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三浦様、いつも評をしていただいてありがとうございます。
疲れ果て家に帰り眠ってしまいたいけれど、家に帰って眠ればまた疲れる明日が来てしまうという、そんなジレンマを詩にしました。
どうにも最近気が重くて、中々元気が出ないのですがそれを詩にすることで少し楽になったような気がします。詩とは、まずは自分のために書くものなのかもなあと思わされました。
帰りたいけど帰りたくない そこを書きたかったので読み取っていただいて嬉しいです。
新荒川大橋、検索してみました。
僕の街からは遠い場所ですが、もし深夜に1人でそこを通ったら、寂しいような懐かしいようなそんな気持ちになるんだろうなと思いました。
深夜の運転の静けさと寂しさとメロウな感覚というのは他では意外と味わえない感覚ですよね。
佳作の評もありがとうございます。また投稿しますのでよろしくお願いします。
ありがとうございました。
三浦志郎さま 評ありがとうございます。
テーマが大きすぎるとは意外な指摘でした。ありふれていると言ってもいいんでしょうかね?
局地的に書いた方が詩は面白いとのご意見、わかるような気もいたします。
今後に生かしたいと思います。
今回も私の詩にお目を通していただき、誠にありがとうございます。佳作
との評をくださり、とても励みになります。
連分け詩、これからもトライします。
島左近、大河ドラマで見たことがあります。石田三成は智将ではあるけれど、まっすぐ過ぎて、とかく周囲とも摩擦を起こしがちですが、そんな三成を優しく見つめ、最後まで忠義を尽くす左近の姿が印象に残りました。
今後とも、どうかよろしくお願い致します。
こんばんは。上田です。
私の拙作「桃の実ひとつ」に高い評価を下さり、ありがとうございました。
幼い妹との情景は詩に残しておきたく、筆をとっております。どうしてもふる里の今はなき家での情景になるのですが、本作の桃の木も以前書いた無花果も思い出深く、こころに刻まれています。妹は五〜六歳でしたから記憶にないようですが、母を早くに亡くしたものですから後追いでもいいから記憶を焼き付けてもらたく、書いております。個人的な思いが強くて溺れてはいけないと思いながら、思い切り没入してます。お許し下さい。
お先に失礼致します。
1 理蝶さん 「国道、真空、午前2時」 5/31
なんか、小説のタイトルのようで食指が動きますねえ。初連から2連の叙景が際立っています。
オレンジと黒の怪しさ、コンビニの白の清新。このコントラスト表現の見事さです。以降は少しずつ自己の内面に入って行きます。青続きの信号でスムーズに走れて気持ちいい。しかし、どうもそれだけではないらしい。一般論で言うと「帰宅=ゆっくりできる、眠れる=安心感」なのですが、どうもそれだけではないらしい。帰宅といった行為にどこか屈折したものがありそうです。その傍証は文中、多く取ることができます。例えば、3連全体。「とぐろを巻け~閉じ込めてしまえ」。7連全体。「血が冷める~深夜のセンチへ」「怪我や痛みのくだり」―こうやって見ると多いのです。この「怪我~痛み」の部分は名文ですね。もちろん本人は家に向かっているのですから、帰宅の意志はあるのですが、その心情には、たえず影が付きまとっているのを感じるわけです。その微妙さがこの詩の持ち味であり、成立の大きな要因になっているのがわかるのです。その深い陰影に佳作を。
アフターアワーズ。
私事を。僕も若い頃、こんな時間によく車で帰った憶えはありますね。埼玉と東京を分かつ新荒川大橋付近でした。
2 上田一眞さん 「桃の実ひとつ」 6/1
これはけっして大きい詩ではありませんが、心和む詩、可愛い詩。
食いしん坊の妹 みいちゃんと
カナブンたち ――ここ、一番かわいい!大好きです。
要所にセリフも入って、可愛さ+このセリフが場面やストーリーを動かしていくのがありありとわかって、効果も充分なのです。事情がくっきりと浮かび上がっていますね。最後はハッピーエンドで、よかった、よかった。やっぱり「お母ちゃん」ですね。
桃のように甘い佳作を。
3 小林大鬼さん 「六月のゴキブリ」 6/2
大鬼さんの作品としては珍しいのは詩の趣向です。
虫を擬人化して主人公にまで押し上げたのは初めてのような気もします。ことさら「インド料理店」としたのは、どうやら実話にヒントを得たような気もします。およそ料理店にゴキブリが出たのでは間違いなく人間、あせってこういう行動を取るでしょう。いっぽうゴキブリほど嫌われ一方の生き物も珍しい。それはあくまで人間の論理であって、ゴキブリにも論理、意地、一分といったものはあるでしょう。この詩はそういったものも垣間見えておもしろいです。「五井」は以前の詩にも登場した気がして、いわば、大鬼さんの存在証明でもあるでしょう。 本稿冒頭2行を重視して甘めですが、佳作にしたいと思います。
4 温泉郷さん 「つかの間の雑居」 6/2
いい詩ですね。冒頭佳作。殆ど全篇、状況描写に終始するのですが、この詩の凄いところは、それがそのまま物品のそれぞれの事情・来歴・現在の心境を伴い、ひとつの思想にまでなっている点です。「叙景=思想」――これはなかなかできることじゃありません。それぞれの物品も、それに相応しい事情が丁寧に与えられているし、「気まずく 落ち着かない」「それまでは このままだ」「みんな静かに受け入れている」など現在の心情吐露も読ませますね。とりわけ「気まずく」です。その通り!同時に(これから先もどうなるかはわからない、とにかく今は……)といった点も加味される。「偶然と必然の暫定的均衡点」が見事にそれを表しています。それぞれ事情は違うものですが、今は報われない境遇という点で共通しています。悲しい共通ではありますが。これは人間間にも暗示されるかもしれない。当たらずとも遠からず的に言うと「呉越同舟」「同床異夢」といったことわざも少しイメージしましたね。
5 相野零次さん 「愛」 6/2
とてつもなく大きなテーマを果敢に書いてくれました。間違っている事、批判されるべき事は、ただのひとつもありません。全てこの通りです。「正」の面だけでなく、結果として「負」になる部分にも触れているのが、かえって納得できます。ただ、いかんせん、テーマが大き過ぎます。汎用的、大局的に書くのはいかにも難しいです。繰り返しますが、この詩は全て正しく正論です。ただ下世話に言って申し訳ないですが、まっとう過ぎて―詩的感興という意味での―面白みに欠ける気はするのです。ただいっぽうで(これだけの大テーマをよく書いたなあ)といった思いもあるんですがね。詩はもう少し絞って”局地的に“書いたほうがいいように思うのです。この詩で言うならば、たとえば、終わり約3分の1―「でも/愛のために苦しむ人もいる」以降部分をピックアップして思考展開、考えを深めると、より面白くなると思います。オリジナリティも出るでしょう。ところで前回、5/19付「祈り」という作品(佳作)がありました。こちらと比較検討してみてください。テーマ性、言葉の詩的オリジナル性において何か発見があると思われます。今回は佳作一歩前で。
6 ベルさん 「玉ねぎ」 6/3
常に心優しい詩を書かれるかたですが、今回はそれを場面によって綴られています。とても日常的、身近な環境に置かれた詩です。まあ、何かあったんでしょうね。悲しい時、泣きたい時の「玉ねぎ」。とても気が利いて、優しい配慮です。その理由が「おかあさん、どうしたの」です。この言葉と、それに続く連が、この詩の事情の全てを語っていると思うのです。ここで玉ねぎはとても有意義な役割を果たしています。悲しみや涙の緩衝剤、中和剤です。これで料理がおいしくなれば言う事なしです。もうひとつ感じるのは、終わり近くがとてもいい。「おかあさん~」のセリフと終連部分は、間は離れていますが、呼び合っているのを感じます。絆というものでしょうね。佳作半歩前を。
7 静間安夫さん 「こころ」 6/3
単純に言ってしまうと“心のリハビリ”といった主旨ですが、いや、そう単純には括れないほど、本作には様々な修辞や思考が込められています。初期段階として「心の傷=怪我」と捉える。運動面ではパラアスリートの葛藤~努力~達成が内面を通して描かれます。それ以降が芸術面。詩もそうなのでしょうね。「奥底からの叫び」「内面の深いところから」の言葉が並びますが、芸術発生用件として欠かせないでしょう。自己救済、自己確認、自己実現、世界との関わり、etc……。総和としての、この詩の言う生きがいであるでしょう。終わりの2連が凄くいいですね。とりわけ終連が印象深いです。凄く納得できます。そして、この詩は前へ向かっています。佳作です。
アフターアワーズ。
洋楽を聴いていると、よく「DEEP INSIDE」という言葉に出会います。まさにこの詩の「内面の深いところから」ですね。よくぞ書いて頂きました。
そうですね。詩の基本と王道はやはり連分け詩にあると思っていて、そこから派生して(今、はやりの)散文詩や長編詩があると思ってます。逆に日本では叙事詩は存在しない、あるいは育ちにくいといった説もあるようです。要はバリエーションのバランスとタイミングでしょうかね。
評のおわりに。
①とある日、下記の言葉を使ったが理解してもらえず、寂しい思いをした、の記(涙)。
「ネズミにひかれる」
「蝶よ 花よ」
②全くの個人趣味。戦国武将・石田三成公の重臣、島左近殿の骨、京都の寺で見つかる、の由。
いまだ確証無くも、願わくば御本人のものであれかし。 では、また。
早朝 新聞受けのそばに
見知らぬ少女がひとり 蹲っていた
おはよう
どうしたの?
少女の小さな掌を覗き込むと
雀が一羽
手の中で ぐったりしている
身体に触れるとまだ温かい
羽毛が生え揃ったばかりの幼鳥
風に煽られ
巣から落ちたか
はたまた 鴉どもにやられたか
雀が チチっと啼いて眼を瞑る
やがて
体内時計が針を止め
深い死の帷に包まれた
鳥の身体を指で囲っていた少女は
悲しげに私を見上げる
せつないね
埋めてあげような
そう声をかけると
彼女はコクりとうなずいた
*
冷たくなりゆく骸
命の残香を感じ
孤独な小鳥のしぐさでうなずく
少女
死を感得し
雀の黄泉路への旅立ちを悟る
命の温もりが消えたとき
少女の胸に
憐憫の火が熾り
その儚さを悲しむこころが芽生えた
清らかなこころから湧き出す
温かい涙が瞼を濡らす
少女の魂に転生する
雀の霊(たましい)
私は 一条の光を見て
少女の肩にそっと手を置いた
お祝いのお言葉ありがとうございます。
ああ、書き方がわかりにくくてすみません。
お引っ越ししてきて2周年です。
その前はteacup掲示板(途中でGMOが吸収)で22年やっておりましたが、
たぶんGMOの方針で掲示板事業の廃止となった模様で、退去を余儀なくされ、
他を探して、ここに移ってきた次第です。
しかしながら、引っ越し当初は月16000アクセスだったのが、今たぶん1.5倍くらいになっているので、
引っ越してきて良かったというか、レギュラーメンバーの活躍が知られるところもあって、ご利用が広がっているので、
ホントにありがたいです。
皆様のご利用に感謝を申し上げます。
────────────────
*すみませんが本件にお祝いの言葉は不要です。24年の歴史の中の、ほんの2年の話で、移転日なんて記念日でもなんでもないのです。
私の方がちょっとお礼を言いたかっただけなので
シマがこちらを見とる
シマはおれと同じくらいの力だ
シマが来て体が重くなった
正直言うておれはもうやられるかと思った
シマは窓から ずっとこちらを見とる
シマが一度来て 一旦帰って
また夜に来た
シマがまだ帰らない
シマが!
○○さん、帰るよ
みんな待ちよるよ
うんうん これだけ言わせて
シマは 死神よ
そう言い残して
○○さんは送迎バスに乗った
ごめんね
あれは過去のトラウマとかが
彼の中で入り組んで
ああいうのを 見せているらしいんだ
職員さんは言った
シマ
嶋、島 あるいは 死魔
彼の視界にのみ
未だ刻印されている傷跡
彼の苦悩が凝結した
脳からの使者
ふと窓を振り返った
垂れ込める曇天と青葉 それだけ
僕にはまだ シマは来ない
けれど
すぐそばまで 来ているかもしれない
誰だってそう
僕だって あなただって
窓から
空と青葉だけが 見える日々は
まったく当たり前ではない
※ 本作は実話をもとにした作品です。そのため「シマ」という語を用いたことに、一切の他意はございませんのでどうかご了承ください。
MyDear2周年おめでとうございます。
54万ものアクセス数、素晴らしいです。
詩人仲間の中でも、こちらの掲示板に投稿される詩はどれもレベルが高く一定の水準を保っていると好評です。
私も皆様に負けないように良い詩を書けるよういつも心がけたいと思います。
廃止になったteacup掲示板から、この新たな掲示板(ロケットBBS)に引っ越してきて、
きょうでちょうど2年です。
2年で54万あまりのアクセス数がありました。
皆様に感謝致します。
引き続き、皆様のご利用が広がりますことを願ってやみません。
それは、MY DEAR個人のことのみならず、
現代詩の広がりに通ずるものだと思うからです。
引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。