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この度もお忙しいなか、評をくださいましてありがとうございました。秀作プラス、嬉しかったです。
アドバイスをいただいた球場の網の部分や夏を強調するところは確かにそうだなと思いました。
5連の桜にまつわるエピソードもはじめは書いていなかったのですが、物足りないかと思い書き足した部分なので、もう少し深めてみたいと思います。
題材にした道は就労のための訓練をする場所へ通う道でした。様々な理由を抱えた人が入っては訓練を終え次の場所へ向かっていくような所でした。そういった雇用に関する背景を思わせるように意識して書けていた訳ではないので、そこまで読み取ってくださったことにすごくびっくりしました。
いつも丁寧に読んでいただきまして、ありがとうございます。
また投稿をすると思いますのでどうぞよろしくお願い申し上げます。
拙作へのメッセージ、ありがとうございました。ちょっと驚いています。
あれは、技巧も仕掛けもなく(最近、そういうの苦手)、思った事を日記風に書いたものでした。
永井氏は若い頃、美人。お年を召されてからは上品で可愛らしいおばあちゃん、といった風情でありました。
九十七歳、老衰。やり切った人生だったことでしょう。
あの日、文学館を出て商店街で汁粉を食べて帰りましたとさ(笑)。
感想、誠にありがとうございました。
いつか、
つかまえそこねた
蝶は、
今ごろ、
だれかの
天使になれたのだろうか?
虫取り網を持った
僕の前で、
君は
東京タワーを見て、
しぶいくせに、
なかなか、おっきいなあ、と言った
その時、
僕は、
君を、つかまえるのが
つい、遅れてしまった
ずいぶん、
ばかばかしい事を言うもんだ
と、わらってしまった
いまさら、おおきさの話なんて。
蝶は飛べるのに。
ふふ。
まだまだ、しょうじんがたりませんなあ。
君はそう言って
僕に、微笑んだ
なにか、合点はいかないが
なぜか、言い返すのも
ちがうような気がした
じゃあね。
部屋に、人を待たせてるんだ。
と、君は言って、
すきとおった羽根を
ひらひら、とさせながら
蝶は、踏切の向こうへ
飛んでいった
(すきとおった羽根。ではなかったかもしれない。その時の僕には、そう見えていたのだが、よくよく考えれば、彼女のあの時の笑った顔を思い返すと、若干、いじわるな顔だったような気もするから、すきとおる、は違っているかもしれない。ちょうど、一休さんが、この橋、わたるべからず。と、書かれた看板を見て、橋の中央をドヤ顔で、のし歩いていく、あの時の顔に似ていたような気がする。)
あのときの、虫取り網は
今、持つと、とても恥ずかしくなるくらい
ちいさく、ちゃちなものになってしまったな
僕は、
ベンチに座り
東京タワーを、眺めながら、
ああいう天使も、ありっちゃあ、ありなんだけどなあ。
と、思いながら
すこし、くたびれているネクタイをほどいて
煙草に火をつけた
島様 詩の評をありがとうございます。
今回の晩春のくだりは完全な僕のミスです。この詩は初春に書いたのですが、今丁度ソメイヨシノなんかは緑々とした若葉をつけて、ツツジが蕾をならす頃ですね。なんで晩春って書いたのか……島様の案のように冬のあいだとするのが詩的にも正解かと思います。何度書いてもミスしてしまいますが、呆れずにご指導をお願いしたいところです。また次に向けて書きますので、宜しくお願い致します。
お忙しい中、いつも丁寧なご批評をどうもありがとうございます。
以前にも読み手の受け取り方をよく考慮した言葉を使って書くようにとご教示いただいたのですが、うまくできませんでした;
今回は詩の長さ、構造が問題なのですね。仰るように、出だしの2行は書き直すことにいたします。
この詩は個人的な事情から大変落ち込んでいた時期に無理やり書き始め、長い間抱え込んでいたのがつらくなり手放した格好のものなので、そのような心情の暗さが反映しているのではないかと不安でした。
実は私はこれまで詩誌というものに関わったことはなく、職業は畑違いの医療従事者です。
詩として体を成すようなものは滅多に書けませんが、それでも書きたいという気持ちはありますので、今後ともご指導のほどよろしくお願い申し上げます。
島様、この度は、私の「二人称」に評をいただきありがとうございました。
実は、私は自分が書いた詩を誰かに読んで感想をもらうというのが初めての経験でした。ですから、どんな評をいただけるのかワクワクしていました。私が、この作品で好きなポイントをお褒めいただいてとても嬉しいです。
詩に大事なことは「人間」を描くこと
私もそのように思いますし、とても大事なことだと思いました。これからも意識していこうと思います。
また機会があれば是非よろしくお願いします。
島様、評のお礼
このたびは「闘志を燃やす春」に評をくださりありがとうございます。
名作、代表作入りとのこと、大変嬉しいです。今回ばかりはここまでご評価いただけるとは思っていませんでした。「文体がキレイになってきた」のお言葉が特に嬉しかったです。
はい、6連はちょっとバタバタしていますね…ふわふわした、とめどない感じ?を表現したかったので、今回はたまたまよかったものの、推考不足を痛感しています。もう一度投稿前に推敲していいと言われたら、多分そこを直すと思います。もう少し考えることにします。
島様の評で、詩だけでなく、自分の生き方や感情まで肯定していただいたような気がしました。慌ただしいですが、春を満喫する毎日です。
いつもあたたかい言葉をかけてくださり本当にありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします。
島様、ありがとうございます!
お忙しい中、丁寧に読んで頂けたこと、大変嬉しいです。
娘が幼稚園の間、早朝5時から8時でパートをしていました。娘が寝ている間にこっそり抜け出して。
おっしゃる通り、冬は過酷でした!
それでも月も星も空気も美しく、それだけが支えだったような時間を、詩として残しておきたかったです。
実際は工場ではなくスーパーの駐車場だったので、
私よりももっと早く働き始めている人の車かな?と想像してしまいました。
まだまだ力不足ではありますが、この光景をなんとか伝えることができ、書いてみて良かったです。
ありがとうございました。
薄明をゆく
砂の城を壊してきた
公園の帰り道
あっさりと
繋いだ手を解くと
空を指差して
あの海に
いつか行きたいね
と言うあなた
そのみずみずしい言葉に導かれ
視線をあげてみれば
伸びやかにたなびいている
紺青色の層雲
たしかに海みたいに見えるけど
あれは雲だよ
と
少し遠慮がちに
わたしは告げる
そうなんだ
行きたかったのに
どこへも行けない
と思っていた幼少を
あなたに引き渡したくなくて
慌ててつけ加える
いつか行こうね
あの雲の向こうの
たしかに名づけられている海岸へ
いつ?
いつ?
と聞いてくるあなたの耳は
わたしの答えではなく
通り過ぎる列車が連れてきた
波音を聴いているのかもしれない
ママみて
と催促ばかりするあなたの瞳は
わたしではなく
小鳥のはばたきに煌めく
波しぶきを見ているのかもしれない
空の淵まで満ちてゆく
あなたの海を
あるいは海の底へと
深まってゆく彼方の空を
飛行機が渡る
灯火を明滅させながら
あの機窓におでこをくっつけて
こちらの街灯りを見つめる誰かと
あなたは
出会うかもしれない
未来と
過去が重なる
飛行機が
遠い星を横切るとき
長くなったあなたの髪を撫でると
脳裏に浮かぶ
凛と立つ床屋の母の理髪姿
家業を手伝い
家業を守り
どこへも行かなかった
祖母や母の
悲しい言葉に埋もれながら
それでも繋がれてきたのは
埋み火のように
息づいていた希望
引き潮のなかへ
星が流れ
砂浜の一粒となる
叶わなかった夢たち
いつか
あなたを待ちわびた海から
飛び立つための
風が吹くだろう
その冷たさに
内側の熱は光るのだから
やがて降りだす雨に
ゆくさきの水平線が
滲んで消えてしまいそうなときには
目を閉じて
この懐かしい昏さを
思い出して
そこにあるかつての足跡が
あなたの踏み出す一歩を信じている
いまあなたが
振り返りもせず
あたたかな眼差しを
信じているように
ひらかれてゆく時間と
終わってゆく時間の
狭間を埋める
眠そうにたわむ送電線から
夜は滴り落ちてきて
足元の影が
闇に浚われるその前に
あなたと手を繋ぎ直して
進んでゆく
ここは
海のない街だけれど
空の海には
行けないけれど
空を支えながら
どこまでも続いていく
この鉄塔の終わりは
海かもしれないと
ふとおもった
三浦様の詩は、いつも大変楽しみに拝読させていただいております。
4/7の「文学の糸」…殊に感銘を受けまして、ご迷惑になりはしまいかと不安になりつつも、お礼の筆をとらずにはいられませんでした。
私も、文学館閉館のニュースを耳にし、三月末に、しばしのお別れの挨拶に行ってきたばかりだったのです。
雨ではなく、日本中が野球の快進撃に沸く薄曇りの日でしたが…、私の心情は三浦様の詩と全く同じ。
代弁していただいているようで、深く胸に刺さりました。
土地ゆかりの文学者の展示の中、小さな部屋でひっそりと開かれていた追悼展…
歴史学界の新しい研究にも常に目を配られ、多面体としての歴史の姿を、正に「時空を越えて」「手書きで」届けてくださった作家さんでした。
詳しい生い立ちを初めて知り、偉業に改めて感動し、久しぶりに著作を読んでみようと考えていた矢先の「文学の糸」との出会いでした。
三浦様が紡ぎだしてくださった「文学の糸」…畏れながら、私にもつないでいただけた事、大変嬉しく感じております。
目の前に『炎環』があります。
文学館が長いお休みから目覚めるのを待ちながら、稀有な歴史作家が遺してくれた文学の糸と、三浦様からいただいた「文学の糸」で、刺繡をしたり、編み物をしたり…楽しんでまいりたいと存じます。
素敵な詩をありがとうございました。