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編集・削除(編集済: 2024年09月10日 18:37)

ありがとうございます  荻座利守

齋藤純二様

お祝いの御言葉、ありがとうございます。

また、MY DEAR のお誕生日、おめでとうございます。

これからはレギュラーメンバーの方々と同じ欄への投稿となりますので、今まで以上に努力してゆこうと思います。

今後とも宜しくお願い致します。

編集・削除(未編集)

抜け殻  妻咲邦香

うっかり足を抜いた
もう戻せない
この街はまだ元気
悪口だって言っちゃう
後で笑って誤魔化すつもりだった

うっかり両手も抜いた
鏡より先に知ってしまった
本当の姿
自由は醜い
自由は冷たい
頼りないし、ひたすら痛い

後悔する
きっと
後悔しなければいけない
私は
そして
伝えなければいけない
私の悲しさを
感じたままを
後の者たちに
生まれたままの姿を

とうとう翅も抜いた
許されない世界に足を踏み入れた
安らかに眠ることも
抗うことさえも

振り返って見る今の私の表情が
もう真っ直ぐ見ることが出来ない
とっても寂しい目をしてたから
それは惜別でもなく
激励でもなく
おそらく生涯
私はそこから離れられない
その残像から
離れられないのだろうと

だから
伝えなければいけない
生きるために
何をすべきかを
何をすべきだったのかを

抜け殻が形を失って
新しい皮膚が乾いたら
すぐにも行かなくてはならない
探しに
出掛けなくてはならない
ジュースの自販機の前で
何を買うか迷ってるその人と一緒に

目指すはもう
空しかないのだから

ーーーーーーーーーーーー

MY DEAR様、お誕生日だそうで、おめでとうございます。
私の息子でもおかしくないほどの年齢でありながら、詩では遥かに大先輩です。これからもいろいろと勉強させてください。

編集・削除(未編集)

秋冬さん  荻座利守さん  MY DEAR 23歳  おめでとう!!

秋冬さん  荻座利守さん
免許皆伝、おめでとうございます!
さらなるおふたりの詩でのご活躍を楽しみにしております。
アクセル全開、詩で参りましょう!

そして、今日(2/21)はMY DEAR23歳のbirthdayですね!
24年目、これって凄いネット詩誌だよなあ、とあらためて感じています。
たぶん掲示板にご投稿されている方で、MY DEARが立ち上がった時に
生まれていない方もいるんじゃないかな。
島さん、いつもありがとうございます!!
みなさん、おめでとう!

齋藤


Twitterの方で誕生日の風船が飛びました!
       ↓

編集・削除(編集済: 2023年02月21日 01:49)

村の娘  朝霧綾め

生まれ変わったら
ただ平凡な村の娘になろう
春と秋には祭りがある
ヨーロッパの小さな村の
健康ではつらつとした娘になろう

たいして美人でなくたっていい
それでもあふれるばかりの平和が
村全体を覆って
彼女もつつましい幸せを
存分に堪能しているに違いない

じゃがいも畑に暖炉の火
たとえその日常が
退屈という言葉で呼ばれようとも
一瞬一瞬に
平凡という美しさが込められている

畑仕事をしながら歌声が響く
野菜を背負って市場から帰る
結婚式の朝の青空
ようやく収穫を終えた日の夕焼け


私は村の娘になって
やがて子を生み
年をとり
やさしいおばあちゃんになって
静かに息を引き取る

そうして命を終え
無学な私はそのときはじめて
空の上には
天国というものがあったのだと知って驚くだろう

天国でしばらくのんびりしたあと
さらに生まれ変わるなら
もう一度
村の娘になろう
今度は南アメリカの 山岳地帯がいいかな
アルパカの毛を刈ってみたい

編集・削除(未編集)

空月 ~「くらげ」とお読みください~ 暗沢

周知のことを述べるなら
ぼくらの仰ぐ空一面には
無数のくらげが浮いている

まあ そう慌てるな。
なにも驚くには値しない
重吉だって歌っていたし
大岡や青鞋の試みを経た二十一世紀じゃ
目を瞠るほどの事でもない
(これは誠実な抒景なのだ)

近頃じゃ上空から降りてきて
伸ばした触手をぼくらの首に絡め付け
頭からバリバリ食うなどという
物騒な噂まで流布する始末 いやそれよりも
気を付けるべきは眺めるあまり
疎かになった足元で
躓き転ぶことなのだが

霜焼けの三寒四温 高さは尚も残る
冬空から白いものがちらつけば季節外れな
そんな上方からぼくらは見いだす

寒さのぶり返す時節だから まだかすかな陽に
ひとつ ふたつと凍てつく脚も紛れていよう
しかし既にぼくらの頬を濡らすぼた雪の粒よりも
プリズムを輝かす彼らのかさの方が
圧倒的に空を占めるのだ

小さく夥しいのは鳴りを潜めて
次に目に付くのは 朝方の月ほどのやつら
ところで小さいやつらの行方 その仔細は省こう
霞じゃ腹もかさも膨らむまい
空に餌は少ないものだ

残酷だろうか しかしそれらのかさは
真空の名残ある陽の照射を和らげるのに
みな立派な働きを果たすのだ その成果である
ぼんぼりの仄かさを帯びることに成功した日差しは
駘蕩という語の裡には あれらくらげたちの紛れていやしないかという
好奇心を惹起させずにはいられないのだ

やがて 太陽のより間近な折
仰ぎ見る空がぼくたちに一等間近な時節に
見出すに違いない 古い人びとが天蓋と称した穹状の大きさ
それは他ならぬ くらげのかさなのだ

くらげのかさが空から蓋をするのだ
甚大なゼラチンの裡の内側を造形する
微細を極めた襞の密集を目にして
人びとはしばしば 宏観異常の誤謬を犯す

天蓋より伸びる億千 幾兆
阿僧祇の脚は 悠々たるかさの廻転に随身する。
纏わる小分身たちは 海溝における紅海月の秘術である
自己複製の不死を 蒼穹の只中で採用している
無と有との垣根すらも取っ払った 無尽蔵の遊泳
無数のかさと脚とが 明月にて光沢を帯びる夜。
その起動と 円環運動に規則性を見出した先哲は
星座という標を開発したのだ


浮遊する 空月(くらげ)
仰ぐのは 人間(なまこ)

海の底 転がりつつ上で浮かぶ海月へ愚痴を吐く
ぼくら 管なるなまこだ
二本脚と高級な脳髄を付随させるも
詰まるところは管であるぼくらなのだ

空の下と海の上
素知らぬていは相変わらずで
遊泳するくらげを仰ぎながらなまこは
底を転がりつつ あぶくを吐く


※三点、引用元を付記します。
黒柳召波『憂きことを海月に語る海鼠かな』
八木重吉『夜の空のくらげ』
ころんば『.』

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塵箱の中  侑輝。

ツルを折った
カブトを折った
シュリケンだって、折ることができた
金色の折り紙は、大切な時に使おうと思った

金色のツルを折ることはなかった
金色のカブトなんて、きっとカッコよかったんだろう
金色のシュリケンはよく飛んだだろうに

後悔しているなら今折ればいい
なんて、そんな話じゃなくて

賞味期限切れの卵
それは高価だった

後で食べようとしていたら、いつの間にか賞味期限が切れていた
まだ食べられた
けど食べたくはなかった

卵は捨てた
では、欲は

抑えつけてなかったことにした欲
知らぬ間に忘れてしまっていた欲
あえてとっておいて、しまっていた欲

いつかどこかの孤独な夜に、それはあなたに刺さってくる

ツルもカブトも、シュリケンだって捨てた
金色の折り紙は、使わずに捨てた
大切な時に使うということは、使わずに捨てるということだった
そんな塵を大切にする必要などなかった

本当は塵になる前に大切にしなければならなかった

こんなに静かで孤独な夜に、そんな記憶が私に刺さる

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水無川様 評のお礼  侑輝。

ありがとうございます。
詩において、「何を書き、何を書かないか」という情報開示の問題には毎回悩まされています。「書かなければ伝わらない。しかし、書きすぎるのも品がないなぁ」と思いながら、書いていくのでしょう。

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ぼうし  じじいじじい

あさおきるとね
いえのまえにみえるやまが
オレンジのぼうしをかぶってるんだ
あおいそらにオレンジぼうし
なんてきれいなぼうしなんだろう

おひさまがやまのうえでおはようしながら
やまにオレンジぼうしをのせてくれる
やまのあたまがあったかいよね
ポカポカするね

ふゆのさむさにまけないね
いいないいなおひさまのぼうし
わたしもほしいな
おひさまのオレンジぼうし

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猫耳ヘッドホン  ふわり座

ここまで来るにはそれなりの努力があった
他人には分からないけどじしんは
どんなに膨らませても破れない風船のようだった
自信過剰ではない破りたいのなら
針でも持ってこいという事だ

成功者か?と聞かれたら思い切りNO!と答える
少し変わり者なあの子をまだゲットしていない
いつも猫耳ヘッドホンをつけてるあの子だ
ごく平凡な僕が変わり者なあの子を振り向かせる事など
土台無理な話だ しかもあの猫耳ヘッドホン
自分で作ったらしい 天才だ
やはり僕にはコンビニでアルバイトしてるくらいの
女の子がお似合いなのかも
可愛い子がいい
優しい子がいい
面白い子がいい
ない物ねだりで本末転倒
でも恋はまだ始まったばかり
猫耳のあの子をものにするチャンスがくるかもしれない
考えながら家路につく
そしてゆっくりドアを開けベッドに倒れこむ
猫耳のあの子をものにするため
恋愛アニメを観て勉強だ
どうやら変わり者なキャラは一生懸命で
ピュアな男に惹かれる傾向があるようだ
よし ぶつかってみるか そとの世界に飛び出そう
見つけた 猫耳は少し目立って街中に立っている
勇気を出せ 誘おう 「ねえ 少し歩きながら話しをしないか」
君は「いいよ」と言うと話し始めた
君はよく話す子のようだ 良かった会話を探して
口を開くのが苦手な僕にはお似合いだ
話しの終わりに「貴方にも猫耳 作ってあげるね」と言った
あれから何年経つだろう 君はもういない
この部屋にはいまでも猫耳ヘッドホンが輝いている
僕がこの世を去る時 棺にはこの猫耳ヘッドホンだけでいい

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粉々  江里川 丘砥

生きることに疲れた
ぼくはある時から
空を見はじめた
足元ばかり見ていることに
飽き飽きした

空ばかり見るようになった
雲の流れ
星の動き
風の通り道を眺めては
その風に飛ばされて
どこか遠いところへ行ってしまいたいと
願うようになった

なぜだろう
どこまで行こうとも
風には追いつけず
風に乗る術も知らず
自分を見失いつづけた

ある日 突風が吹き
足元からすくい上げられ
倒れたぼくは
とうとう
粉々に
砕けてしまった

風はぼくを
その場においていくだけだった
粉々になっても
風に舞い散ることはできず
元に戻ることもできず
雨に打たれ
雪が積もり
雪解け水が流れても
ぼくは
水に溶けることもできず
太陽に容赦なく灼かれ
新月の闇夜に覆われても
生まれ変わることもできず
粉々のまま
ただそこに在ることしか
できなかった

それでも
しばらくすれば
また突風が吹き
空に飛ばされると思っていた

けれども
いくつ季節が過ぎても
ぼくは
粉々のままだった
どんな冷気も
どんな灼熱も
ぼくを
凍らせることも
焼き尽くすこともできなかった

止まった時の中で
空を見上げる
雲の流れ
星の動き
風の通り道を
見つめながら
いまも粉々に砕けている

風に舞うだけでいい
空まで行けなくてもいいから
止まったぼくの時を
少しでも動かしてくれる
何かを願いながら
ぼくは
ただここに
在るだけの存在に
なってしまった

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