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編集・削除(編集済: 2024年09月10日 18:37)

評、2/3~2/6、ご投稿分、その1。  島 秀生

えーーーと、残り6作は、明日の晩に。


●荻座利守さん「静電気の季節」

電子を奪い取って、帯電。そうでしたね、学んだこと、忘れてました。
冬場の乾燥した季節のごく身近な話題、「静電気」を、科学的、哲学的な香りで論じたあと、人々の営みへとブレイクダウンしてくれました。荻座利守さん、ならではの詩ですね。

中盤までいいんですが、終盤のシメていき方ですね。2通り、手があります。
一つは、多数から個人へと落として終わる。たとえば「(だから)私も、あなたに」というレベルの行為に落とすと、身近に迫って終われます。
もう一つは、今のスタンスのまま、情感の要素を増して終わる方法ですね。


互いに
惹かれ合いながらも
引き離されたものが
再び結びつくときの
歓喜の閃光であり

凍える人々を暖め
暗闇に惑う人々を導く
篝火を燃す種火とも
なり得るのだから

寒風吹きすさび
乾いた想いが流れる
この静電気の季節でも

人は触れることへの
恐れや痛みに抗い耐え
再び出逢う
煌めきを
悦びを
追い求めるだろう


こんな感じです。情感アップで終わってます。参考にして下さい。
身近な「静電気」という題材を、高次に高めてくれたのは、荻座さんならではワザで、良かったです。
荻座さんはハードル高めなので、秀作プラスを。


●喜太郎さん「嘘笑い」

決して、人を騙そうとする悪意からのものではないのだけど、対人関係が苦手な人は、つい作り笑い、しちゃうんだよね。
なんか、わかる気がします。

でも、見破る人がいたんだ。
私の勝手な想像でいうけど、なんか恋の予感だね。

全体的に自虐的なモノローグが、鬱々と続く詩なのだけど、最後に、ポッと温かいものが流れます。
最後に舞台の明暗がパッと反転して、サッと終わる。ここで終わった、思いきりの良さはグッドでした。
読者にも、気持ち良いものが残りました。秀作あげましょう。

一点だけ。
8連2行目、こういう時の「あたたかい」は、「暖かい」じゃなくて「温かい」の方の漢字を使った方がいいです。人肌というか、体温というか、そういう質の温かさですからね。


●理蝶さん「サラリー」

ああーー、サラリーマン哀歌ですねー。よーく、わかります。毎日くたびれて、寝に帰るだけ。家と会社の往復が続くだけで、自分を見失いそうになるけれど、この詩はかすかな希望を見いだそうとしています。

 偉大な愛すべき
 時々滑稽にも思える
 この世界は回っている
 
 それぞれの縮尺で
 皆なんらかの歯車となって回転している
 
 でもいつか出会う
 僕達を幸せにする歯車と噛み合う日が来る
 僕は穏やかな太陽に向かい祈る
 その日が来ることを

この思い、この見識、このあたり、うっとりするほどステキです。
狭い世界にいるけれど、広い世界を見ている。「僕」ではなく、「僕達」と言う。こういうハートが、とてもステキだと思います。
途中、大きなミスもありませんし、名作を。

あの、敢えて言いますと、文体のグレードがバラついているので、1~2年してから、もう一度、この作品を見て、全体を整えたらいいと思います。大事な部分はきちんと書けてるんでOKですけど、完成形と言えない部分もあります。とはいえ、ステキなハートが不動にある。残すべき作品ですね。

順番に行きますと、この詩、初連でもって、この詩の概要をかなり述べてくれているところがあります。大雑把な言い方すると、初連=2~5連という関係で、あとからその詳細を述べてくれている感じです。それはそれで、プロローグとして用を成してくれている初連とも言えます。
ただ、3連は帰路となる通勤電車の中で、4連で電車を降りて、以降、時系列でストーリーは続くんですけど、初連と2連、というのは、このストーリー上に乗らない内容に見えてて、作者の位置取りがよくわからないんですよね。

初連のカラスは、作者はどの位置から見てるんだろうというのが気になるんですが、おそらく作者は駅のホームにいて、ホームの真ん前の電線だから、3行目、「電車はまた止まるから」の表現になるんでしょうけど、これは「止まる」という表現が成立しうるのが、この可能性しかありえないので、私の直感で思うところであって、そもそも読者には作者のこの位置が見えてないと思って下さい。
だから、この「止まる」の表現がものすごくわかりにくいんです。
なので、この3行目は、

 電車はまたやって来るからすぐ

くらいにしておいた方が無難です。

同じく2連ですが、「繰り出す若い女」という言葉が、「出す」という語のニュアンスもあり、私は、駅から出てくる人、あるいは駅に入らず、駅前付近で横道に逸れていく人のイメージで読めてしまうのです。そうすると、3連以降の全体ストーリーの中で、この2連も、作者の位置取りがどこなのか、わからなくなり、浮いてしまうのです。

想像するに、もしかしたら、これもホーム上の話をしているのではありませんか? 
すると、初連も2連も、やっぱり帰りの電車を待つホーム上だということを、最初に入れておいた方がいいと思います。

現状、この作品を読むと、初連、2連の、作者の位置がわからなくて、この冒頭2連だけが、ストーリーの中で浮いてしまうところがあるんです。パズルのピースをどこにはめたらいいか、わかんない状態なんです。

まずは、そこを直しておいて下さい。


●妻咲邦香さん「園」

うむ、妻咲さんは、このカタチの方がいいかもしれませんね。

少なくとも抒情詩において「虚構」というのは、隠喩であったり、暗喩であったり、一見関係がないように見えても、あるいは全く距離が遠いように見えても、最後はテーマに吸収されていって、比喩関係を結ぶもの(図でいうと、渦潮の渦のような、台風の目のような、全てが中心核へ収束ないし回収されていく関係)なんですが、妻咲さんの「虚構」は、ちょっと違う。ときどき、比喩関係を結ばない(比喩の線上にない)フェイクみたいなものがあるんです。あるいは逆方向にさえ、ひっぱっていくものがある。それがたぶん、作者の意図を読み違えられる原因になってるんだろうと思う。
抒情詩の詠み方っていうのは、近くても遠くても比喩関係があるから、全部をつなげて読むんだけど、妻咲さんのは、ときどき繋げちゃいけないもの(繋いで読むと意図を読み違えるもの)が入ってる。混ざってる。
だから妻咲さんの詩を読むのって、ものすごく時間がかかるんです。どれが本体か、読む側として、わからないから。
たぶん「虚構」に関する考え方・詩論が、抒情詩のそれじゃないんだろうと思う。

一方、今回の詩というのは、設定をリアル風にせず、最初から架空に置いています。まあ架空に置いて、暗喩関係を図ってるわけですが、ともあれ設定を架空に置いていることで、読む方も、最初から距離感を持って読めます。距離感を持って読むから、全てを100%で繋げて読まない。%を低くして、ものによっては0%にも近い形で繋いでいくから、(比喩関係を結ばない)フェイクがあっても、邪魔にならない。

言いたいのは、私は妻咲さんの詩は、こっちの方が読みやすい。妻咲さんはこっちの方が合ってる気がします。
なんていうのか、妻咲さんの詩は絶対、ポジションが違うような遠いものが混ざり込むので、日常性で書くと、極端な遠近が発生して読む方が混乱する。
対して今回の詩のように前提として全体の距離感がある方が、却ってそれと近づくことになるので、距離感がむしろ均等化する。結果、私はこの方がおしなべて読めるので読みやすいです。
ということで、名作を。


●秋さやかさん「凧揚げ」

終連の美しさは、短歌をやってる人ならではの美感に思いました。絶句するほど、美しい。
そして短歌だと終連を描くだけで精一杯ですが、詩だから、前提となる場の情景や、アプローチまで、きれいに描いてくれています。ちょうどシンフォニーの、4楽章に対する1~3楽章の関係みたいですね。

うーーーん。
2連の、泳ぐ凧が「心のようだ」という比喩も。
3連の、遠くの人を思うほどピンと張る、も。
4連の、それは永遠じゃないから、も。
6連の、糸じゃなくて、心を手繰り寄せよう、も。
7連の「鎖骨」をキーに、8連で日常に入ってくるところ、も。
終連に入る前の9~10連、

 そういうものたちが
 ささやかに
 わたしに寄り添い
 わたしを形作っているのだから
 
 この手が届くものたちを
 愛おしむことさえできればと

この情感と、庶民の当たり前の願いが、社会におけるか細さを知っているがゆえの、愛おしさ。
全部、ステキですね。
間断なく、酔わせてくれます。うーーーん、スキなし。
名作を。

言うことないです。凧揚げの、この詩への入りやすさも良いから、共感してくれる人も多いと思う。私は、この詩を読んで、走ってきた孫を抱きしめた気持ちになりました。堂々、代表作入りの作です。


●エイジさん「ある気配」

まあーー、ホントのとこは、その感覚は別の理由によるものでしょうけど、
仏壇のお父さんのところに話を持ってきたのはグッドだったです。とてもおもしろい話になりました。いつも作者を見守ってくれているんですね。お父さんが守護霊かも、です。

背中に感じる視線の不思議が、公園の風景とも相俟って、前半でしっかり書いてくれていることが、終盤をより引き立てました。
良かったと思います。秀作プラスを。

ちょっとだけ、あります。
5連5行目「覗いてみると~」からの4行は、連分けした方が良い。
その上で、

 その前にはお経が書かれてある
 縦長の表紙が付いた本が置かれている

の部分については

 その前には
 縦長の青い表紙がついた経本が置かれている

に、修正する方がといいと思います。
一考してみて下さい。


●小林大鬼さん「身延線」

 街の景色は様変わり

 大人はまるで子供のように

の詩行があり、鉄道仲間と言っても、それなりのご年配の集まりだっていうのはわかりますね。
また、はしゃいでいる様子、楽しい鉄道旅だっていう雰囲気が感じられるのが、この詩のいいとこで、そこはちょっと羨ましいくらい楽しげなのが伝わるんですが、
他方、雑なとこもあって、

 山道を抜けて
 眼下に広がる河原と山々

ここなんか、近くの山と遠くの山をちゃんと書き分けるべきです。もちろん眼下に「山々」があるわけではありませんから、「山々」を置く位置も悪いですね。
また、身延線といえば、富士山をオモテからウラまで見えるって感じが特徴的なのですが、

 富士は曇って見えないが

のたった一言で、かたづけですよね。そもそもこれはてっぺんが曇って見えないだけで、少なくとも五合目から下は見えてるはずですよ。大雑把に過ぎますね。
車内の雰囲気の楽しげはいいんですが、それってたぶん、どこの線に乗ったって、その集まりはそんな感じなんでしょうし、そこが書けてても「半分」のデキっていうか、身延線らしさをどこかにきちんと描写しないと、タイトルの「身延線」にそぐわないです。
叙景に不備アリ、ということは言っておきます。

まあまあ、雰囲気だけは伝わるんで、おまけ秀作とします。

編集・削除(編集済: 2023年02月18日 02:54)

三浦様 評のお礼  荻座利守

この度は私の詩の「ウァレンティヌスの泪」に丁寧な評をいただき、ありがとうございます。
佳作との評をいただき、たいへん嬉しく思います。

ウァレンティヌスの時代から1700年以上経てもなお、戦争で大切な人を喪う人々が絶えないこの世界のありさまを、この聖人がもし眼にしたら泪を流すのではないかと思い、この詩を書きました。

今後は新作紹介欄への投稿となりますので、より一層気を引き締めて書いてゆこうと思います。
たいへんお世話になりました。
ありがとうございました。

編集・削除(未編集)

感想と評 2/10~2/13 ご投稿分  三浦志郎  2/17

お先に失礼致します。


1 妻咲邦香さん 「今」 2/10

これは一種のラブソングと見ました。ただ、但し書きがついて、今の自分を「貴方」に見せるにあたって“自分へのシニカルさ(あるいは自嘲?)を含んだ”ラブソングという、ひとひねりも、ふたひねりもあるもののようです。そこに、まず妻咲さんらしさを感じました。これは「ピックアップ評法」(たった今、勝手に名付けた 笑)というもので、まず最初は「~のような」の部分を除外し、それ以外を肝として抽出して読んだ結果であります。さらに核を探すと「形のあるものはみんな」~「底で淀んで」にありそうです。きっと何かがもどかしいのでしょう。ここからは推測ですが「心の感覚=言葉」にはけっしてならない、半分くらいしか伝わらない、その落差。それらが原因して、冒頭3連に見る、どこか逡巡するような言動になったと思われます。「それはまた今度でいい」に見る気弱さ・気後れは、全て終行に係ってくるように思う。ちなみにひょうきんな擬音「ぷっぷかぷー、ぺっぺけぺー」はけっして楽しいのではなく、逆で“哀しみの擬音”と取るべきでしょう。あるいは哀しみを吹き飛ばす強がりの擬音に響きます。最後に直喩について触れておきます。これらは”後付け的”と書いてしまうと、失礼で身も蓋もないので、言葉を選びましょう。まさに妻咲さんらしいフリーハンド的感性で綴られ、本作を補強、装飾しております。とりわけ「大好きだったお店」から「私のように」までが顕著です。非常にビミョー、スレスレの部分を書いている気がするんですが、やっぱり、この詩の思いは終連に集約されるようです。 佳作を。


2 晶子さん 「我が子へ」 2/10

利害打算もなく、奇もなく衒いもなく、額面通りの作品です。「額面通り」とは、この場合、心情を素直に率直に伝えることでしょう。社会通念から言うと、子より親のほうが偉い、又は優位にいるのが普通ですが、この詩では親が一歩引くことによって、子どもに伝えようとしている、そんな姿勢が感じられるのです。さて、お子さんがいくつくらいか、小・中学生で女の子、そんな気がしています。
やはり終連の具体例が一番おもしろいのです。「失敗したお弁当」とは、そもそも如何なるものか、
心配なような、興味があるような……。プライベート寄りな微笑ましい作品です。これ、お子さんに見せるのはちょっとテレくさい、恥ずかしい。ここなら大丈夫。全然構わないですよ。好意をもって、評価は外しておきましょう。


3 エイジさん 「春はまだ遠く」 2/10

そうですね、まだ遠いですねえ。私事ですが、僕は週2日はこの時間帯に仕事に出るので、この詩の情景がよくわかり、共感が持てるのです。これを書いているのは2/17。なぜこれを書くかというと、日の出、日没はこれから刻々動いていくからです。地域によってもわずかに違いますが。
本日は……(東京標準)

日の出……6:27  日没……17:25 ――――といった具合です。

この詩はまずまず「今」をピンポイントで捉えていると言えます。3連は直喩ですが、リアリティがあってなかなかいいですね。全景から入って特定の場所をセットする。「7:03」――そうですね、(この詩のように)こんな感じです。だいぶ明るくなっている。ここは写生的に風景展開していきます。

2連(夜明け前)→7連(7:03)の時間の動かし方
全景→丘の頂上→自分の足許 の「場」の動かし方

これらに見る時間・場面の動かし方、そういった構成の妙を今回は感じました。
プラス、その時の気分でしょうね。 あと、初連をもう一度持って来たの、僕 好き。 詩が締まってくる。センスでしょうね。 甘め佳作を。

アフターアワーズ。
コカ・コーラ! さすがにまだ寒くない!?


4 荻座利守さん 「ウァレンティヌスの泪」 2/12

2月14日、バレンタインデーの起源を語る。解説書風な詩です。そこはそれ、荻座さんのことですから、あくまで気高く、格調を以って語られます。主旨となるのは、2月14日が聖ヴァレンチヌスが処刑された日だそうで、恋人たちの守護神である聖人を讃えるといった点でしょう。その周辺が詩の前半。後半が今に引き継がれた伝統のこと。3連目3行が利いてますね。愛への不撓不屈の精神です。やはり3~5連あたりが肝になるでしょう。後世への伝わり方です。聖人が泪を流したというのはこの詩のオリジナルで、それがひとつの伝え方の媒介になっているのは注目していいでしょう。 愛の日をいにしえから掘り起こし、それにふさわしい賛歌に仕上がりました。荻座さんにとっては標準作ですが、皆伝後にふさわしく御祝儀佳作を。

アフターアワーズ。
日本では女性が男性にチョコですが、他国では男性がプレゼントしたり、互いにプレゼント交換したりするようですね。チョコというのは神戸の製菓会社「モロ〇フ」が販促したのが始まりのようです。 2/14にラジオ聴いてたら、アナウンサーもこの話(ヴァレンチヌスさんのこと)してました。


5 埼玉のさっちゃんさん 「リノベーション」 2/12

少し久しぶりでした。お元気そうですね。
さて、本題ですが、その前に「リノベーションとリフォーム」の違い。これが案外似たり寄ったりで難しい。この詩に沿って解釈するならば、「性能・価値をよりモダンに創造的にする大規模修復や刷新」とします。これすなわち”埼玉のさっちゃん家(ち)“にまつわる実話かもしれないし、ふと街を歩いていて、そういった風景に出会ったのかもしれない。読んだ感じ、どうも後者のような気がしてます。 この詩、「場所となってゆく」を境に軽く区切ることができそう。前半は建築~リノベによる「温故知新」とでもテーマ付けられそうです。そこから導き出される活気、新たな装いや価値観。いい感じに詩が進行してます。後半はそういった効果を「コミュニケーション」と捉える。
「どんなのが出来るだろう?」―想像することは夢であり、その過程を詩という言葉にすることによって、現実に建物として叶えられていくことが理解されるのです。佳作半歩前で。

アフターアワーズ。
最近CMにも登場して、広域区になりつつある某建築会社があります。本社は埼玉で、僕が現役時代、仕事で埼玉に行っていた頃、よく看板や営業所を見かけました。リノベーション、得意そうです。


評のおわりに。

最近、ラジオを聴く場面が割とあります。新メディアが続々栄えるこの時代に、よく生き残っているな、と妙に感心しました。それは言葉そのものであり、音楽にも限りなく近いからでしょう。「聴く書物」とも言えるし 「~ながらメディア」でもあるし……。 では、また。

編集・削除(編集済: 2023年02月17日 18:52)

おめでとうございます

萩座利守様

秋冬様

この度は、免許皆伝おめでとうございます。

お二人の安定感がある詩はとても読みやすいです。途切れる事なく続けて投稿され、精進されて頑張って来た成果なのだと思いました。これからは新作紹介でご一緒になるのを楽しみにしています。

どうぞよろしくお願い致します。

綴木 黎

編集・削除(未編集)

※皆様にお知らせ  かすみ じゅん

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過去投稿を纏めたもので
他愛のないものですが
お愉しみ頂ければ幸いです。

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空中都市の人  鯖詰缶太郎

今年一番の猛暑に耐えかね
入道雲が
暴力的な眩しさで
やかましくなった
蒼穹に
そびえたつ

入道雲は
そのまま
万年、孤独を
抱える
宇宙に
突き刺さるでもなく
ふてぶてしい
巨大な下半身を
地平線に
鎮座させ
威嚇する
鳥類のように
その白い身体を
間延びさせている

あなたは
ゲームボーイのAボタンと
十字キーを
駆使して
火を吐きながら
ハンマーを投げてくる
卑怯な魔王と戦っている

ゲームオーバー

背中に生えている羽が
しょんぼりとしている

難しくね?

あなたは
文無しになった
予想屋のように
僕に笑いかける

空を飛ぶ方が難しいでしょ?

そうでもねえよ
たまたま、あんたに羽がついてなくて
俺にはついてるってだけの話だろ

あなたは
煙草に火をつける

僕は
瓶ビールをあける

蜃気楼だらけの
鈍くなった空気の中、
解放された麦芽が
アルコールを振りまきながら
汗が一筋流れている僕らの
喉を鳴らす

ひとくち、ちょうだいよ

空の飛び方を教えてくれるならいいよ

あなたはくちびる、とがらせて

飛べたからっていいことねえよ
と、煙草の煙を吐き出した

僕はビールをひとくち、飲み
口にふくませて
喉にとおし、
気分を少しだけ、満たすと
羽を生やした友人に
まだ冷たい瓶ビールを渡した

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荻座利守様、秋冬様

荻座利守さん、秋冬さん

MYDEAR免許皆伝おめでとうございます!
荻座利守さんの作品は、日本語のリズム、美しさ、情景の儚さなど捉えて昇華させるところが魅力的で、
秋冬さんの作品は、日々の中で、心の奥深くに光を当てて、掬い上げるような作品が魅力的で。
納得の免許皆伝です!(えらそうにすみません…)

編集・削除(未編集)

免許皆伝おめでとうございます。 (青島江里)

荻座利守様 秋冬様

このたびは、免許皆伝おめでとうございます。

おふたかたの作風はちがいますが、こつこつとご自身の世界を着実につくりあげてゆくその過程に、ご自身では意識されることはないかもしれませんが、真摯に詩に向かい合い続けるという、大きな力を感じました。おふたかたに共通するそのお力は、今後の創作活動の大きな強みになることと思います。

これからの詩生活が、益々充実したものとなりますように。
心よりお祈り申し上げます。

新作紹介欄でご一緒できますこと、とてもうれしく思っています。
改めて、どうそよろしくお願いいたします。

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免許皆伝おめでとうございます  滝本政博

萩座利守様
秋冬様

免許皆伝おめでとうございます。
途切れることなく投稿された真摯な心掛けのたまものだと思います。
これからはレギュラーメンバーとして新作紹介で御一緒ですね。ご一緒できることが、とても楽しみです。
この度は本当におめでとうございます。今後とも宜しくお願い申し上げます。

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免許皆伝おめでとうございます!

荻座利守さま  秋冬さま

この度は免許皆伝おめでとうございます!

投稿されるお二人の作品を拝読していて、それぞれの視点からいつも素敵な詩を紡がれているなぁと感じていました。これから新作紹介の方でたくさん学ばせてください。

おめでとうございます!

澤 一織

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