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「T・クルーズ」に評をいただきまして、
ありがとうございました。
本詩を読んで、最近観た「タイタニック」を
イメージされたとのこと、
私が伝えたかったイメージとの
あまりのギャップにびっくりしました。
映像的なイメージを、文字で伝えるのって、
難しいですね。まさかそこまでずれるとは…
どうもありがとうございました。
また投稿させていただきます。
時は何のためらいもなく過ぎて行く
季節は刻一刻と移ろって行く
紫陽花は梅雨の潤いに咲き
百合は力強くかつ上品に咲いた
時は何のためらいもなく過ぎて行く
永遠での眠りに向かって
亡き者よ 君等は今……
永遠に所有されているのか?
君等のあの情熱的な想念は
もはや里山の霧の如く消えたのか
私という物語の最後の行を何と括ろう
もう明日は来ないという日が来ても
明日への希望を謳うだろう
永遠での眠りに携える希望か
私という物語の最後の行を何と括ろう
僕のこの想念が消え失せる前に
煙突の煙の如く空に消えてなくなる前に
もう一度 朝の森を散歩したい
この世界を僕は大いに愛した
鶯のさえずりを 舞い踊る蝶を
絶え間なく働き続ける蟻を
公園に咲き誇るあの桜の花々を
ではこの詩の最後の行を何と括る
もう一度でいいから
あの朝焼けの時を過ごしたかった
もう一度でいいから
あの希望の日の出を見たかった
もう一度でいいから……
井嶋様、詩の評をありがとうございました。
今回は設定や話の展開に無理があったかもしれないと思ったのですが、僕はドラマチックな展開のためなら、ありえないことが起こっても良いと思っています。それは詩の中のことだからです。が、時計を捜索するという方向で、何とか自分なりに考えてみたいと思います。違和感を感じるかと問われれば、ほんの少しのものです。
でも、もう少し考えて、時計はあったけど動いてなかったという展開でも面白いかなと思いました。
今後ともよろしくお願いいたします。
井嶋様
こんにちは。
詩の評、お礼です。
太陽をテーマに書いたのですが、太陽にこだわりすぎた感じになってしまいました。
視野を広げる様にします。
これからもよろしくおねがいします。
砕けた月の欠片を瓶に詰めて
わたしは朝を知らない
きっと/夜/眠れないから
わたしは夜を知っている
だけど夕日も少し/知っている
夜が終わると/わたしの身体は少しずつ/消えてゆき
顔や/手や脚や/内臓や心が
ぽろぽろと/剥げ/宙に舞い/薄れゆく
いずれは落ち葉が土になるように
わたしもどこかで/生まれ変わるのだろうか
月は砕けて/ときどきこの星に/落ちてくる
それをみて/わたしは少し哀しくなる
わたしの田舎では/星が空に/無数に散らばり
だけどこの都会では/一等星しか/見えない
きみの顔を見て眠る日は/きっとこないだろう
来ることは/ないだろう
わたしは夜しか/知らないから
夜は/永い永い/孤独だったから
それでも星を見ていると/いつもきみを思い出す
例えばきみと見た/唯一の朝がどれだけ/美しかったことを
目を閉じても/月の灯りのおかげで/思い出せる
だけどわたしと/きみのように/きっと交わることはないだろう
まるで朝と/夜のように
わたしは/朝を望んでいない
だから/朝を知るつもりはない
星の輝きが/美しいから
朝になると/わたしは消えてしまうから
ふっと光が/わたしの頬を掠める
それがなにかは/わかりはしないが
こないだろう
何度も/何度も
きみの寝息を/聴くことも
砕けた月の欠片を/瓶に詰めて/眺めていたとしても
ずっと/ずっと
こないだろう
きみの顔を見て/眠る日も
宇宙のどこかに
測量士がいて
いつも2人で
あれこれ相談しては
まぁるいレンズを
覗いている
宇宙の広さを
あちこちで測って
首を傾げたり
頷いたり
また次の場所へと
移動したりして
いつになったら
終わるのでしょうか?
今日も相変わらず
観測地点を見つけては
測量計を担いで移動して
2人で相談しながら
首を傾げたり
頷いたりして
広大な宇宙の
一点を見つめて
まぁるいレンズを
覗いている
はじめまして。
よろしくお願いします。
さっそくですが“シャクシャク”という音、実は実際に頭の中で聞こえる音なんですね。
一説によると、脳の血管が動く音が骨伝導で聞こえている、とか。
心臓でいう“トクントクン”に当たります。
聞こえる人は少ないと思うので、これは一部の人にしか分からない表現ですね。
私の場合、自分の感じたままに表現する事しかできないので、このような表現になってしまいました。
ただ、水分を含んでいて、それが滴り落ちるようなイメージだったので、リンゴでもいいと思います。
あまり、“脳”そのものを表現しようとは思っていませんでした。
少し抽象的な感じにしたかったのですが、失敗してしまいましたね。
感想、ありがとうございました。
井嶋様 こんばんは。評をありがとうございます。そうですねえ。5連目描写をしっかりしないと分かりにくいですね。
これは、しっかり書き直してみます。
私、この蛙屋さん気に入ったので。
ちなみに、ごめんなさい。かき氷は抹茶味からのエメラルドグリーンに思考が飛んでいっております。
井嶋さんとは、色々共通点ありますね笑
私ストーカーしてるのかしら?
ところで、井嶋様の蛙の詩どちらで読めますか??また、教えてください。
よろしくお願いします。
何があっても進み続けろ
僕のボロボロの
ブラックキャンバスシューズ
が言う
止まってしまえたなら
それほど楽なことはないけど
僕の
ブラックキャンバスシューズが
言うんだ
進み続けろと
そして僕は
彼の言うままに
また一歩踏み出す
止まってしまえたなら
それほど楽なことはない
だけど僕は
楽がしたかったわけじゃないから
何があっても進み続けろ
僕のボロボロの
ブラックキャンバスシューズ
が言う
止まってしまえたなら
それほど楽なことはないんだけど・・
8/1〜8/3までにご投稿分の評と感想です。
ご投稿された詩は、一生懸命書かれた詩ですので私も一生懸命読ませていただいておりますが、上手に意味を読み取れなかったり疑問を書いたり頓珍漢な感想になったりする場合もございます。申し訳ございませんがそのように感じた場合には深く心に留めず、そんな読み方もあるのだとスルーしていただけると助かります。どうぞ宜しくお願いいたします。
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「詩の書き方」喜太郎さん
喜太郎さんこんばんは。
喜太郎さんはこの詩にあるように、些細なきっかけから自分自身の輪郭を抜け出し、誰でもない自分となって、創作していくのですね。私もそういう時もありますし、私でしかない時の詩を書く時もあります。最後の1行が良いですね。自分の中では世界の人口が一人増えている、というところ、ハッとしました。確かにそうですね。この気づきが良かったです。タイトル通り、この詩は「詩の書き方」でした。この書き方で書いた詩を次回また読ませてくださいね。
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「かき氷屋蛙」紫陽花さん
紫陽花さんこんばんは。
この詩の発想、面白いですね〜。メロン味のかき氷からの発想でしょうかね?屋台のイメージがありますね。蛙が経営するかき氷屋蛙。店長が蛙ならスタッフも蛙。きまぐれシロップ虹色蛙って、良いですね。この詩の三連目「今日もやってきましたお客様」とあります。ウェイトレスである学生蛙が、お客様の注文されたかき氷を運んできますね。四連目「次の瞬間 彼女の顔が歪む」とあります。彼女とはお客様で合ってるんですよね?五連目でお客様が唐突に蛙に変身してしまう、一口も食べていないのに。六連目で主人公も蛙になってしまう。ということは、このかき氷屋蛙は、入店しただけで蛙に変身させられてしまう魔法がかけられたお店といっても過言ではない、というふうに読めました。そうなりますと、お客様である彼女の戸惑いぶりを五連目に少し描写したほうが良いかもしれませんね。と、ここまで書いてふと思いましたが、終連で「本能のまま」と書いてありますので、そもそも蛙だったものが人間に変身して来店した、というオチにも読めるのだな、とも思いました。ちなみに私も、前世が蛙だという詩を前に書いたことがありまして、蛙繋がり。紫陽花さんとは妙な共通点があるなと感じます。今回は佳作半歩前ですね。
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「たいようのおかお」じじいじじいさん
じじいじじいさんこんばんは。
最近は晴れた日ばかりなので、ニコニコ笑顔の日ばっかりですね。ただ、天気が良すぎて暑すぎて太陽はニコニコですが、人間はフラフラですね。熱中症注意。私はこの時期、曇りくらいだと体調がちょうど良くてニコニコになります。あくまでこの詩は「たいようのおかお」ですので、たいようメインのお話ですので、これは合っています。ただ、天気と対称的な気持ちを抱く人間も中には居るので、その対称も後半にもう少し書き込んであったらもっと良いかな、と思いました。毎日暑いので、体調など崩さぬようどうぞご自愛ください。佳作一歩前とさせていただきます。
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「スカート」妻咲邦香さん
妻咲邦香さんこんばんは。
ラスクとスカートの組み合わせが、少女を思わせるような清潔なイメージがありました。白い足というのはチラリズムでドキっとするんですが、白い足でありながら、白い足を指していってるのではないのかも知れないとも思いました。
この詩は、初期投稿作品の言葉遊び的な感じでもなく、シンプルな詩でもなく、どちらかというと、詩の素材的なものを感じました。この詩は、これで本当に完成なのでしょうかね?一連目と二連目の間に、みっつよっつの連が必要なのではないかと、そうでなければ、妻咲さんの伝えたいことが伝わらないのではないかなと、思うんですね。最初と最後しか書かれていないような印象があって、少なくとも私にはそのように感じられましたので、もう少し膨らませる必要があるように思いました。ただ、一連目はこれで完成していると思いました。ここから面白くなっていく詩だという予感を受けましたもので、なお一層もったいないかなと。あくまで個人的見解ですが、宜しかったらご一考ください。今回は評価は保留とさせていただきます。
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「砂丘にて」エイジさん
エイジさんこんばんは。
わたし、砂丘って好きなんです。風紋がとても芸術的で綺麗です。鳥取砂丘にはぜひ一度行ってみたいと思っています。この詩の砂丘がどこかはわかりませんが、この砂丘の向こうには海があるんですね。その海で主人公はあの夏「あなた」と別れ、もらった腕時計を捨てた。けれどももう一度その腕時計を探しに今やってきた。ラストなどはとても絵画的です。たった一人の生き証人、という、目撃者である腕時計が砂に半分埋まっている図などは、ポストカードなどでもありそうです。どこかでそのような絵や写真を拝見しての発想なのかもしれません。
さて。この詩はとてもロマンチックで素敵なのですが、一点、ひっかかるところがありました。腕時計を捨てたのはあの夏というふうに私は読みましたが、あの夏というのは少なくとも一年は前になると思うんです。(暑苦しい砂丘と一連目に書いてありますので、探しにきたのも夏?)一年経って、はたして捨てた場所に腕時計がある可能性は、ゼロではありませんが、だいぶ低いように思うんです。だからこその奇跡的な再会という意味で書かれたのかもしれません。が、私的には少し違和感が残ります。そこで解決策としては、腕時計を捜索する箇所が描かれていたほうがよりリアル感が出ると思いました。どちらかというと、足で歩く描写よりも手で砂をかきわける描写のほうが気持ちが伝わりやすいかもしれません。砂に塗れるシーンがあれば心残り感も一層増しますね。そうであったら佳作でした。あくまで個人的見解ですが、宜しかったらご一考ください。今回は佳作半歩前ですね。
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「T・クルーズ」山雀詩人さん
山雀詩人さんこんばんは。
柔らかい面白さの中に健気さもあって良いですね。もしかしたら洗濯物のTシャツは、裏返しで干されていて、そこからの着想で、この詩は書かれたものかも知れません。あまりトムクルーズの作品は観たことないんですが、Tシャツが裏返しの話は耳にしたことありました。この詩、タイトルも掛けてますよね?トムとTシャツと。これはこれでお上手でとても良い詩でした。
ただ、一点、大変申し訳ないのですが、これは私だけの事情だと思いますが、この詩の中盤まで私の想像の中では「タイタニック」だったんです。Tシャツの順番が違うじゃないかと思われると思いますが、すみません「タイタニック」だったんです。この前テレビでたまたま観てしまったからかもしれません。もしかしたらですが、他にもタイタニックを想像するかたがいるかも知れません。Tシャツの形かも知れません。でもタイタニックも美女を守ったから根底に流れているものは同じです、という言い訳をしてしまいますが、この詩のオチが山雀詩人さんらしいので佳作といたします。
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「ただ月満ちて」積 緋露雪さん
積 緋露雪さんこんばんは。
確かに酒焼けで嗄れた声のようですね、Sionさんは(ちょっと聴いてみました)。
心の葛藤が描かれているようですね。この詩の中盤に「今のところ〜五感が先立つのである。」この部分がとても共感できました。この連の最終に「生き残るのに五感に信を置いてゐる馬鹿な生き物が人間なのだらう。」とありますが、「馬鹿な」というのは不要かもしれません。五感を信じることは自分を守ることにも繋がりますので大切だと思いますよ。長い一連目があってこその、二連目。一連目の理論が二連目にとても活かされています。般若心経が聞こえてくるところが、不思議で面白いです。五感に信を置くからこそ、外の闇も内の闇も感じてしまう、そこに足掻きながらも今夜も呑み込まれていく想像をする、そんなふうに読みました。佳作といたします。
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「遠路」凰木さなさん
凰木さなさんこんばんは。
初めまして。井嶋りゅうと申します。
どうぞ宜しくお願いいたします。
ひどく落ち込んだ時と、核心に辿り着いて脳が活性化した時と、この詩はひとつ以上の要素が合わさって出来たように感じました。結論に辿り着いたようにも感じますし、ここからまた立ち上がって走り出していくような未来も感じ取れて、内容的にはハードですが、希望を持てる詩にも感じました。6連目の「シャクシャク」ですが、脳を蝕む音の例えで書かれているのだと思いますが、「シャクシャク」は例えば林檎や梨など固いものを噛む時のイメージをしてしまって、なんとなく脳にはそぐわないように私は感じます。「ずるずる」とか「ぶちぶち」とか、ちょっと思いつかなくてすみませんが、そんな感じのほうがそぐうような気がしました。タイトル良かったと思います。詩の雰囲気も好きでした。初めてのかたなので今回は感想とさせていただきましたが、次回からは評をつけさせていただきます。
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「夏宵オーケストラ」松本福広さん
松本福広さんこんばんは。
初めまして。井嶋りゅうと申します。
どうぞ宜しくお願いいたします。
とっても素敵な詩でしたね。ホオズキが出てきました。偶然なんですが、私は7月に浅草のほおずき市に行ったんです。風鈴とセットでほおずきを販売していたようなんですが、仕事帰りに行ったのでギリギリの時間になってしまって、結局すべて完売しておりました。残念でした。この詩を読んで、あの日の風景が浮かんできて、スッとこの詩の世界に入り込めました。ラムネがふっと出てくるところも良かったですね。夏の音はオーケストラであり、その音符はやがて結晶のように溶けていって、最後に星の音が出てきます。星に音があるかもしれないなどと、そういえば私は考えたことがなかったかもしれず。しかもラストの一行の書き方がとても良かったんです。このラスト一行はもしかしたら、この詩の流れ的にこういうふうに書く場合が多いかもしれません↓
「一番星が見える時、星の音はするのでしょうか?」
でも松本福広さんは、こう書いています。↓
「1番星見える時、星の音するんでしょうか?」
この一行だけ、少し表現が違うんです。受ける感じが違うのです。妙に生々しくて肉声のように感じるのです。そこがすごく良かったんですね。期待の投稿者さんですね。初めてのかたなので今回は感想とさせていただきましたが、次回からは評をつけさせていただきます。
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「ねざけ」鯖詰缶太郎さん
鯖詰缶太郎さんこんばんは。
なんとも哀愁漂う詩ですね。3、4、5、6連目が、この詩の最も良いところだと思いました。おんなへの電話番号はかみさまのでんわばんごうで有料だという。この、かみさまに例えているところに妙に感心してしまって、とても好きでした。そして、ラーメン屋かインドカレー屋に行こうかどうしようか考えるシーンがやけにリアルで健康的で切ないのです。おんなに電話する、ラーメン屋かインドカレー屋かで迷う、そういうところに、ぶっきらぼうな人間のらしさが出ていて私の心に沁みました。ネオンの灯りが窓越しにぴかぴかしているような部屋のイメージがあって、賑やかな歓声まで聴こえてきそうな想像をしました。
前回もそうでしたが、鯖詰缶太郎さんには、もう少し推敲していただきたい箇所があるんです。例えば
8連目の5行目「そうはみえないだろうけど」→「そういうふうにはみえないかもしれないけど」
のほうがしっくりくるような気がするんですね。
これは例えばですが、こういうふうに微妙な表現の違いで、鯖詰缶太郎さんの詩は今よりぐんと良くなると思うんです。もったいないので、ぜひご一考いただけませんでしょうか。
とても良かったので今回は佳作とさせていただきます。
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以上、10作品のご投稿でした。
どうもありがとうございました。
毎日暑くて、口を開けば暑いしか言ってないような気がします。
故郷の青森も大変暑いらしいですが、4年ぶりにねぶた祭りが開催されたようです。
もうだいぶ見ていませんが、この歳になってまた興味が出てきました。
ただ、参加者は暑かったと思います。
みなさん、熱中症には十分にお気をつけてお過ごし下さい。