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編集・削除(編集済: 2025年01月02日 01:55)

青島江里さん 評のおれいです。

今回も丁寧に深く読み込んでいただいて、本当にありがとうございました。
また、私のつたない詩を、丁寧に書きなおしていただき、どれだけ勉強になったか
知れません。
まさに望外の喜びです。
是非、参考にさせていただき、研鑽の糧としたいと存じます。
誠にありがとうございます。

編集・削除(未編集)

詩の評、お礼です。  じじいじじい

雨音様

こんにちは。
詩の評、お礼です。
新一年生の新鮮さと新品ランドセルのピカピカさを表現してみました。
少し漢字を混ぜるという技術、有難うございます。
これからも宜しくお願い致します。

編集・削除(未編集)

☆2024/4/16~4/18 ご投稿分、評と感想です。    (青島江里)

 2024/4/16~4/18 ご投稿分、評と感想です。

☆さくら 喜太郎さん

この作品を書かれた頃は、まさにお花見シーズンでしたね。お花見に来ている人それぞれに、個々の物語がある、そんなことを感じさせてもらいました。

失恋された一人の女性。去年は彼氏さんと二人で見たのに今年は一人。思い悩みながら歩くけれど、きれいな桜を見ているうちに和やかな気持ちになれたというところは、深くは書いていませんが、気持ちを察すると、枝が揺れそうなくらいに満開の桜があるのかを想像させてくれました。そして、歩いていくうちにブルーシートの上に集う女友達の見つけるところ、失恋した彼女をあたたかく迎え入れる友達との再会のシーンは、彼女たちは気心の知れた間柄だということを思わせてくれました。

詩のメインは、まさしく、失恋した彼女と気心の知れた仲間が出会うシーンだと思いました。せっかくですから、このシーンをもっと強調されてはどうでしょう。彼女が一番心配していたことは何か?そしてホッとしてジーンとしたことは何か?と考えると、それは仲間の一言なのかなって私は思いました。

少し先に広がるブルーシート
友達の姿
女だけの花見の会
独り身達の花見の会

『ただいま』
『お帰りなさい』

大きめの声で言えた
桜のような和やかな笑い声
かわらない
私の友達の声

もしも私が彼女だとしたら、失恋した私を、腫れものを触るようにせず、いつもと同じように受け入れてくれたことがとても嬉しいと思うので、こんな風にそのシーンを強調してみました。あくまで一案です。作者さんの良いと思う方法で強調してみてくださいね。桜のはなびらのようにやわらかな友達の優しさが感じられる作品。今回は佳作一歩手前で。



☆雨の物語  あこさん

深夜に雨。家族の帰りが遅いと心配ですね。「今から帰る」って電話をくれた時って、ちょっとホッとしますよね。お話の内容は、とてもよいお話。暗い夜道の冷たい雨の中に、ぽっと灯されたあかりを感じるようなお話になっているなぁって感じました。

全体的に見てみると、①改行や空白、②「」を使った会話、③…の使用が多くみられます。書きたいことはたくさんあると思います。一から十まで全部書きたいという気持ちもとてもわかります。ですが、あまり詰め込みすぎると、一番部分が、他の色々な表現に隠れてしまう可能性が高まりそうですね。上記の①から③について、ある程度の整理をしてみてもいいのではないかなって思いました。

連分け、改行については、特に決まりはないのですが、一番参考になるのは、読んでいて気持ちいいなぁって思う詩人さんの作品を、何度も読んで参考にしたりすると、自分なりの丁度いい連分けの方法がつかめるのではないかと思います。

今回の作品の中で一番心にきた表現は、こちらでした。

傘をさして帰った人の心に
その傘はずっと さされ続けるのだろうか・・

雨が上がると同時に
全ては  消え去ってしまうのだろうか

個人的には、詩的だなぁって思った言葉たちでした。傘をさすっていうことだけでなく、雨に濡れて不安だった人に届けられた思い。その思いが雨の日が過ぎても、ずっとその人のどこかに残ってほしいなぁって、祈るように伝わってきたからです。

それでも私はやっぱり
「その人は 濡れなくて良かったねぇ」

きっとそうしか言わない
言えない

終盤の部分もよかったです。親心といいますか、余計なことを言わず、子供の純粋な優しさのそばにいてあげよう、守ってあげたいという包容力を感じたからです。優しい人が優しいままでいられますように。そのようなことを思わせてくれる作品でした。


☆最期  紫陽花さん

生きていると、数々の出会いとお別れがありますね。いつかは来るとわかっていても、寂しさでいっぱいになるのは、身内とのお別れの場面ですね。

作品を拝見していると、二つの寂しさを感じました。一つ目は、もうすぐきてしまう、危篤になった義父との永遠の別れ。二つ目は、血のつながった孫のように、最期の近づくその時までしっかりと覚えてもらえていないような所作、いくらきっちりとお世話をしても、私は嫁という立場。本当の娘のような関係にはなれないという寂しさです。

義父は 危篤状態になり私を忘れてしまった

この一行の胸の内を物語る三連目と四連目の、一本の糸が張られたような切迫と、辛さの度合いの強い寂しさの表現には迫りくるものがありました。読み手の私は、いつのまにか、まるで現場にいるように、そのシーンに入り込んでいました。そこからの五連目なのですが、あまりにも三連目から四連目のインパクトが大きすぎて(とてもとてもいい意味で)、入り込みすぎたため、目の前にある砂嵐の画面が……となった時、病室の携帯の目覚ましだったの?と、錯覚を起こしてしまったのです。

何故なんだろう?そこで気になったのは、五連目の先頭行の「そんな事を思い出しながら」の「そんな」です。三連目から四連目のインパクト大を場面転換にするにあたって、「そんな事」だけで受け止めるのは、ちょっと受け止めきれないのではというように思いました。五連目の初めに「我に返った」というような言葉や内容を追加することで、三連目、四連の続きではないのだなと、読み手も我に返ることができると思いました。また「顔つきやら仕草やら似てないということだ 1ミリも義父ではない」の一行についてですが、本来なら二文でできている行。「だ1ミリ」の部分は読みにくいこともあり、個人的には強調の意味もかねて「1ミリも義父ではない」の部分で改行される方がよいかなと思いました。

大丈夫 私はあなたの最期を見届ける

この一行は見事だと思いました。私のことを思えていようがなかろうが、最期までそばにいるという気持ち。きっぱりと言い切ることで、嫁として、身内としての確固たる決心と覚悟が響いてきました。今回は佳作半歩手前で。



☆慟哭 秋乃 夕陽さん

慟哭とは、声をあげて激しく嘆き泣くことですね。一連目、そして二連目も、比喩を使って表現されているように感じました。何の比喩であるか。おそらく「慟哭」という言葉のイメージについての比喩になっているのかな。そのようなことを想定しつつ読ませていただきました。

一行ずつの単位で注目していて、美しい言葉だなと感じたのは「波にゆらめく生命線」や、
「不確かで確固たる/鼓動の果て」でした。

ただ、この作品を読み通して、私の読み込む力が足りなくて申し訳ないのです。「泣き叫ぶ」という空気を感じることができませんでした。言葉単体を比喩していったり、作品全体を比喩で固めてしまうと、響きのいい言葉の存在感も薄まったりする可能性も高まると思います。比喩は窓辺のカーテンのようなもので、どこまで読み手に部屋の中身をみせてよいか、分厚い遮光カーテンにしちゃうのか、うす手のレースのカーテンまでにしてもよいか、という感じで調節することで変わってくると思います。個人的には、もう少し比喩の度合いを、解放してくれたらいいなぁって思いました。

語彙については、どんな言葉を使ったらいいのかなぁって、勉強されているように思いました。ご自身の出会った、いいなと思う言葉が書きたいことに結びつき、こんな風に表現したかったんだ!という気持ちに、いつか出会えたらいいですね。これからもいろんなアプローチに挑戦してみてくださいね。



☆春のうた  理蝶さん

ここちよい春の風景と、新生活をスタートさせる青年の様子を描いた作品。春の包み込むようなやわらかさと、青年のガラスのような繊細で不安な気持ちを、うまく一つの景色に溶け合わせている作品になっていると思いました。

呼吸するということ。通常なら「春の空気をいっぱい吸い込んだ」という感じにされることが多いのだと思いますが、作者さんは、あえて逆の路線でいきましたね。色々書きたいことが多くなって、かえって膨らみすぎてしまうことが多い、難しい方法になるところを、うまくまとめていられると思いました。春の空気を吸い込むという表現、その吸い込んだ空気が体中にしみて、自身も春になじんでいくという表現は、人間のあたたかい血潮を感じさせてくれるようにも思えました。

指の先まで春が行き届く瞬間
その一瞬を忘れないで

印象的なフレーズでした。また、トラックのシーンからの心臓の音を感じる表現。自身の血の流れや鼓動を感じる方へ持っていった表現は、現実にありそうなシーン。

こめかみを叩く度
毛穴から昇るかぐわしさに気づくだろう

このこめかみの痛みからの深呼吸。終盤にある「こめかみから花が香ってくる」というかけかた。季節感をふんだんに使った表現。読み手にもひとはだと同じような春の温みを感じさせてくれました。

全体的にこのままでも何の支障もないと思うのですが、全体的に見渡してみると、五連目の最後の行だけが、かなり突出したような感じになっているのですね。一案として、こんな風にしてみてもいいのかなと思いました。

その時はじめて立ちはだかるだろう
春はやわらかく君に

あと、とても細かいことを申し上げますと、三連目の一行目の「歩く彼」なのですが、作中全体でこの「彼」を使っているのはこの部分だけなので、「青年」にする方が自然だと思いました。

終盤では人生の先輩として、遠くもなく、近すぎることのない距離から、そっと青年を見守り、思いやる言葉を、そっと心の中で送っています。

なあ青年、その痛みを愛せよ
大丈夫さ 君が今からゆく先は 
君の人生で一番きれいな、春 

詩のエンディング。歩き出す青年の不安を、人と春の温みが一体となって、あたたかく包み込んでゆこうとする美しい景色が浮かんできました。ふんわりあまめの秀作を。



☆「永遠の通る並木道」 森山 遼さん

春ですね。並木道の美しさに魅かれるこの頃ですね。嬉しい偶然!私も今、個人のノートに並木道の詩を書いています。一本の並木道。様々な人の影が行き過ぎる。ある日は一人の。またある日は誰かとの。ある日は悩みながら、ある日は笑いながら。道には過去から現在に通じるものがある。そして、現在から未来へ通じるものがある。そして過去から未来へを繰り返す。すなわち永遠。私の中には、そのような気持ちが伝わってきました。

今回は、歌のような詩の運びですね。全体を見渡してみると、今回はちょっと言葉が窮屈な思いをしているようにも思えました。単語と単語の間に息継ぎのような空白が多いせいなのかな?こちらは歌詞のように字数のリズムをそろえるためなのかな?特に気になったのは三連目の「私 去る」ですね。耳だけで聞いていれば「渡し去る」や、「私、猿」と空耳してしまいそうですね。「私もゆく」というような感じにしてみるのもいいかなと思いました。もう一つ。作中に「私」と「わたし」の二種類の表記がありました。特にこうでなければということでないのでしたら、どちらかに統一することをおすすめします。空白ありや文末のかたちなどにこだわらず、自由にできるのだとしたら、さらにのびのびとした作品になると思いました。具体的にどういうふうに文章にしてお伝えしてよいかわからなかったので、私ならこうしているかなという一案を添えることにしました。何かお役に立てれば嬉しいです。

時間の影
静かに移り行きます
昨日の悲しみ
昨日の喜び

そして影
定めもなくとまどう影
私の影
移り行く影

時間とともに私は去ります
どこまでが
悲しみの向こうでしょう
静かなる場所
陽の当たるあなたの影

共に移り行く
明日の幸せ
あなたが笑っています

満面の笑顔
私のしあわせ
あなたとともに
生きる幸せ

今日も明日も
私たち
手をつなぎ
静かに歩いて行きます
永遠の通る並木道

静かに静かに
緑が光ります

静けさの中に数々の淡い光と影が感じられる美しい作品だと思いました。今回は佳作一歩手前を。



☆魔法のチョコ  温泉郷さん

とても読みやすい作品。滞りなく読み終えることができました。
そして、本当にそうだったらいいのになって思いました。

詩の組み立て方も上手にされていて、ひっかかることもありませんでした。なのですが、戦争がテーマという点で、考えてしまうことがありました。読む人の立場や年齢によって、かなり意見が分かれてしまうことが予測される点です。残虐な映像を見たり、情報を取得して知っている大人が、そのあとでこの作品を読むと、どう感じるか?そのようなことも頭の中を通過しました。

ただ、戦争をしないようにするにはどうすればよいですか?と、子供たちに問いかけするというようなところで、子供たちに作品を読んで、こうだったらいいのにね。他にいい名案はないですか?というようなことだったら、この作品は活かされるのだろうなと感じました。仮に、子供向けに特化するのだとしたら、子供さんを作中に登場させることも必要となってくるかもと思いました。

もうひとつの案としては、戦争ではなく、五連目の人を傷つけたり、見下したりという部分に焦点をあて、戦争ではなく、「けんか」や「仲直り」にしてみることもいいかとも思いました。今回は感想のみにすることにしました。ところで前回も思いましたが、温泉郷さんの作風は、独自の世界観があって、かなり印象深いです。これからも、色んな感じたことを、言葉にして生き生きと詩生活を楽しんでほしいなぁって思いました。

             *****************************************************************

道行く先の街の花壇で、花がたくさん咲いています。時々、お世話されている方々をおみかけします。仕事がものすごく忙しかった帰り道、続く花壇を見ると、力が抜けるようにほっとします。花をみながら帰れるなんてありがたいことだよな……などと、今更ながら思うこの頃です。

みなさま、今日も一日おつかれさまでした。

編集・削除(未編集)

たそがれ  あこ

最後の最後に
人は何を思うのだろうか

走馬灯のように人生が駆け巡ると 人は言う

そして

助けてくれと願いながら
悲痛に叫びながら いくのか・・?

願わくば
愛だけを胸に

からだ中の愛だけを胸に・・・・

たそがれのなかで
ふと・・・・おもうこと・・・・

願わくば
私のなかの無数の貴方とともに・・・・

にっこりと
おだやかに
流れるままに

編集・削除(編集済: 2024年04月27日 19:52)

雨音様 評のお礼です 上田一眞

雨音様

こんにちは。上田です。
いつも拙作に丁寧な批評を頂き、感謝しております。
「思う」を作中に入れない
自分でもあまり意識してなかっただけになるほど形をかえると上手く収まるな、と感心致しました。
もう少し、細部に亘る推敲が必要なようですね。注意して行きたいと思います。

編集・削除(未編集)

雨音様へ  ふわり座

今回も御感想ありがとうございます。
この作品本当はもっと人間味あふれるものに
したかったのですが上手くいきませんでした
指摘された部分もごもっともだと思います
これからも頑張ります。宜しくお願いします。

編集・削除(未編集)

やさしいうた

そらのいちばん とおいところから
やさしいうたが ふってきます
ちいさきもの おおきなもの
どんなものにも びょうどうに ふりそそぎます
みんなをいやしてくれます
きょう いきるために ころした 
いのち を おもいだして
みんな なみだします
やさしいうたは なみだのおちるおとを こーらすに
もっともっと ふりそそぎます
みんなが ないたあとは はれわたります
やさしいうたは やまびこのように かえってゆきます
ごめんね ごめんね ありがとう
ありがとう ありがとう ごめんね
すばらしいきょうよ さようなら
やさしいうたは あしたも あさっても
そのさきもずっと ふりそそぐのでした

編集・削除(編集済: 2024年04月21日 17:14)

雨音様 ご感想の御礼 温泉郷

雨音様 
暖かいご感想ありがとうございました。
嫌なことがあっても
その瞬間、瞬間で少しでもいいことを見つけていけば
人生、何とかなるという想いで書きました。
(ゴミ収集車は私にとってはラッキーアイテムなんです。)
今後とも、よろしくご指導ください。                      

編集・削除(未編集)

雨音さま 評のお礼です 相野零次

評ありがとうございます
確かにご指摘の箇所わかりにくいですね。細かい部分もしっかり伝わるようにしていきたいです。朗読は心の中でしているのですが、実際に行うことも重要なんですね。やってみたいと思います。ありがとうございました。

編集・削除(未編集)

評ですね。4月12日〜15日ご投稿分   雨音

「喪失と成熟の節理」上田一眞さん
上田さん、こんにちは。すっかり初夏の陽気ですね。
作品拝読しました。佳作一歩手前です。
まず最初にお伝えしたいのですが、この作品は上田さんにとってとても大切な作品、島さんの言葉をお借りすると代表作のひとつになるようなものだと思います。もちろん、自分の作品ってどれも大切ですが、特に大切に手を入れて欲しいと感じるものでした。
上田さん自身、きっとどうやって構成しようか、どうやって読む人に伝えようか、とすごく考えて試行錯誤されたのかなと推察しています。冷静に淡々と書きたい、という気持ちがあったのではないかしら。その一方で溢れる思いが字間から見え隠れしていて、内容の重さに対して、抑えられた感情、そうした全体のバランスがとても取れています。
ただ、その気持ちが少し強かった分、「思う」「思った」「思った」が最後三つ重なってしまったようです。そこがすごく残念でした。前半にも一箇所出てきます。全部なくすか、ひとつ残すか、ということで、ひとつ残すバージョンでやってみますので参考にしてください。

<おとな>になるとは
成熟するとは
哀しい事柄なのだろう
生きとし生けるものにとって

(ここに入っている連はそのまま)

直感的にそう思った

傷ついた心を癒やそうと
夜空を見上げ
星々の煌めきに包まれた時に

そして
(中略)
何かを失ったのだろうなと

あくまでも参考に。思うは減らしたほうがいい、というのは提案で、上田さん流にやってみてくださいね。

「なかよくね」じじいじじいさん
じじいじじいさん、こんにちは。
一年生が仲良く歩いている季節になりましたね。じじいじじいさんのお近くでは一年生以外も黄色い帽子をかぶっているのかな?この辺りでは一年生だけなんですよ。
ランドセルや通学用の帽子をチューリップに見立てているのはとても素敵ですね。一年生の初々しさもチューリップから溢れています。後半、「わたし」が学校が嫌いだ、という部分で、作者が一年生でないことがわかります。語感から察するに二年生なのかなと想像しています。じじいじじいさんはひらがなで書くと決めておられるので、これについてはお伝えしても仕方ないかもしれませんが、二年生ならやっぱり漢字が混じっているほうがいいかもしれません。そこに重みが出るので、より伝わるかもしれないと感じます。
佳作一歩手前です。

「人として生きる」相野零次さん
相野さん、お待たせしました。
人として生きる、そうして神に戻るのですね。
すごく面白い発想です。まず、天使の羽、悪魔の尻尾、そうか、悪魔には尻尾があるんだなとか素直に物語を読んでいるような気持ちになりました。短い作品なのですが、そうした力がありますね。一方で、短い作品だからこそ、細かいところに少し配慮が必要です。
例えば、一連目ですが、この連はこの作品を象徴していてグッと心を掴んでくるのですよね。ところが、私は実際にここで迷いました。
僕は 失くした天使の羽を、なのか、僕は失くした 天使の羽を、とどっちにもとれて、三行目四行目まで行ってから判断しました。これってね、すごく勿体無いと思うんです。すごくいい部分だから一気に物語の中にどっぷり浸かることができるようにしたいなあって。すごく小さなことなのですが、短い作品だからこそ目立ちます。
それで次回から、実際に声に出して読んでみてください。そうして細かく修正してみていただけたらと提案したいです。

「しかめっつらのピエロ」ふわり座さん
ふわり座さん、こんにちは。
ピエロさんの恋の行方を追いかけて、そわそわドキドキしてしまいました。
「願ってもないことだ」につい微笑んでしまいました。この展開は面白かったですね。
勿体無かったのは、「女の子」「彼女」「あの子」「その子」と出てくるのですが、それがちょっとこんがらがって、「ちょっと待って、ちょっと待って、どっちがどっち?」となりそうです。少し工夫が必要みたいなのですが、どうしたらいいのかなと私も悩んでいます。一つの案としては「あの子」を「彼女」に統一する。女の子=その子の部分も、わかりやすいように、もう少し改行して整理してみるといいかもしれませんね。
そこが一番気になりました。
ふわり座さん、書く作品のバラエティが広がってきましたね。すごくいい傾向だと思います。次回も楽しみにしていますね。佳作二歩手前でした。

「幸先のいい朝」温泉郷さん
温泉郷さん、こんにちは。お待たせしました。
うん 素敵な作品!と最後に同じリズムで口ずさみました。とても良いですね。構成も良いし、リズミカルで、そして、なんと言ってもストーリーが良いです。小さな幸せが詰まって、良い朝を始められたこと、一連目においておいた憂鬱さを吹き飛ばしてくれたのですね。絶対良い日が始まりそうです。今回初めてでしたので、評価はつけませんが、気持ち良い作品で心に残りました。どうもありがとうございます。

「走る意味」大杉司さん
大杉さん、お待たせしました。今回のトリは大杉さんです。
この作品の最初の二連がとてもいいなと思いました。何かが始まるんだろうと思わせるような静けさが漂っています。三連目が起点になって、四連目から変化がつくのですよね。この変化が少し唐突に感じたんです。それで、一番簡単な直し方として考えついたのは、四連目を少し入れ替えることでした。ほら前向いて〜からの二行を前に出して四連にして、生きる意味とは何?からの三行を一連増やして五連目とする、といいかなって。三連目の「走り出す」からのつながりが自然に感じられるかもしれません。小さなことなのですが、起伏という意味でもそのほうがいいような気がします。お好みなので、ちょっと考えてみてくださいね。あくまで提案です。佳作二歩手前です。

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今日は半袖を着ています。新緑が美しくなってきましたね。
季節の変わり目、新年度も始まって、疲れも溜まってくる時期ですね。
みなさんどうぞお身体に気をつけて過ごしてくださいね。
今日もお疲れ様です♪

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