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★★ << 2つの掲示板のご案内 >> ★★

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詩をある程度の期間書いている方、詩に意欲的に取り組みたい方、詩人に向け成長を目指す方はこの掲示板をご利用下さい。
あなたの詩をしっかりと読み、評や感想を、しっかりと書かせて頂きます。
ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。

(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
あきらめてしまう前にMY DEARに来ませんか?
MY DEARは投稿された作品全部に評をお返しします。
本来、こつこつ実力をつけてから、賞などに挑戦するのが、スジだと思いませんか?
MY DEARはあなたのこつこつを、支援するところです。)

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編集・削除(編集済: 2025年01月02日 01:55)

憧(あくが)れ出たものは  積 緋露雪

もしや平安期に連れ出されたとでも言ふのか、
吾の思ひは憧れ出て地上を彷徨ふ。
夜ばかりでなく昼間も藪ばかりの地上では闇深く
魑魅魍魎が跋扈する。
彼方此方に人魂が浮遊して
それに続いて百鬼夜行の如き鬼ばかりの行進が現れる。
吾は何を求めて憧れ出たのだらうか。
鬼に吾を見たのか。
魑魅魍魎に吾の希望を見たのか。
それとも、吾は吾を見捨てて憧れ出て行ったのか。

憧れ出るのは心の臓が口から飛び出るほどの苦痛を伴ふ。
それでも吾の思ひは憧れ出てしまった。
これは夢現の幽体離脱とはまるで違ふ。
吾の思ひが憧れ出たとはいへ、
意識ははっきりとしてゐて
正に感覚は研ぎ澄まされて行き、
頭蓋内の水面の表象に落涙する雫は
頭蓋内に波紋を広げ、
吾はその音さへも聞き漏らさぬまでになってゐる。
その落涙は憧れ出た吾の思ひの落涙か。

陽の面が雲に陰ると
辺りは矢鱈に冥くなり、
冥界に迷ひ込んだかのやうに
死んだものたちの相貌が
ピカソの「ゲルニカ」の人間のやうに
人面人魂と化して
盆踊りをしてゐる最中かに吾は迷ひ込んだか。

谷崎潤一郎に『陰翳礼賛』といふ随筆があるが、
正に日本といふところは光の暴きよりも
冥き陰翳の曖昧さにその本質があると思ふ。
冥きを心底愛した吾は
明るい文明に背を向けて
只管に冥さばかりを追ふ趨暗性が
その性質の一つに成り下がったが、
それが昂じて思ひが憧れ出るのが当たり前だった平安期の事象まで
闇を追ってしまったのだらう。
闇の中では人は死んでばかりで
中には生き存へるものもゐただらうが、
闇は黄泉の国が相応しいといふのが自然に思へるが、
しかし、それは本当か。
その常識は猜疑に曝されるべきものに違ひない。
闇こそが秘め事が行はれる中で生命を育み、
或ひは快楽を貪り生を謳歌するものではないのか。

さて、朝には吾の憧れ出た思ひは吾の元に帰るはずが、
いづれも一向に帰る気配がなく、
悪霊、若しくは生き霊がその隙を見て吾に取り憑いた。
吾は泡を吹きぶっ倒れて吾を呪ってゐたといふ。
さうして吾は此の世に思ひを残して死んでいったそうだ。

吾の残りし思ひがさう書き残しけむ。

編集・削除(未編集)

夜を知りたい息子へ 紫陽花

中学生になった息子が言う
お母さんは過保護だよ
友達はほとんど門限がない
俺はそこまでは言わないけど
夜10時までは夜に遊びたい

夜10時まで息子は
何をするのだろう
遊びの内容を聞いてみる
分からない
友達についていくだけだと

それでは私から
私という大人を通しての
夜を伝えよう
夜暗くなってから
塾でも部活でもなく
出歩くという意味を

夜は決して怖いところではない
いやむしろ楽しい
繁華街は
闇の中きらきらとした灯り
仕事終わりお酒の入った
男女の笑顔
こんな楽しい店がありますよ
なんて声をかけてくる黒服
黒服たちの踊るような動き
一本小道に逸れなければ
そこには輝きと自由が
あふれているように見える
ただそれは虚構だ
虚構の中で遊べる人間が
楽しめる場所だ

夜の繁華街にあるのは
本当の悲しみ
お昼の仕事だけでは
子どもにご飯を
食べさせられない
母たちの労働の悲しみ
家庭からはじかれてしまって
繁華街に混じる
子どもたちの悲しみ
笑ってるのは
彼らを使ってお金を
儲けようとしている大人だけ

そろそろあなたの
夜10時まで外で
遊びたいの話に戻ろう
長くお友達と一緒にいると
そのうち繁華街に出たくなる
繁華街ではやはり家庭に
いたくないお子様のグループと
合流する可能性もある
そこに悪い大人が関わっている
そんなこともある
残念ながら この世の中
良い大人ばかりではない

あなたが分別を持ち
夜の繁華街を楽しめる日は
そのうち必ず来る
私は今の状態では
夜遊びを容認できない
大げさだが
私はあなたの命と幸せが
なにより大事だ
自分を大事にするために
もう少しあと何年かは
夜暗くなる前に
家に帰ろう
私はあなたが大好きだから

真面目な話が少し
気恥ずかしい母は
ようやく頭をまとめ
上記内容をラインで
送った

編集・削除(編集済: 2023年11月08日 19:52)

島 秀生さま お礼  江里川 丘砥

大変遅くなってしまいまして、本当に申し訳ありません。
先日は「言葉を」という作品に評をいただきまして、誠にありがとうございました。
名作、代表作入りをいただき、とても嬉しかったです。
言葉を受け取れなかったときは、自分が一杯一杯だったり頑なになっている時なので、メンタルのバロメーターにもなるのだろうと思うのですが、とりこぼしに気づいた時はやっぱり毎回残念なというか、申し訳ない気持ちになります。そのくせ受け取らなくていい言葉にはがっつり反応して傷ついてしまったりして、、思うようにはいかないというか、人間て不思議だなぁと思います
 また投稿をすると思いますのでよろしくお願い申し上げます。

編集・削除(編集済: 2023年11月08日 13:12)

選ぶ  妻咲邦香

絵を選ぶ
私には目があって
心がある
丁寧に
選り分けていく
一枚また一枚と
手にとって
語りかけながら

こんにちは
ご機嫌いかが
また今度

今日も選ぶ
食事の後の僅かな時間
温かな飲み物と一緒に
テーブルの上
並べて置いて
選ぶ
悪いとも良いとも言わない
違うのと違わないのと
それだけ告げて
また別の日に別の心で
再び出会えるように

今日のあなたが素敵なことは
私たちだけの内緒に
最初は不安だったけど
ずっと引っかかっていたもの
その謎が今日は解けたから

選ぶ
カップに触れる
喉を潤す
手を止める
この世界が永遠でないことは
もう知っている
悲しいけれど
悲しいからこそ
私は選ぶ
そうしなければ
生きてはいけないから
今は選べなくとも
いつかの日を信じて
手を離す
そうしてきたのだ
今までもそうやって
どうにかやって来た
わかってる
だから
私だって
信じてるんだよ
あなたのこと

こんにちは
今日はどうしたの?
ゆっくりでいいから話して
話したくないなら
それでもいい

私は選ぶ
優しさも厳しさも
冷たさだって邪魔なだけ
最後のひと口、飲み終える頃には
郵便受けが音を立てて
とっくに始まってる一日に
気付く

編集・削除(未編集)

★日本ペンクラブ「読みたいラジオ」のご案内  島 秀生

やるな! ペンクラブ!!

こういう言い方したら怒られるかもしれないけど、
この一年くらい、日本ペンクラブは本当に積極的に活動するようになったなあと思う。
感心してます。
これもその一環です。

企画:日本ペンクラブ「子どもの本」委員会 から

 「読みたいラジオ」

が配信されるようになりました。
この番組は、それぞれの本作りに関わった、作家・翻訳家・編集者などが
自らその想いを伝えてくれるものです。
下記リンク

https://stand.fm/

に入り、「読みたいラジオ」で検索すると、
番組が出てきますので、良かったら聴いて下さい。
これからの配信予定については、下記チラシをご覧下さい。
とてもおもしろい試みだと思います。

編集・削除(未編集)

井嶋様 評のお礼でございます 喜太郎

今回も貴重な評を頂き、誠に有難う御座います。全文ひらがなにするかどうかは、かなり迷いました。でも、それで良かった気がします。ありがとうございます。

編集・削除(未編集)

好きなだけなのに 喜太郎

好きなだけなのに
切ない
好きなだけなのに
苦しい
好きなだけなのに
悲しい
好きなだけなのに
見てしまう
好きなだけなのに
話してみたい
好きなだけなのに
一緒に歩きたい
好きなだけなのに
手も繋ぎたい
好きなだけなのに
………キスしたい
好きなだけなのに
嬉しいよ
好きなだけなのに
楽しいよ
好きなだけなのに
どうして良いか分からない
好きなだけなのに
どうして良いか分かってる
好きなだけなのに
好きなだけなのに
なんでこんな私になったんだろう
好きなだけなのに
なんで私が嫌いになっちゃうんだろう
好きなだけなのに
恋しちゃうんだろう

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玄関の花瓶には― 三浦志郎 11/7

花の精
わたしはトルコキキョウとして
いのちを与えられました

この家の奥さまに
愛され 求められ
玄関の花瓶の中で
美しさを語ります

ありがとう

この家の人々が
出かけ 帰ってくるたびに
訪れる人があるたびに
扉が開くと 
やさしく風も会いに来てくれるのです

ありがとう

わたしはその訪れに
感謝を込め
首を動かしうなずきながら
あいさつをする

ようこそおいでくださいました

この家の奥さまに
こよなくめでられ見守られ
彩り添えて応えたい

ここでいのちの限り咲きほこる
わたしはトルコキキョウです

***********************************

紗野玲空様
評者就任、おめでとうございます。お祝いにまいりました。
記念として軽くコメント下されば幸いであります。

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床を 拭く  まるまる

「キッチンマットふかふかー」 
新しく敷かれたマットに 
気持ちよさそうに寝そべる息子は
幼稚園生
 
私の胸の奥深くまで
ずん と何かが届いた

全身を預けてしまう 解放された息子
言葉にして共有できる 感動
マットを替える家族がもたらす 安らぎ
そして
台所は そこに居るママ そのものだから 
私自身が気持ちいいと言われているような 
勝手な錯覚

息子がたまらなく 愛おしかった

そんな彼も大きくなった 私よりうんと

一日の終わりに
私は台所の床を拭く
足裏に触れる床には 独特の爽快感
拭かれる前とは別物

感じるかな
床つるつるー とは聞けなくても
 おっ 気持ちいいな と
味わってくれるかな

台所の床は いつも台所にあるから
床の気持ち良さは 母さんの気持ち良さ
今もそう 思ってくれるかな

台所は母さん なんて私の錯覚だったけど

念入りに床を拭いた

編集・削除(編集済: 2023年11月06日 22:59)

桃太郎   晶子

俺は川に捨てられた
父母は俺を不要とされたか
このまま沈んで骨となれば
俺は不要のままなのか
まわりの石に紛れ込み
永い月日待ちに待ち
河原で洗濯する女が
俺の骨を見つけてくれる時まで
「骨、」
と言って涙を流すまで
俺の尊厳はないままなのか
天地の間にいて
否 否 否
俺の血潮は言っている
俺の骨は言っている
日本一の桃太郎
天から賜りし力を持って
人を人たらしめる為
蔑みの鬼をばった ばったと
卑下の鬼もばった ばったと
成敗すると心に誓う
心強きは我が両手
手のうてなに仏の心
傷つき者を優しく包み
去りゆく者には花を捧げる
我は尊き 我は人
天地が俺を見ているぞ

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