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ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。

(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
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編集・削除(編集済: 2025年01月02日 01:55)

光 闇 風  相野零次

闇の中に生まれ出でて 今宵はどこへいくと足を運ぶ
たったそれだけのことが難しいのは生きる宿命
ソフトクリームが甘くておいしいのは当たり前のこと
でもそれに気づいていないのは実感として間違っている
どこかで犬の鳴く声が聴こえる
ふとした瞬間に我にかえるとここはどこだとうろたえる
今からいくよと君に約束する
君の手の平の感触を思い出してマスターベーションするのは
人として間違ってはいない
光が差す夜遊びをして踏切の時間差を感じ取ろう
サイレンが鳴っている救急車が誰かを迎えに行っている
たぶんどこかで今も人が愛し合っているのだろう
けれどその瞬間はそのひとたちだけのものだから
大切に守ってあげてほしい
風がうなり声をあげているのに銀杏の葉はひらひら舞っている
時間の大切さに気付いたときまたぼくらはひとつ大人になるんだ
光 闇 風 それらはぼくらの性にひとときの安息を与えるだろう

編集・削除(未編集)

一枚の写真

あなたの顔が
目に浮かびます
一枚の写真です
大きすぎる額縁に
閉じ込められた
ルオーの
小さな絵のようです

小さなあなたの顔は
太く 部厚く 塗られた
鮮やかな白で
かたどれています

瞳は 空洞で
僕のこころを
無限に はるかな 後方の闇に
誘います

顔の他の部分は
おそらく
濁った 
灰色でしょう
狭い背景は
もっと暗い
灰色でしょう

それらは存在感の喪失の色のようでもあり
存在の色
そのもののようでもあります

額縁は
その
激しく対峙する
矛盾を
しっかりと
現実に固定しているものなのでしょう

あなたは
僕によって
存在感にまで抽象されました
存在感とは
愛のかなたにある
生への渇望ではないでしょうか
共に生きようとする人間の
最期の叫びは
それに向かって
発せられるのではないでしょうか

だけど
あなたが
僕に残した
一枚の写真は
僕の暗い 抽象などとは
全く無関係に
具体的な人間として
輝いています
そして僕は
おそらく
両方とも
人間の真実だと
思っています

だけど
僕の声は
決して
存在の高みには
達しないでしょう

悲しいことに
僕にはその力がない
あなたの存在の高みに
そのまま 叫びかけることは
僕には
できないでしょう
こんな風に ルオーの絵を抽象することを
媒介にしてしか

僕は あなたに 
叫べない

ボクハ アナタニ
サケベナイ

だけど
うれしいことに
ここに一枚の写真があります
あなたの瞳は輝いています

それが
すべてです

編集・削除(未編集)

夏生様 お礼です 上原有栖

夏生様、今回は感想を頂きまして誠にありがとうございます。
この詩の舞台はヨーロッパの国をイメージして書いたのでイタリアでOKです!!
いつかこのような旧市街の街並みを旅してみたいと思っております。
風景や懐かしい情緒、ワクワク感を感じて読んで頂けてとても嬉しいです。
今後とも投稿の折には、ご指導どうぞ宜しくお願いいたします!

編集・削除(未編集)

夏生様 評のお礼です  温泉郷

夏生様 今回もお読みいただき、ありがとうございました。また、佳作としていただき、うれしく思っております。最近、片付けをしておりまして、色々と昔のものが出てまいります。写真なども眺めることが増え、そこから感じたりしたことを作品にしてみたりしております。今後とも、ご指導、よろしくお願い申し上げます。

編集・削除(未編集)

夏生様 評をありがとうございます。

読んで頂きありがとうございます。

combatと言う文字を見たとき、タララッタラーで始まるドラマのテーマ曲が頭の中で鳴り出し、幼い時に見て、理解出来なかったドラマを見たくなりました。
大人になると、細かいところがよく分かるようになりますね。

debateも、討論や議論は良いことのように思いますが、「たたきのめす」が本来の意味と知って、なるほどと思いました。

編集・削除(未編集)

夏生様、御礼  aristotles200

夏生様
ご感想、ありがとうございます。
深く、読み込んでいただき、嬉しいです。

この詩、実際に森を歩きながら詩作しています。
プライベートで落ち込むことがあり、心のままに言葉を重ねました。

先に天国へいった父親、
自らが老い、死んでいく現在、
遺された家族(子供)の未来、
何とも暗い、救いのない詩です。

ですので、最後のロンドで、亡父を登場させました。
死んでますので、もう父とは違う存在です。
それでも、父は父です。

死は避けがたい、でも詩の中なら避けられます。
永遠に森を歩く主人公は、今も歩き続けています。
思いや、記憶は消えてしまいますが、ここでは永遠です。

拙い詩に、蛇足の説明でした。
これからも、ご指導、お願い申し上げます。

編集・削除(編集済: 2025年07月12日 16:29)

2025年6月24日から6月26日までのご投稿分の感想と評です


2025年6月24日から6月26日までのご投稿分の感想と評です。
大変お待たせしました。申し訳ありません。

「旧市街」 上原有栖さん
上原有栖さん、初めまして!
ご投稿くださりありがとうございます。
初めての方は感想のみとさせていただきます。ご了承ください。
僭越ながら御作「旧市街」の感想を送らせていただきます。

場所はどこでしょう。イタリア辺りでしょうか?
イメージが広がります。
<黴臭い風 は、不快ではなく不思議な懐かしさを感じます。
鐘の音のに耳を澄ませる旅人とともにこちらも耳を澄ませます。

日干しレンガのひび割れた歩道で鍵尻尾の黒猫に出会います。
その後を追う旅人。ちょっとわくわくします。
古い道の奥の奥まで、そのまた奥まで進みます。
聞こえてきた優しい鳴き声に旅人の心はほぐれます。
次にどんな出会いが、場所があるのか気になる一篇でした。
またのご投稿をお待ちしています。



「フォト」 喜太郎さん


喜太郎さん、今回もご投稿くださりありがとうございます!
僭越ながら御作「フォト」の評を送らせていただきます。

街中に兵士がいるということは海外でしょうか。
主人公は旅人のようです。被写体になった兵士の笑顔が
目に浮かぶようです。兵士といえば戦争が始まれば
国のために命をささげる存在。同じ人間であると思えなくなってしまう
怖さがあります。この詩に登場する中年の兵士は人の心を持った
やさしい人物のようです。こちらの固定観念を飛ばしてくれます。
あたたかい喜びに満ちた時間が流れていますね。
それでも、
<彼は今を生きていて、明日の事は偉い人が決めるのだろう
と主人公は現実的に考えます。場面の空気がピリッとしまります。
出来事と様子、その後、と主人公の目線が変わっていく流れは
自然で、すっと心に入りました。
御作佳作とさせていただきます。



「俺は詩人だ」 荒木章太郎さん

荒木章太郎さん、今回もご投稿くださりありがとうございます!
僭越ながら御作「俺は詩人だ」の評を送らせていただきます。

<俺は詩人だーーー


そう叫ぼうとしたら
「俺は縮んだ」といい間違えた

いいですね。ユーモラスな雰囲気と勢いの良さに惹きこまれます。

「俺は縮んだ」は真っ黒な言葉のようです。間違いとして黒く
塗られる運命の言葉がフロイトの言葉に救われます。

生々しい言葉を、真っ黒な言葉をおし拡げると
真っ赤な口を開けていた。言葉の脈動を感じます。生命を感じます。
ありのままを恐れていた主人公が、勢いにのって言葉を紡いでいきます。

<決して纏まろうとしない思念を貫く
<劣等感を背負い投げする

力強さと勢いの良さにこちらは引っ張られます。
主人公が一段上がって大きな一歩を踏みしめる姿が
目に浮かびました。
詩作でくじけそうになった時に励みなる一篇でした。



「森を歩く ト短調op129-5」 aristotles200さん
 aristotles200さん、初めまして!
こちらにご投稿くださりありがとうございます。
初めての方は感想のみとさせていただきます。ご了承ください。
僭越ながら御作「森を歩く ト短調op129-5」の感想を送らせていただきます。

クラッシック音楽のソナタ形式を用いた作品ですね。
恥ずかしながらクラッシッくの形式に疎かったので
調べました。提示部、展開部、再現部の三つの構成で作られた作品
がソナタ形式というのですね。ひとつ学びました。

<ソナタ>では漠然とした不安の中で老いを感じ、戸惑い
虚無が覆い、世界は灰色に変わっていきます。
表情のない主人公が、自分の居場所を見失い彷徨う様子が目に浮かびます。

森へ入る主人公。穏やかな夕暮れ。風に吹かれる木々の音が聞こえます。
主人公は、生命あふれる世界を心を暗くして歩ていきます。
ベートーヴェンのピアノソナタ集を聴いている、それは記憶か幻聴か
現実と夢?の間の中か。
主人公は映画のエンドロールのような感覚を味わいます。荘厳な空気が漂います。
老いを感じ、人生の旅の終わりを悟ったような流れが展開されます。

<スケルツォ>から主人公はゆっくり旅の終わりに向かっていくところを
味わうように感じていきます。かなしみも悔やみもない、心の様々な起伏からの解放
安らかな気持ちの中に見える諦め。思いを言葉にして詩の形で次の人に遺そうと決めます。

<ロンド>では、この森が黄泉の世界のものように見えて。主人公がこの世を出て
黄泉の世界の森へ入ったように見えました。
読み進めていくと、こちらもここではない世界の中に入ったような不思議な感じが
ありました。かなしみも悔いも苦しみもない世界で、主人公は永遠に森を歩く。
一つの壮大な音楽を最後まで聞いたような心地になりました。

aristotles200さんは詩作の力がある方だと感じました。このまま書き続けていただきたいです。またお待ちしております。



「bat」 津田古星さん

津田古星さん、今回もご投稿くださりありがとうございます!
僭越ながら御作「bat」の評を送らせていただきます。

主人公が英単語の語源図鑑を購入して、英語学習を始めます。
<意気揚々と勉学に励むつもりが
少しも頭に入らない
半年で覚えたのは
Bat=叩く だけ

そして読み手はなぜ「bat」だったのか
興味がわきます。
<Batterも battleも combatも
さらに debateも beatも
Batから派生しているとは
知らなかった

こちらもひとつ学ぶことが出来ました。
語源を学ぶ面白さがあります。
主人公はこの語源から昔のドラマ「コンバット」を
思い出します。ここからこの詩のタイトルである
「bat」の本質が見えてきます。

主人公は「コンバット」を再見します。
懐かしさに埋もれるのではなく、客観的に見ていきます。
アメリカ兵の固形食を持参するところを見て、日本が負けるわけだと
再認識する。栄養失調でやせ細った日本の兵士の姿が浮かびました。

<combatは
com(共に)+bat(叩く)→叩き合う 戦闘 闘争

素手であっても
武器で持っても
議論であっても
叩き合うのは理解を遠ざける
それは頭に刻んだ

外国語を学ぶことの大切さ、そこで得るものの大きさを感じました。
御作佳作とさせていただきます。


「囲炉裏端で写真を焼く」 温泉郷さん

温泉郷さん、今回もご投稿くださりありがとうございます。
僭越ながら御作「囲炉裏端で写真を焼く」の評を送らせていただきます。

時の流れと静寂。火入れを待つ灰。主人公の父親が撮った古民家の写真。
当時のエピソードはなく、囲炉裏端の灰と埃の描写だけで展開されます。
これがこの詩の魅力だと感じました。主人公がなぜ写真を焼いたのか
旅人は誰だったのか。想像が想像を呼び、主人公のこれまでの人生が読み手の数だけ
あるような気がしました。

自分も主人公とともに囲炉裏端に座って、灰の最後の祈りを見届けているかのような
心地になりました。何もかもが静まり、鎮まり、穏やかに遂げていく。
読後の余韻残る一篇でした。御作佳作とさせていただきます。

編集・削除(未編集)

drops-ドロップス-  上原有栖

こどもの頃の想い出を一粒どうぞ━━━

***
 
カンカン(缶缶)に入った色とりどりの宝石たち
「サクマ式ドロップス」
イチゴ、オレンジ、グレープ、青りんご、パイン、レモン、ハッカ、チョコ
この中でいつも残ってしまうハッカ味
容器を振って取り出し口から白色が出てくると
すこし残念な気分になった
白い塊は舐めないでいつも容器に戻してしまう
幼いわたしには、この味は合わなかったから

***

月日が経って
いつの間にか買わなくなってしまったけれど
数年前にサクマ式ドロップスの製造会社は廃業していた
ずっと当たり前にあると思っていた物が無くなると
すこし物悲しい気分になった
「存在」が無くなって、喪失を実感することはままある

***

続けて調べていくと、紛らわしいことだが
「サクマドロップス」はまだ販売しているようだ
こちらは製造元が別会社
画像を検索すると、この商品も買ったことのある記憶がおぼろげに浮かんだ
缶の色は違うけれど似たような形のカンカン容器
ここにもハッカ味は入っていた
今なら舐められるだろうか
白い楕円の宝石飴
大人の味の薄荷ドロップス

*********

※製造元の「佐久間製菓」と「サクマ製菓」は旧・佐久間製菓株式会社を前身企業としています。
以下、参照したサイトを共有させていただきます。

・サクマ式ドロップスとサクマドロップスの違いは?赤い缶と緑の缶どっちがどっち? – Hot topics https://share.google/coqtjIRl0If3xrVN8

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乾く心  こすもす

ある時
気がついた
人との付き合いは
うわべだけ
当り障りのない
会話ばかり
空虚だ

だんだん
心は乾いてゆく
砂漠のように

癒しがほしい
心の
オアシスを探す

遠くに
オアシスが見える
だが
近づくと
跡形もなく
消えてしまう
蜃気楼のように

近づいては
消える
こんなことを
何度も
繰り返している

「オアシスなんてどこにもないのか」

それでも
オアシスを
求めずにはいられない
渇いた心を
潤すために

砂漠の中を
彷徨っている
心は今も

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陸続と 三浦志郎 7/11

かつて 
異風な言葉を

書物で覚え
なぜか
時に想い出すことがある

「陸続と」

この言葉は
島国・日本の国土風土には似あわない

大陸にこそふさわしい雄渾

たとえば
秦の始皇帝巡幸の徒列
あるいは
モンゴル帝国 チンギス・ハンの騎馬軍列
どちらも
勢威を示す
深紅の旌旗を先鋒に
続く夥しい数と時間の形容

「続々と」

日本ではこのように
言葉として育った
―かもしれない

今昔に
陸があってこそ
続く物事を考えていた

長さ 重さ 形 数 時間
過去から未来へと続くもの

それは
この世にあまねくある と
今も絶えず進んでいる と

編集・削除(編集済: 2025年07月11日 16:30)
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