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編集・削除(編集済: 2024年09月10日 18:37)

雨音様、「怨念」に関する評と感想をありがとうございました。  秋乃 夕陽

雨音様、「怨念」に関する評と感想をありがとうございました。
この作品に興味を持っていただき、誠に感謝しております。
この詩の冒頭についてですが、以前こちらへ別の詩を載せたところ、他の方から読み手側の負担にならぬようあまり重みを持たさずあっさり描いたほうが良いとの指摘があったため、今回その批評を素直に取り入れてそのようにしました。
また、あくまで導入部分であり、二連目から続く出来事のほうが重要度としては高かったため、そちらに重きを置きました。
しかし、雨音様のご指摘通り、湯気を伏線に使うのも終連に効果的に働くので良いかもしれませんね。
また後の詩のために参考にさせていただきます。
三連目の女性が登場してから席に座るシーンですが、これは割とあっさり描いているので、問題ないかと思います。
経験上、人によってはもっと詳細に描くように指摘される方もいらっしゃるかもしれません。
それから八連目から十一連目にかけては、「主人公が会計をすることで話を遮られたから(女性は)怨念を送ってきたのか、それは主人公が読んでいた源氏物語の幻影を負っていたせいなのか」、わからないほど不可思議な出来事であり、この混ぜ合わせた不気味な感じがまさしく「怨念」として鍵を握るこの詩の肝だと確信しております。
書き手側が親切丁寧に書き加えてしまうよりも読み手側がさまざまに想像して解釈する余白があっても良いと思っています。
このように色々書かせていただきましたが、雨音様にこの詩を好きだとおっしゃっていただけたことは本当にありがたいことですし、これからもなにとぞよろしくお願いいたします。

編集・削除(未編集)

解放 津田古星

オカリナに息を吹き込むと
陶器に伝わる震えを
穴を塞いだ指先が感じる

音は振動
物質も振動だという
では、魂も振動だろうか

私は死んだらあなたに会えると
若い頃から信じていた
魂が一瞬でも響き合ったのだから
肉体を離れた時には
私はあなたの魂を見つけるはず
あなたが二十歳の私を見つけたように

でも私たちは全く違う世界に
生きていたのかもしれない
私が見ていた世界は
私の脳が見せた幻想でしかない

私があなたの前から去った時の気持ちを
あなたは知ることもなく
あなたの人生を生きてきた
あなたは私のふるさとを見ることもなく
一生を終える

私はあなたのふるさとの海の青さを知っている
あなたの歩いた道が平坦ではなかったこと
それでも真摯に生きただろうことを想像できる
そして、あなたが私の思いを横に退けた
その理由を知ることもなく
私も一生を終える

あなたは今日まで生き 家庭も築いた
あなたの健康と幸せを願ったのだから
私の祈りは届いたと言える
だからもう会えなくても
互いの人生に
おめでとうと言って手を振ろう
軽やかなメロディーに乗せて

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井嶋りゅうさん 評のお礼

はじめまして、飴山瑛です。評をありがとうございます。佳作嬉しいです。この作品としては作品上の表現と作者個人としての体感が並行して二重に走る方式を取っており、裏の流れとしてはこれが自然なようになっています。浮遊感というものを、川の飛び石を渡るように表現したかったのですが、なんとかなっていてよかったです。個人としてはあまり現実から離れすぎた作品にはしたくなかったので、このような形になりました。
改めて評ありがとうございます。これからも書いていきます。

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視覚優位の病床で  荒木章太郎

鱗雲が金目鯛の大群のように
金色の尾鰭をひらめかせながら
誇張された言葉の波が打ち寄せる
秋の夕暮れ
私は双眼鏡を手放さず
情報の波に飲まれて、ただ眺めるだけだ

そう、監視してばかりだ
ああ、観察してばかりだ
批評を繰り返し、
行動することを恐れ、
逃げ道を探している

四角い視覚優位の病床で
主語を失った言葉がベッドに縛られ
民主主義は、静かに眠り続ける
寝たきりの状態へ
問題は明日の雲へと
先送りされてゆく

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井嶋りゅう様 評のお礼です。  荒木章太郎

ありがとうございました。今の私には難しいテーマだったかもしれません。もう神に許しを乞うしかないところまで、自分を追い込んでしまう程の罪悪感を描きました。自分を赦せずに傷ついていたのですね。しかし、まだ神を信じきれない主人公は、苦しみを一人で抱え込まずに他者に助けを求め行動することで「神の下では人は皆平等である。」という意味を体験から理解するのです。 
 信仰による受動的な救いではなく、能動的に自分で考えて、体験から学び理解することで得られる救いを描きたかったのですが....今の私には力不足でした。もう少し色んな詩を書いて力をつけてから、また本作に向き合ってみたいと思います。

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井嶋りゅうさんへ お礼  司 龍之介

評をくださりありがとうございます。
日本語が上手く書けていませんでした。
違和感に気づけず不甲斐ないです。
おっちょこちょいでした笑。
それでも佳作一歩前の評価ありがとうございます。
また投稿します。よろしくお願いします。

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井嶋りゅう様 評のお礼です。  温泉郷

井嶋りゅう様 今回もお読みいただき、ありがとうございました。この作品はご指摘のとおり、デ・キリコ展(東京都美術館・上野)で見た「谷間の家具」という絵から浮かんだ物語を基にして作りました。前回、三浦志郎先生から注釈を付ける方法を教えていただき、早速やってみた次第です。絵に詳しいわけではないので、キリコの作意からはずれているかもしれませんが、書いているときは楽しかったです。アームチェアが部屋に入ると、また離れ離れになるので可哀そうな感じもしていました。佳作の評価をいただき、大変うれしく思っております。今後ともよろしくお願いいたします。また、季節の変わり目ですので、ご自愛いただければと存じます。

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井嶋りゅう様 評をありがとうございます。

ご丁寧な評をありがとうございます。
第一連目のカッコは自分で自分に突っ込んでいます。第二連のそんな私とはどんな私かという説明のつもりで、最初に持ってきたんですが。
私はよく夫の話にに「自分の頭の中でだけ分かっている。せめて主語と目的語を言って。」と言うんですが、私の詩も同じらしいことに気づきました。
何度も読んで頂き、ありがとうございます。考えようによってはハッピーエンドなのかも知れません。

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9/24〜9/26までにご投稿分の評と感想です。  井嶋りゅう

遅れてすみません。
9/24〜9/26までにご投稿分の評と感想です。
ご投稿された詩は、一生懸命書かれた詩ですので私も一生懸命読ませていただいておりますが、上手に意味を読み取れなかったり疑問を書いたり頓珍漢な感想になったりする場合もございます。申し訳ございませんがそのように感じた場合には深く心に留めず、そんな読み方もあるのだとスルーしていただけると助かります。どうぞ宜しくお願いいたします。

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「響灘」津田古星さん

津田古星さん、こんばんは。
4連目「電車の窓から夕日が海に沈むのを見て」、ここの風景がタイトルの響灘と繋がっているのでしょうかね。そのように感じました。とても切ない詩ですね。三十八年経ったいまも、まだためらう気持ちが残っているということが、まだ消化できていない想いのやりきれなさみたいなものを感じて胸が痛みました。最後の連で「返信したくなったけれど」とあります。ということは、メールなどのやりとりがあるのだとわかります。三十八年後にまた繋がったのだと推測できます。ご縁があるお二人なのかも知れませんね。そもそもお付き合いをされていたお二人なのか、あるいは幼馴染などで気付けばずっと一緒にいたお二人なのか、詩中の「私」が居なくなったとしか書かれていないのでわかりませんが、確実に恋心が存在していた。この詩を何回か読んで、実は印象が最初と変わったんです。想いは伝えられていないけれどもハッピーエンドなのかしら?と。この先の人生にもう彼はいないと思ったけれど、ある意味彼だけが残ったということかしら?と勝手に想像して、人生というものは不思議だなと思いました。
書き方のお話なんですが、一連目と2連目の置き方が少し気になりました。特に一連目のカッコ書きなんですが、これは自分で自分につっこんでいるという感じなんでしょうか?女性のつっこみに感じましたもので、この詩の主人公は男性なのかと実は最初思いましたが違ったようですね。この一連目と二連目は独立させるより、三連目以降に組み込んでいくほうがスムーズに読めそうです。
宜しかったらご一考ください。佳作一歩前といたします。


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「大丈夫」喜太郎さん

喜太郎さん、こんばんは。
「大丈夫」という言葉ほど、信用してはいけない言葉だと私も思うんです。大丈夫じゃない人ほど大丈夫っていう、ということを知らないといけないと思うのです。「大丈夫」と言わせてはいけないと思うので「大丈夫」と聞かないでほしいと思うこと、あります。この詩はそういうことをとても分かっています。ピンポイントで大丈夫なことはあるんだけれど、全体的には大丈夫ではない。そう、大丈夫は相手から言われたい言葉なんですよね。よく分かります。この詩は恋愛のような感じを受けますが、実は恋愛じゃなくても、悩んで解決策を見出せないすべてのかたに送ってあげたい詩だと思いましたので、おまけの佳作といたします。


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「彼岸花」荒木章太郎さん

荒木章太郎さん、こんばんは。
彼岸花の季節ですね。今年は暑すぎて開花の時期が遅くなっているようです。
こちら、淡々と書かれておりますが、心の中が大荒れ感を感じました。牧師さんへ懺悔したのに見上げた月は四角に変形している、そんな心の目が自分を刺すように攻撃的だったり空虚だったり。とても傷ついている様子が伝わってまいりました。自分を赦す、ということも大切かもしれませんね。なかなか難しいですが。最後から二連目の「確かにすべてが平等にみえる」という一文に妙に納得いたしました。佳作一歩前といたします。


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「向日葵〜貴方だけを見つめる〜」司 龍之介さん

司 龍之介さん、こんばんは。
この詩はラブレターですね。向日葵のような貴方、なのでしょうか。あるいは、向日葵へ向けた想いなのかもしれません。でも少しだけ、向日葵から貴方へ、というふうにも感じられました。実は今年、神奈川でも有名な向日葵畑へ出かけまして。よくあるじゃないですか、画像ではすごいけど実際行ってみたらたいしたことなかった、みたいな場所って。でもそんなことなくて、本当に見事な向日葵畑だったんです。向日葵って一本でもこちらを見ているような錯覚をおこしますが、それが大量な向日葵だったもので、怖いくらいの視線を真昼に浴びました。この詩はあの日の向日葵を思い出しながら読みました。タイトルは花言葉でもありますね。
冒頭の1行目ですが、「私は誰にでも」なんですが、これに続く言葉が「こんなに/見つめるわけじゃない」になってますが、文章として意味はわかりますが、違和感が残りました。最初と最後を合わせると「私は誰にでも 見つめるわけじゃない」になります。なんとなく違和感ありませんか?ここは「私は誰のことでも」のほうがしっくりくる気がしました。宜しければご一考ください。佳作一歩前といたします。


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「沖合」飴山瑛さん

飴山瑛さん、こんばんは。
初めまして、井嶋りゅうと申します。
どうぞ宜しくお願いいたします。
とっても良い詩でした。何というか、久しぶりに詩的な表現を読んだような気持ちになりました。特に三連目以降、すべて素晴らしいですね。表現に感動しました。実は少し内容的にあっちこっち行ってる感がありまして、こちらが迷子になりそうになるんですが、心地よい浮遊感があって、適度に現実的で、ラストですとんと此処に感情が戻ってきたような感じがしました。言葉が拙くて申し訳ございませんが、本当にとても良かったです。佳作といたします。


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「つかの間の誓い」温泉郷さん

温泉郷さん、こんばんは。
良いですね〜。この詩は「谷間の家具」という絵画を知らなくとも感動いたしますね。これはこの絵画を観て、インスピレーションを受けて書かれたものでしょうか?感情移入がとても優しく尊いですね。タイトルもまたぴったりでしたね。2脚のアームチェアの会話がまた素敵です。そんな会話をされていたなんて、ロマンチックでどきどきしますね。「急いで誓いの言葉を」と促され、また自宅へ戻ってきた時には何事もなかったかのように2脚はすましているのでしょう。想像が膨らみ、含み笑いをしそうになりますね。私は絵画や写真を見ながら詩を書くことが出来ないので、それが出来るかたを尊敬してしまいます。とても良かったです。佳作といたします。


*****

以上6作品のご投稿でした。
どうもありがとうございました。
急に涼しくなる日がありますね。私は風邪をひいてしまいまして、咳がずっと残っています。
皆さんもどうぞお気をつけください。

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とある魔女のハロウィンについての説明 松本福広

とある魔女と孫の見習い魔法使いサンドリヨンのお話。

こんばんは、サンドリヨン。
人間たちのハロウィンの話かい?
ああ、いいよ。きかせてあげよう。
人間たちのハロウィンは怖いんだよ?

サンドリヨンにとってハロウィンといったら
街に私たちが真夜中の魔法をかける。
暗くなった街並みに色とりどりの魔法陣の灯りがイルミネーションのように踊りだす
子どもたちはススキを空飛ぶほうきに見立ててお道化ながら街を練り歩く
街には大人たちが芋のプリッツ、かぼちゃのクッキー、星屑金平糖を配っている
いつも親切な大人には子どもたちには内緒のマロングラッセを
それが0時からの本当のハロウィンの招待状。
ケーキのお城、ビスケットの給仕たちがお出迎え
サンドリヨンは、まだ子どもだから0時からの大人たちの時間は知らないんだったね。

人間たちのハロウィンはね……サンドリヨン。
紐ギリギリに調節しあうチキンバンジージャンプ
レールが時々途切れているジェットコースター
回転速度が急に変わる観覧車
馬を乗せて魔女たちが回る回転魔女
そんなアトラクションたちが待っている。
電球ビスケット
パンプキンソーダカクテル
芋のミートパイを食べ歩きながら
それぞれ恐ろしいモンスターである本当の姿を見せ合って街を練り歩く。
お菓子を渡さないと悪戯されてしまうんだよ?

私たちの0時からのハロウィンはね
集まった大人たちがケーキのお城の中で
今年も無事だったことに感謝と来年への平穏を祈りつつ
みんなで持ち寄った木苺のタルトやブルーベリーティーを食べながら
会話を楽しんだり賛美歌を歌ったりして朝日を待つんだ。
この楽しさが分かるのは、きっと大人になってからだよ……サンドリヨン。

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