◆ここは「MY DEAR掲示板」です。
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ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。
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どうぞご希望に応じて、各掲示板をご利用下さい!!!
朝
目が覚めると
私は
サハラ砂漠を照らす
曙光になっていた
私の光を浴びて
情熱を渇望する
イキモノたちが
ふたたび
生命を始める
ずいぶん
あたたかい光になったものだ
昨日の夜
私の命は尽きようとしていたのに
誰か知らないが
ありがとう
もしかしたら
眠るように
つかの間の夢を見ているのかもしれないが
こんな夢を見る事が出来る私は
いい人たちに出会えてきたのだろう
私の命の最後が
最初の光に
今
自分がどんな顔をしているのか
わからないが
たぶん
わらっている
だから
友よ
愛した人たちよ
悲しまないで
私は今
世界でなによりも
幸せな存在なのだから
道なりに連なっていた
蛍光灯を覆うような埃に
注ぎ込んだ柔さは
惑っている
夢を見ていたのは
幻なのだろうか
ケダモノのような陽炎は
細い枝を被せるように
ぼくは溶かされていく
大木の蜜に虫が這う
ぼくは
ふれる
はなす
きえる
さわる
なくなる
として
季節を幻に渡す
麻酔された身体で
ぼくは犬が吠えるような
月にはなれないのに
ただ祈ればいいのだろうか
夜のしじまで高鳴る心
ぼくは(きみは)
投下された河に沈んでいく
詩の好きな埼玉県の中高生のみなさん
ぜひ、参加してみてくださいね!
作品はすべて埼玉詩人会の理事が拝読し選考しています。
挑戦すればいいことがあるかもしれませんよ!
締め切りまであと10日となってます。
↓ (ちょっとスクロールすると応募欄が出てきます)
http://www.saitama-kiwanis.or.tv/
男は土を作る
豊かで肥えた土を作る
やがて種を蒔く
水をやり 目を配り守り続ける
やがて種は芽を出し育つ
男は来る日も来る日も世話を続け
大きく育ち実をつける
男は感謝の気持ちで収穫をする
収穫が終わると 休む間もなく
また土を作る
同じような事の繰り返しだが
同じでは無い
気まぐれな自然を相手にする
土も微妙に変化する
終わりのない作業 答えは無い
良い物が出来ても 更に良い物を目指した
辛い時も悲しい時もあった
それでも続け 繰り返し諦めなかった
男は土を手に ひと舐めすると
『ヨシ』と呟き立ち上がり種を蒔き始めた
春の日差しが男を優しく包んでいる
画用紙に文字を書く
画用紙には線がないから
ひたすら私は自由だ
ブルーブラックで
書き始めて
最近のお気に入りの
ブルーグリーンを所々
大事な所はマゼンダで
こうやって毎日私は
画用紙に私を刻み込む
そんな私の自由の隙間に
白い画用紙の余白
そこには画用紙の自由
昨日娘に
私自由になりたい
しばらく私を無視していいよ
なんて言われてしまった
私は白い画用紙に
好き勝手に書くみたいに
娘の自由な毎日に
好き勝手に助言なんて
偉そうな顔して
つまらない私の
小さな小さな世界の
決まり事を書き込んで
娘の大事な余白を
潰してしまっていたようだ
そうだ
娘の画用紙は娘の自由だ
僕が一日おきに透析に行くのは
血を洗うためだけではない
溜まった水を抜き取るためだけではない
その他に何をしに行くのか
ときを感じに行くのだ
四時間という長いときを
身体全身で感じに行くのだ
四時間も横になっていたら疲れるよ
四時間後が待ち遠しいよ
けれどその時過ぎ行く四時間は
まるで永遠であるかのように感じられる
自分は永遠への扉を
開いたかのように思えるのだ
そうやって感慨に浸っている
私たちは太陽の位置でときを感じたり
また時計の秒針をじっと眺めては
一刻一刻ときを感じるが
そう確かにときというものは
悠久の昔から今このときまで
綿々と続いてきたものだ
私はときの永遠の流れを
透析の四時間で
身体全体で感じる
それが私の透析に行く
第三の目的だ
幸せな帰り道
私は祈るように歩く
もう数千回目に
同じこの道を踏むはずの一歩一歩が
今日は この上なく大切なものであるような
そんな気がしてきて
虫の鳴き声も 焼き鳥屋の匂いも ねこじゃらしの手触りも
すべてが愛おしい
薄墨色の夜空を見上げれば
月が黄色く光っている
私は思わずため息をつく
一歩一歩にこめていた祈りに
さらに幸福のため息を加えて
ゆっくりと 私は歩く
踏みしめるように
味わうように
コトコトと聞こえてくる
見知らぬ人々の足音が
互いに労い 励ましあっている
薄墨色から紺色に変わっていく空には
一番星が
光りはじめた
「いいね 白髪がなくて」
黒い髪の私にそう言った友人は
目立ち始めた白髪のために
髪を茶色く染めている
自分を優位に置くタチじゃないので
対応は 謙虚に
良いことばかりでもないよ
お手入れなしで済ませちゃうんだよ
あながち謙遜だけでもない
朝とりあえず 梳かしはするけど
スタイリングにはほど遠い
心の底には
いいな 茶色の髪
ちょっとだけ うらやましい
週末のドラッグストア
どうしても 染めなくちゃならない
訳じゃないけど
一歩 踏み出してみようかな
髪染めクリームを手に取った
その夜
説明書見て ゴム手袋して
私の髪も茶色になった
そして月曜日
誰か気づいてくれるかな?
足音が する
そっとドキドキの更衣室
ドアが 開く
どこか違うと思ったら
髪の色だね いいよ似合ってる
やった
鼻歌まじりで一日中
肩先の 髪が見えると嬉しくて
夜のお風呂の洗面台は
鏡の前に 少し長く居た
よし
染めた後の
傷んだ髪にも気づかれたくない
つや出しクリームは惜しまずたっぷり
はみ出した髪も放っておけない
スプレーで固めて身だしなみ
鏡の中の 私は
今までの自分と何だか違う
髪の色 だけじゃない
セットの仕方や目線や微笑み
顎まで 少し上がってる
髪に気をやって夢中でお手入れ
自分自身にも 気合が入る
謙遜じみて 言ってたけど
無頓着にもほどがあると
これまでの私に教えてやりたい
白髪がなくていいねと言われて
上から下まであるがまま
子どもの頃なら ひとつの個性で
悪いことではないんだろうけど
こうなってみると ちょっとね
鼻高になったら恥ずかしかったな
春の風が好き
新緑の匂いが混じる
薄桃色の風
貴女の優しさに似た
僕を包みこむ幸せの風
夏の風が好き
花火の音と火薬の匂いを運ぶ
少し湿ったぬるい風
貴女と僕が
共に過ごした夜の風
秋の風が好き
金木犀香る
甘い風
貴女が好きだった
紅葉を鳴らす楽しげな風
冬の風が好き
ひらひら雪を踊らせる
痛みを伴う冷たい風
貴女と僕がさよならした
あの日の貴女を呼び起こす風
先ずは『ファーストキス』への評、大変遅くなりましたが、本当にありがとうございました。正直、評を読んで嬉しくて嬉しくてたまりませんでした。
ですが、私はここのサイト内でのルールを破ったり、人として過ちを犯しました。
同じ作品を2度投稿したり、評をいただいたにも関わらず、お礼の一言も言わなかったりと本来でしたら出禁も当たり前の事をしました。そのような最低な私ですが管理者様より猶予をいただき、投稿を許されました。
皆様が大切に大事に育んできた当サイトを汚す様な事をここに謝罪いたします。
誠に申し訳ございませんでした。
今後、このようなことの無いよう気をつけますので、お許し下さい。
詩は自分の中では生きている証です。これからも続けていきたいです。どうかよろしくお願い致します。
長々と書きましたが、管理者様、並びに各先生様の優しさへの感謝と、そして皆様、投稿者様への心からの謝罪、本当に申し訳ございませんでした。