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編集・削除(編集済: 2024年09月10日 18:37)

こころ  じじいじじい

なみだのいろはみんないっしょ
かなしいなみだ くやしいなみだ
であいのなみだ うれしいなみだ

どんなときでもなみだのいろはおなじ
でもねなみだのなかはちがうんだ
なみだのなかはあなたのこころのがね
たくさんつまっているんだ
ながしたなみだはあなたのこころ

編集・削除(未編集)

一秒  ベル

一秒ごとに色を塗る
どんな色かも分からずに
だただた懸命に色を塗る
明日になれば乾くだろう

塗りつぶした一秒たちに
興味はないと前を向く
振り返ってる暇はないと
涙も拭かずに色を塗る

ただただいつか夢見た未来に
たどり着くため
この一秒に何があるかなど
それは今はいい

いつか振り返った時に色を知る
これが僕の足あとだったんだと
とっくに想いで色に変わってしまった時間に
手を振ってもう二度と戻れない
一秒を思う
さよならバイバイ

編集・削除(未編集)

大人になるということは  まるまる

友だちを傷つけてしまったことを知った時
キミも 心を傷めたかもしれない

友だちに
あの時なぜ 言えなかったのか
あの時なぜ できなかったのか

自分でやらなくちゃ いけなかった
手を取り導いてもらえる期間は
もう 終わっていたんだよ

久し振りに集まった 
小学生時代のサッカーチーム
少し戸惑いながらも
直ぐにあの頃に戻れる キミたち

いつの間にか始まった
空のペットボトルを放り投げて
誰のが真っすぐ着地するか
他愛ないゲームにはじける笑顔
部屋の隅 ずい分盛り上がっていたね

会が終わって家に戻って
洗面台の鏡の前で
満足げにキミはつぶやいた
 あー、楽しかった

楽しかったね また行こうねと
それで良かったのかもしれない

ごめんね
私の視線は キミには無かった

 さぞ 楽しかったでしょうね

ねえ
後から参加のお友達に
気付かなかった訳じゃないよね
 誘ってあげなよ
それも
聞こえてたよね

じっと見ているお友達には
全然気付いてない振りで
自分たちだけではしゃいで笑って

さぞや楽しかったでしょうね

キミは
うずくまった
鼻をすする音がかすかに聞こえ
泣いていたのかいなかったのか
体勢を変えず じっと

そして
絞り出すような小さな声で
 誘えばよかった

友だちを傷つけてしまったキミも
心を傷めたかもしれない
でももう 遅いんだよ
お友達の心にキミは
穴を空けてしまったんだよ
あの時なぜ 言えなかった
あの時なぜ できなかった

こんなことがあってキミは
一歩ずつ大人に近づくのだろうか
そうだとしたら 大人になるには
一部の犠牲を伴って それが
許されてしまうものなのだろうか
キミが大人になることは
友達の傷みの上にあっても
仕方のないものなのだろうか

たぶんそうやって
私も大人になってきた
でも 大人になるとはそういうことと
まとめることは 正しいのだろうか

編集・削除(編集済: 2023年06月07日 20:01)

省略される  妻咲邦香

何かが起きている
その途中、通りがかる
引き止められ、足を止め、黙って見ている
途中だから見ているし、また見えてしまっている
終わりを待てず再び歩き出す
何か貰った気もするが、それが何かはわからない
役に立つのかも、わからない

知り合いに語って聞かせる
身内に聞かせるかどうかは迷う
それは既に終わっているもの
そして今はとっくに消えているもの
その姿のままを語る
それは見えない何処かで完成されたもの

味方になるのでなければ伝えようとは思わない
「あなたのことが大好きです」
それは常に省略されるし、され続ける
まだ途中なので見せたくはない
そして、それは例外なく可愛い

私はあなたを愛しています
あなたは誰かを愛していますか?
終わらせないので消えないでください
私に出来るたったひとつの祈りです
祈りは常に省略される
全部言うと余りにも長い
量も多いし、ややこしいので省略する
詳しい内容、説明など
省略されるし、され続ける

抱き締めるとその力で一部は剥がれる
くちづけなどしようものなら、四分の三は零れて落ちる
私は拾わない
だって途中でいたいから
だって完成されたくないから
ずっと可愛いままでいたいし
そのように見られていたいから

終われば、消える
消えれば終わるものとして
再び歩き出す、それぞれの道
そこから先はたったひとり、かもしれない

ありがとう
一瞬でも足を止めてくれた存在に
もう省略しなくてもいい想いを胸に
いつまでも響かせながら


ーーーーーーーーーー

秋冬様、日本現代詩人会へのご入会おめでとうございます。素晴らしい詩です。今後の益々のご活躍を楽しみにしております。私ももっと頑張らなくては。。

編集・削除(未編集)

御礼と報告です  秋冬

「MY DEAR」でお世話になっている同人、投稿者の皆様、温かい言葉を頂きありがとうございます。

本日、日本現代詩人会の「日本の詩祭2023」に参加し、懇親会にて「HP投稿欄新人」の表彰を頂き、その後、投稿詩を朗読してまいりました。
新人賞及び新人に選ばれた四人の中では最年長者ということもあり、若い方々に負けないように地道に書き続けよう、という良い刺激を受けて帰ってまいりました。(朗読した一篇をこちらに紹介させて頂きます)



時との対峙

昨日も、明日を捕まえようと待ち構えていたのだが、寸でのところで逃げられてしまったのは、明日の速さを甘く見ていたからで、今日は両手を広げ、息を整えて身構えている。あと一分だ。相変わらず姿は見えないのだが、気配は感じているから、何とかなりそうな気がしている。あと十秒になり、息をころす(※)。 (※)漢字

あっ

捕まえたと思ったら、するりとすり抜けた。手応えはあったのに。明日は今日になっている。僕も昨日から今日に移動したのだ。こうなったら、時間を止めるしかない。あるいは、昨日に戻って、今日を捕まえ直すか。

明日か明後日か

医師から宣告されたのは、一昨日だったか、昨日だったか。とにかく、明日を捕まえて、しばらく待ってくれるように頼むしかないのだ。医師は手を尽くしたらしいが、息子の僕は最期まで足掻く。

明日の捕まえ方
昨日への戻り方
今日の止め方

明日を捕まえた、という投稿を信じて二日やってみたが、かなり難しい。一か月繰り返せば、できる気もするが、そんな時間はないのだ。昨日への戻り方、今日の止め方に方向性を変えることにする。

病室の父はすやすやと眠っている。時と対峙する僕の背中に、もういいから手を握ってあげて、と母の声がする。僕は時と対峙するのをやめて父と対峙し、手を握る。

昨日も今日も明日もなく、大切なのは今なのだ。もう父も望んでいないような気がしたのは、手を強く握り返されたから。右手を母が、左手を僕が握り、その時を待つ。


私のホームは「MY DEAR」なので今後ともよろしくお願い致します。

編集・削除(未編集)

悲しみの花  エイジ

人は誰でも悲しみを
抱えて生まれてくるものです
生きるとは心に
悲しみの花を育てること
それは真っ赤な花で
心の奥底にある
川の流れのほとりに咲く
その花を一生をかけて育てていくのです

心の流れを辿っていくと
濃赤色の悲しみの源流に
行き当たるでしょう
どうか心配しないで
赤心という言葉があります
その流れは真心からくるものです

あなたはやがて年老いて
彼方の世界へ旅立つとき
心の中の赤い花
そのものになるでしょう
花が枯れて色褪せるように
あなたの身体からは
血の気も失せるけれど
不滅の種子を運命の階(きざはし)に
蒔いていくでしょう
いつかの復活を夢みて

人は誰でも悲しみを
抱えて生まれてくるもの
心の中の悲しみの川
そのほとりに咲く
一輪の赤い花を
見事に咲かせて
生きてゆきましょう
無常の風に
激しく揺られながら

編集・削除(未編集)

秋冬様 おめでとうございます!

この度は日本現代詩人会への入会おめでとうございます。
ますますのご活躍をお祈り申し上げます。

編集・削除(未編集)

柔らかくうごめく

銀行で順番待ちをしている母親の
腕の中で幼子が
飽きてしまったのか
体を弓のように逸らして暴れて
イスに頭をぶつけた

さっきまでの威嚇するような泣き声から本格的な大泣きに変わって
周りの大人達は小さな暴君の一大事に右往左往している
母親は大丈夫ですと
まわりに気を遣いながら
痛かったねぇと優しく撫でた

幼子よ
なぜ君は
そんなにも柔らかく産まれたのか
産まれる時の安全性向上のためかも知れないが
産まれてからが
危ないじゃないか
頭蓋骨に隙間までつくって
まだ立つこともできないうちに産まれてくるなんて
まるで産まれることさえできたなら
この世界が君を守ってくれるなんて
信じきってるみたいじゃないか
幼子よ
だから大人達は君の柔らかさに怯えて思わず手を差し出すのだ
恐る恐る君を抱くのだ
この世界を信じきっている
暴君のような君を

君は怒りながら泣く
なぜ私は自由に動いて全てを舐めて確かめられないのか
君は泣く
なぜイスは硬く私に当たったのか

ありとあらゆる納得いかないものと
その全てを忘れるほどの喜びの中で
君は世界と接触し
傷をつくり治しながら
君の細胞と世界がともにうごめくことで
この世界の声を聞いている
母親から渡されたおもちゃを振ることも忘れて

編集・削除(未編集)

旅するCHART(譜面)  三浦志郎  6/2

音を旅する記号

そぞろ歩きの
メディアム・スロー
心湧きたつ
ジャンプ アンド ファースト

NOTES(音符)が
階(きざはし)を登り降り
五線の広野を
響きの中で拓いて行く

瞬時に現れ
消えゆく道を導き
幸いをもたらしてくれるだろうが
かたときも逡巡は許されない

ビートの地平に
フレーズの風の中
私は器を操り
音符を興し
音符に守られ
愛器と共に往く旅人になろう

CHART(譜面)が
旅の先駆けにして案内者
痩せ尾根の向こうを目指す
音旅の守り人

背後には跡形もない
前途のみがある
音旅は続く
その祝着を期している

編集・削除(編集済: 2023年06月02日 14:57)

タンポポ  freeBard

たとえ私一人がこの一雫の水を惜しんでも 世界は何にも変わらない
馬鹿だとみんなが嗤ってる

野原で転んで膝擦りむいた 助けたタンポポ笑ってる 
馬鹿だとみんなが嗤ってる

テレビのニュースで人が死ぬ 遠くの国なら関係ない
名前も知らない遠い人 目にも入らぬただの草


関係ない 関係ない みんながそう言う 関係ない

踏んでる草も関係ない 殺した虫も関係ない
魚を食べる 肉食べる 野菜は嫌いだ捨てちまえ
あたりまえだろおれたちは 言わずと知れた人間様

だからなんだと大地が割れる 陽射しはグラグラ照りつける
そんなときだけわかってる 敬意と畏れを抱いてる
だけどそれきり諦めて 天災だからと考えない
結局だあれも気がつけない

今この一雫の水を大切に想っても 津波が引いてくわけじゃなし
あたりまえだろそんなこと おまえは馬鹿だとみんなが嗤う

自分もたかだか自然だと 自然の中の一部だと
本当のことには知らんぷり 不便になるのは嫌だから

関係ない 関係ない あたりまえ あたりまえ
大きな森に逃げ込んで 思い込みで目が見えない

本当は不安な胸の内 みんなでいれば怖くない
そうしてますます目が見えない
だからせっせと灯を灯す
ギラギラ機械の灯を灯す

ギラギラギラギラ照らされて ピカピカ輝く思い込み
科学だ 進歩だ 人間だ ステレオタイプの九官鳥
ほれ見ろ あそこのあのビルを
アホウドリさえ飛び立った

それでも進歩も大切だ だからみんなで考えよう
フザケ半分でもいいよ シャレで世界を憂うフリ
本気で憂うヤツなどいるもんか それがどうやらいるらしい
成程そういうこともある 色んなヤツいておもしれえ

どちらが優れているのでなく どちらが正しいわけでもなく
ほほぅと唸る愉しさを 互いに交換すればよい

小賢しうるさい奴もいる まあ、まあ、ひとつ聴いてみる

野原に根差す意志がある 堅く貫く意志がある
虐げられた夜の扉を開かんとする信念は 風を熾して種を運び
対話の種をひらく光は 時空を超えて文化に宿る

あちら側とこちら側 立たねば知り得ぬ景色もあろう
向こうに立つのに邪魔なもの
それはいつでも翻り こちらに立つには大事な指針

正義だ主義だ経験だ 事実 真実 科学の粋
それらを信じるあっち側

感謝 寛容 可能性 伝説 神話 普遍性
それらを信じるこっち側

いやいや二極だけではない
そっちもどっちもバッジは様々
十人十色の千色万花

正義や信念とかいう思い込みに気をつけて
彼の話し終わるまでの僅かな数秒間
知らない国の音楽でも聴くように
彼の話を聴いてみよう

君の話も聴いてみよう

いつでも何かのキッカケが
平凡な野原にだって埋もれているかもしれない
どんなことにでも まさかがいつでもありえると
偉そに誰かに教えてやり 良い気分になってやろう

不純な動機でいいんだよ 私が良ければそれでいい
そんな気持ちはいつもある 色んな気持ちが誰にもある

人の心はまったくお天道さん 雨降り晴れて火事オヤジ
がっかりすること多いけど 明日は明日の風が吹く

今日のアイツは明日にはいない 今日の私も明日にはいない
変化が見えずにイライラしても ちょっとちょっとは進んでる
少し多めに見てやるか 少し多めに見てください

あたりまえ ありえない みんな言ってる ジョーシキだから
そんな思い込みの向こうに花が咲く
誰にも綺麗な花が咲く

よく晴れた朝の光にタンポポは花開く
当たり前とはそういうことなのだ

私たちに決めつけられることなんて
実はひとつもないのだろう

唯の一つもないのだろう

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