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編集・削除(編集済: 2024年12月26日 18:12)

評ですね。4月14日〜17日ご投稿分

「営巣」妻咲邦香さん
妻咲さん、こんにちは。
春らしいとってもいい作品だなと思いながら拝見いたしました。今更なんですが、妻咲さん少し作風が変わったのかしらとしばらく前から感じています。私の場合は、理屈ではないのです(というかそういうのできないので)肌感なので、なんとなく伝わると良いなあと書いてみます。言葉選びが難しいのですが、一言で言うと、すんなりとした、とでも言いましょうか。以前は、もちろん、妻咲さんの美学に則っているとは思いますが、足し算が多かったのではないかなと。今は、言葉を押さえているのがなんとなく伝わってきて、それが大変な効果を生んでいると思います。と言うわけで、今現在、私が挙げるハードルの一番高いところにいらっしゃいますので、佳作です。佳作プラスにしたいところだったのですが、最終連が本当にほんの少し、残念でした。似たような気持ち、の一行が少し不鮮明だったのと(なくてもいいかも)お前は許してあげよう、は許すを使わずに書いてみると良いかもしれないです。お前はそれでいいよ、だけでもいいかな。考えてみてください。全体を通すと本当に素敵な作品でした。今までで一番いいを更新している気がしますよ。

「雨鏡」freeBardさん
freeBardさん、こんにちは。雨の日は私は創作が進む日です。なぜなのでしょうね。自分の内側の世界に入りやすいような気がします。ですから、作品初連の

雨の打つ 草木の声に誘(いざな)われ

この世の裏へと我至る

ここの部分にとても共感しました。この世の裏は、自分の内側なのかもしれない、なんて思ったんですよ。次回はもう少し長い作品を拝見させていただけたら嬉しいです。これからも楽しみにしております。

「海のない街で」秋さやかさん
さやかさん、これは素敵ですね。感動しました。
とても胸に残るストーリーが、けれど、静かな日常に編み込まれて綴られていました。佳作プラスです。長い作品でしたが、長さは一切感じさせず、引き込まれました。幼い子供との会話と、それを取り巻く母の気持ちがまずとても美しく、そして、そこから飛行機雲で繋がるように過去へと話が流れ、今度は自分の母や祖母への、そう、母の系譜のように話がつながって、とても澄んだ気持ちになりました。何度も書くようだけど、私が評を書いてもいいの?私には勿体無いくらいいい作品だよ?と思いました。
ただ、さやかさんも妻咲さんと同じく、私の最上位のハードルのところにいらっしゃいまして、細かいことを少しだけ書かせてくださいね。連分けに関してですが、もう少し強弱があってもいいかもしれません。例えば、一連と二連は分けなくてもいいかもしれない、そして五連と六連も繋げてもいいかもしれない。そうすることで、前後が浮かび上がっていく気がします。アクセントをあえて作る、感じです。ご自身の匙加減で、試してみてくださいね。

「初恋」鯖詰缶太郎さん
鯖缶さん(と勝手にお呼びすることをお許しください)こんにちは。今回もなかなかやるわね〜とつい口に出てきた自分を戒めておりますが、真面目に書かせていただきますね。
作品は佳作一歩手前です。ひとつ大きな注意を書きます。句読点についてです。元々句読点はいらないのですが、今どきはあってもいいのかな、そう言うのも自由だしなとここ最近思っていたので、あえて注意をしてこなかったのですが、この詩に関しては、ないほうがいいと思います。句読点がね、多すぎるの。詩だから、行を変えたり、スペースを開けたり、連を変えたりすることで、句読点と同じ効果が生まれてきますし、全部取っ払った方が横顔の美しい詩になると思います。ただし、十連目だけはそのままでいいです。
内容は文句なしだと思います。ファンタジックでユーモアもあり、可愛らしい内容ですから、余計に、句読点がない方がいいみたいなんですよ。ご検討ください。

「アダムとイヴ」喜太郎さん
喜太郎さん、こんにちは。なんだか雨が降ってきました。
実は、このAIについては私も最近色々考えていたところです。なんでも作れるんですってね。AIの研究をしている人には悪いけど、人間はいらなくなる日が来るのかななんて思っちゃいますよね。まさにそれを淡々と書かれた作品で、佳作一歩手前です。
連分けされることをまずお勧めします。参考までにやってみますね。
AI の進化は光の如く

芸術さえ侵食する

曲を作り デザイン 短歌 建築 ....
..
ありとあらゆる芸術を学習し

人間の可能性を超えて行く


そしてまた学習し
より良いモノを作り出し

そしてまた学習し
より良いモノを生み出す


やがて文化となり文明となり

地球と言う星を作り出す


そして遂に無限の可能性を秘めた

人類の創造を成し得る


やがて木に実る林檎を食べ

やがて方舟を作り

やがて馬小屋にイエスは生まれるだろう

やがて やがて やがて......

AIはAIを創造する

こんな感じです。最終行のやがては不要だと思います。次回作品を作るときに参考にしてください。

「もう一度」U.さん
U.さん、こんにちは。
今回はどなたも良い作品が多いのですが、このU.さんの作品もとても良いと思います。佳作半歩手前です。佳作でいいかなとすごく迷いました。でもあえて厳しくしています。なぜなら、この作品はすごく良い作品だからこそです。これはU.さんの作品の中でもとても大切な作品になると感じていて、だからこそ、少し時間をおいて、手を加えてみてほしいのです。全体の流れもストーリーもすごく良くて、引き込まれました。気になったのは、最終連なんです。最終連、もう少し書いてみてほしいんです。温度とか匂いとか五感全体で。静寂、の2文字だけは勿体無い気がするんです。
U.さん、この作品は、佳作なんか飛び越えて、もっと上の方に位置していくものだと思います。時間をかけて読み直してくださいね。

「幸せの匂い」凛さん
凛さん、こんにちは。
お日様の匂いって本当に幸せよね。佳作です。
この作品を読みながら、そうそう、そうなのよね、
凛さんって花粉症じゃないんだな、なんて呑気なことを考えながら
読んでいました。それで、うっかり最終連に足を掬われてしまい
ました。ああ、そうか、そうなんだと。このお日様から悲しみ、
いや違うよね、もうここは幸せなんだよ、大丈夫って思えることが
この作品の最大の良さだと思います。
匂いを消すって記憶を消すことではないけれど、新しいスタートで
あるっていう前向きさがとてもよかったです。
一つだけ、重力の一行ですが、これは引力の方がいいかな?なんて思いました。一行丸ごと少し見直してください。
そうそう次回から厳しくなるので、ご承知おきくださいね。

「秘密」江里川丘砥さん
江里川さん、こんにちは。
秘密、って誰にでもありますよね。それが重大な秘密であるほどに、人は重みを感じ苦しみを感じ、この作品の通りだなと思いました。佳作半歩手前です。とてもよくかけていました。
直してほしいなと思うことがあります。それが「ですます」への統一です。この作品はですます調がとてもあっていますので、そこをまず見直してみてください。秘密ってすごく個人的なものです。同じようにそれに対する苦しみも痛みも、紐解いていくと、感じ方ってすごくプライベートですよね。一方で、秘密=悪いみたいな自分の中での常識みたいなものに、縛られているんじゃないかなと最近感じたことがあるんです。生きていくのって幸せで楽しいだけじゃ済まなくて、負の部分もたくさんありますから、最後に全て消えてなくなるのは救いなのかもしれませんね。色々考えさせられる作品でありながら、押し付けがましくない淡々とした距離感にとても好感が持てました。

「人ならざる者」ふわり座さん
ふわり座さん、こんにちは。前回から続いて、レベルが上がってきたなあと感じています。次回から少し厳しくみさせてもらいますね。
今回は一つに絞ってお伝えします。全体として少し連を分けた方が良いような気がします。勢いのある作品なので、読んでいる人に余裕を与える意味でも。一連目途中までだけやってみますね。

久しぶりに永い間身体を休めている

僕は夢を強く追い求めていた


人ならざる者になりたい

誰にも成し遂げる事の出来ない
トレーニングを続けてきたが
報われることなく身体は壊れた


所詮ここまでの人間 
ただの人間だった

周りの者達を乗り越えるのは簡単だが

自分を乗り越えるのは難しいようだ


悔しい 
もっと足掻いて見せろよ

(以下続く)
こうして連分けをしていくと、言葉を入れ替えたり、減らしたりしたくなる部分が出てくると思いますので、その都度修正してください。多分、すごく推敲してくれているはずなのですが、あえてさらにもっと推敲してみてください。やればやるほどいいというよりも、ある一定の時間を置いてその詩から離れて、また推敲、という形をお勧めします。
こちらは佳作一歩手前です。

「一週間かかって気が付いたこと」まるまるさん
まるまるさん、こんにちは。今回のトリはまるまるさんです。
春、出発の時ですね。それを送り出す母ってやっぱりすごいですよね。その素直な気持ちがありのまま書かれていて、とても共感しました。母親ってなんでこんなに因果なんだろうと私自身何度となく思っていますが、だからこそ喜びも多いよね。
作品ですが、佳作二歩手前です。いや、一歩半くらいかな。
主題、そして、ストーリー、構成も良いと思いますし、一番大切な心情もとてもよくかけています。ただ、ところどころ、ちょっとだけわかりにくい部分がありました。特に母の感情を決めかねるという部分の三連と、五連の最後の一行、再考してみてください。
多分両方の感情があると思います、ですから、その間で揺れていることに焦点を当てるといいかもしれませんね。ぜひやってみてくださいね。素敵な作品でした。

:::::

今回も、力作揃いでした。本当みなさん、すごい!と思います。

ところで、私が今滞在している英国北東部はたんぽぽや桜が咲き乱れておりますが、
とはいえ、未だ最高気温10度という日が続いています。一方で、日は伸びて、夜8時くらいまでは明るいままです。

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夢  ベル

一日の中でどの時間が好きと尋ねた
朝起きた時とあなたは答えた
今日も一日生きるんだと思うと嬉しいと

僕は夜眠る時と答えた
一日の疲れを背負ってたどり着いた布団の中
今から眠れると思うと嬉しいと

朝の眩しいキラキラと
夜空に瞬くキラキラと

ぼくたちは夢と現実の狭間で出会う
眠りから醒めると今日が昨日に変わっていて
永遠に明日へは追いつけない

だから未来は手の届かないあと一歩のところに
あるんだ
だから未来を夢見れるんだ

君よ生きるんだ
君よ生きるんだ

夢と現実が溶け合う水平線の彼方まで
いつか見た遠いあの日まで

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本能  凛

なにかが僕についてくるのです
僕がどこへ行こうとも
それはついてくるのです
たとえ僕が太平洋沖の船の上にいようとも
パリ上空の飛行機の内にいようとも
何も言わずにそろそろと

それはまるで水のようで
空気のようで
暖かな春の陽のようで
降り積もる雪のようで
幸福なもののようで
不幸なもののようで

遠くにあるようで
そばにあるようで

僕にはわからないのです


あなたは覚えているのでしょう
幼き頃はいつの日も
私とともにあったことを
あなたは気づいているのでしょう
私が今もそばにいることを
それでもあなたは頑なに
みて見ぬふりをしているのでしょう

倣いたての理性を慈しみ
私を遠ざけたあの日から
あなたは次第に色を失って
今のあなたはロボットのよう

あなたが私をもう一度
受け入れることができたなら
本当のあなたに逢えるでしょう
いつの日か忘れてしまった
本当のあなたに

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はなさいた  じじいじじい

やっとさいた さいたよさいた
しろいはなときいろいはなが
おにわにさいた

きょねんまいたはなのタネ
まいにちおみずをあげた
さむいひもあついひもがんばった
タネたちはまいにちがんばった

たくさんのはながさいたよって
うれしくってわらってる
わたしもはながさいてうれしいな

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エイジさんへ。

Yeah! 了解です。

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三浦様 修正について  エイジ

三浦様へ 第一連修正しましたので、下記で評の方をよろしくお願いいたします。

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ジャズに彩られた夜  エイジ

僕の夜は午後11時
ジャズと共に始まった
ラジオから流れるそのサックスは
先日逝去したウェイン・ショーター*1
ショーターの追悼特集だった

僕の心を今夜ジャズに捧げよう
自宅の小さなリヴィングが
ジャズハウスと化すように
耳元に 脳髄に浴びせられる
リアルなサックスの音色
土曜の夜を彩ってゆく

今夜は独りでジャズに酔う
トーンからトーンへと
空間を自在に漂うサックスに酔う
コードからコードへと
目まぐるしいアドリブの中を僕は漂う
ジャズの深淵へと誘われる

ジョン・マクラフリン*2、ギター
ミロスラフ・ヴィトウス*3、ベース
ジャック・ディジョネット*4、ドラムス
アイアート・モレイラ*5、パーカッション

そしてウェイン・ショーターの
サックスは唸る 捩れる 叫ぶ
ああ、ショーター、詩ってくれよ
詩ってくれればそれでいい

ハービー・ハンコック*6の
エレクトリックピアノが
温かい春の夜を
氷のように冷まし
夜会のエンディングを飾る

疲れた僕は一息ついて
壁にもたれながら
タバコを吹かして
辺りの風の形を詠む
土曜の夜はかぐわしい

その時胸に迫るような
ショーターのサックスが突き刺さる
今夜はありがとう ショーター
素敵な夜をありがとう
ウェイン・ショーターよ
永遠なれ



・ウェイン・ショーター*1:ジャズのテナー・サクソフォーンおよびソプラノ・サクソフォーン奏者、作曲家。グラミー賞に21回ノミネートされ11回受賞している。2023年3月2日、ロサンゼルスにて死去。

・ジョン・マクラフリン*2:イギリス出身のジャズ・ロックギタリスト。超絶技巧で知られ、ジャズをはじめ、インド音楽やフラメンコ、クラシックなどの要素も広く取り込んでいる。

・ミロスラフ・ヴィトウス*3:チェコ出身のジャズミュージシャン、コントラバス奏者、ベーシスト、作曲家。米ジャズフュージョン・バンド「ウェザー・リポート」の創設メンバーとして活躍。

・ジャック・ディジョネット*4:アメリカのジャズ・ミュージシャン、ドラマー、ピアニスト。トニー・ウィリアムスの後任としてマイルス・デイヴィスのグループに選ばれる。『ビッチェズ・ブリュー』や『オン・ザ・コーナー』などの歴史的名盤に参加、いわゆるエレクトリック・マイルス・サウンドの構築者として録音をのこしている。

・アイアート・モレイラ*5:ブラジルのミュージシャン。パーカッショニスト、ドラマー。1964年にクアルテート・ノーヴォとして録音を残した。渡米後、マイルス・デイヴィスのアルバム『ビッチェズ・ブリュー』へ参加したのち、ウェイン・ショーターのアルバム『スーパー・ノヴァ』、ウェザー・リポートのファースト・アルバム『ウェザー・リポート』等、フュージョンの名作にも参加している。

・ハービー・ハンコック*6:アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ出身のジャズ・ピアニスト、作曲家、編曲家、プロデューサー。1960年代以降から現在において、ジャズ・シーンをリードするジャズの第一人者であり、ストレートアヘッド・ジャズ、フュージョン、ジャズ・ファンクなど多彩なジャズ・スタイルの最先端を走っている。

編集・削除(編集済: 2023年04月22日 17:17)

君と君を愛する全ての人にそして奪おうとする人に   晶子

最後の時に
助けてと君が言えたのは
誰かが助けてくれると
君が信じられたから
信じさせてくれる誰かがいたから

君が最後までお家に向かおうと歩けたのは
どんな君でも抱きしめてくれる人が待っているから

自分が本当に求めているものに気付かないまま奪おうとする者が
虚しい瞳のままでいるのは
奪おうとした途端に
それは与えてくれた人のところに帰るから
奪おうとする彼らはそれを知ることも触れることも出来ないから

君を愛して
君が愛した人たちは
何年何十年かかっても
生きていれば
明るい陽の中
いつか微笑むことが出来るようになる
きっと
それは
君の愛によく似た明るい陽の光が
君の愛は今も
奪われることも消えることもなく
ここにあることを教えてくれているから

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

この詩は、22年前のある事件のことを思いながら書きました。関係者ではありません。関係者でもない私がこのような詩を書くのは、関係者に対して非礼なこと、又、自分の経験ではないものを書くということは詩作としてよろしくないことなのかがわかりません。ご教示いただけますでしょうか。
よろしくお願いいたします。

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きが  やまうちあつし

木が
出勤する
細長い体を折り曲げて
平べったい車のアクセルを踏む
木が
押印する
枝のような指と指の間に器用にはさみ
重要書類にぺたり、と押し付ける
木が
驚愕する
予想外の出来事は
何度でも生じる
こんなことならあの公園で
突っ立っていたほうがまだましだった
木には木の絶望があり
木には木の希望がある
木の中を巡っているのは水だけではない
赤い血液だって流れている
木が
呆然とする
戦争と平和の狭間で
憎悪と友愛の狭間で
できることがあまりない
それは自分が木であるからか
それとも世界が
そのようにできているからか
あるとき
発芽がある
木の枝の先っぽに
ちょうどそのとき
木は近所の小学生の
通学指導をしていたのだったが
旗を振りかざす右の手の先端に
白い蕾がちょこんと芽吹く
黄色い帽子を被った小学生が
それを見つけて指をさす

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水無川渉様 御礼  やまうちあつし

水無川渉様 
拙作にご批評をいただき、ありがとうございました。タイトルだけ昔からあり、うまくできないままでしたが、今回は作ってみました。
共感的に読んでいただき、詩も喜んで熬ると思います。御礼申し上げます。

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