MENU
1,815,757
固定された投稿

★★ << 2つの掲示板のご案内 >> ★★

◆ここは「MY DEAR掲示板」です。
詩をある程度の期間書いている方、詩に意欲的に取り組みたい方、詩人に向け成長を目指す方はこの掲示板をご利用下さい。
あなたの詩をしっかりと読み、評や感想を、しっかりと書かせて頂きます。
ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。

(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
あきらめてしまう前にMY DEARに来ませんか?
MY DEARは投稿された作品全部に評をお返しします。
本来、こつこつ実力をつけてから、賞などに挑戦するのが、スジだと思いませんか?
MY DEARはあなたのこつこつを、支援するところです。)

なお「MY DEAR掲示板」では、新規ご参加の際に、ペンネームとメルアドの届け出が必ず必要です。
これは掲示板内の安全を守るため、管理人に限って把握させて頂くものです(他へは一切出しません)
新規ご参加の際は、ページ一番下の「お問い合わせ」フォームから、必ず届け出をお願い致します。


◆初めて詩を書く方や、おっかなびっくり詩を書いてみようかなあーという方、
「MY DEAR掲示板」ではハードルが高すぎるよと感じる方には、別途、

   <<初心者向け詩の投稿掲示板>>
https://www3.rocketbbs.com/13/bbs.cgi?id=mydear

をご用意しております。(上記リンクから飛んで下さい)
こちらは、「メルアド届け出不要・いきなり書き込みOK・出入り自由」ですので、
なんら気にするところなく、いつでも詩を書き込んで頂けます。
誰でも、どんな人でも、気軽に詩に親しんでもらうための掲示板です。学生さん、小中学生の方も歓迎です。
投稿された詩については、詩を読んだ感想を、レギュラーメンバーの誰かが、手短なコメント(5行程度)で返してくれます。

どうぞご希望に応じて、各掲示板をご利用下さい!!!

編集・削除(編集済: 2025年01月02日 01:55)

詩の評、お礼  じじいじじい

島様

こんにちは。
詩の評、ありがとうございます。
秀作、とても嬉しいです。
これからもがんばります。
よろしくおねがい致します。

編集・削除(未編集)

島様 評の御礼 トキ・ケッコウ

島様 今回も丁寧に読んでいただきましてありがとうございます。大変に有意義な評をいただき感謝に耐えません。ご指摘を受けて、まさに、と痛感したのですが、私はどうも「感受性の集中力の持続」に、欠けるようなのです。せっかく面白い着眼点を得て、それを膨らませた、というのに、そのあとを詩の終わりまで持続できず、途中で自分でも気づかないうちにテーマの「すり替え」が──写真や絵画や音楽で『嘘をつく』ということがどういう結末を得るのか、という本来の企図を、失念してしまったということ──起ったことに、全く気が付きませんでした。どうしてそうなったのかを、問うまでもなく、これは単純に修練の不足に起因したかと。やはり道のりはまだ長々と、あるのだなあ、などと思ってしまいました。・・・いま一度、この作品は上記の気付きから再編成を試みます。そして今回の作に限らず、島様のご指摘にありありと見えるところの「詩を読む目の鋭さ」を、忘れずに、精進していきたいとおもいます。重ねて、ありがとうございました。

編集・削除(未編集)

島秀生さん 評のお礼です  光山登

ご不幸のあった直後にも関わらず、的確なコメントをありがとうございます。

ご指摘の通り、人体を「窒素の集合体」と表現したのは適切ではなかったようです。

加えて、「作品は抽象的でも思考は具体的に」というアドバイスは、たしかにそうだと思いました。

本作は書く前の思考自体が曖昧だったようです。
今後は思考を明快にしてから作品を書いていきたいと思います。

編集・削除(未編集)

三浦志郎さん 評のお礼です  光山登

まず、よくわからなかったことを「わからない」と正直にお書きになっていることを、身内のようにありがたく感じました。

タイトルを高く評価していただけたようで嬉しく思います。

また、「多分に修辞的ではあるが極めて自然なことを言っている」との評価にはっとしました。
この点は自分では意識していなかったのですが、今後は意識して自分の作風にできたら面白そうだと思いました。

ご評価ありがとうございました。

編集・削除(未編集)

島様 評のお礼  TICO

島さん、大変な中、丁寧な評をありがとうございます。お褒めの言葉までいただき恐縮しております。免許皆伝前は何方かと間違われているのではないかと思うのですが…汗
初連の会話ですが、島さんの解釈で合ってます。「君」のかつてのウィット感を少しでも示唆できたらと捻りすぎたかもしれません。
豪胆〜の連は全体からやや浮いているようで正直ギリギリまで修正するか迷っていた箇所です。お褒めいただけるとは思ってもみませんでした。この辺りの判断がまだ自分ではあまりできないようです。精進します。
終連ですが、ご指摘いただいて初めて気が付きました。確かにしっくりきます。最後の2行を連分けするかにとらわれていて語尾まで思い及びませんでした。引き出しに入れておきます。
島さんにはいつもビシバシ指導されていたような記憶だったので、なんだか舞い上がってしまいそうです…これに胡座をかかず、またどうぞよろしくお願いいたします。

編集・削除(未編集)

島 秀生様 お礼  ゆづは

お忙しいところ、丁寧な評をいただきまして、ありがとうございます。
最終連をお褒めいただけたこと、とてもうれしかったです。
全体の解釈について、もう少し、わかりやすく工夫したいと思います。
また、美しい表現と言っていただけたことが、何よりの喜びです。温かいご評価、本当にありがとうございました。
貴重なお時間を割いていただき、心から感謝申し上げます。
どうぞお身体にお気をつけて、ご無理なさらずお過ごしくださいね。

編集・削除(編集済: 2026年01月31日 22:02)

御礼 島 秀生様  aristotles200

島 秀生様
拙作「継ぐものたち」に評とご感想をいただきありがとうございます。
名作&代表作入りとのこと、誇りとします。

SF(1950年代〜の欧米系)が大好きでして、また、この世界に挑戦したいと思います。
ご指導いただた点に関しましては、深く省みて改めます。

最近、不調です。週9作のノルマで半年間、作詩をしてきましたが止まりました。
駄作8作、当たり1作出れば恩の字なのに、週に2作くらいしか書けません。
ですが、諦めずに続けたいと思います。

次回もご指導のほど、お願いいたします。

編集・削除(編集済: 2025年12月23日 07:48)

評、12/5~12/8、ご投稿分、残り。  島 秀生

最近気がついたことですが。

坂本龍一が晩年に作った一曲に「Happy End」という曲があるんですが、
これがね、すごく美しいメロディではあるんですが、、
何度聴いても、どう聴いても、葬送の曲にしか聴こえない。
この曲を作った時のいきさつは知りませんが、
まるで坂本龍一が自分の葬式のために作ったような曲だな、と思えてならない。
そしてそれは「Happy End」だったと、
言い残したかったような気がしてならない。

「Merry Christmas Mr. Lawrence」を聴くつもりが
同アルバムにある、そっちの曲の方に、気持ちが行ってしまう、昨今です。
Kazu.さんのことがまだ尾を引いてるのかもしれませんね。

まだやることがいっぱいあるんで
年末御挨拶は、またあらためてさせて頂きます。
とりあえず、食べて元気になります(だから、太るんだって!)


●多年音さん「一社会人」

なんとなく、後ろ3連は、休日感があるんですが、
落ち着いて、周りが見えてる感じがあるので、そう思ってしまうんですが、
でも休日には6時のアラームを鳴らさないと思うので、これは平日ながら「6時前」に、いつもより早く起きた。それゆえの気持ちの余裕感から、ふと我に返る時間となったって、ことなんでしょうね?

そこの、休日か否かの識別のキーが、「6時前、アラームを解除して」しかないので、ちょっと読んでて、どっちか迷うのです。正直、うっかりその行をスルーしてしまったら、休日の朝の話だと思って読んでしまうことでしょう。
ですので、もう一つくらい、識別の念押しになる言葉、(たとえば、なぜかいつもより早く目がさめた、とか)を入れて頂けると、伝わりやすくなると思います。
注意点として、そこだけお願いします。つまるところ、ちょっと誤解されやすいかな? ちょっと伝わりにくいかな? と思われるところは、念押しでもう一発入れといた方がいいのです。

ちなみに私は、朝飯食わないで、ギリギリまで寝て、会社行く派だったので、休日の朝にトーストを食べてる時間が幸せでした(平日は朝飯食べないからです)。終連の1~2行目は個人的にちょっと惹かれる朝メニューです。余談でした。

初連の、
張り巡らされた路線図が血管ならば
度を超えた心拍数の電車が走る
ネズミのように早く死ぬ

この3行、とてもいいです。過密ダイヤと消耗するサラリーマン人生が、どっか似てます。

2連目ラストの、
飯を詰め体濯いで情報を詰め
余白の無い夢を見る

これもいいですね。「余白の無い夢を見る」は名言です。

うむ、秀作プラスあげましょう。
先程の注意点だけ一考下さい。


●光山登さん「錯視から得られるもの」

これね、「窒素の集合体」が何か迷ったんですが、
人間の身体の成分は、最も多い水を除いても、炭素原子が50%、酸素原子20%、以下、水素、窒素の順になるので、人間の身体のことではないんですよね(注:水を含めると酸素が65%でトップ)。また、呼吸についても、空気のまま吸って、酸素だけを取り込み、正味の窒素は(体内から出る二酸化炭素と混ぜて)ソッコー排出してるだけなので、窒素を溜めているわけではないんです。ですので、「窒素の集合体」を人間のことと考えるのは、どうも違うなーと思うに至り、
結論として、あとで「城」と呼ばれるところの建物内の、密集空間のようなものを想像することにしました。(たとえるなら、トランプタワーのようなものでしょうか?)
間違ってるかもしれませんが、私はそんなふうに読ませてもらいました、という話です。

抽象で書く時に、一つ大事なことは、オールNO、オールYESで書かないことが大事です。思考としては、もっと具体的なところまで考えを及ばせていて、その上でそれを抽象化する、という作業が必要です。抽象の言葉がアバウトだからと言って、ベースとなる考えまでアバウトなままで書いてはいけないということです。考えとしては細部にまで至っていなければいけない。
そういうところだけ注意して下さい。

後半は、伝えたいことがはっきりしてて、良かったと思います。
光山さんも、私は初めてなので、今回は評価つけず、感想のみとします。


●じじいじじいさん「ドキドキ」

おや、おもしろい着目ですね。
「ドキドキ」という一点に集中しての考察だから、詩は短いけれど、この長さでも深みが出てます。
また、その一点集中が、事柄でなく、オノマトペだというのも、おもしろい。生来がファジーな存在の言葉に対して、その意味を問うてる、みたいなとこもあります。
終連。「きらいな」「すきな」で着地させたのも、子供らしい識別の仕方で合ってました。
秀作あげましょう。
これはクリーンヒット。


●TICOさん「作り笑顔」

おお、健在ですな。

平らすぎる
後ろ姿が
夜の中空に
ほろほろと
こぼれていった

豪胆な青葉の
葉脈まで静止させている

こういった連は、なかなか出てくるもんじゃありません。
さすが!!です。

また、トリミングの連や、周回する秒針の連も、なかなかにおもしろい。

一点わかりにくかったのが、初連の、
「浴槽のキャパ超えるから
その映画はやめとくわ」
これ、なんですが。

これって、一部の人にしか使われてない言い方じゃないんでしょうかね? 私は初耳でした。さっぱりわからなかったんですが、つらつら想像するに、これは涙があふれる、みたいな意味なんですかね? それぐらいしか想像つかなかったけど、違ってたらゴメンナサイ。
これだけ謎でした。

ストーリーですが、その初連からすると、恋人なのか友達なのか、対等な大人の感じがしますが、ラストの3連では、破綻が感じられます。それは関係性というより、その人自身の中に何かがあったような感じに受け取りました。病気なのかもしれません。
作者の側には、惜しむ気持ちが感じられます。
それ以上にはわかりませんが、人間は書けていると思う。TICOさんらしい距離感での人の触れ方だと思うし、ここから読者自身の身近な誰かを思ってもいいのでしょう。
良いと思います。名作を。

うーーん、いきなりいいね。さすが!!です。
TICOさんて、免許皆伝間際だったのに、いなくなっちゃったんだったか。
また、針を動かさんとあかんね。

あと1点。終連ね。通常は語尾を並列でならべるものではあるんですが、
ここは終連・終行なので、

過去への残滓だったろうか

と、語尾にアクセントつけるのもアリです。
たぶん、読んだ感じ、こっちの方がいいのでは?


●Emaさん「閉塞成冬」

いいねえー
銀杏並木の落葉が始まり、一面の黄色の絨毯になってる様子がよーく伝わってきます。その季節になると、見知った場所の景色が一変するので、驚きと感激の両方がいっぺんに押し寄せる気がします。これは特に都心の風景を一変させるものであったので、余計に値打ちがあったことでしょう。1~3連にはそのあたりのことが描かれていると感じます。
詩は臨場感に溢れていて、読む方も、その場にいるかのように錯覚させてくれる出来です。一緒に楽しめます。とてもよく書けていると思う。
とりわけ、通り過ぎたあとの、

信号を渡り切ったところで振り返ると
まるで秋の出口であったかのような 金色のトンネル

このシーンがステキですね。個性のある、いい着目です。これ、通り過ぎてしまったことへの名残惜しさがあるから、こう見えるのだという心情も一緒に連れてきます。

大阪の御堂筋もそうですが、東京にも明治神宮外苑とか、銀杏並木の名所がいくつかありますね。
一個だけ残念なのはね、抽象的な言い方としての「金色」はいいんですが、「黄金色」というと、もうちょっと茶色よりの特定の色が絡んできてしまうんで、そうなると少し色が違った話になってきてしまうので、「黄金色」は使わない方がいいかな、と思いますね。よくお米が実った時に、「黄金色」という言い方が使われますが、そっちの方が色が近いと思いますね。銀杏って、もうちょっと明るい黄色だと思うので、「黄金」に頼らない別の表現も考えてみて下さい。

で、この詩のもう一点は構成にあるのだけど、(2行アキのところでパート分けして、3つのパートとして呼ぶとすると)、この詩のクライマックスは明らかにパート1にあるんですよね。となるとパート2、パート3までいるんだろうか?ってのは、ちょっと思うところです。
別に、銀杏の一生に想いを巡らせているわけでもないので、この先まで書こうとしたのは、なにゆえだろうと思うところもあるのです。季節のうつろい、というためには、ある程度、はそれぞれに均等の推移がいるんですが、この詩あきらかにパート1で、銀杏の黄葉が主人公に、前に出過ぎちゃってますから、季節の続きを書くには適さない状態になっちゃってると思います。

私の案としては、パート2は、2行アキをやめて、初行の1行目は「帰路」として、2行目以降に現パート2を置き、それで終連としてしまう。
パート3はについては、また別の詩に仕立ててあげましょう。
というのが提案です。

これは、銀杏の黄葉を見てる場面を、時制としての「現在」に置き、その現在時点から、自分の位置を動かさないままで、未来を見やる、という終連にしてしまう形です。

時制としての、「現在」位置を変えていくというやり方は、読む側の混乱を招きやすいので、使用にはよくよく注意が必要なことになってくるので、私はあまり勧めません。

ともあれ、現パート1の読み応えは絶品でした。
Emaさんは私は初めてなので、今回は評価付けずに感想のみとしますが、丁寧に書かれた良い詩でした。

編集・削除(編集済: 2025年12月23日 01:07)

評、12/5~12/8、ご投稿分、その1。  島 秀生

●トキ・ケッコウさん「「嘘」にまつわるインタビュー」

私は、アリスの、三人が木の周りを回って、「自分こそが先頭だ」と言い合ってるルイス・キャロル風のユーモアの方が好きなんですけどね・・・。

この詩は、嘘について書くおもしろさはあるんですが、全体を通した意図として、言葉への礼賛なのか、皮肉なのか、危険を知らせているのか、なんなのか、いまいち意図が見えない。
嘘が本当になるまで言えばいいというが、くりかえし言って「洗脳」になる場合もあるので、そこも一概に賛同できないし。
(今回の脈絡においては特に触れる必要はないと思いますが、「嘘をつく」の話になると、本当は「悪意の嘘」(詐欺的な)に配慮した予防線となる言葉も本当は置いておく必要が出てきます)

「ことば自身と遊び回ってしまった挙句」にバターになるってのは、楽しさだけで意味のないところにおちるってことなんだろうか???(「溶けた虎」の解釈も、定まったものでなく、分かれてると思うんですが)

各国の各ジャンルの人とのインタビューのところは単純に楽しめるのでそこはいいんですが、それらの話をどう取りまとめるんだろうと期待したところ、どっこい、(途中の結論)のところが一番わからない。

そりゃま、言葉で嘘つくのが一番つきやすいだろうけど、そこはそうですけど、話はそれで終りなんだろうか? その先の意図がどうも私には見えません。
なんとなく・・・少し筆が滑ってるような感じも・・・してしまうん・・・ですが。

ゴメンナサイ、ちょっとこれは、半歩前とさせて頂きますね。


●岡本 康平(社不)さん「月の裏側」

なるほど・・・。
私の場合、ロマンチックよりも、満月より三日月の方が梯子が引っ掛けやすそうだ、という理由で、スルッと詩に入れました。作者が意図してたかどうかわかりませんが、形状からの発想として、一理あるなあーと、勝手に納得していました。

3連まで、完全に月の裏側にいる感で書かれていますから、この詩はそのままそれを通した方がいいんじゃないでしょうかねえ?
その観点からいうと、4連が地球から見てる感覚に戻ってしまってるので、結構ジャマなのです。特に風がいけない。月に、地球的な意味の「風」はないので、月の裏側にいるつもりなら、最低限、風は削除ですね。

12月の 深く濃い宇宙(そら)

月の裏側で
あの日君と見た映画を
思い出そうとしているよ

4連以降は、こんな感じに、月の裏側にいる感になりきった方がいいと思います。呼びかけの末尾「よ」も、最後まで生かした方がいいと思います。
一考下さい。

でも、ロマンチックで、雰囲気あって、いい詩ですよ。私にはこんなこと言う相手はいないけど、誰かに言ってみたいものです。

社不さんは初めてなので、今回は感想のみになります。


●aristotles200さん「継ぐものたち」

まあ、途中からオチが見えるといえば、見えるんだが、でも最後まで手を抜かずに、キレイにきちんと描いてくれました。人間の負のファクターまでがデータ化されていて、それがアンドロイドにまでインプットされるため、結果は人間がしたことと同じになる、というアイロニーに満ちていますし、なにより未来世界が、細部に至るまで設定して描かれていて、ワールドの広がり感が凄かった。すっかり浸れました。とても丁寧な仕事でした。作品そのものの魅力もありますので加味して、名作&代表作入りを。

「同期する」「同期が不可能となる」の言葉で語られてるのは、新しいね。この言葉を使うと、一致・不一致の別が簡単に明瞭となる。逆に「同期」の言葉がなかったら、そこのズレが始まる表現に、ひと苦労するところ。近年まで、この言葉のこの使い方は、なかったんですよね。新しい言葉はなんでもOKではなくて、すぐに消えてしまうような言葉は不可で、普及度合いと経年の定着性を見ないと、詩に使える・使えないがあるんです。この言葉はもう詩の上でも大丈夫な言葉と私も思う。的確な判断でしたね。

一個だけいうと、
最初は一個の惑星だったので、「256億体存在している」としたあとで。(一個の惑星に256億体がいるのではなく)、いまや、いくつもの植民星を起動させて、移り住んでいる、という説明を入れてから、「惑星連邦」の名を出してほしかった。
最初に「惑星連邦」の、そうした広がりについて、スケール感について、述べておかないと、あとの「全て崩壊した」の言葉のところで、戦争の規模の大きさ感が全く出てこない。

どうもそこだけ「惑星連邦」の言葉だけに頼って、「連邦」だからスケール感わかるだろう、みたいな感じで、ものすごく略した感がありました。そのため、「全て崩壊」の時に、スケール感が全く感じられなかった。ただ「連邦」っていう言葉があるだけって感じでした。
そこだけ、ちょっと補強してもらった方がいいと思います。


●ゆづはさん「消えゆく声」

終連は、これから先も、陽だまりを思う時に、いつもこの幻影が浮かんでくることだろう、といった強い意志を感じるシーンでした。
ステキなシーンでした。

これは想像ですが、お母さんは、自分の病気を知っているけれど、作者への気遣いから、作者には話さないようにしている。隠している(「どこか悲しみが潜んでいる」で表現されるところ)。しかしながら作者はその隠し事を、実は知っている(終連冒頭の「知っている」が意味するところ)。ということでは、ないのだろうか。
そう考えると、言葉の端々の意の辻褄があってくるので。

この詩の全体解釈として迷うのは、よく喉のポリープなどで声をなくしてしまう人がいるんですが、そのことを言っているのか、それとも命そのもののことを言っているのか、です。
喉のことだけを言ってるなら、「手を洗う水音」の連があるのは、合致しないシーンになりますし。また初連の、折れ曲がった指先をはじめ、初連から感じられる風貌からは、かなりご高齢の方と思われ、後者にも思えてしまうのです。なにか、先が長くないと思えるご病気をお持ちなのかもしれませんね。
そこがね、全体解釈として、一番迷うとこでした。ですので、そこの判断ができるヒントが、もう一個あるといいですね。そこだけお願いしたいです。

それにしても、各連とも、美しい表現で綴られていて、ステキですね。
年寄りの指って、なんであんなに曲がってるんだろう? あれ、余計に悲しくなりますよね。

ちょっと注文が一つあったので、おまけ名作くらいで。


●荒木章太郎さん「地球人」

前半、優れた思考で、「考古学」「神話」「信仰」「重力」「哲学」と、それぞれに興味深い解釈が展開されます。それぞれ、なかなかおもしろいと思う。
そしてそれらは、初行で「俺は過去に生きていた」と語る由縁となるものでしょう。それら過去のものに学んできたという意で、5つのものが包括されるのだと思います。

で、後半は後半でおもしろいのですが、ここで注意したいのは、考古学が典型的にそうであるように、今という時点から過去を遡るものであります。つまり前半において、自分は今、現在にいるわけです。
過去にいるのであれば、大きな石に刻むのも自然なのですが、前半は過去に学んでいるだけで過去にいるわけではありません。そこの整合性だけ気になるんです。
ついては、石に刻むのは喩え的な表現であって、実際に(作者が)石に刻む時代に生きてると誤解されない方がいいと思うのです。
その意味の調整で、3連は、

異星人は言葉を使わないのだろうか
地球人である俺は
大きな石に生きざまを彫ろう
真実の欠片を刻み込もう
正しいかどうかではなく
それが信じるための過程なのだ

これくらいの言い方にしてはどうでしょうか? (これに伴い、終連も一部、言い回しの調整が必要になりますが)
ちょっとこの点だけ提案しておきたいです。

前半の思考は良かった。(荒木さんなので、ちょっとキビシメで)秀作を。

編集・削除(未編集)

評、遅れます

12月9日から12月11日までにご投稿くださった皆様、大変申し訳ございません。
私事で今年中に評を送ることが難しい状況です。
年始に送らせていただきます。お待たせして申し訳ございません。

編集・削除(未編集)
合計6570件 (投稿6570, 返信0)

ロケットBBS

Page Top