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あなたの詩をしっかりと読み、評や感想を、しっかりと書かせて頂きます。
ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。

(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
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MY DEARは投稿された作品全部に評をお返しします。
本来、こつこつ実力をつけてから、賞などに挑戦するのが、スジだと思いませんか?
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編集・削除(編集済: 2025年01月02日 01:55)

夏生様、評ありがとうございます  積 緋露雪

夏生様 評ありがとうございます。
私は光よりも闇に関心があり、闇にこそ真理が隠されているとして闇にばかり拘っています。
その辺を夏生様はいち早く気付き、私の詩の読みを闇中心に転換したのは流石です。
何故私が闇好きなのかは本当のところ自分でも解らないのですが、光と闇ならば断然闇の肩を持ちます。
初めて秀作の評頂きありがとうございます。
今年ももうすぐに暮れ、新年が明けます。
新年もよろしくお願いいたします。

編集・削除(未編集)

冬の風は 紫陽花

使い込んだ窓のどこかに
少しすきまがあったよう
すきま風がしゅるんと
遠慮しながら入ってきた
カーテンをしっかり
締めておかなかったから
すきま風はそのまま
部屋の隅っこに落ち着いた
すきま風は歯をカタカタ鳴らしている
すきま風はどうやら風邪をひいている
小さくカタカタ震えている

締め出そうと思ったけど
あんまり震えているので
私はすきま風に緑の毛布をかけた
すきま風はやっぱり震えながら喋り始めた

私 冬は居心地がとても悪くて
夏にはあんなに喜ばれたのに
今はちょっとぴゅっとでも言えば
皆が冷たい寒いと窓を閉めて
ドアも閉めてしまう
私はいつだって風なのに
私は流れる空気なだけで
嫌われたり好かれたり
それで近頃悲しくなって
気温のせいで体が冷えきって
免疫が下がって 遂に私は風邪をひいた

そんな話を聞くうちに
部屋の暖房で暖まってきたすきま風が
ほんのり春風めいてきて
話す度に私に春風が
するーんと吹いてきて
本当の春まで ここにいていいよって
思った冬の日だった

編集・削除(未編集)

夏生様 評のお礼です 紫陽花

夏生様 こんばんは。評をありがとうございます。寒いせいか秋でもないのに喪失感に襲われていました。少し寂しい詩でした。またよろしくお願いします。

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俯瞰中毒  理蝶

俯瞰は
賢者の付け髭をつけた
子供の幼い反応
単純な防御
反論の余地を爪楊枝の先で
潰していくようなみみっちい作業

物事を見下ろすことで
自分の立場までもが
そこまで登ってゆくと
錯覚する
少しの冷静さがあれば
誰だってできることなのに

一億総議論時代
それはトマトの投げ合いに近いかもしれないが
メガホンだけ授けられた賢者の皆さんが
平静を装い髭を撫で
電子の街で街宣する 喚き合う
やがて我慢ならずトマトを投げ合い
街が真っ赤に汚れる

僕は今俯瞰する人を俯瞰している
誰より幼く誰より守っている
と自らを俯瞰することでまた自らを守る
と俯瞰する、、、、そう俯瞰する、、、

一億総俯瞰時代

神のない貧しい 心の冬には
こんな詩が生まれる

編集・削除(未編集)

夏生様  月乃にこ

拙作へのご感想ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。

編集・削除(未編集)

12月12日から12月14日までのご投稿分の感想と評です。   夏生

大変お待たせしました。
2023年12月12日から12月14日までのご投稿分の感想と評です。



「友だちについて」 妻咲邦香さん

妻咲邦香さん、今回もご投稿くださりありがとうございます。
僭越ながら御作「友だちについて」の評を送らせていただきます。

作品を読みながらイマジナリーフレンドを思い出しました。
懐かしさより痛み、どうしようもない寂しさがあって。
個人的な思い出が大きく揺れました。あの頃の自分が見たもの
出会った「友だち」の記憶がよみがえりました。
「友だち」は自分自身であったかもしれない。あるいは一時の夢だったかもしれない。
それでも心の中にいることは確かであることは最終連でわかります。
幻想でも夢でもなく誰よりも真摯にまっすぐ自分と対峙してくれる相手がいた。
おそらく今も。
寂しさよりも不思議なあたたかさを感じました。
御作佳作とさせていただきます。



「際にて」 積 緋露雪さん

積 緋露雪さん、今回もご投稿くださりありがとうございます。
僭越ながら御作「際にて」の評を送らせていただきます。

<いつもだと軽軽と奈落に落ちる吾なれど
今回はばかりは際にて立ち止まりをり

冒頭から惹きつけられました。ここがどこなのか主人公がどんな状態なのか
想像が巡ります。
深い闇と柔らかい光が交互に見えます。その上を主人公の考察がのって
展開されます。主人公は光より闇を、無限大の闇に心動いているようです。
無限と夢幻。同じ読み方で理想的な状態に惹かれていきます。
<光が輝くためには
 無限大の闇が必要だろうといふことに帰す
る筈だ。

光が強ければ闇は深くなる、というよくある考え方を
反転させ、闇側の視点で光を捉えた言葉にはっとしました。
この捉え方が作品に力を与えているようで冒頭の引力を持続させています。
最後の四つの句は四つの光と影を描いた心の絵画のような印象でした。
御作秀作とさせていただきます。



「水たまり」 月乃にこさん

月乃にこさん、初めまして!ご投稿くださりありがとうございます。
初めての方は感想のみとさせていただきます。ご了承ください。
僭越ながら御作「水たまり」の感想を送らせていただきます。

水たまりにおぼれる人々。どれほど深い水たまりなのか
おそろしいほど皆おぼれていきます。
主人公は恐れずに笑います。くくく、ではなく、けけけ、という
ところに不気味さを感じます。
おぼれても誰もしなないようで、それでも苦しそうな息継ぎを
しています。主人公もおぼれながら一歩引いたところで見ている。
妙に冷静です。雨の勢い、広がる水たまり、おぼれていく人々。
こわがる間もなく事態が悪化していく様を冷静な眼差しで捉え
<そのうち
 晴れる

と、きっぱりさっぱり断言します。大丈夫、と言う言葉より力強く
潔い言葉でした。
この水たまりは何なのか、主人公はなぜ冷静でいられるのか
想像と考察を楽しむことができる一篇でした。
またのご投稿お待ちしています!


「生きる意味」喜太郎さん

喜太郎さん、今回もご投稿くださりありがとうございます。
僭越ながら御作「生きる意味」の評を送らせていただきます。

<生まれてから死ぬまでの意味を求めるなら
それ自体が無意味と知る時には
脳細胞はどのくらい死んでいるのだろう

意味のないことは削除、無駄なことも削除を推奨するような
世のなかで、生死についても意味の中につなげようとしてしまう。
人間の悪癖のようなものなのかもしれませんし、。
御作はもっとわかりやすく、自然の流れとして生きることを細胞分裂として
分析して展開していきます。ここがよいですね。感情で丸め込むのではなく
当たり前のこととしてとらえ、一歩引いた目線で意味に囚われた心を見ています。
<生まれて死ぬことに意味を求める前に
死んでも構わないと思えるほど
人を愛してみれば良い

ここで一気に温度が上がります。命は大事、人生とは・・・と諭されるより
こちらの方がぐっと心に響くだろうと思いました。
どんな無理難題も愛する人のためならば!と動くことが出来れば
<「意味」の影は追えるかも知れない
最後に心の温度がぐっと上がって「生きる意味」が光っているように
見えました。
御作佳作とさせていただきます。



「沼地にて」 荒木章太郎さん

荒木章太郎さん、初めまして!
ご投稿くださりありがとうございます。
初めての方は感想のみとさせていただきます。ご了承ください。
僭越ながら御作「沼地にて」の感想を送らせていただきます。

主人公は逃げています。何から逃げているのかわかりません。
天からの声か、自分自身の心の声が聞こえます。
<お前の代わりはいくらでもいる
お前一人が償えるものではない
底にいれば良いのだ

大きな複数の罪を犯した先人の声のようにも聞こえます。
主人公自身が犯した罪ではなくても、国の、人種の、性別のなかに
生きている以上逃れられない罪を感じているようです。
そこから逃げようとする。逃れることはできないとわかっていても。
「声」は逃げ切れるものでない、と諭します。
底で向き合えば良いのだ、と。

向き合うことからも逃げたくなるような気持ちが読後の余韻の中に
ありました。
何かはっきりと書かれていなくても、感じられる、伝わるものがある一篇でした。
またのご投稿お待ちしております。




「溶けていく」紫陽花さん

紫陽花さん、今回もご投稿くださりありがとうございます。
僭越ながら御作「溶けていく」の評を送らせていただきます。

静謐な夜。黒猫「溶けていくのよ」としゃべり始める。
猫を通して闇夜の儚さを感じます。
<夜なんてなかったみたいに
なにもかも溶けていく朝は
いつかきっと来る

時間の流れの残酷さが穏やかに漂っています。
夜明けを待ちわびる心がある一方で、留まりたい夜も
あって。
しゃべる猫の優雅な雰囲気は夜の闇の中だけに
存在するようで、その儚さは美しいと感じました。
溶けていくものたちのつかの間のひとときのきらめきを
見ました。
御作佳作とさせていただきます。

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冬至 麻月

半分欠けた月の横に
ひときわ明るい
星ひとつ

一番夜が長い日に
木星が会いにやってきた
とおいとおい彼方から
木星がやってきた

ふたりはなにを
語らうのだろう
瞬きほどの逢瀬に
言葉などなく
見つめあうだけで
過ぎてしまう

やがて朝が来て
また離れていった
そのあとに
木星の言葉を
遅れて聞くのかもしれない

返す言葉は
気の遠くなる時間の
あとに

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島様、評のお礼  理蝶

島様、いつも評をしていただきありがとうございます。
体調回復されたようで良かったです。
今回は少しチャレンジをしてみて、一見意味がわからないけど何となくの雰囲気が伝わってくる比喩を書くために頑張りました。
うーん、比喩を全部バチンと当てるのは中々難しいですね。売野雅勇さん存じ上げなかったです。ちょっと調べてみます。
懲りずにまたそのうちこういうタイプの詩も頑張って書いてみたいと思います。
今年もお世話になりました。また来年もよろしくお願いします。
ありがとうございました。

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もし良かったら 喜太郎

『もし良かったら僕と付き合ってくれませんか?』
………やめいっ!!
そんな言葉で告白なんてするなよ
なぜ自分をそんなに卑下する?
なぜ自分の持つ価値を自分で下げる?
自信を持ていっ!!
自分と付き合えばどれだけ楽しい未来がある事を
精一杯に伝えれば良い
勉強が教えられる?
スポーツが出来る?
趣味は?見た目か?楽しさか?
もっと自分の価値を高めるんだ
どれだけ楽しい毎日を相手に与えられるか
そう!!どれだけ相手を愛おしく想えるか
それが大事なんだよ
自分の幸せも良いが
相手にどれだけ幸せになってほしいのか
その為には自分が何が出来るのか
そしてその出来る事をありのままの言葉で伝えるんだ
『もし良かったら食べてみて』
『これ美味しいから食べてみて』
どっちの方が食べたいと思う?
相手のことが好きで好きでたまらないのだろ?
好きな人を笑顔にしたいのだろ?
それなら先ずは自分が笑顔にならなければならない
自分が笑顔になるほどの自分の魅力を磨くんだ!!
さあ 君自身のプレゼンテーションの始まりだ!!

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ワーグナーの楽劇と共に  積 緋露雪

今年の歳末の一週間の夜は
NHK FMで今年八月にドイツで開催された
バイロイト音楽祭2023のほぼ全曲が聴ける。
コロナの影響でしばらく行はれなく、
歳末の楽しみがなくて残念な年越しをしてゐたが、
今年はワーグナーで締めくくられる。
この習慣はもう長く、
十年以上前から年越しは
ワーグナーで締めくくるのが慣例となってゐたが、
コロナの影響でそれもできず
何ともモヤモヤとした気分で年が明ける
残念な年明けを迎へてゐたが、
やはり年越しはワーグナーに限る。
ニーチェとの確執は有名だが、
ワーグナーの大仰さはニーチェの批判とは裏腹に
歳末の忙しなき光景にはよく似合ふし、
雑踏の人いきれから逃れるやうに帰宅してのワーグナーの
悪魔的な半階音の見事な手捌きに
酒を飲まずとも酔ひ痴れる。
バリトンの男声の歌声が神話を楽劇のMotifにしたワーグナーの
筋骨隆隆とした男性像を際立たせ、
それに嫌悪する向きもゐるが、
神神はどうせならば筋骨隆隆としてゐたほうが様になると思ふ私は
その男声の衝迫力に私の内部の何かが共鳴し
ワーグナーが構築した大仰な世界へと誘(いざな)はれる。
ワーグナーの楽劇は何もかも大仰なのだ。
だからこそ、そこには筋骨隆隆とした神神しか
存在を許さない。
人間ではワーグナーの楽劇の世界は持ち切れず、
人間は世界にぺしゃんこにされるのが落ちなのだ。
神神を人間が演じるのであるから、
ワーグナーの楽劇にはいづれも途轍もないEnergyが滾る。
そこで飛び散る火花の凄まじさはいふに及ばず、
ソプラノの女声が登場すれば、
初めは男声を弾き飛ばすほどに威勢がよく、
しかし、数数の男声の振る舞ひの末に
終幕は男声と女声がクリムトの「接吻」「抱擁」の如く
艶めかしく結ばれる。
この大浪漫劇に私もまた、心底酔ひ痴れるのだ。
此の世界にあり得ぬ故の楽しみ、それがワーグナー。
これは晩年にニーチェが到達した超人思想にも
また、永劫回帰にも通ずるところがあり、
ワーグナーとニーチェは
或る意味、シャム双生児ではなかったのかと思ふ。
それをマッチョ好きのヒトラーが利用した。
ヒトラーの思想を継いだ末裔は今も世界各地に跋扈してをり、
日本でいへば三島由紀夫が最たるものだ。
三島由紀夫はGenocideは行はなかったが、
通底ではヒトラーの血筋と言へる。
三島由紀夫の小説の余りに人工的な世界を私は好かぬ。
三島由紀夫が構築した世界は緻密だらうが、
大仰さの欠片もなく、
読んでゐて息が詰まりそうになる。
その点、ワーグナーは突き抜けた大仰さで
聴くもの観るものを魅了して已まない。
――Crazyは褒め言葉よ
と、いって此の世を去った浅川マキではないが、
ワーグナーには狂気が宿ってゐる。

私はその狂気に魅せられてしまったのだ。
さうして今年も暮れ行きぬ。

編集・削除(編集済: 2023年12月26日 00:41)
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