◆ここは「MY DEAR掲示板」です。
詩をある程度の期間書いている方、詩に意欲的に取り組みたい方、詩人に向け成長を目指す方はこの掲示板をご利用下さい。
あなたの詩をしっかりと読み、評や感想を、しっかりと書かせて頂きます。
ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。
(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
あきらめてしまう前にMY DEARに来ませんか?
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本来、こつこつ実力をつけてから、賞などに挑戦するのが、スジだと思いませんか?
MY DEARはあなたのこつこつを、支援するところです。)
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この秋最初のセーターは
箪笥の匂いが染み付いて
茶色くなったかまきりが
塀の向こうをしきりに見てる
何をそんなに見ているの?
一緒に見るけどわからない
私もどうやら枯れてきた
夢見てたことが既に懐かしく
弾けて飛んだ草の種が
もう袖口にくっついている
まあここにお座りなさい
満月の夜のお茶会が始まりました
お茶会の主人はうさぎ
とても不思議なお茶会は
金色に光る月の光で満ちています
お客様は夜に迷える老女たち
行き場をなくした老女たち
どうしてか分からないけど
みんな悲しい顔をしている
今日の新しいお客様の
お悩みはなんでしょう
老女が話し始めます
私にはお金も家も
あるのです
近くに家族も住んでいるのです
でも寂しいんです
誰も私の事を分かってくれない
そんな気がして
1人で家にいると
涙が勝手にこぼれるんです
うさぎはじっと聴いています
ただただ聴いています
そのうち老女は
静かになります
すうっと横になると
足が固まり始めます
月のでこぼこに沿うように
上半身が固まり始めます
月の光に照らされて
お月様の模様は
そんな老女たちの寝姿で
老女たちの行き場のない
寂しさと悲しさが
今日も優しく
光るのです
井嶋様 こんばんは。なんと、遠野!私も座敷わらしと河童に会いたいのでとっても行きたいところです。そして、私も座敷わらしが大好きで。私の祖母は九州のお宿で、あの川端康成も会ったという座敷わらしに出会い、追いかけっこしたそうです笑我が家は妖怪話?ホラ話?笑が絶えません。
今回の狒々は、祖父のイチオシ妖怪です。祖父の言う狒々は男性が好みらしいですが。一般的には人間、女性を食べるようですね。怖い怖い。
怖い話は、止められませんね笑 役にも立つし。私は息子が5歳の時には、やんちゃが過ぎるので。バーバ・ヤーガは、5歳の男の子が大好きで夜にお外遊びしてたり夜更かししてると食べに来るよーって怖がらせておきました。今度は反抗期が激しくなったら狒々が食べに来るって小声で耳打ちしようかと思ってます。怖い話バンザイ。
またよろしくお願いします。
青島様 こんばんは。楽しく読んで頂けたようでありがとうございます。青島様とも朝ごはん味噌汁セットをいただいたようなほんわりした気持ちになりました。
いつもの朝たちと新しい感じのする白や朝の空気、私偶然に対比を産んでましたね笑朝からふわふわ猫と遊んでましたらそんなことに、なりました。
またよろしくお願いします。
井嶋様、詩の評をありがとうございました。
確かにさらりと書けましたが、これも「見えないものを見る」という目標?に沿って書いた詩です。そういう意味では対象に迫り切れてない気がして、連を付け足したかったのですが、できずに提出しました。しかし、好意的に見て下さってホッとしています。はい、確かに気張ってはいないですね。井嶋様の言う僕の強み、また時々思い出しながら書いていきたいと思います。今回もありがとうございました。
わたしの詩を素敵に読み解いていただき、ありがとうございます。
今月からわたしも評者の仲間入りです。プレッシャーに潰されそうでございます。ブルブル。
この度も評をいただきまして誠にありがとうございました。
ご指摘いただいた「草」は改めて見返してみると確かに多いと思いました。一つの対象を見つけるとそれに集中しすぎる癖があるように思うので、 同じものでもいろんな言葉で表現できるように気をつけたいと思います。
立体感というのも今まであまり考えた事がない感覚だったので大変勉強になりました。意識して直してみようと思います。
いつもありがとうございます。
次回からちょっと厳しくなるとのことで、少し緊張しますが、また書いていきたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。
西瓜は割るものである。
果たしてそうであろうか?
私の叔父は木について、木は登るものだと言った。
私は木は自分のために生きてると思うし、西瓜だって自分のために生きてると思う。
対象に対し、働きかけることに慣れすぎると、対象を対象と認められなくなってしまう。
西瓜は引くことも出来るし、足すことも出来る。
水をかけたり、小便をかけることも、なんでも出来る。
西瓜は善人である。決して悪者ではない。
こんなに美味しい。水も滴るいい男である。
女ではない。女はメロンだ。
9/26から9/28までにご投稿分の評と感想です。
ご投稿された詩は、一生懸命書かれた詩ですので私も一生懸命読ませていただいておりますが、上手に意味を読み取れなかったり疑問を書いたり頓珍漢な感想になったりする場合もございます。申し訳ございませんがそのように感じた場合には深く心に留めず、そんな読み方もあるのだとスルーしていただけると助かります。どうぞ宜しくお願いいたします。
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「抱きしめてください」滝本政博さん
滝本政博さんこんばんは。
うわー、滝本さんだ!とびっくり&喜びの声をあげてしまいました。相変わらず、良い詩をお書きになりますね~。優しさ、切なさ、刹那、汗、意地、警告、そういったものが、ぐわっと私の中に入ってきました。この詩は滝本さん自身の回想シーンなのかもしれませんし、大切なかたへ向けてのメッセージなのかもしれませんが、私のイメージでは、制服を着た女生徒が寂しくなった商店街を疾走するシーンに感じられて、そこには色んな想いを抱えては捨てまたやっぱり抱えて、みたいな複雑な想いごと走っていながら壮観な気持ちでもあるような、そんなふうに感じました。2連目の「めーめー泣いたからって」ここは最高の表現だと思います。めーめー泣くとは、やっぱり滝本さんの表現だなあと感動しました!とても嬉しくなりました。またタイトルも良かったですね。何とも味わい深い素敵な詩を、どうもありがとうございました!
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「乗り換え駅」喜太郎さん
喜太郎さん、こんばんは。
急行と各駅停車。同じ終点まで行くのに、時間を短縮して行きたい君と、各停でのんびり行きたい僕との考え方のズレがとてもよく描かれていました。あくまで電車のことなんですが、同じレールを行く二人の人生に対する考え方の違いでもありますね。そう考えたとき、実際私は、各停だと1時間以上かかってしまう道のりを毎日往復していますが、急行と各停を両方用いながら行ったり来たりしています。理由は遠いからなんですが、ここで問題なのは理由ではなくて、目的地へ辿り着くまでの考え方なんですよね。どんな考え方でもって生きているのか、なんだとこの詩を読んで思いました。ラストでは駅を出て歩いていく。この歩くという行為には特別な気持ちが宿るものだと思います。気づかなかったものに気づく人生を生きていきたいと、この詩を読んで思いました。とっても良い詩でした。佳作といたします。
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「闇の中で」紫陽花さん
紫陽花さん、こんばんは。
私は怖い話が大好きなんですが、実は妖怪には少しうとかったんです。たまたま最近、妖怪についての詩を読んでおしゃべりする機会があったのですが、最近妖怪づいているな、とこの詩を読んで自分の周辺を振り返りました。ちなみに私が会いたい妖怪は座敷童子です。いつか遠野に行こうと姉と話しています。
さてこの詩。船乗りだったおじいちゃんのお話。舟唄を思い出しましたが舟唄は怖い唄ではなかった。この詩、怖くて面白いですね。狒狒(ヒヒ)という妖怪はそうなんですか。男性が好物だから女性に化けて誘惑して食べようとするのですか!ひ〜。怖いですね〜。しかも霧の中というのも、幻想的ではありますが、やっぱり不穏感が強い。「霧が晴れたとき」という小松左京の小説なんかも思い出しますし、映画のミストあたりも思い出します。この詩、内容が面白くてとても楽しめました。最後に自分の心理で終わるところも良いですね。暗闇の中では自分をいかに信じられるか、信じられなかった場合には狒狒に食われてしまうかもしれない恐怖。狒狒の紹介にとどまらなかったところ、良かったですね。妖怪を勉強してみようかなと思いました。佳作といたします。
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「静かな想い」エイジさん
エイジさん、こんばんは。
しみじみと切なく、とても良い詩でした。隣の空き地にグラウンドが出来る予定、という情報が、グラウンドが出来る→子供たちが遊ぶ→一戸一戸のドアの向こうの風景を想像する、など良い関連性になっておりますし、透析施術と他人の生活、というものが、なぜかとてもリンクする。私は幸いにもあまり病院にお世話になったことがなく、入院経験などもないのですが、もしそのような状況になった時に、私ももしかしたら他人の生活風景を想像するかもしれない、と思ったら、この詩は等身大のエイジさんの心の詩なのだと感じました。エイジさん、この詩は気張らずに感じたことをさらりと書いたのではないですか?このような詩がエイジさんはとても上手です。「その時抱いた気持ちで、見えた風景を書く」ということは、気持ちを言葉で書かなくてもきちんと気持ちが伝わるものです。設定を特別なものにしても良いですがしなくても良いのです。このような詩がエイジさんの強みだと思います。佳作といたします。
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「大袈裟なぬくもり」司 龍之介さん
司 龍之介さんこんばんは。
4連目まですらすらと、少しユニークさも入っていて、とても面白く読ませていただきました。2連目の喜びに関する考え方や、3連目の俺だぞ俺!などの部分も、妙にリアルに伝わってきました。
さてこの詩。引っかかっるのは5連目でした。詳しくは5連目の5行目からラストまでの4行ですね。1連目ですでに大袈裟なぬくもりを受けているのではなかったのでしょうか?そこから始まっている詩ではなかったのですか?何となくこの部分に司 龍之介さんにしかわからない事情や空白、時間経過があるように思いました。その部分が書かれていないので、読み手に伝わらないのだと思いました。この部分の推敲をもう一度お願いいたします。先にも書きましたが、4連目まではとても良かったです。
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「位置を知るとは」積 緋露雪さん
積 緋露雪さんこんばんは。
石原吉郎、お好きなんですね。「位置」は有名な詩ですね。私は「葬式列車」が大好きです。
さて。その「位置」という詩を受けての、では自分だったらどうするかという考察が描かれています。相変わらず丁寧に描かれていて、一見読みずらそうにも思われがちな詩なんですが、読み進めるとすらすらと読めてしまうのも積 緋露雪さんの詩の特徴かもしれませんね。2連目、強盗に銃口を向けられた場合のことが書かれていますが、「ある!」と言える覚悟をお持ちなのは素晴らしいと思いました。私にはないように思えて仕方がありません。想像ではあるかも知れないと思うんですが、いざその時になると頭が真っ白、みたいになりそうなんです。ただここが比喩ではない戦場だとしたら逆に覚悟できるのかもしれないと思ったりしますが。。。この詩を読んで、日常での意識がやはり覚悟を決めさせるのだと思いました。それによって定められたもうひとつの「位置」という詩が、積 緋露雪さんの中で出来上がったのだと思います。石原吉郎氏に読んでもらいたかったですね。佳作といたします。
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以上、6作品のご投稿でした。
みなさん、大変お上手で読み応えのある作品ばかりでした。ありがとうございました。
この度は遅くなりましてすみませんでした。