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今回もまた、失礼なものをお出ししてしまいました。
別に悪気はないのですが、ご指摘の通りの作品になってしまいました。
今度こそ、分かったつもりになっています。
度重なる、寛大なご処置に感謝しますともに、心から尊敬致します。
なお、この詩は、フェリーニの「甘い生活」、「8か2分の1」、マスロヤンニの「ひまわり」を
題材にしています。ロンドは「8か2分の1」の最後のシーンを題材にしております。
マニアックな作品で誠に恐れ入ります。
失礼の段、誠に勝手ながら、お許しください。
1 秋乃 夕陽さん 「羽蟻」 7/12
連毎に見て行きましょう。
初連の叙景がいいですねー。清涼感が好ましい文体によって飾られていきます。筆致は申し分ありません。さらに効果的に演出するには、この初連、もう少し連分けする方がいいと思います。
詩作法の一般論として、出だしは軽く出て行くのが無難、というのがあります。例えば最初は2、3行。本作の場合、見た目も”読み感“も少し重いんです。もうすこしほぐしたほうが、より清涼感、抒情味も出ると思う。分け方は秋乃さんのフィーリングにお任せします。2連ではいきなり「銀行」と出て来ますが、邪魔にならない程度にその事情や背景を軽く触れてもいいかもしれない、あくまで、軽く―。それと3連と4連の間に羽蟻の様子をもう少し書いた方がいいように思いました。羽蟻の退場がやや急ぎ過ぎか?もう少し活躍させてあげたい気がしました。この詩、構想はこれでいいと思うんです。ふと見つけた羽蟻に自分の過去の境遇をダブらせて、一種の親和性を見出しているのがいいんですね。感情移入というものです。後は、軽く手を入れてみてくださいな。佳作一歩前で。
2 理蝶さん 「17歳の星くず」 7/12
冒頭佳作です。冒頭2行で、これから始まるストーリーを爽やかに暗示させます。今は「ずる賢く器用になった」大人だけど、綺麗でみじめだけど光っていたあの頃、―17歳。回想というよりも“会いに行く“と言ったほうが相応しいような、そんなファンタジーです。
感傷的ではなく、ワイワイガヤガヤ、いろいろな所作をやっている。その賑やかさがむしろ清々しいです。「夜空の関所を自転車」「夜空の通貨」「夏の十字路」「夜空のけもの道」など斬新な言葉群も華を添えています。もちろん基調には懐かしさや愛着があるのですが、その感情の出し方が普通の詩とは違う。理蝶さんだけのもの。最後は敢えてナレーション風にしたのはセンスですね。締め括るに良い着地です。どこか「銀河鉄道の夜」をイメージするし、あとは、あれ、あれですよ。昔の映画「E・T」のポスターに出て来る、月を背景に自転車漕いでる少年ですね。あの感じですね。
3 桜塚ひささん 「石ころ」 7/12 初めてのかたなので、今回は感想のみ書かせて頂きます。
よろしくお願い致します。
既存作の無差別殺人犯の詩、水無川氏の評、作者さんのコメント、全て読みました、さて、その上でのこの詩です。手法としての前作の具体、記録性。今作に見る抽象性、寓話性の違いあれど、描かれる主体、主語は共通したものを感じました。すなわち昭和という、ある意味牧歌的だった時代を経て、平成~令和に至っては、すこぶる多様化、複雑化した社会にあって、疎外されてしまった人々、孤立化した個人、を描いている。その範囲は個人であると同時に群衆でもあるでしょう。そのありようは働きかけもしてみたのだけれど、報われていない。この詩はそういった人々を掬い取っています。最終句が悲しい意志と境遇を表しています。詩を通じて今の社会に一石を投じた作品と言えるでしょう。また書いてみてください。
4 上田一眞さん 「秋の花筏」 7/12
あっ、今回は短詩で来ましたね。いいでしょう、読みましょう。冒頭佳作です。
日本の古き佳き詩を彷彿とさせる仕上りです。花筏というと、すぐ思い出されるのは桜なんですが、
萩の花筏。此処にも又季節の美しさはある。山口県人、長州人にとって「萩」は格別の花であるでしょう。「風の姿はどこにある」「風の舞」―風の見方、書き方が大好きです。小さな花が風に散り、楚々として水に接する。その結晶としての花筏。その風情も見事に描かれ、美のひとつのかたち、風景が現出しています。こうなってくると、この詩において「おお」はむしろ必要。ないと困るとさえ思えるほどです。「湖畔のやすらぎ」で締め括ったのも麗しい。
およそ文学において映像が浮かび上がるということは最大の成功のひとつと言えるでしょう。
この詩はそういった種類に属します。今まで叙事的なものが多かった中にあって、こういった傾向も実に好ましいものです。
5 森山 遼さん 「ロンドを踊ろう」 7/12
今、多少、譲歩という事を考えています。以前、大いに指摘したことが、やや改善。譲歩されているので、僕も若干譲歩します。前半はやや詩行に近づいてきたからです。内容はよくわかりませんが、マストロヤンニ、ソフィア・ローレンとあるから映画「ひまわり」のことでしょう。アヌーク・エーメを調べると共演作で「甘い生活」が出て来ました。しかし、それがロンドを踊ると、どう関係があるのかはわかりませんでした。後半は現状維持です。どうしても受け入れられない箇所を抜き書きしておきます。
あんた あんた あんた どんだけ美しい
そうだ そうだ そうだ
生きてる 生きてる 生きてる
そうだ そうだ そうだ そうだ
ロンド ロンド ロンド
優しく言えば、もう一息です。がんばってください。
きつい言い方をすれば……
これを自分の個性と思われているなら、僕は賛成できません。
他のエリアではまずまず普通の書き方をしているのに不思議としか言いようがない。佳作二歩前。
僕のところに投稿するなら、上記のスタイルはやめて頂きたい
6 人と庸さん 「あかね雲」 7/13
あかね雲に託して、ひとりの人間を語ります。まさにペンネームにうってつけ。
戸籍上の名前変更について調べたら、ごくごくシンプルに「可能です」。ここで面白いのは「由子」は冒頭と来歴のくだりにあるだけで、後は「あかね」で押し通している点です。それと「コウキコウレイ」の彼女を「ちゃん」付けで呼んでいる。ここに語り手の明確な意志と愛着を感じることができます。ハイライトはあかねちゃんの今までの生き方のありようです。すなわち、何事にも逆らうことなく、誠に唯々諾々。これは、もしかすると「自然体」と言ってもいいかもしれない。ふた昔ほど前の日本庶民の姿と言ってもいいでしょう。真面目におとなしく生きたのです。それを代表する、魅力的で気高いフレーズがあるので、独立的に掲げましょう。
「穏やかな色の雲が心にただようだろう」
このあたりが人と庸さんの本質かもしれません。素朴で地味でおとなしい詩ですが、人を動かすものがあります。佳作を。
7 司 龍之介さん 「蛹」 7/14
小さな生きものへの眼差し。細かい観察心、大きな驚き、愛着があります。「遅刻したんだろうか?」は笑えるし、「蝶はだいぶ見なくなったな」も同感ですね。やっぱり代表種はアゲハチョウなのですね。「ドロドロ」はちょっと不気味で気持ち悪いですね。まあ、それも「神の奇跡」「生命の神秘」そして成虫へのステップなのでしょう。やはり最後の2連でしょうね。虫の成長がそのまま人間にあてはまる。この前向き感、期待や希望がいいですねー。特に終連に触れます。ここは一般論としての蝶というよりは、特定化された「その蝶」を思っていたい。終わり2行では―追跡調査といった言葉では味気ないけど―「その蝶」の生き死にまで見とどけたい。そんな思いまでが込められているようで、印象深いものになりました。佳作で。
8 荒木章太郎さん 「燻製」 7/14
冒頭。何処かで仲間とこんな風に飲んだのでしょう。こういった場面の荒唐無稽的超訳と見ました。
あとは荒木さんのフィーリングとイメージ駆使でグイグイ書けてしまう、そんな印象を持ちました。
続く2連も面白いのですが、ここは意外と重要なことを言っている。後半2行ですね。3連目の2行も重要。後はイメージに任せてガーッと行って、最後の3行も象徴的にして重要でしょう。ここの解釈はけっこう難しいのですが、何か人の世のありようを暗示しているようです。
あるいは前出の動物種類に対する「人」といった取り上げ方かもしれません。燻製に隣接して「煙」がキーワードとして活きていると思いました。「煙に巻く」=「真実を隠す、うやむやにする」と煙が晴れると衝撃的な真実に世間が驚愕する、そんな社会の原理を暗示する、警鐘を鳴らす、そんな側面もありそうです。あくまでユーモラスなファンタジーに包まれてはいますが、そこは見ておかねばならないと思っています。 すいません、ちょっと評価がわからないのですが、暫定佳作半歩前で。
9 相野零次さん 「生と死」 7/15
いや、難しい!この深遠さに評者は耐えられるか?ちょっとポイントを用意してみましょう。
生死の持つ二律背反性。―僕にとってのこの詩はその考え方が基調になっている気がします。まず初連にそれを感じます。以降、自らの論や思考が始まります。ここで「儀式」という言葉に注目します。死に関わる儀式(4連)は日常付近にある儀式(6、7連)と同列と見る。おそらく、これは死について一歩踏み込んで考察する。実践面では(実際、死ぬということではなく)一日生きれば、一日死に近づく、といった自然節理自体が行動としての儀式と見る。そんな解釈の仕方です。
ところで、この詩は全く具体がありません。人によっていろいろ意見はあると思いますが、僕は具体に降ろさなくてよかったと思っています。テーマがテーマなので、あくまで形而上領域で思考を深めるでいいと思います。ただ注意すべきは思考一発の詩はけっこう難しい。カウンター的意見が必ずあるからです。これは自説を披瀝しながらも、まずまず許容範囲に収まっていると思います。佳作です。
10 埼玉のさっちゃんさん 「回想」 7/15
詩的ファンタジーの中にある自己物語、とでも呼びましょうか。ちょっと面白く、やや不可解なのは、①幼い頃の自分が、②今の自分にアドバイスというか教訓を言う点です。時間といった係数が関わっているように思います。①の時間はすでに止まっています。そんな中で①は心残りというか、何かやり残したことがあったのかもしれない。①→②へ。「わたしはあの時こうだった。あなたはそうはならないで」―すでに終わった①から現在進行形の②への伝言のようなもの?僕が勝手に想像するに①の愁いとは冒頭の3行だったのかもしれない。よくよく考えると幼いとはいえ、時間世界では①は先輩にあたるわけです。そう考えると特におかしいところはないのです。かえって深い処へ行けるかも。
終わり近く「しばらくすると~ゆっくりと歩き出す」はちょっとした名場面です。夕陽の中に美しい風景が浮かんで来ます。大人向けのショート童話といった趣きがいいんです。甘め佳作を。
11 温泉郷さん 「線状降水帯」 7/15
長めですね。心して読みましょう。前半は圧巻のメカニズム筆記と観察眼です。かなりの大岩と思われます。自然の力によって、散々痛めつけられて来た。しかし普通に流されていくのは「それはいいのだ」なのです。滝の出現によって岩の擬人化、始まる。滝中にはまってしまうのだけは、何としても避けたい。水の中の無の世界だからです。誰も岩だと認識してくれない。それは岩としての自分の矜持に関わるのです。策はただひとつ。強力な線状降水帯発生により大雨、襲ってくる濁流に乗って大ジャンプ。滝の向こう側に行く事です。ただし強力な濁流も辛いもの。ここにひとつの賭けがありそうです。でも今はジャンプしかない。
そう考えると最後の2連はいろいろなことを考えさせられるものがあります。淡々とした中に手に汗握る要素もある。このあたり、上手いですね。タイトルもこれにしたのも興味深いです。佳作です。
12 静間安夫さん 「がまがえる」 7/15
僕はこの歳になるまで、ただの一度もカエルを触ったことがありません。たとえ最小のカエルでもです。気持ちわるい、怖い!ぜったいヤダ!(ヘビ、言うに及ばず)。写真で調べる時も若干勇気が要りました。都会にも出る!?ヤダなあ。でも、この詩、楽しい!かしこまって座ってたり、目を見ると、ちょっと可愛い気もしますが。とにかく、ゆっくり、ゆったり、ユーモラス。それは鈍重な動きにあるのだけれど、ちゃんと外敵から身を守る術は持っている(毒)。お互いセリフも入って、殆どお友達状態。愛着と気づかいすら感じさせます。サラリーマンの処世訓にまで行くとは、誠に畏れ入りました。こういったグロテスクにも気持ちを注げるのが、この詩の妙味であり価値でしょう。
このカエル、10年位生きるそうですね。これからもお付き合いください。ヤマカガシだけには気をつけて―。甘め佳作を。ところで、静間さん 、がまがえる、触れます?
評のおわりに。
昨日、熱中症になりました。微熱、頭痛、食欲なし、やる気なし。検査の結果、コロナではなし。
昨日、エアコン下で寝てました。今日はだいぶ良いので評を終えました。
ホント、注意が必要ですね。 水分補給でしょうね。では、また。
お忙しいなか、丁寧なご評、誠にありがとうございました。
共感をお示しいただき本当に嬉しい限りでございます。
独りよがりな詩ですが、高い評価を頂きまして、誠に嬉しいかぎりです。
厳しい季節の折から、お体にくれぐれもご自愛くださいませ。
光に憧れる僕のまなざし。
遠くの空に渇いた心を投げかけて溜息をつく。
ふん、嗅いだことのない香りがするから、ふん、ふんと鼻を犬みたいに鳴らして。
手をかざして湿り具合を確かめる。足をふみだして地面の固さを測る。
あらゆる具合を試さなければ気がすまないから、そうだ明日は君を巻き込んで、一緒にいろいろ遊ぼうよ。
君となら退屈な日常も楽しめる。
君は僕の光になりうるかもしれない。君はきっと優しい人だから、僕の手すさびにも笑ってくれるのだろうね。
ああ、雨が降ろうとしている。
僕の憂鬱がどしゃぶりになろうとしている。
凍えそうな夜がやってくる。いけない!
こわいこわいおばけが顔を出す。
不安が押し寄せる。
だから僕は眠りにつけない。詩が僕を救おうとするから、僕はいつまでも書き止まない。
こんなとき、光が僕の救い。
蛍光灯の明かりでも十分だ。このままずっと起きていようか。
いけない! それは闇への誘惑だ。
眠らなければ朝は訪れないこと、僕は知っている。
十分に眠った。
僕を素敵にいざなうことが少なすぎて、僕はほとんど寝てばかりだから、薬も僕を癒してくれるから、少しぐらい起きていたってどうってことないこと、僕はわかってる。
物語の続きを語ろうよ。
くまさんと遊んでもいい、子供の頃に還って。
はちみつを取りにいこう、光の色と似ているから。
童話のなかに取り込まれて、ぶらんこにのって、公園があるからくつろごう、鉄棒もあるし、ぐるぐるしよう。
楽しい、哀しくない。ひとりだから寂しいけど、平気。
空想のなかを旅しよう、大人になろうか。
空を飛ぼう。青空のなかをどこまでも、雲を突き抜けて、雲はどんな味がする?
もう少し、もう少し羽搏かせて。
鳥の羽根が僕の手から生えているから、僕は飛べるんだよ、すごいでしょ。
大人も子供も、男も女も関係ない。
歌をうたおうよ。
歌が僕は好きなんだ、歌うのはちゃんとした趣味なんだよ。
今日も僕は歌ってきたんだ。カラオケボックスっていうのが下界にはあるんだよ。
ミスチルが十八番さ。
『動き出した僕の夢、高い山超えて。虹になれたらいいな』
星になれたらって歌。素敵な歌。
そろそろ帰ろうか、おかあさんが心配するから。
毎日ご飯を作ってくれてありがとう。
おかあさんもいいけど、どこかの素敵な人のお弁当が食べたいな。
すばらしい朝日を夢見て。
真実の眠りが訪れようとしている。
井嶋りゅう様 評ありがとうございます。
いい眠りが確保できれば、毎日、快適に過ごすのに効果的だと思います。
心身の都合で軽い睡眠薬を飲んでいるのですが、効果はたぶんあります。
いい夢が見れる薬とかあったら欲しいですね。
井嶋様、こんばんは。そしておかえりなさい。楽しく読んで頂けて嬉しいです。私も書きながら書いたあとで、あれ??詩じゃなくてお話?と感じてました(笑)しかし、井嶋様にこの週はこの感情の高ぶりを伝えたく。そのまま投稿でした。もちろん、続きますのでまた秋くらいににゃんころりん先生の登場をお待ちくださいね。それにしてもなんでにゃんころりんなんだろう??なのですが。きっと暑さのせいでしょう。井嶋様も体に気を付けてお過ごしください。それにしても、私まだまだにゃんころりん先生から頭が少々離れず。ハイテンションな精神状態を続けております。早く涼しくなってほしいです。
青島様 こんばんは。切ない共感をありがとうございます。母と私は永遠すぎるテーマですね。あまりに母の存在は大きく重く毎日私にのしかかっております。ただ、こうやって文字にするとそう、青島様がご指摘のように第三者が見ている、そんな感じになり。私自身がとても冷静になれるので、書くことで助かっているのです。切ない辛いが昇華できたらいいなと詩作しております。岬の町は荒涼としてますが、大好きな風景です。岬も酷暑です。路地の影も煮えたぎっているような。熱中症に気を付けて夏を乗り切れたらいいなとやっぱり海を見ています。青島様も無事夏を乗り切れますように。
こんな下手くそな拙詩に感想をありがとうございます。
「猫のように生きればよいんだよ」と言ったのは
亡父でした。普段、無口で何か相談しても大した答えがない父でしたが、ある時、煙草を手に縁側で飼い猫を見ながらポツリと吐いた言葉でした。
なんだ、お父さん、エラく哲学的な事を言うではないか?と思った私でしたが、縁側で父の隣に座り
「そうだよね」と猫を目で追いながら答えたのを思い出して詩に残してみました。
正しいも正しくないも決めきれない。
いつも正義を振りかざして発する言葉は危ういものです。
自分を戒めながら猫のように生きてみたいと、
そう願っています。
今後とも宜しくお願い申し上げます。
7/2〜7/4までにご投稿分の評と感想です。
大変お待たせ致しましてすみませんでした。
皆さま大変ご無沙汰しております。今月から復帰いたしましたので、またどうぞ宜しくお願いいたします。
荻座利守さん、秋冬さん、澤一織さん、この度はピンチヒッターをつとめていただき、誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
ご投稿された詩は、一生懸命書かれた詩ですので私も一生懸命読ませていただいておりますが、上手に意味を読み取れなかったり疑問を書いたり頓珍漢な感想になったりする場合もございます。申し訳ございませんがそのように感じた場合には深く心に留めず、そんな読み方もあるのだとスルーしていただけると助かります。どうぞ宜しくお願いいたします。
*****
「なにか ひそむ もの」益山弘太郎さん
益山弘太郎さんこんばんは。
なるほど。実は私も似たような風景の想像をしたことがありました。益山さんの場合は、心の奥底には湖があって、風が吹いて花が咲いて、夜には星々が歌を歌っている、とても美しい風景ですね。最後は、まるで湖面が鏡となっているかのように、自分自身の表面に出てきて、同化していくようなイメージを受けました。内側と外側の同化。人は歳を重ねると、良くも悪くもそのように自然となっていくのかな、などと思っていましたので、そういうところに責任を持って生きて行かねばと個人的に思いました。獣が徘徊するところ、綺麗だけではない感じに好感を抱きました。
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「ねむり」相野零次さん
相野零次さんこんばんは。
はじめまして。井嶋りゅうと申します。どうぞ宜しくお願いいたします。
この詩はなかなか良いことを書いていると思います。眠るという行為は脳の整理をしてくれるようですね。悩み事がある時ほどさっさと寝て、あとは脳に考えてもらうと良いそうです。この詩は不眠症というわけではないのかもしれませんが、はい、やっぱり眠らずにすごすのは私も良くないと思います。3連目がとても良いと思いました。毎日リセットしながら生きていくことが出来ればと思います。暑くて寝苦しい夜が続くかもしれませんが、なるべく快適にすごしたいものですね。
*****
「嬢」喜太郎さん
喜太郎さんこんばんは。
例えば、ドキュメンタリー番組などをみて、インスパイアされて書かれたような、そんな印象をこの詩から受けました。人それぞれ生き方や価値観が違いますから何とも言えませんが、刹那が描かれていて切ないですね。とても不器用な女性の印象を受けました。実は案外けろっとしてる女性が多いような気がしたりするんですが、そこはやはり本音など言わないのかもしれませんね。この詩はどちらかというと、当事者からは一歩下がって書かれたような感じを受けました。内面に深く入り込む手前で見た闇、そんな印象でした。もう少し闇へきりこんでも良かったかもしれませんね。
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「ウクレレ教室迷子」紫陽花さん
紫陽花さんこんばんは。
妄想に拍車がかかっているとのこと。なるほど、暑いですよねえ。楽しく読ませていただきました。不思議の国のアリスを想像させるようなお話の入り。猫のウクレレ教室に迷い込んで、ウクレレの練習を始める。空想あるいは夢なのかな?と思いきや、名刺もアドレスもある!これは実はTo be continued なのだろうか?まだ終わっていないのかな?などと思いました。紫陽花さんらしいわくわくする素敵なワープ。あったらいいなあ、行ってみたいなあ、とこちらも思う世界。楽しかったです。ありがとうございます。
さて、こちらは「詩」という場所からは少しはなれるでしょうか。絵本のような感触。いや、絵本も詩的であったりしますので、絵本のような感触だからどうというわけではないです念のため。そうですね、今回の作品は、詩的要素が少ないかな?と感じました。どちらかというとお話、でしょうか?お母さんがお子さんに読み聞かせたいお話TOP3に入るかもしれません。そういう意味で、大切な作品だと思いました。よかったらシリーズ化をおすすめいたします。
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「立志」理蝶さん
理蝶さんこんばんは。
力強さと人間臭さ、ちょっとした拗ね、希望、未来、想像、創造、闘志ではない燃え、地道、など。この詩から色んな感情を受けました。最後から3連目「この手には〜すずしい!」ここがとても良かったです。何も握っていないということが自由であるという広がりを急に突きつけられたようで、ハッとしました。「いのちは まだ満足していないぞ」この繰り返しもちょうど良いタイミングでリフレインしていたところも良かったです。最後に花束を持った男が登場しますが、ここがちょっと唐突感がありました。この男はもうひとりの自分なんでしょうかね?ここだけ不明なところでした。佳作一歩前といたします。
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「悟り 帰らず」森山 遼さん
森山 遼さんこんばんは。
この詩は感覚が合うように感じました。なかなかリズムも良い詩だと思います。「生きる」ということに関して深い味わいを感じました。関西弁?がまたなんだか切なくもあり。肝がすわっている様子も感じられて、読めば読むほど心に浸透してくるような詩だったように思いました。私はインドに行ったことはないんですが、特に問題なく読める詩だと思います。人生の詰まった味わいのある詩でした。佳作一歩前といたします。
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「猫のように・・・・」蒼井百合亜さん
蒼井百合亜さんこんばんは。
初めてのご投稿者さんですね。井嶋りゅうと申します。どうぞ宜しくお願いいたします。
コメント読ませていただきましたが、何も変ではありませんでしたよ。私も猫の生き方に憧れるひとりです。犬ではなく、私的にもやっぱり猫かなって。この詩、すごくわかります。ここは強いけどここは弱い、正しさにも互いに言い分があってそう考えるとどちらも正しい、では自分はどうだろう?などと、壁や違和感にぶつかると考えますよね。たぶんそれで良いのだと思っております。進んだり止まったりきょろきょろしたり、そんな感じで生きていきたいなと思います。詩をかたわらに。どうぞ書き続けてくださいね。
*****
以上、7作品のご投稿でした。
どうもありがとうございました。
引き続き、どうぞ宜しくお願いいたします。
今回も御感想ありがとうございます^ ^
書き始めてどのくらい経つか。
うーん。一年位?二年位?ですかね。
自分自身では成長したかどうか実感が湧きません。
書けば書くほど難しくなっているような感じは
ありますね。今のところは何とか書けていますが。
これからも頑張って書いていきますのでよろしくお願いします。ありがとうございました。