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スキップするために生きている
飛び跳ねて靴音を
たたんっと高く 響かすために
スキップするために生きている
昔赤ちゃんだった頃
歩けるようになったのも
きっとスキップするため
ようやく大きくなったのだ
この足を この身体を
自分が楽しいと思ったことに使わなくちゃ
祖母からもらったお小遣いで
先週 空色のスニーカーを買いに行った
スキップするために本を読む
ファンタジー小説を読んで
魔法の世界に遊ぶ
こんなに楽しい気分なら
本当に箒で空も飛べてしまいそう
スキップするために歌をうたう
自分の声はソプラノだったのだと
知って微笑んだりする
スキップするために涙は拭う
目が赤くならないようにそっと拭って
手早く前を向く
視界がぼやけて
つまずいたりしたら大変だ
成功した実業家の書いた本を読む
面白くない古い記憶からは
適当に目を背けて
スキップしたいから腹を立てる
でこぼこの地面ばかりだった
今日一日にため息をつく
スキップしたいから嫉妬する
さっき隣を通り過ぎた人は
明るい顔で歩いていた
私は肩を落として歩く
スキップどころか
歩くことさえ面倒くさい
そんな夜を通り過ぎる
朝が来る
顔を洗う
ふいに思いついて
空色のスニーカーを履いてみた
靴ひもを結ぶと
ぴたりと足に合わさる
外に出たい
ドアを開ける
飛び跳ねてスニーカーの靴音を
たたんっと鳴らそう
高く結んだポニーテールを
左右に揺らして
ワンピースの裾も
ふわふわなびかせて
スキップするために生きている
きっと私は
スキップしたくて生きているから
8月の夜が
少し涼しくなって
私が眠れる時間は
いつでしょう
8月の夜は
暑くてなかなか眠れません
ベッドに入って
ぼーっと空を見上げたまま
しばらく過ごしています
そのうち
夜空では星の子たちが
遊び始めます
星の子たちは太陽から
もらった小さな火を
夜空に放り上げます
夜の空を歩きながら
くるくると火を回しながら
タイミングを見計らって
高く高く火を放します
ぽーんと飛んだ火は
放物線を描いていたり
垂直な線を描いていたり
きらきらと火の粉を
夜空に撒きながら
燃え尽きていきます
星の子たちが遊び疲れるころ
ようやく私も眠れます
青島様 こんばんは。評をありがとうございます。名前のちゃんとした読み方を書くのを忘れてますね。あ!と思ってます。共感第1なので、もやもやされると悲しいです。
また、よろしくお願いします。青島様に私の名前の歴史が伝わったのは嬉しいです!
「夕空」に評をいただきましてありがとうございました。
秀作とのこと、うれしく思います。
うれしく思うような内容の詩ではないのですが…
こういうプライベートでシリアスな詩を、
投稿していいものかどうか、すごく迷いました。
真摯な気持ちで書いたとはいえ、母の病気を詩のネタにする後ろめたさと、
評者の方も評価しにくいだろうという申し訳なさ、
なので、一度は投稿をやめたのに、結局 投稿する自分のエゴと…
考えすぎですかね。自分でもそう思うのですが、
考えすぎてるわりには、良かったのか悪かったのか、いまだに答えが出ていません。
どうもありがとうございました。また投稿させていただきます。
午前4時半、開店前のスーパーの品出しアルバイトのため家を出る。
「おはよう」
一人暮らしなので、心の中の独り言。
周りはまだ暗いまま。車のエンジンをかける。
地方の国道は疎らに走るトラックのライト、信号機、街灯の明かりのみ。
家屋や店の灯りは概ね寝ている様子だ。
空いている道路をひた走る。
空気が昼に比べれば気持ちよく澄んでいる気がする。
SNSでよく見る「おはよう世界」
みんなが寝ている景色を走りながら、誰につぶやこう?
日本語の「おはよう」
人間関係のきっかけの言葉。
朝、知っている誰かと会った時にきっと一番自然な言葉。
皆が寝ている時間
イタリアやエジプトならまだ晩酌の時間。楽しい夜の明かり。
インドやタイでは夜行性を語る人でもさすがに寝ている時間なのかな?
ニュージーランドでは、きっとおはようの時間。
世界も、日本の中も「おはよう」だけでは繋がらない。
それでも、他国の言葉を教えるのは挨拶から。
ぐっどもーにんぐ
ぼんじゅーる
ぐーでんもーがん
さーしゃんはお
僕は目覚めている。
一日を始める。
自分の世界に
おはよう世界。
誰かにかける言葉を
自分に還す。
昔のこと
私は両手を地につき
私は両膝も地につき
多くの助けの中に生きていた
やがて立ち上がり大地を両の足で踏み締め
空を見上げて夢や希望に心包まれた
だが年月は残酷なまでに早く過ぎゆき
持ちきれないほどの思い出と
数えきれないほどの後悔と懺悔
それでも懐かしむ時には微笑みを与えてくれた
やがて私の足腰は弱くなり杖が必要となった
杖を持ち 杖に頼り 杖と共に歩いている
まだまだ人様の肩を借りるまででは無い
こうして立ち止まり胸を張り空を見上げられる
まだまだ歩きたいのだ
一本増えた私の足は
今日もゴツゴツと力強い音を立てる
野分けが日の本に近づき、上陸するのも時間の問題の中、
不安が募るばかりの夜を迎へるが、
子どもの頃は野分けが来るのが嬉しくて仕方なかったのを思ひ出すと、
なぜ、あんなに興奮できたのか、
それは野分けの圧倒的な暴力性にあったのではないかと今は思ふ。
野分けの無慈悲な暴力性は地上にしがみ付いて暮らす人間を
運が悪ければ家屋は破壊され、
冠水した道路に突っ込んで溺死する人や
土石流で命を落とす人など、
人命が危機にさらされるその暴力性は圧倒的なのだ。
人間の営みの何と小さなことかと思ひ知らされる野分けの悪魔性は
どう足掻こうが人間が太刀打ちできるものではなく、
太刀打ちできないから人間はうち捨てられた人形のやうに
野分けに弄ばれ、最悪の場合、命を落とすのであるが、
その無惨な様は悪魔の仕業としか思へぬのである。
野分けは容赦がない自然の出来事ではあるが、
自然とはそもそも人間に容赦がないもので、
自然環境の激変で人間の文明は幾つ滅んでいったことだらう。
だから、それでも生き延びるのだ。
生き延びて野分け一過をこの目に見るのだ。
何があらうとも生き延びての始まりであり、
死んでしまったなら、野分けの思ふ壺なのだ。
人間はある意味反自然的生き物であるその筋を通すためにも
生き延びるのだ。
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※野分けは今でいふ颱風のことです。
今回の台風はとにかく移動速度が遅いのが怖い。
暴風圏に入る関西ではほぼ24時間に渡り、強い風雨にさらされそうです。
台風の中心部付近にも、長時間に渡り居座られることになる。
とてもやっかいな台風です。
木造家屋に住む者としては、家が持つのか、かなり不安。
名古屋~岡山間にお住まいの方は、とりわけご注意下さい。
ご無事を祈ります。