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編集・削除(編集済: 2023年10月25日 04:10)

みずぶえ  秋さやか

あなたがケタケタ笑うたび
みずぶえの玉が
回っているような気がするの

透きとおったまあるい玉が
あなたの中のどこかにあるのかしら

そのやさしい振動に
澄んでゆくまわりの空気
澄んでゆくわたしの心

ああ今日もよく
回ってる
回ってる

ふるふると滑らかに
あかるい水と触れ合うように

ちいさな泉が
あなたの中のどこかにあるのかしら

ときどき光の揺らぐ瞳から
その水が溢れて出してしまうのは

わたしの渇いた言葉のせい
だったりもして

そのまま泉を涸れさせて
透きとおる玉を
壊してしまったらどうしようと
恐れるわたしをよそに

また勢いよく回り出した

編集・削除(未編集)

感想と評 2/23~2/26 ご投稿分 三浦志郎  3/2

1 上田一眞さん 「白い装束の人たち」 2/24

僕も何度か見たことあります。最後に見たのは昭和50年、それも東京の某所、繁華な商店が並ぶ通りの片隅に3~4人だったと思う。そうそう、アコーディオンは必ず弾いてた気がする。ある資料によると、戦前・戦中、アコーディオンを弾ける人は男でも意外といたようです。ただし上記の記憶は不確かで、もっと昔に見た記憶と錯綜している可能性があります。
今回、テーマにブレはありません。白い装束の傷痍軍人ひとつです。それを前半は幼少時の体験から話を起こします。伯母に象徴される大人たちは*「三国人」として割り切ります。ただ上田少年は釈然としない。彼らの正義や大義名分を信じてお金をあげます。いっぽうで、飲んで騒ぐ彼らの裏の顔を目撃して幻滅します。お金をストップする。

信じる・同情・お金与える→憐憫・賛同。
疑い・軽蔑・お金ストップ→違和感・反感。

これらは正反対ではありますが、どちらも少年に相応しい純粋と僕は見ます。後半は成熟した大人になり、思考も重層化する。あれを思いこれを思うと、軽々には結論付けられない。年齢のせいか、少し同情のほうに向かうかのようです。その是非はともかく、彼らの胸の内を聞いてみたかったことでしょう。けれども多くの場合、真の答えは時代が持ち去ってしまうものなのでしょう。
「戦争絶対反対!」は多くの人が叫ぶところではありますが、そういった考えと、これら人々を見て感じるところは何処かで何かが少し違う、そんな感慨もわいてきます。人間の難しいところです。詩というかたちで戦争の余韻、その考え方の変遷が伝わります。これは佳作です。戦争周辺の作品群で一定のくくりができそうです。

*「三国人」……背景や文脈で微妙に意味を変えるようです。現在は殆ど死語化しているようですが、使われるとすれば、差別語ではないでしょうが、やや微妙なところでしょうか。本作ではやや卑下した感覚で言われていますが、差別語感覚が緩やかだった時代の、しかもセリフなので問題ないでしょう。

アフターアワーズ。
僕が彼らを見た時の気持ちを順に書いてみます。驚き→不気味→落ち着かない気持ち→同情(かわいそう)。
僕の場合、同情は下位順位でした。とにかく、早くその場から立ち去りたい気持ちでいっぱいだったと思います。
それに比べて、思いを分析して詩にできる上田さんの力に感じ入ったしだいです。


2 静間安夫さん 「聖らかな人」 2/24

前半の思考を受けてそれを覆すような形で、二つのエピソードが提示されます。ひとつ目は、これはたとえ話といった趣きで、なにやら登場人物は神のような風貌をしているように取れなくもありません。その設定が面白く興味を惹くところです。いっぽう、ふたつ目は今も語り継がれる有名で悲惨な事故でした。確か東京・新大久保駅での韓国人男性です。二人とも助かっていたら彼はヒーローになっていたことでしょう。しかし現実は過酷でした。そんなことを思いながら終連に触れると、確かにその人の勇気と人間性の中に神がいたのかもしれません。今も彼の行動と人となりは考えられ続けています。これを個人差で片付けるにはあまりに重い。
神とか聖人の領域に達するかもしれません。佳作を。


3 司 龍之介さん 「散歩中石ころに」 2/26

たまたま歩いていて、ふと目に留まる石ころ。そんな書き出しに好感が持てます。細かい目配り、優しい眼差しです。僕は歩いていて石に感慨を持ったことなど一度もありません。そう考えると、これは凄いです。本来、詩人とはこうでなければいけないのかもしれません。あるいは神が散歩中の司さんの細部に宿ったと言ってもいいでしょう。3連目終わり2行がとても面白いです。
この詩は擬人法を越えて人格を与え自分と同格にまで引き上げている。そして対話を試みようとしています。さらに石の為に自分をも律しようとする。「今日は特別」「今日は君たちのことを~」から読み取れる正直さもかえって清々しいです。甘め佳作を。


4 ベルさん 「花粉よ」 2/26

ごめんなさい、僕、花粉症と全く縁がないんです。が、周囲にこういう人がいるのでお察し申し上げます。「オイラは一ミリも悲しくないぞよ」―この表現が面白い。そう、人が勘違いするほど涙も出るそうです。せっかく寒さもやわらいで、これからいい季節が始まるというのに、辛さも始まり……。この裏腹感もひとつの読みどころです。「四月は残酷きわまる月」(TSエリオット)の言葉ともリンクしそうです。「オイラ」といった人称もこの詩の中でフィーリングを掴んでグッドです。終わり近くの「泣いている」は悲しいというよりは、症状のことでしょう。終連はわずかに心情が掴みにくくなりますが、大勢に影響ないでしょう。甘め佳作を。薬飲んでおだいじに。



評のおわりに。

さて、三月。今年は雛祭りが日曜日になっていい感じ。
お祭りはいくつになっても好ましいもの。
女性のみなさん、おめでとう。 では、また。

編集・削除(編集済: 2024年03月02日 21:12)

ショコショコ ヒョコヒョコ  じじいじじい

ショコショコ ヒョコヒョコ
アリンコたちがつちのおうちからでてきた
ゆきがやんであたたかくなってきて
はるのにおいがしたからでてきたんだ

1ばんめのアリンコがあおぞらをみて
「うわぁ!まぶしい」とめをつむった
2ばんめのアリンコが「うわっ!まぶしい」
3ばんめのアリンコもつぎのアリンコも
みんなつづけて「うわっ!まぶしい」

あおぞらとたいようをみたアリンコたちは
みんなニコニコうれしそうに
「はるがきたね そとであそべるね」と
こえをだした

はるがきてつちのなかから
うれしそうにそとにでたアリンコたち
はるのはなにむかってあるきだした
ショコショコ ヒョコヒョコ
はるをよろこぶアリンコたち

編集・削除(未編集)

2/27〜2/29 ご投稿分の感想です。 紗野玲空

諸事情により、評の投稿をお先に失礼致します。
申し訳ありません。

2/27〜2/29にご投稿いただいた作品の感想でございます。
素敵な詩を沢山ありがとうございました。
一所懸命、拝読させていただきました。
しかしながら、作者の意図を読み取れていない部分も多々あるかと存じます。
的外れな感想を述べてしまっているかも知れませんが、詩の味わい方の一つとして、お考えいただけたら幸いです。

******* 

☆「気まぐれ」 喜太郎さま

喜太郎様、こんにちは。御投稿ありがとうございます。
私、喜太郎さんの恋愛詩、とても好きなんです。
ストレートな表現が素敵です。

「気まぐれ」の意味ですが……
1、気が変わりやすいこと。その時々の思いつきや気分で行動すること。また、そのさま。
2、物事の変わりやすいこと。また、そのさま。
となっています。浮気や移り気も同じ意味ですね。
なぜ、意味調べから始めたのかと申しますと、喜太郎さんが「気まぐれ」に当てはめた「気持ちのまぐれ」という言葉が、絶妙に「気まぐれ」と混ざり合い、しっくりと胸の内に収まってしまったから……。
気まぐれが気持ちのまぐれ(まぐれ・偶然による好結果)なんて……うまいことを仰るわ!と感心しながら拝読させていただきました。
エスプリのきいた言葉遊び的要素は、詩の中に生き、成功していると思います。

「気まぐれなあなた」の……気持ちのまぐれに的中した/ハマっただけ/まぐれだったのね

そう思ってしまうのとてもよくわかります。
一緒に時を重ねる内に、気持ちのまぐれでも、気まぐれでもなかったのだと、確信したくなるものですが、
「ハズレばかりがつづいて」まぐれの気まぐれは、「運命の本気」にはならなかったみたい。
「今度はまぐれじゃないサヨナラなんだね」
う〜ん。最後、私も、少し悲しくなってしまいました。

気を取り直して、少しばかり気になった点を上げさせていただきますね。

「だから その後にいくら試しても
 ハズレばかりが続いて」

この辺りをもう少し……たとえば、どんな事を試したのかとか、どんな事がハズレだったのか、などを、詳しく書いていただけたら、もっと、「あなたの気まぐれ」が深く表現されたのではないかしら……と思います。

「まぐれ」「気まぐれ」二つの似た音の言葉を、うまく取り合わせて、揺れる恋心をテンポよく、さらりと読ませてくださいました。

個人的にも深く共感できる佳き作品でした。
ありがとうございました。

*******

☆「青炎幻舞」 鯖詰缶太郎さま

鯖詰缶太郎様、こんにちは。御投稿ありがとうございます。
一つの良質な短編小説を読んでいるような感じが致しました。

最初に頭に浮かんだのは、速水御舟画伯の「炎舞」です。
(この絵の炎は青白くはありませんが……)
我が身を焦がしながら舞う蝶の群れが怪しい輝きを放つ。光と闇のコントラストに、生と死について深く考えさせられる作品です。
更には、描かれている火炎は青蓮院の不動明王童子像(青不動)の火炎光背を参考としていると考えられており、鯖詰缶太郎さんの詩句「その美しい 浅黄色の笑顔を」や青い蝶の描写などには、この「炎舞」の裏に隠された、青不動に思いを寄せたものが含まれているのではないか……と勝手に想像してしまいました。

もう一点、作品背景として浮かんだのは、周防柳氏著の『八月の青い蝶』です。私は拝読した事はありませんが、ざっとあらすじを記します。

広島で13歳の時に被爆。急性骨髄性白血病となり、最期を自宅で過ごすことになった主人公が、65年を経て思い出した事……
それは昭和20年8月6日朝の事。中学生だった主人公は、初恋の女性と蝶の羽化を一緒に見るはずだったが、その約束は叶えられるはずもなく……。
広島で羽化しかけた愛は、原爆のせいで砕け散った。箱の中に翅の一部が焼け焦げた青い蝶を残して……。

といった内容のようです。
この物語の蝶と、鯖詰缶太郎さんの描くあおい蝶の中に、何となく共通項を見いだせるような心地がして、考え込んでしまいました。
青白い炎は原爆の象徴、或いは、原発かもしれません。そして、その周りを舞う蝶や蛾や蛍は、様々な人間の姿なのでありましょうか。
「五十年に一度」というのはよくわからないのですが、想像を逞しくすれば、原子力による災害はそれくらいのスパンで起こり得る……という警鐘なのでしょうか。
会うはずであった初恋の女性は舞姫、病で今まさに死にゆく主人公を翁と、そんな想像をしながら読んでみました。
「二頭の蝶」…あえて頭した表現の裏に、何か別にヒントがあるのでしょうね。
残念ながら、これ以上はわかりませんでした。

何れにせよ、美しい描写だからこそでしょうか……。
青白い炎は、私には何やら不気味なものに映り、蝶は、飛んで火に入る夏の虫の如く……後先考えず舞い、その場限りの快楽を求め、死の炎の中に身を投じていく人間を象徴しているように感じました。

恐らくは、全く異なる、鯖詰缶太郎さん独自の物語による詩なのであり、それをそのまま受け取るべきだったかも知れません。
既存の作品へのこじつけのようになってしまい、申し訳ないですが、この青炎、舞姫、翁、蝶……青白い怪しげな雰囲気の中描かれた、不思議な世界の意味する処、隠されたメッセージを、それ程強く読み解きたく思った故とお許しくださいませ。

とても美しい物語の詩だと思います。
物語として読ませるだけの詩とするのか、社会批判や問題提起などのメッセージを盛り込んだ上での物語の詩とするのか、メッセージとして訴えるものがあるのならば、もう少し核心をついたものがあってもよかったかもしれません。

読み応えのある素敵な佳き作品でした。
ありがとうございました。

*******
 
☆「質問」 大杉司さま

大杉司様、こんにちは。御投稿ありがとうございます。
4行5連できれいにまとめましたね。
型にはめようとすると、私などは無理が生じてしまい、詩句が乱雑になりがちですが、行を形成する言葉の選び方、連毎の主張もはっきり伝わってきて、素晴らしいと思います。

内容は申すまでもなく、仰られている通り……
世界で起こっている事、私達が直面している問題です。

「分かり合う」のは非常に難しく
手を繋ぐことができない

その通りですよね。
ずっと、深く頷きながら拝読させていただきました。
「質問」として敢えてとどめたのも、詩としては一つの着地点だったと思います。

ただ、欲を申し上げるならば、希望か絶望か、意見が分かれる質問を、質問としながらも、大杉さんなりの手法で解き始める処まで読んでみたかった気がします。
現状を描き、嘆く……普遍的な問題の上に、個としての独自の見方を、質問の中に織り交ぜていただけたら、更にぐっと大杉さんらしさが出てくると思います。

忘れてはならない世界に起こっている問題に目を向けさせてくれる、佳き作品でした。
ありがとうございました。

*******

☆「そうして今はぼんやりとした灰色猫」 紫陽花さま

紫陽花様、こんにちは。御投稿ありがとうございます。
まず、題がとてもいいですね。
そうして今はぼんやりとした……?なんだろう?と思わされます。
そして……私は、紫陽花さんの作品、いつも最後まで読み通せないんです。
何故かと申しますと、途中で必ず泣かされるからです。

それはそれは綺麗な黒い子猫…でも、きっとお腹も黒い、と書かれています。ちょっとクスッとさせられます。
そして、この子猫はお母さんが大好きなのですね。
この立派なお母さん猫、これは紫陽花さん、そして子猫は御子息ですね。

「1歩外に出たらみんな敵だ」……
私は以前、紫陽花さんの「夜を知りたい息子へ」を拝読させていただきました。
故に、この2連以降からは、いよいよ、母猫から見た子猫の描写の細かさ、具体的な描写の中に、紫陽花さんの御子息への愛情の深さを感ぜずにはいられませんでした。胸が詰まりました。

「じっと見られる時間の方が長かったから
 その時間が本当に大事だったから」

子育て中、母親が子供をまっすぐと見つめる視線……。
そう、かけがえのない時間だった……と、私も自分を重ね、涙してしまいました。

やがて、子猫は信条を掲げ、独り立ちの時を迎えますね。
お母さん猫は、ぽいっと子猫を放り出してしまいます。
「思い当たる節があるとすれば……」の連は、あの、夜を知りたがった子猫の言動を指しているのでしょうか。

最終連がまた見事です。
「本当は白猫だった私……」
子猫のために黒くなっていた事がわかります。
そして子猫も……優しい灰色に。
だから、「そうして今はぼんやりとした灰色猫」なのですね。

紫陽花さんは、猫に託した詩が多いように思います。
今回も、母と息子の長い歴史を猫になぞらえ、更にその心情の移り行きを毛色の変化でもって表す……最後の最後、はっとさせられる結末。
素晴らしい作品でした。
最終連の前の連をもう少し整理し、連分けを施したりしたならば、或いはもっと、最終連が生きてくるかも知れません。

今回も、親子の情に溢れた素敵な佳き作品でした。
ありがとうございました。


以上、4作品、御投稿いただき、誠にありがとうございました。
それぞれに、素晴らしい作品で、全て佳き作とさせていただきました。
十分に読み取れていなかった部分も多かったかと存じます。
読み違いはご指摘いただけたら嬉しいです。

私事ですが、誕生日を挟み、評を担当させていただきました。
素敵な詩…プレゼントをいただき、とても嬉しかったです。
同時に、敬愛する井嶋りゅうさんの受賞の知らせ……嬉しくて嬉しくて、素晴らしい誕生日になりました。
ありがとうございました。
明日は桃の節句……花もほころんでまいりました。
健やかな春となりますように祈っております。

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お礼  山雀ぐり

島 秀生さん、紗野 玲空さん、かすみ じゅんさん、三浦 志郎さん、秋冬さん、富士伊 真夜さん、荻座 利守さん、青島 江里さん、山下 英治さん、水無川 渉さん、齋藤 純二さん、瀬未さん、妻咲 邦香さん、井嶋 りゅうさん、滝本 政博さん

私の中日詩人会入会にお祝いの言葉をいただきまして誠にありがとうございました。
詩人会がどういうものか、正直よく分かっておらず、
今後 何がどうしてどうなるのやら、ドキドキとワクワクが止まりませんが、
精一杯がんばってみようと思います。
貴重なチャンスを与えてくれた MY DEAR、特にご尽力いただいた島さんに感謝しながら…
今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします。

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青島様 評のお礼です。  荒木章太郎

ありがとうございました。とても勉強になります。詩を書いている時にも気持ちがあちらこちらと散ってしまい整理がつかなくなることに気がつきました。窓ガラスはスマートフォンやPCのモニターといったWEB上のバーチャルな世界と現実との境界線を表現したかったのですが、途中、窓ガラス(人工物)とカラス(動物)に注意が移ってしまいました。ガラスの濁点を外せばカラスだと一人感動して「濁音を取り去り」に至りました...。詩を作り上げて他者に伝えるところまでを「詩を書く」と捉え、楽しめるよう精進したいと思います。今後ともよろしくお願い致します。

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孤高の轍  荒木章太郎

父よただいま
貴方が死んで
ますます僕は
貴方に似てくる
困ったものだ
いのちの繋がり
しみじみ感じる
炭化するまで見送ったのち
見知らぬ者の蝋燭と線香の煙と
交ざりあう僧侶は誰に祈っているのか
区別もつかずいつの間にか
僕は父に取って代わった
化石化された遺伝子
紐解いている間に
母はまだ遥か前を歩いていた

僕らは祖父なる帝国の反乱軍
母や妹は祖母の呪いに縛られていた
父を建てて陰にまわるよう躾けられていた
役割の歯車が"とおりゃんせ"を奏でる
やに臭い季節は過ぎた
信号が青に変わると
超高齢の母が横断歩道を駆け抜ける
乳がんを患い乳房を切り取り
胃癌を患い胃袋を切り取り
一度でも人にもたれかかると
生きていけなくなると
孤独の道を駆け抜けていた
全ての人工物から距離を置き
野生の如くと
雑草の如くと
想いとは裏腹に遠回りをしていた

母を旧態依然から解放するため
僕は市役所に連れて行こうと思った
父と同じ轍で道を壊さぬよう
気をつけながら
後ろから母の手を取ろうとしたが
やめることにした

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雨音様 評のお礼です。  荒木章太郎

ありがとうございます。佳作いただき嬉しいです。掲示板を始めてから胸に秘めていた最初の目標。ようやく辿り着けた思いです。詩を書くことの楽しさ喜びから、厳しさも感じ始めた時期ですのでとても励みになります。引き続きどうぞよろしくお願い致します。

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おめでとうございます  滝本


山雀ぐり様

このたびは中日詩人会のご入会おめでとうございます。
詩集の出版に続き、山雀さんの創作の世界が広がってゆきますね。
ご活躍を心よりお祈りいたします。

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おめでとうございます!

山雀ぐり さん。
この度は、中日詩人会へのご入会、誠におめでとうございました!!
もう立派な詩人さんですね。
さまざまな場所でのご活躍、楽しみにしております。
これからもどうぞ宜しくお願いいたします。

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