら、統一された方がいいと思います。あとはまちがいではないのですが、「私ら」という言葉、音的に「私たち」の方が綺麗に響くと思いました。

七月のことを書いているのに、とても震えるようなひんやりとした空気を感じさせる作品。
さみしさが浮き彫りになって伝わってくる繊細な作品だと思いました。今回は佳作二歩手前で。



◎袖振り合うも他生の縁  ロンタローさん

人を好きになった記憶を振り返る。楽しければ楽しいほど、切なく、胸が苦しくなってしまうような気がします。

一連目の「運命を感じた/そう勝手に思い込んでいた」これは、振り返って初めて思う
言葉だなと思いました。

出会った時のことからお別れの時までを、過去形の「た」でそろえ、テンポのよい流れで描かれています。そのテンポのよさが、逆にさみしさを醸し出しているような気持ちにもさせられます。長々とした説明的ではない、ほどよい言葉の長さ。そして、とても正直な感情。スラスラと読めるのですが、間に入ってくる心の表現には、じわりと胸に滲んでくるものもありました。

出逢えただけでもラッキーだった
そう思うしかない
マグマのような感情も抱いた
深い縁ではなく浅い縁だった

特に最後の一行からは、とてつもないさびしい気持ちが伝わってきます。それでも、続行する連では、出会えてよかったという気持ちを表現されています。折れそうな自分の気持ちを自分で支えている健気さと一生懸命さが響いてきました。

最終連では、相手のしあわせを思う気持ちでしめられていますね。個人的に思うのですが、この最終連、それまでの連の心の表現が印象深さの連続だったので、ちょっと弱く感じました。表現的には普通の感じがするので、ここ一番の作者さんのやわらかで深い感情を込めた連にできたらいいなと思いました。今回は佳作半歩手前で。



◎ガイジン  山雀詩人さん

外国の人は、日本の人とはちがって、背が高かったり、性格がとても積極的で明るかったりしますよね。その性質を音楽に感じることもありますよね。とても楽しんで書かれていると思います。こころから詩の世界に入り込んで、その思いを元気いっぱいに表現されていると思います。

この作品で一番気になったところは、タイトルです。「ガイジン」という言葉は、差別的用語ととらえる方もいます。実際に何かのインタビューで「ガイジン」と言われると疎外されているようで悲しいと言っている報道を耳にしたこともあります。なので、こちらのタイトルは、よほど譲れないと思わない限り、変更された方がよいと思います。カタカナ表示にこだわるのであれば、作中の「ニューヨーカー」のようなところに落ち着かせるのもよいかと思います。

外国の人に思いをはせるこの作品の終盤は、自身が日本人だというところに焦点をあてています。作中で一番の肝はこの部分なのかなと。であったら、前半がかなり長くなっているので、少し整理をされて、この部分をあと少し深堀してみるのもいいかと思いました。日本の中の外国にいる日本人。念願のラップ、詩で自身の世界を紡ぐ・・・なかなか面白い表現だと思いました。今回は佳作一歩手前で。



◎想い  cofumiさん

読み進めていく途中、ものすごく大きな風を感じました。

青いワンピースに
風が舞い込みバルーンとなり
飛んでいきそうな体

青いワンピースが空色のイメージになって、より一層、景観を広げているようにも思えました。

真っ白な肌を
真っ赤に染めようとする
真夏の陽射し

こちらは、こちらで、やけどしそうなくらいの強い陽ざしを感じさせてくれました。

「小さな子供のような手で」という言葉から、貴女が、大人の女性であるということがわかりました。あとから登場するのは華奢な私。その私なのですが、貴女との関係が知りたかったです。私が貴女をその人だけのために、傘になりたいと思えるほどの理由はなぜなのか。どういう関係で繋がってくるのかと。このような気持ちや関係を明らかにすることで、全てを守りたいという気持ちに対して、読み手に感動を巻き起こすように思えたからです。

あと、肩に触れる銀の糸はどういうことを表しているのか、どういう状況なのかも知りたかったです。

作品の全体ですが、鮮やかな色を感じさせてくれる作品になっていて、とても美しかったです。今回は佳作一歩手前で。



◎らくだ  鯖詰缶太郎さん

一連目を読んで思わず、笑ってしまい、そのあと突っ込んでしまいました。
「なんで、らくだ、おるねん!」と・・・(笑)

夢なのかなと思うと、そうではなくて話は続いてゆきました。

「とりあえず/会社に電話しよう」
またまた突っ込んでしまいました。「電話すんのかぁ~い!」(笑)

会社の上司の突っ込みも笑えました。
「電車に似てたの?」
またまた突っ込んでしまいました。「そんなわけ、ないやろぉ~う!」(笑)

さらに話は進んで「私の時は鳥取砂丘だった」なんて言っている(笑)ぼけボケの上司というか、作品全体がぼけボケの世界。漫才でたとえれば、作品の登場人物がぼけ役で、読み手が突っ込み役みたいになっていますね。

意表を突く作品でした。とてもユニークですね。このままだったら、コントのネタのような感じでとらえられることも多いと思うので、社会や日頃の生活を取り巻く事項のアイロニー等を重ねてみると面白い作品になると思いました。たくさん笑わせていただきました。
ありがとうございます。



◎佇む風の先に  朔音さん

孤独について考えさせてくれる作品。孤独って何なのかな。そんなことを深く考えたこと、なかったような気がします。ただ一人ということ、周辺が、ぼっち、ぼっちと騒ぎ立てることが気になって、そういう標的にされたくなくて、不安な感情が湧いてくる。だから一人が怖くなる。で、作中で一番訴えている孤独の一番の怖さ、誰も私に気づかないという孤独。大勢の中の孤独。なるほど、気づかれない孤独っていうのが一番怖いかもしれないって思いました。そこから作者さんが表現されている孤独に対する新しい気付き。それは、「佇む」という言葉によって、急展開ではなく、自然な心の動きを映し出すことができていると思いました。

孤独の世界を草原の中の私にたとえた作品。孤独は悪くなく、楽しむことだって可能だというメッセージ。自分の風をつくろうという思い。自身の胸の内の動きを、そして希望を、素直に表現されていると思いました。


++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

気が付けば二月も過ぎて三月。道端に春の草花の小さいつぼみが。
春本番まであと少し。まだ数日、冬の寒さに出戻ることがあるかもしれませんね。
どうぞご自愛くださいね。

みなさま、今日も一日おつかれさまでした。

編集・削除(未編集)

三浦様、評のお礼  朝霧綾め

三浦様、
このたびは大変お忙しい中、「ご機嫌な春」に評をくださりありがとうございます。
ただ平凡にうきうきした感じを書き連ねた詩で、特筆すべきところもないので、困らせてしまったかもしれません。水を差すのも…と半歩前を下さった優しさに感謝いたします!

6連目に重みがあるように書いたので、触れていただいて嬉しかったです。ご機嫌が乗じて、不審に思えるような行動もとってしまうという場面でした。生活の中で何度かこういう気持ちになったことがあるので書いてみました。おにいさんには勘違いされないよう、気を付けた方がいいですね(笑)

もう一度読み返してみて、幼すぎるかもしれないと思いましたが、たぶんこの詩が私の等身大です。他の方が書かれるような重みのある作品はまだまだ書けませんが、このような詩も大切にしつつ、少しずつ成長していきたいと思います。

可愛らしい詩と言っていただけて、嬉しかったです。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

編集・削除(未編集)

感想と評 2/24~2/27 ご投稿分  三浦志郎  3/4

お先に失礼致します。


1 成城すそさん 「幻」 2/24

このかたも守備範囲が広そうですねえ。前作と打って変わった方向性です。
意味は取りません。ただしキーワードを拾います。

1連……夕暮れ~レンズ~砂糖
2連……朝焼け~焦燥~憂い
3連……地面~罪悪感~蒸発~後悔

これらが連結器となって詩行が構成されます。そこにあるアクロバット性は「考える」よりも「感じる」
ことを求めているようです。抽象詩に属する由縁でしょうか。ここに「幻」の感覚が潜んでいるのかも。それでも2、3連はわずかに心情的なものを滲ませています。意味は取れませんが、成城さんがこの言葉群、詩行を選んだのには、何がしかの意図・背景があった事を理解しましょう。
「あ」以降はちょっと軽めに流れて、詩全体のバランスとしては、ちょっと難しいところ? 
あと盛大な空白は何を意味するかが、謎になります。終連はわずかにタイトルを匂わすところでしょうか。佳作一歩前で。


2 喜太郎さん 「AI 」 2/24

SF詩ですね。こういう分野は此処では珍しいんです。フィリップ・K・ディックが生きていて詩を書いたら、こんな素材を取り上げそうです。今盛んに話題になります。それを反映して作られたこの詩。最大限デフォルメされ、ここまでくると「AIファシズム」と言ってもいいほどです。ファシズムは歴史的には悪の権化ですが、この詩に見るそれは、いいことずくめ。「だったらいいじゃない、以上!」で終わりそうなんですが、どっこい、そうはいかない。この詩に行間から漂ってくる“いかがわしさ”を見逃しちゃいけない!喜太郎さんの、この詩の神髄はそこにあると推測します。「人口増加抑制法」が注目され気にかかるところです。端的に言えば人間がAIに支配される危惧、警鐘を思うべきでしょう。詩行は極端を綴りますが、そういった要素があること間違いありません。そこを掬い取っている。その意味で終わり3行は暗示や皮肉を込めた警告であります。この詩はこの3行です。珍しい趣向にして興味深い、よって佳作とします。

アフターアワーズ。
文学を含む芸術万般はAIとはあんまり仲良くしたくないですねえ。ところがすでにAIが書いた小説なども取り沙汰されてます。詩も然りでしょう。逆に法曹界はアシスト用として期待しているようです。


3 エイジさん 「まぁいいよ」 2/24

オオイヌノフグリー凄い名前の割に、可憐で可愛い花。よく見かけるし、詩でも割と使われる野草でしょう。
場面は3分割されそうです。“一年前の”初連~3連。大学入学の4、5連。どちらも公園。以前何度か登場した、あの公園でしょうか。最後は「*」以降の部屋での場面。
エイジさんにしては珍しい部類に属する作品かもしれませんが、けっこう共感する部分があって、「僕らは大学へ入学した」―おそらくエイジさんは当時を振り返って書いたものでしょうが、この詩にあるのと、僕も同じ思いなんです。もうかなりの昔。「角砂糖2つ」というのも、どこか時代を感じてしまうのです。この詩を読んで思うのは、大学生といったって、今から思うと、まだ子供だったんだ、といった事です。前半部の「君」の言う「まぁいいよ」には曖昧さ、煮え切らなさ、これはやはり未熟を感じさせますし、部屋での二人のやりとり・仕草はどこかぎこちなく、場をつくろう感じが見て取れます。「愛すべき不器用さ」みたいな感覚で、この詩を把握することができます。僕の勝手なフィーリングで言うと「今から思うと」―そういった感覚を場面ごとに見せてくれているように感じたのでした。佳作半歩前で。


4 晶子さん 「燃えよ老人」 2/25

晶子さんにしてはタイトルがおもしろい。僕は「燃えよドラゴン」とか「燃えよ剣」とか思い出しますが、とにかく根性入ったフィーリング。そこを「老人」とは!ややミスマッチ気味がかえっておもしろいです。さて、中身は?
ちょっと初連が取りにくいんですよねえ。2連の「娘」を晶子さんと想定すると詩が通じやすくなる。
それで行きましょう(しかし違ってたら大問題!!) そうすると、この詩は父上に捧げられたものでしょうか。大変失礼ながら、父上が天寿を全うされた際の感慨ではないでしょうか。タイトル「燃えよ」は「根性入れろよ」ではなくして、棺が焼かれることを言っているのではないか? 泣き笑いのような位置に悲しみがあって、そこにこそ、この詩の愛惜と鎮魂があるような。初連、も少し噛み砕いてもいいような。甘め佳作を。

アフターアワーズ。
どうでもいいことなので、こちらに書きます。(終連除いて)各連のトップを1行置きにしても、ニュアンス出るかもしれないです。


5 香月さん 「アクチュアリー」 2/25 

記録によると、今回が当区間2作目です。が、ハイ、僕、この詩好きです。まだ2回目ですが、これは佳作です。貝~蟹~鳥と変化を遂げる。これは一種の進化と見てもいいでしょう。それぞれの生き物の周辺を、よく練られた詩行がしっかりと守っています。
ちゃんとロマンもストーリー性も纏っています。変身の繋ぎ目も違和感なし。自然に読めます。独特のリズム感は7・5調基調から来ていますが、古くささも違和感も感じさせないのはさすがですね。詩一篇がひとつの物語。童話としても最適です。漢字が多いんで子供が読むのは向かないけれど、読み聞かせにいいかもしれない。上記リズムの効用です。終わり2行は感動的。とにかくいい詩でした。

アフターアワーズ。
タイトルについて、アクチュアリー 「actually」(実際に)―ある予想や想像が前提としてある上で、それに反する形での事実が起こった場合だそうです。「実は、意外に、マジで」みたいにも使うとか。なんとなく頷けそうです。


6 猫目屋倫理さん 「晩餐」 2/26

これはブラックユーモアでしょうね。口調から言って、語り「私」は女性。従って「私を見つめるプリンシパル」「あなた」は男性。英訳は「大事な人」みたいな感じでしょう。これで話は通りそうです。
内容から行くと冒頭は「友人」でもいいけど、恋人のほうがしっくりしそう?まあ、現代は同性でもいいんですが……。同性と言えば、これは「ライバル、皮肉、嫉妬、憎悪」などをキーワードとして、解釈してもいいかもしれない。「足の引っ張り合い」「裏切り密告」の連。「騙しあって潰しあって」「憎悪にまみれて」―このあたりにそんなフィーリングを感じます。案外、こういうのは女性のほうが恐い!?終連1行はオチ的にして勝利宣言か?この詩に高貴なタイトルを持って来たのも利いている。こういうセンセーショナルなものも珍しいです。 恐る恐る佳作半歩前を。


7 大杉 司さん 「遠くから」 2/27

僕も時々思うのですが、一人称を全く排して書くほうがいい場合は少なからずあって、歴史的事実とか共通認識とか普遍性を出したい時、そういうことが多い気がします。もし仮にそれで行ったとすると、4連目終わりの「僕は思う」は削除でもいい気がしてます。「そんな世の中」で止めてもいいかも。シリアス感が出るかも。もちろん主観ですから、このままでも特に問題はありません。
ウクライナから、はや1年が過ぎました。本当にこの詩の通りであります。少しリクエストしたいのは、やや現実感に欠けるので、実例か何か描写が欲しい気はします。そういったリアル感を添わすとすれば「銃声だ 悲鳴だ」「悲鳴だ 助けだ 祈りだ」の連に近接させるといいでしょう。1連でもいいんです。スペースはまだあります。
傷ついて担架で運ばれる兵士。泣きながら頽れる老婆。幼子を抱きかかえて逃げ惑う若い母親。群像のことです。 佳作一歩前で。


8 朝霧綾めさん 「ご機嫌な春」 2/27

ちょうど今頃の時期でしょう。調べると今日の横浜の温度が14°Cでした。初連が微笑ましく好感が持てます。誕生日のこと、梅とメジロのことです。これからのことを考えながら、この詩を読むと、ホント、この通りでウキウキしてきますね。コートの重さ、スキップ、鼻歌、駆け出す、空を見上げる。やっぱり面白く楽しいのは6連目なんです。おばあちゃんはまずまずですが、次のおにいさんには、勘違いされないようお願いしときます(笑い)。大変失礼ながら、詩論としては、特にどうということはないんですが、このウキウキ感は貴重かもしれない。可愛らしい詩でもあります。せっかくの、この楽しさに水を差すのも、ナンなんで、半歩前で。



評のおわりに。

暖かい日もちらほら。僕の地域では3日間、風の強い日がありました。
風が冬を吹き飛ばして行ったか?あ、ひな人形かたさなきゃ……。では、また。

編集・削除(編集済: 2023年03月04日 17:46)

臨終  江里川 丘砥

さようならまでの間に
あなたは
どこを見つめていたのでしょう
虚ろな目で
意識があるのかもわからない表情で
窓の外
暮れゆく日と人生を見つめ
あるいはもう
見つめることすらもしないで
すぐそばまで来ている死へ
すべてを明け渡す用意をするように
浅く短い呼吸を
繰り返していた

干潮の時刻が訪れ
今日の潮の満ち引きなど
もはや知るはずのないあなたが
途端にあえぎながら
大きく息をしはじめる
心電図が
慌ただしく音を立て
終わりを報せるように鳴りだすと
だんだんと
血圧は下がり
心音が
小さく
小さく
なって
ゆく

最期の時
魂を天へと還すように
たった一つ
大きな息を吐いて
あなたはそのまま
静かに眠った

その吐いた息にのって出た
魂が
見えやしないかと
目を凝らしてみたけれど
白い天井があるだけ
たちまち霊体になった
あなたが
笑っていやしないかと
そこら中を見回したけれど
ついに息を引き取ったあなたが
横たわっているだけ
体はまだ
温かい
あなたはもう
そこには
いない

わたしは
また一人
愛してくれた人を
なくしました

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季節工場【春】  秋さやか

ぽとんぽとんぽとぽとん

季節工場の屋根の下
ずらりと並べられたバケツのなかへ
雪解雫の落ちる音が響きだします

ぽとんぽとんぽとぽとん

朝日を孕んだ雫の
楽しげな音色につられて
子供たちが集まってきます

両手に抱えた砂糖と洗剤を
落としそうで落とさずに

開け放たれた門の前には
虹色模様のストローがたくさん置かれ
切り込みが入った先っぽは花のよう
「ひとりいっぽん」という注意書き

子供たちは
一目散にバケツのもとへと駆け寄って
真っ白な砂糖をさらさらといれてゆきます

溶け切るのを待ちきれず
続いて洗剤もいれます

みな腕まくりをして
楽しそうにかき混ぜます

雪解雫は
冷たくないのでしょうか

バケツを満たしてゆく
きらきらと光る泡

ひとりが泡まみれの腕を引き抜いて
門へと向かえば
みんなもそれに続きます

取ってきたストローを
バケツのなかへ 
ひときわ慎重に浸します

期待とわずかなおそれに
ふるえる水面

ゆっくりと引き抜いたストローへ
熱い息を吹き込めば
大地と空を映しながら
膨らんでゆくしゃぼん玉

息が切れるのと同時に
風に乗って舞いあがります

高く高くあがっていく
空の途中

しゃぼん玉のなかで
揺らめいていた地平が
しんと凪ぐ

その次の瞬間

しゃぼん玉は
夢から覚めるように弾けます

ぽわん

そうして暖かな空気が次々に
ぽわん
ぽわんと生まれます

地上には
子供たちの喜びの声が響きます

寂しく眠り続けていた空は
ようやく明るさを
取り戻してゆく時がきたのです

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風の生まれる場所  エイジ

風の生まれる場所へ
僕は行ってみたい
名もない風が生まれて
世界中へ飛び立つんだ

地球のどこかに
風の生まれる場所があるという
春になればそこへ行って
僕が新しい風を育てたい

花がそよげば
風が見えるよ
マッチの火を消したら
風の形が見えるよ

風の生まれる場所は
ここにもある
僕が走れば僕の風が
君が走れば君の風が
君の風に僕は吹かれたい
風に包まれて君を感じたい

僕等二人の風に吹かれるまま
僕等は当てもない旅に出る
風に身体を委ねてどこまでも
どこまでも

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灯りをさがして  cofumi

私は私の
灯りをさがす
あの角の向こうには
その灯りがある

静かな夜に
静かな窓
静かに私は
こうべを垂れる

見慣れない電柱に問うてみる
掌に伝わる冷ややかさよ
初めて見た星に問うてみる
全ては屑になる

仔猫の鳴き声につられて
軒から軒へと歩く
蛍を捕まえるように
震える体を両手で覆う
小さな灯りが
涙ぐんでいた

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